-マハチャイ市場-
前回のサラヤ市場に続いて。。。その辺の市場シリーズ。。
自宅から25kmと近くもなく遠くもなく。。。。
バンコクに出るよりは近く道もたいして混みませんので行き易い。
TAXIで20分/THB 200
ソンテオ、バスの乗り継ぎで40-60分/THB 25
この差ですので迷わずソンテオ、バスで向かいます。
立地的に目玉は当然魚介類!!!
うちはイカ、カニ、エビ、貝は控えてますので(食べないわけではない)フィッシュ狙い。
国鉄マハチャイ駅周辺に市場が広がってます。
アンパワーまで電車で向かう方はこの駅で降りて渡し船に乗り換えますので立ち寄った方も多いでしょうが、売り物は主に生物なのであまり買い物して帰る人はいませんよね。。
我が家は6月に旧友タクミ君一家と一泊旅行に来た際ここでランチをとりました。
アンパワーへ行くときは通常、乗合バンで行ってしまうのであまり寄りません。
我が家から行くにはまず大通りにでて No.170のバスに乗ります。
本来なら途中で別のバスに乗り換えるのですが、出発が遅くなってしまったため(バスの乗り継ぎは路線の関係でかなり遠回りします)半分バス、半分タクシー。
所要40分くらいでマハチャイ市場に到着!
真中に見えるビルがツアー客ご用達、業界内でMAHACHAI SEAFOODと言われている【Tha Ruea fish restaurant Samut Sakhon】
6月のタクミ家との旅行でもここでランチをとりました。
市場のメイン通り
まだ時間が早いので入りが甘い。。
ざっと通りを抜けてひとまず昼食。
そもそも昼食とれそうな店が以外と少ないので、入れるところで一番雰囲気が良さそうなここで食べることにします。
【หมูเต๊ะ】
女親子3代でやっているようで孫も店で手伝います。
このおばさんが店主のようですが、荒っぽく声もでかい!そして親切という地方にありがちな旨そうな店の条件を備えてます。
注文したのは下記2品
ムーサテ(หมูสะเต๊ะ)
豚の柔らかさ良し!
自家製ピーナッツソースが好みに合います!
クイティアオルークチンプラー(ก๋วยเตี๋ยวลูกชิ้นปลา)
本当はトッピングのムーデーン(焼き豚)はいらなかったんだけど、言い忘れてしまいました。
スープがいいですね、ルークチンプラ―(魚肉団子)もフレッシュ。
手伝いに飽きたのか落ち着かない孫は通りで一人遊びを始めます。
因みにこの店で一番語学が堪能(サンキュー、ウェルカム程度)なのは彼女で、おばあさんがやたらと英語(因みに自分の英語力は彼女とどっこいどっこいでしょう)でそこの日本人に話しかけろ!とけしかけてました。
そして、食後は歩きます!
ここは旧市営市場
どデカいですが、現在はほぼ空き家で散髪屋など数件が入ってるだけだそうです。
マハチャイ市場周辺にはこのような住宅が並びます。
建物にはどこもこのマークが。。。
อาคารราชพัสดุと記載があり、カラヴィンカ(kalaviṅka)のシンボルからタイ財務省の管轄であることがわかります。簡単にいえばここは公営の建物で使用者は安い家賃と税金で借りることができるのです。
昼食を食べたBan Chao通りの突き当りに怪しい廃墟・・・
旧【มหาชัยรามา】マハチャイラマシアター
マハチャイシアター閉館後⇒カイロピラミッドミュージックハウス(カラオケとかバーですかね?)
何故にマハチャイでピラミッドなのかと。。。
このシアターの立地は通りの突き当り、タイ的になのかわかりませんがこれはビジネスが上手くいかない条件なのだそうです。何か問題があっても通りの突き当りにあるとかわすことができないとか。。そのため何かトライアングル(ピラミッド)、鏡(ピラミッド上にミラーを設置)を置いて跳ね返すの意があります。
建物の右上に「ฟาโ」とありますが、これは恐らく「ฟาโรห์ / ファラオ」!
