サメット島/Ko Samet/เกาะเสม็ด
現地在住の日本人などタイ語の読みそのままコ・サメットという方が多く、なんだかコメっとさんみたいな名前のリゾート島。。。
海外からの旅行者よりはバンコク在住の外国人の方に人気のあるビーチリゾートかと思います。海外から短期間でタイ旅行に来て流石にサメット島をチョイスする人はあまりないのでは。。。
やはりプーケットやサムイなどこれぞ南の島!といったイメージのある場所に飛ぶでしょう。
行ったことのある友人からこの島の事は少し聞いたことがありましたが、「やれ物価が高い!」「入島料が高い!」などあまりいい話は聞いたことがなかったんですね。
自分も、所詮はバンコク近郊のリゾートであり大したことないだろう!?と全く興味も持っていませんでした。
ところがある時、バンコクで古いアルジェリア移民ドイツ人の友人であるNordinとその他数人と食事をしていたところ
Nordin「俺にとってベストのリゾート島は“サメット島”である!」
と意外な発言。。。このNordinですが1990年頃からタイに上陸しており最初の数年はほぼタイに滞在、その後も年の半分はタイに滞在しているベテラン在住者。ビーチリゾート渡航歴は南のリぺ島、タオ島、パンガン島、サムイ島、東はチャン島などなど天国みたいなリゾートに長期滞在していた経験のある男。
その男がサメット島がベストというほどだから一度行ってみよう!ということになって2015年になってようやく女房を連れ出し2泊3日で最初のサメット島。
すでに2015年の時点ではタイ南部、東部のいくつかのビーチを経験しておりサメット島の起点となるBan Pheにも数年前に行ったことがあります、果たしてサメット島はどうでしょう?
アクセス
まずはサメット島への船着き場であるBan Pheを目指します!
バンコク/エカマイバスターミナル⇒Ban Phe
大型バスとロットゥー(乗合VAN)が出てます。この時は荷物も少なくタイミングもよかったのでロットゥー利用。
ドライバーのスキルにもよりますが2時間~2時間半で到着。
ロットゥーはサメット島行きの船着き場Ban Phe Pierのすぐそばにつきます。
以前は少し離れたところについたので少し歩きましたが現在(2020年)は車を降りたら目の前は船のチケット売り場。
Ban Phe Pier⇒Nadan Pier(サメット島)
フェリーで約30分 THB50/p.p *今は値上がりしてるかも。。
スピードボートもひっきりなしにでており時間をかけたくない方はコチラ THB200/p.p~
Nadan Pier⇒各ビーチへ
ここからは島内をぐるぐる周っている乗合のソンテオ(乗合トラック)で移動。
この時向かったAo ChoまではTHB40/p.p位
このソンテオの乗り場のところで公園係員の入島料の徴収があります。
タイ人THB20 , 外国人THB200
まずここで引っかかる方がいるようです。。たんとかタイ人料金にしようといろいろとやるかたがいるようですが、現在は通用しないのでおとなしくTHB200払いましょう。タイに住んでいる方でバット・プラチャーチョン(タイのID)を持っている方はTHB20でOK。
自分も以前は取られなかったり、THB20で済んだこともありますが今では堂々と外国人と名乗ってTHB200払ってます。
ソンテオに揺られて約20分でAo Choに到着。
Ao Cho / アオ チョービーチ
正確にはAo=bayなのでチョー湾みたいな意味になります。
全景
リゾートとバンガローが4,5件の小さなビーチ
ビーチのちょうど中間には桟橋があり船が泊ってますが定期船はありません。
食事は基本的にバンガロー併設の食堂、リッチなかたはリゾートのレストランでもいいでしょう。タイ人の若者はBan Pheでビールや食事を買い込んできてリゾートにはびた一文落とさないスタイルもいます。
今回うちはバンガローの食堂(1品THB100くらい~、魚は1匹THB250~)とビーチを売り歩く流しのソムタム屋さんで食べてました。友人たちが口をそろえて言うほど高いとは感じないですがリゾートレストランなんかは結構な値段がするんでしょう。。
早朝
日の出です。
バックのリゾートはこのビーチの最高峰【Ao Cho Grand View】
流石に離島!来る前は馬鹿にしてましたがシーズン中であればこの景色!
ビーチもホワイトサンドですよ!
