2008年 10月
12年ぶりにヴァーラーナシーに寄ったときの話。
この年はDelhiで知り合いの結婚式があったので、式の前に一か月くらいぶらつこうと思いやってきました。ヴァーラーナシーへはカルカッタから夜行列車で移動。
当時、インターネットの事も解らず、メールアドレスすら持っていなかったので汽車移動時には常に時刻表を携帯し、切符は毎回窓口で購入します。
Indian RailwayのTime Table
【Trains at a Glance】


カルカッタからヴァーラーナシー までは【3005 Amritsar (Punjab) Mail】で移動。
いつもカルカッタからの移動は【3009 Doon Express】を使うのですが、今回はヴァーラーナシー立ち寄りの為、ヴァーラーナシーに停車すればなんでもOK。
同席の方々。。。
予約席なので6シートしかないのですが、8名くらいかけてます。これも普通ですね。。。
12年振りのガンジス川。。。
乾季とはいえ水が少ない?
ヴァーラーナシー
ヴァーラーナシー到着
一応前に泊まった【オームなんちゃらゲストハウス】があるであろう辺りに向かいます。
この兄さんのリキシャで行きますが、宿名がはっきりわからないので「オーム」で始まるヴァーラーナシー 大学周辺にあるゲストハウスに適当に行って!とリクエスト。
Durga Puja中でインド人観光客も多いです。
ヴァーラーナシーはカルカッタ同様Durga Pujaの賑やかさは有名なので夜から早朝にかけてごった返しそうですね。
駅から15分くらい走ったところで最初の「オーム」がつく宿に到着。
いきなりビンゴです。リノベーションされてますが、立地は変わってないので間違いありません。レセプションで昔話をしたところ過去の宿帳を出してきてくれました、わざわざこんなことしませんのでよほど暇だったのかな?なんと1996年のページに自分のサインがありました!
「おー」
なぜか周りのスタッフも一緒に盛り上がります。
が!
「でも、今日は満室なのね、、ごめんよ」
なんじゃそりゃあ?
まあ祭りの最中なんでしかたない。。。
それでも宿のオーナーファミリーが家族経営でやっている直ぐ近くの宿を紹介してくれました。。。
多分200Rsくらいだったと思いますが、あまり料金は気にしませんでした。。
宿も決まったのでガンジス川を見に行きます。
そして街を歩きます。。。
なんだろう。。。
おなじみの路地、おなじみのガンジス川なんですが、12年前に感じたものと似たような感覚になりません。
この時すぐに思いました。。
2,3日でここは出ようと。。
12年も経てば当然街もアップグレードしたり、便利なものが増えたり、映画館がシネコンになったりします。。。恐らく自分がそういった『物』で良し悪しの判断をしてしまったんでしょう。。ただリラックスするだけならヴァーラーナシー である必要はないので、この時の自分ではそのまま滞在しても楽しめなかったでしょうね。。
もうこなったら仕方がない!と
映画を観に行きます。
すでにシネコンができてましたが、【Sajan Cinema】が未だ営業してました。。
【Kidnap/2008】
Diwaliを月末に控えてますので、弱めの映画でしたが、
Sanjay Duttの元気な姿が見れてよかったです。
そして夜はカルカッタで済ましてきたばかりのDurga Pujaを見物に行きます。
結局、この年のヴァーラーナシー 滞在は3日間。
この時以来、ヴァーラーナシー には行っておらず、行こうという気になったこともありません。
この後もカルカッタ⇔デーラー・ドゥーン間は何度も行き来してますが、ヴァーラーナシーで下車はせず常に通過してました。
この土地は、日本人だけでなく欧米人にとっても人気の土地で長期滞在者やリピーター率が高いですが、自分にとってはどうも違ったようです。。。
現在は居住地もタイに変わりインドから足も遠のいてしまってますが、今後インドに来てもヴァーラーナシーに寄ることはないでしょうね。
最後にヴァーラーナシーですが、ここは世界中のツーリストが集まるだけあってとても魅力的な場所である事は間違いありません。
ガンジス川を中心としたガートの雰囲気、人々の生の生活が見られます。緩やかな川の流れをみながらルーフトップカフェなんかにいたら1か月くらい平気でいられちゃいます。
ただ自分にとっては、いまさら知人も居ないのに行くところではなく、ましてや観光するなら行きたいとこは他にありそうです。。。
~ヴァーラーナシー 再訪~
おしまい。