カンニング・モンキー 天中(Hongkong'1978)
久しぶりにジャッキー・チェン映画を観ました。
自宅のケーブルTVでも中国/香港の映画はやりますが、あまりジャッキー映画はやってないんですよね。。。『IP MAN』の影響なのか?ドニー・イェンの出演作はたまにみかけますが。。。
自分はジャッキー世代であり、子供のころはTVで頻繁にジャッキー映画を観てジャッキーごっこにくり出したものです。全盛期はハリウッドに進出し成功もしましたが、やはりジャッキーといえばコミカルカンフー映画が神髄!
『酔拳』『蛇拳』などのカンフー修行→悪者退治ものは、80年代の日本で何度も再放送されジャッキーフィーバーが起こっおり本人もよく日本に来ていた記憶があります。
そんなジャッキーもので唯一DVDも持っているのが本作。
本当はこの映画の日本語版が欲しかったのですが手に入らず日本語字幕版となってしまいました。
ジャッキー世代の方なら皆が認めると思いますがジャッキー・チェンの吹き替えは石丸博也さんが担当。当時子供ながらにこれはジャッキーが自分で発声しているのでは?と思わせるほど抜群のマッチングでした。
基本的に映画はどこの言語を使っていて(言葉がわからなくても)もオリジナル音声でしか見ませんが、ジャッキー映画は石丸博也さんが吹き替えをしていれば日本語版の方がベストでしょう。
ストーリーはいつものパターン。
口だけは達者でカンフーが弱いジャッキーが鼻の赤い師匠と出会い修行。
修行中は真面目にやっているふりをしているがインチキしてばかり。
それでも悪党と闘いながら腕を上げていき師匠もかなわぬ悪党のボスを倒しておしまい!です。
この作品がちょっと違うところはジャッキーに怪しいカンフーを教える謎の男がいるのですが、実はこれはジャッキーの兄弟子(ディーン・セキ)であり、ひそかにジャッキーの成長を助けるのです。
また、そこそこカンフーのできるヒロインも2名登場(Doris LungとKim Jeong-Nan)し悪党退治に参加します。
通常は悪党ボスは1名なのですが、悪党グループが3団体ありこれが入り乱れて戦うのでなかなかおもしろい。。
最後は悪党グループの1団体のボスと親父さん(結局これが悪党のなかで一番強い)というのがいきなり出てきてジャッキーに成敗されて終わります。
この頃の香港俳優は全然知らないので気になった方々だけ調べてみました。
ジャッキーチェン
説明不要!アジアのスーパースター
66歳になりましたが未だ現役でアクション映画やってます。
覚えてる範囲で数えてみたらジャッキー映画は50本くらいみてます。
ハリウッドで撮った映画もいいですが、やはり香港で撮った映画の方が面白いですね。
ジャッキーで最も印象的な作品
70年代
ドランク・モンキー 酔拳 醉拳(1978年)
恐らくジャッキーを知ったのはこの映画。
最後のボス、殺し屋鉄心との闘いは見ごたえあり!
因みに鉄心を演じたウォン・チェン・リーは青森県が出生地。生まれて間もなく勧告に移ったそうです。
80年代
キャノンボール2 The Cannonball Run II(1983年)
超豪華キャストを要したキャノンボールシリーズの第2作
アメリカの賞金レース『キャノンボール』にジャッキーが第1作に続いて出演
キャストが凄すぎて出演時間はそう多くはありません。
主要キャスト
サミー・デイヴィスJr.
スーザン・アントン
などなどいますが、極めつけは
90年代
ゴージャス 玻璃樽(1999年)
この年代のジャッキー物はハリウッド本格進出や香港映画もクライムサスペンスみたいのが多いです。しかし本作はスー・チーとのロマンス物。
たいした映画ではありまえんが、トニー・レオンのおもしろゲイ演技が素晴らしい!
2000年代
THE MYTH/神話 神話(2005年)
インド、日本、タイと3各国で鑑賞のハットトリックを達成した映画!
3か国とも偶然TVでやっていたのを最後まで見てしまいました。
インドは意外ですが本作にボリウッド女優Mallika Sherawatが出演してます。
2010年代の作品はまだ未見でした。
最新作はナイト・オブ・シャドー 魔法拳(2019年)
年始に日本公開されたようで吹替はもちろん石丸博也さん(なんとこちらも79歳で現役なんですね)
ディーン・セキ
初期ジャッキー映画の常連さん。
この人は忘れられない演技しますね~
現在は俳優業を引退してます。
Doris Lung
ヒロインの一人
初期ジャッキー映画の女優さんは皆さん同じように見えますがこの人は山本リンダに似てたので覚えやすい。
Kim Jeong-Nan
名前から韓国の方ですかね~
綺麗な方ですが、カンフーの演技が一人だけ遅いのでちょっと目立ちました。
初期のジャッキー映画は師匠との掛け合いが面白いのですが、今回あまり師匠との絡みがなくいま一つ。。
最後にこのDVDをわざわざ買った理由の一つに作曲:タケカワユキヒデ、歌:Shyの主題歌があるのですが、これは日本語吹き替え版にしか入っていないのでした。。
今度は酔拳がみたくなったなあ。。