桟橋の下
ここには小魚がたくさんいます。
我が家の装備は海パンに競泳用の水中眼鏡。。。
小魚見るにはこれで十分でした。
泳げない女房は腰より深いところは撤退するので次回は浮き輪的なものがほしいとこです。。
小腹が空けばビーチにロティの屋台もいます。
日よけもなくなかなか過酷な仕事ですね。。。
夕方
欧米人客は日中からガンガン遊ぶんですが、タイ人が出てくるのは日が落ち始めてから。。。バンガローが多くないのでビーチが静かでいいですね。中央やや右にロティ君がいます。
頑張ってるのに全く売れてないのでバナナロティを購入。
聞くところによると彼はミャンマー西部インドとの国境付近から来ておりここでの仕事は3年契約なのだそう。今年は2年目なので来シーズンが終われば帰れるそうです。
インド国境出身だけあってボリウッド映画にもなかなか詳しく、好きな俳優はシャールク・カーン!
夜
ファイヤーダンス
これはサメット名物なのだそうです。
一度見れば十分ですが、うちは最初から興味を持てなかったので適当に見て引き上げました。
夜10時近いですがまだやってる!
ビーチの過ごし方は人それぞれですが、初回とあって乗合ソンテオを乗り継いで島を一周しました。結果行かなくてもいいでしょう。。。。
また、このAo Choから10分くらい歩くとAo Nuanというこじんまりとしたビーチがあります。
Ao Nuan
先に言ってしまいますが、個人的にはこのビーチがサメット島ではベストです。
ビーチにはバンガローが一件
Noina's Mystic Mountain Restaurant & Bungalows
ネット予約などはしていなくお客はほとんど欧米人の長期滞在
普段ホテルやリゾートにしか泊まらない方にはちょっときつい環境ですが、バイクをレンタルしておけば特に問題ないでしょう。滞在者でイギリスから来てるおじさんと一杯やったんですが、毎年3か月ここにくるそうで毎日飲んで泳いで寝るを繰り返しているそうです。
「ほかの連中もやってること一緒だよ~」と言ってましたが本当にそうなんでしょね。。
ちょっと長くいると堕落してしまいそうですが、ビーチの清潔度、バンガローの雰囲気と素晴らしいビーチです。
ひょっとしてNordinもここの住人なのでは?
泊り
Tarn Tawan Resort
安けりゃどこでもよかったんですが、ロケーションがほぼオンザビーチだったのでここに決めました。
直接電話予約して1泊THB1,500くらいだったと思います。
予約サイトのコメントなどを見ていると欧米人の評判がなかなかよろしくないようです。確かに少し古いですが離島の割高感を考えると料金なりかと。。
ここのオーナーのお婆は話し方がいわゆるべらんめい調で英語もなかなか雑な話し方をします。これに引っかかるとまずこの宿はだめでしょう。
いろいろ話すとにぎやかで気のいい婆さんだということがわかりますので沢山コミュニケーションをとりましょう。
ビーチは目の前!最高の立地です。
泊ったバンガローは気に囲まれたバンガロー
一応エアコン、バストイレ、朝食ビュッフェ付き
このバンガローの見た目で「えっココっ!?」となった方は迷わずAo Cho Grand Viewへ向かいましょう!
なぜかといいますと室内は外観とり少しクオリティが落ちます。
しかもハイシーズンの週末に通路にコンクリートを打って通路作ってしまうという。。。
さっそく黒いワンちゃんがいい仕事をしてます。。
まとめ
サメット島のメインは島最大のビーチであるSai Keawビーチですが、さすがに賑やかが過ぎるのではと思います。ちょこっと覗いたことがありますが、中国人の日帰りツアー客とタイ人とその他でごった返してました。食事場所ではストレスを感じるような気がしましたが、Ao Choではその心配はなし。
朝晩の食事はビーチ内でいいですが昼は徒歩10分にあるAo Vongduanまで行けば多くのレストランがあり洋食も食べることができます。
結局まわりの評判ほど悪いところがみつからず、Ao Choもかなり気に入りサメット島初心者の我が家には素晴らしいビーチ体験でした。
最後にNordinが言っていた
Nordin「俺にとってベストのリゾート島は“サメット島”である!」
ですが、ちょっとわかる気がします。
バンコクからの使う時間と交通費をビーチの質と関連付けると非常にバランスがいいと思います。
サメット島のクオリティを求める場合、まず島であることが必須になります。そうするとどうしても飛行機+船のパターン、バンコク滞在者の多くは仕事を持っている方ですので飛行機以外の移動だと移動で1日かかります。
その辺を考えるとやっぱり1番はサメット島かも?と思わされます。