P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

裏高尾を歩く -15JUL'2018-

裏高尾

景信山(727m)

日本到着後、20年来の付き合いのある御婦人(カズエさん:齢71になるそうです)に連絡を入れました。

「それは丁度いい!と明日の朝7時に京王新宿駅の改札前で会いましょう!」と。。。

どこへ行くかの連絡はなし。。。いつものことなのでかる~くハイキング程度の準備をして行きます。お弁当は必要ありません。いつもこさえてきてくれます。

カズエさんは自分の里山の先生で今でも簡単な低山/里山のガイドをボランティアでしています。

花のなんちゃらみたいなツアー登山のインチキガイドを日本在住時にしていたので高山植物は多少しっておりますが里山の花や植物には疎いです。里山の植物についてはほとんどカズエさんに教えてもらいました。カズエさん花が咲いていなくても葉っぱの形等でわかってしまいます

もう高齢の部類に入るのでそんなに高いとこにはいかないだろうと思いましたが、どうせならと届いたばかりのザックに無駄なものを沢山いれ重くして行きます。

hirobkk.hatenablog.com

当日、京王新宿駅で再会し電車に乗り込みます。。。

カズエさん曰く今日は高尾まで行きそこからバスに乗って高尾山の裏側から景信山ー城山ー高尾山と歩こうかとの事。

この辺を歩くのはカズエさんも久しぶりで、今年ガイドのボランティアでやろうと思うので下見も兼ねてきていってみたいそうです。

ただし朝から異常に暑いので景信山を登った後は様子をみて降りてしまう事で意見は一致。

高尾山周辺でルート案内などちょこちょこあると思い問題ないと思いますが、自分もこの山域は来たことありますがほぼ記憶にありません。

そこでカズエさんが出してきたのは全く高尾周辺の記載のない奥多摩の地図、、、、。

カズエさん「これに載ってないのよね~」

そりゃそうでしょ、、。奥多摩の地図なんだから。。。

カズエさん「でも大丈夫!これに載ってるから」

と出した本がなんと

るるぶ高尾山 2009-2010」なる雑誌。

なかを見ると景信山についてはルートに’ついてはたいして載っていなくどの変にあるか程度。。。

まあ、、いいでしょ。。高尾山だし。。。

しかし登山歴が約50年のカズエさん(若い時の登山ブームであちこち登りまくりオーストリアのチロルにも数回言ってます)、、、るるぶで山を登ろうとするところが流石ですね。。

ごちゃごちゃやっているうちに京王線高尾駅~小仏バス亭と1時間半で登山口に到着。

しかし流石に週末の高尾山域。。。物凄い人。。

高尾駅で小仏方面のバス停には人だかりができており臨時便がでてました。

陣馬方面のバス停はさらに倍くらいの人がいました。このくそ暑いのに。。。。。

 

バスの終点である小仏で降りたのは10名程度。

のんびりだらだらしている我々は最後にスタートしました。

まずは20分程車道を歩きます。

カズエさんがいきなり発見!

ですな。。。実がつき始めてます。

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浅利神社入り口

風情のある橋と階段

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歩き始めて20分、登山口に到着!

暑さのためすでに疲れてます。。。

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ここからが山登り!

アスファルト歩きよりはるかに楽になります。

 

新緑の時期ではないですが登り始めはいい彩の中を歩きます。

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しかし20分も歩くとこんな感じに。。

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この辺は植林天国。

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こんなところを歩いていてもカズエさんは足元を疎かにしません。

葉っぱを見てはこの花の開花はいつで花の色はなんで、、などなど話してくれます。

 

この穴は蝉のサナギが地中から出てくるときの穴

この踏み固められた地中からよく出てこれますね。

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すぐ横の草むらにて。

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抜け殻を残して飛び立っていった跡。

こんなのを見るとこの森も生き物の源となっていると感じますね。

 

ようやく稜線の分岐まできました。

通常50分位でくるようですが、途中で遊びまくっている我々は1時間半かけて上がってきました。

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稜線を30分くらい歩くと山頂です。

 

山百合

匂いがほとんどないのでそろそろ散ってしまいますね。

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公衆トイレまできました。

ここまでくれば頂上はすぐ!

カズエさん曰くギリギリ使えるレベルとの事

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景信山

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まだ時間がはやいのであまり混雑してません。(AM10:30)

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食事、ビール、ソフトクリームとなんでもあります。

カズエさんは到着するなり「コーラ!!!」

そしてがぶ飲みしてました。

71歳まだまだ元気です。

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風が気持ちいいのでここで早い昼食をとります。

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ここに1時間くらいいたらどんどん人が登ってきて混雑してきましたので出発します。

 

ここからは高尾山方面に歩いていきひとまず小仏峠を目指します。

 

山頂直下は八王子方面がよく見渡せます。

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小さなお花畑もあります。

キキョウの花とギボウシが咲いてました。

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マムシグサ

相変わらずグロいです。

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50分程で小仏峠に到着

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樹木が綺麗です。

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甲州街道で山梨側に降りれば相模湖に出ます。

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この小仏峠明治天皇が山梨に行幸へ行く際に休憩をした場所であり記念碑も建ってます。

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さて今後のルート。。。

このまま城山を上がると高尾山経由でさらに2時間半ほど歩きます。

カズエさんは「もう時間などの目安もついたので降りてもいいよ!」 

時間もまだ早くどちらでもよかったのですがそんなことを言われると急に下界でビールが飲みたくなり降りてしまうことにしました。

 

下りもの~んびり降ります。

タマアジサイにハチが2匹ついてます。

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約50分程で降りてきました。

跡は車道を20分歩いてバス亭に向かいます。

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日光の直撃を受けているバス停で待つのもツライ。。。

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時間が早いせいかバス、電車ともにのんびり座って帰れました。

 

本日試した " Low Alpine "のザックですが、やはりいいですね。

肩、背中のパッドはうすくさっぱりしてますので重い荷物を持ったときにどうなるかです。今日は7,8kg程度でした。

 

本日の感想

真夏の低山だけあって暑さが激しいです。

ただし樹林帯の雰囲気はよく風をそこそこありましたので気持ちよく歩けました。

次は春先辺りに来てみたいですね。

 

ルート

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