รห์の2文字は壊れてどっかいっちゃったんでしょう。
ピラミッドの意はわかりますが、のっけてカイロ、ファラオとか関連ありそうなものをわざわざ羅列してくるこのセンスが好きです。。。
線路市場。。。
ここからさらに南下すると観光客でごった返すメークロン市場(折り畳み市場)がありますが、こちらの方がシンプル。
「電車がくりゃあ普通にどけばいいじゃねえか!」スタイル。
このオバちゃんなんか電車がきてもどきそうにない。。
線路脇はのどか。。
マハチャイ駅
この辺の建物も全て財務省管轄
電車が見えているところは駅のホームです。
そろそろ買い物をすべく市場の起点に一度戻ります。
ちょっと高いですが、うまそう。。⇒買わない
このミカン売りの後ろは。。。
電車の車庫。
ここは終着駅なのでこんな敷地がありますが、普通に歩いていたら気が付きません。
それだけ周りを市場に囲まれてるんですね。。
ごった返してます。
ここに車で突入していくんですねえ。
หอยพิม / ピム貝
サムットサコン県の名産物
1kgでTHB 1,000超える高級食材。流石に手が出ません。。。
สะเดา / サダオ⇒これは購入
すぐに悪くなるので前回サラヤ市場で買ったものはすでに完食!
マナオ
周りのチリなんかと一緒に買って、トムヤム作れ!ということでしょう。。。
エビ!
ミドリガイ
プラトゥー
プラトゥーの煮干し⇒購入!
メイン通りから路地を入ったところに魅力的な小市場があります。
このカラフルな山。。。
これはすべて干しエビ!
お隣は
ガピ(海老みそ)
買って帰りますが、どれがいいのかわからんので2番目に安い THB 80/kgを頼みます。が、この白髪のオババがかなり強烈!
オババ「80バーツ?なにすんだそんなもん買って?⇒あんたが売ってるんでしょう」
「ゲーンに使います。」
オババ「だめだそんな不味いガピを使ってたら?⇒???不味いの?」
「じゃあどれがいいんですかねえ。。」
オババ「ゲーンに使うのなら後ろの列にしな!」
要は高いもん買えって事なんですね。。
では言うとおりにして THB120のガピを頼みます。
そこでオババ「ジジイ!さっさと出てこい! THB120を1kg袋入れろや!」
*こんな感じに聞こえた。。。
すると奥からこの親父さんが登場し無言で働きます。
オババに聞くと、長年連れ添っているご主人だそう。。。
「子分かと思いました。」と伝えると笑ってました。
ปลาอินทรีย์ / プラー・インシー (ヨコシマサワラ)
一夜干しです。。
そしてさらに煮干しを購入!
手前に料金の書いたサンプルの袋がありますが、ほぼ倍の量をいれてくれました。
いくらなんでも多いんじゃないか?と言ったんですが、「もう、入れちゃったからいいのいいの。」ともってけドロボーのノリで大サービス!
魚介メインの市場ですから当然こういう子達も居ます。
これもプラーインシーの天日干し
サイズがあるせいかTHB1,000超えの干物初めて見ました。
そしてメイン通りに戻り今宵の食事に使う魚を買ってから帰ります。
あまりいいとこが見つからずにうろうろしてると、アメ横バリに大声で「プラー・ガポン(アカメ=スズキの仲間)が1尾 THB 100だよ~」とタイムセール的なものを始めます。サイズ次第だけどこれは安いってことで見に行きます。
この親父すばらしく調子がいいです。
「どこ?えっ!日本人?コンニチハ、鱈はアロイマーク」
この鱈なんですが、これが初めてではなく地方のレストランなんかでも日本人だとわかると結構言われます。日本の鱈は魚売りの中でそんなに有名なのか?
そしてこちらがTHB 100の
プラー・ガポン
おお~このサイズならいいんじゃないの?
親父に頼んで小さめのものでおすすめを包んでもらいます。
ウロコはこちらで落としてくれますが、家に帰ってから再度落としましょう。
そしてプラー・ガポンの隣の桶。。。
いくら1尾残りとは言えこりゃーないよね。。
値札なんて氷の上でいいじゃじゃん!
と買い物はここまで。。
帰る前にアイスクリームを食べ
「マハチャイアイスクリーム」
バスを乗り継いで帰りました。
本日の仕入れ!!
魚は早速調理します。
ウロコを再度綺麗に落とし、3枚に卸します。
タイ的にはぶつ切りにして鍋に放り込むか、上げればいいんですけど時間があるので。。。
因みに魚の3枚卸などやったことはありません。
料理番組なんかで見たイメージのみを頼りにこんな感じになりました。。
汚い。。。。
いいんです!人に出すもんでもなくここから美味しくできれば。。
ここは後日トムヤムにしちゃいましょう!
塩、コショウ、レッドペッパーを振って衣をちょこっとつけて焼くだけ。。
美しくはありませんが美味しくいただきました。
いままで何度も近所の朝市なんかで魚を買ってますが、やはり港町で仕入れる魚は違いますね。素材フレッシュを感じさせます。しかもサムットサコンはプラー・ガポンの有名な養殖地ですからね。。。
これから魚を買う時はマハチャイまで出てくるでしょう。。。
さて、次はどこの市場へいこうかね?