P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

俺の山 - INDIAN Himalayan at  Himachal Pradesh (Chamba) - Last part

 Himachal Pradesh,Chamba districtの - Bharmour(バルモール) - です。

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自分が滞在していたChambaの中心地から約60km.

バスで約2時間半、2度行きましたが最初は一人でバスに乗って。

2回目は弟分のAjayとバイクでManimahesh Yatra(Manimahesh Lakeへの巡礼)の際立ち寄りました。

リンゴとアタ(チャパティの原料)の産地として有名。

 

最初は12月の初旬に行きましたが、夜の気温は0度以下と思われかなり冷え込みます。。。標高は約2,100mですので当然ですね。。。

その時は山中に入ってトレッキングというよりは周辺散策程度でした。

詳しくは知りませんが、ここに住んでいる人々はGaddiという部族になります。

Jhumarもそのようで言語もGaddiを話します。

友人曰く、現在Gaddiが住んでいる地域は Chamba / Bharmourエリアだけとの事。

 

Jhumarもそうでしたが、散策していて人々の生活に特徴を感じました。

特に女性との接触に対してです。

男性と二人で話せない、女性一人で外出できないなどインドに長くいればいろいろなところで見かけますが、この辺りは特に強いですね。

ただし以前と違って山の中にいてもいろいろなことを知ることができる時代です、外国人に興味がある子も多いのです。

中学生くらいの年齢になると家族の目が厳しくなりますので、自分と話すのに背後をかなり気にして、家の門から半身で話したりします。外で話していた時にすかさずお兄さんがとんできて会話にさりげなく加わってきたりすることもありました。

 

さてこの辺りですが、周りを完全に山に囲まれている山村。

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重要な建築物がありますが、あまり詳しくは知らないので一度ざっと見に行ったくらい。

最初のバルモールは3日間滞在し近辺をうろうろと歩き回りました。

 

こんな道路をかなりすっ飛ばして5,6時間かけて向います(途中休憩あり)

Chamba to Bharmour

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バルモール到着

雰囲気はチャンバ近辺の山村とあまり変わりませんが高山がより近いです。

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バルモールの重要な寺院

Chaurasi Temple

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Dhauladar山脈

これを超えていくとダラムサラにでます。

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拠点にしたのはこのホームステイ

気のいいおばあさんがいろいろ世話を焼いてくれました。

部屋は2畳くらいしかなくシャワーも水のみ。150ルピー(2006年当時)

本来巡礼の拠点になるのでホームステイやゲストハウスがまずまずあるのですが12月のローシーズンに行ったので宿泊施設は2件だけでした。もう一軒はやや高級のログハウスみたいなところ。

Sunrise Homestay

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初回は3泊のんびりして帰りました。

 

しかし帰り道に。。。。

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奥のバスは自分が乗ってきたバス

 

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ジープの前輪がすっ飛んで道をふさいでます。

野次馬がワイワイとあーしろ、こーしろと意見を出し合い何もしないこと2時間。。。

最終的な解決方法は荷台のセメントを降ろして男連中(自分含む)でジープを持ち上げ壁際に移しました。

 

2度目はマニマヘーシュ巡礼登山:Manimahesh yatra

Manimahesh Kailash (5,653m)

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シヴァ神の住処と捉えられている聖地。

登山史の中では未踏峰との事ですが1968年にインド-日本の合同隊が登頂を試みようと組織され中止になってます。

やはりこのような信仰の山をピークハント目的で登るのは問題が多いのでしょう。

以前、チベットカイラス山の登頂許可を中国政府が出し大変な問題になってましたね。。。

 

この地の事はチャンバに来る前から知ってましたが、実際に行こうとは思っていませんでした。

Chambaで日中はゴロゴロ、夕方から店の手伝い(モモの下ごしらえ)をしていたころAjayから「何年も行ってないからManimaheshにYatra(巡礼)に行かないか?」

と声を掛けられました。店の連中に声をかけると最終的に自分が行けなくなるので(一応リーダーだから)二人で行こうとの事。。。

 

このバイクでいきます。

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行程

一日目

Chamba(自宅)⇒バイク(二人乗り)約80kmのHadsar⇒6kmのトレッキングでDhancho

Dhanchoにはティーストールと常設テントがあり食事も採れ泊まれます。

このDhanchoで1泊しますが、ここにあるDhancho Fall(ダンチョ滝)で聖地に入る前に身を清めます。てっきりこれはマストだと思ってたんですが結構素通りする方がいましたね。物凄い冷たい水を浴び芯から体が冷えますのでマストじゃないなら軽く済ましたかったですが、Ajayが浴びねばならない!みたいなこと言うので腰巻いて浴びました。

 

二日目

Dhancho⇒Manimahesh Lake(3,950m)⇒Hadsar⇒Chamba(トレッキングの距離は20kmと強行!)

早朝Dhanchoを出発

何度か沢を渡り谷に付けられたジグザグ道をひたすら登るとManimahesh Lakeに到着するわけですが道はすこぶるいいです。巡礼者がメインで歩くので難しいところは一切なく天気さえよければ景色もサイコーです。一応4,000m近いので問題は高度くらいかと思います。

当時カメラにほとんど興味がなく記録として残そうなんて思っていなかったので、持っていってませんでした。上の画像はAjayにもらった物(多分ショボいスマートフォンで撮ってます。)

 

すばらしい経験が出来ましたが本当に疲れました。

また行きたいと思いますがこの工程ではもう無理ですね。。。

 

最後に。。。。未達成のトレック

インドにダライ・ラマが居住しているのは有名で、大勢の日本人がダライ・ラマの住居があるDharamsala(ダラムサラ)に訪れてます。このチャンバとダラムサラDhauladar (ダウラダール)山脈にさえぎられており直線距離はたいしたことないのですが、車で移動すると7~9時間くらいかかります。ところがこの山脈はIndrahar Passを通ることによって3~4日のトレッキングで抜けられるのです。ダラムサラには外国人を含む観光客がとても多く、このコースは比較的ポピュラーなのですが、時間の限られている旅行者はダラムサラ側の最初の中継地Triund(2,994m)/トリウンドまでしか行けない方がほとんどです。(自分も含め)

いつかここを抜けたい考えていましたが、結局は未達成でインドを離れてしまいました。

今後インドに行くことがあってもIndrahar Passをチャレンジする事はない(そもそもダラムサラに行く気がありません)と思いますが、あの時行っておけば、、、と思う場所の一つです。