パヤム島/Ko Payam/เกาะพยาม(Ranong県)
2014年4月、ソンクラーン期の情報です。
女房は初めて自分は1996年以来18年ぶりのパヤム島。
過去の記憶はあまりなく写真も無いので二人とも初めてと言っていいでしょう。
なんでパヤム島行きにしたんですかね?
きっかけは全く思い出せません。この手の行き先はまず自分が提案してるはずなのですが。。。
たぶんサイチョウが見たいとかそんなんだったような気もします。
Ko Payam / パヤム島
バンコクから南に570kmのRanongが島へ渡る起点
Ranongはマレー半島が一番細くなる"คอคอดกระ/クラ地峡"に位置します。
そのRanongから30km・・・アンダマン海上にある島。。
メインの産業はゴム農園ですが、タマリンドなんかも多く生産しているようで、
この島には2組の友人がいますが、実際どちらもゴムとタマリンドを生産しています。
後は水産、ハイシーズンのカニ漁はさかんで島内の水辺には漁船があちこちに停泊してます。
島内はトラクター、ピックアップトラックが走る程度の交通量はありますがメインはバイクですね。
1996年当時は全て泥の道であった記憶しかありませんが、今ではメインの通りは随分きれいになってます。
海の透明度はそこまで高くないので、マリンアクティビティを楽しむよりは島内でのんびり過ごされる方向きですね。
インターネットなどで見かけたのですが、パヤム島⇒秘境!となっており、かなりレアな島だとあるようですが、観光施設やリゾートは充実してるので心配なし!だれでも行けます。ただし飛行場もなく本島からそれなりに離れているので天候によっては船が出ないことがあります。(オンシーズンではまずないですが。。。)
恐らく行くのにかなり時間がかかるので秘境扱いされるんですかね?
そもそも島内で外国人の遭遇率はかなり高いですし、1996に行った時も西洋人はゴロゴロいました。
流石に今の時代外国人の居ないようなところはタイにほとんどないでしょう、ネット等で秘境、外国人がいない、日本人は知らないとかよく書かれてますが、あまり心配しないで行っていいでしょう。
前述しましたが、パヤム島在住者に2組友人がいます。
1組目はブログ内で何度か登場しているミスタータイランド!!10年来の友人であるMr.Watの従兄夫婦がここに住んでおり、奥さんが島で農園をする傍らバンガロー兼食堂、旦那はラノーンでトラックの運ちゃんをしてます。彼らがバンコクに来るときは必ず一緒に食事してます。
そしてもう一人は日本人
彼女との付き合いも10年近く、きっかけは上記奥さんの紹介。
流石に島内唯一の日本人なので有名人。
まだ自分が旅行屋をやっているときに『こんなとこに日本人』みたいな番組に紹介して出演してもらった事があります。
番組のコーディネーターさんから誰かいたら紹介してほしい!と相談されたのですが、バンコクから近いとこに居る人、周りに他の日本人がいる、日系の会社に勤めてる方はNGなど条件があったのですが、知り合いで二人ほど条件にあったのでまずは当人に確認。一人は自分をけっこうメディアに出す方だったので別番組で既にオファーがきてて検討中(最終的には出演)との事でした。
そしてパヤム島の方に声を掛けたら『是非、出演したい!パヤム島に日本の方きてもらいたい!』とすぐOK。その後バンコクに来てもらったときは二人飲み会件打ち合わせなどをして最終的な本人確認をして紹介しました。そしたらあっという間に決定!
当たり前なんでしょうが、本人にも自分にも犯罪歴などなど曰く付きでないかは入念にインタビューされました。
こういった番組に出れるような方は実際結構多いのですが、でたがらない方は多いんです。目立ちたくない方でそっとしておいてほしい、メディアに出ると本人や当地の環境が変わってしまう等など、後は個人的な問題のある方です。
コロナ中に彼女と電話で久しぶりに話したのですが、流石に放送から数年経っているので訪ねて来る方は居なくなったそうです。放送直後はTVを見て会いに来てくれた方はちょぼちょぼいたんですよねえ。。
とても魅力のある方で、島に定住した時や両親が訪ねてきた時の話など面白いので興味のある方は是非是非訪問してください!*アポなしでOK!島に着いたら日本人の女性に会いたいと言えばたどり着けます。
アクセス
Step.1 バンコクから夜行バスでRanongへ
Step.2 ソンテオでRanong船着き場(水量によって船着き場は変わりますが『ボート!ゴーコパヤム!』とか言っておけば勝手に連れてってくれます。
Step.3 スローボートでパヤム島へ(約2時間半,当時はTHB150p.p)
これは我が家が2014年に行った経路
1994年の時はSurat ThaniからバスでRanongへ行き、その後漁船で島へ渡りました。
当時からスローボートはあったと思うのですが、Ranong到着が遅く漁船に乗ったと思われます。とにかく言葉がさっぱりわかりませんでしたので流れのままにたどり着きました。
その他の方法
バンコク⇒Ranong
○ Air Asiaが飛んでます。
○ Chumphomまで汽車で行き、ミニバンでRanongへ
Ranog⇒パヤム島
○ スピードボート(所要45分、THB350p.pが現在の料金)
そして到着!
我々は島に到着後、船着き場でレンタルバイクを借りて宿に向かいました。
泊
Cede Boutique Beach Resort
島についてから船着き場のエージェント(日本風に言えば観光案内所)に紹介してもらいました。
行ってみたら驚き!新築の立派なバンガロ―!
ですが、まだプレオープンで庭は畑状態、16棟予定されているバンガローは4棟のみオープンでそのたは大工がソンクランにも関わらず工事中。。
しかしモノは悪くない!
内部は広々としておりリビングとベッドルームはわかれてます。
しかもこのバンガローには犬の親子らしいのが住み着いており滞在中は常時ついてきました。
母:女房はVivieと名付ける
本当によくできた母であり、鳥のから揚げなんかをあげるとまずは子供たちに食べさせ自分は周りの様子を見ます。子供たちが休んでいるときに自分は食事。。
長男:女房は興味がなかったのか名は付けず。。。
こやつは結構な悪で弟を頻繁にいじめるのです、弟の発する鳴き声からしてじゃれて遊んでいるようではない。
弟:画像も名もなし・・・
因みにこのリゾートのオーナーはタイ人の旦那さんとスイス人の奥さん
旦那さんは基本的にバンコクにおり奥さんがシーズン中は常駐しローシーズンはクローズします。
この奥さんは敷地内に犬猫がはいるのを嫌いVivieファミリーをかなりの厄介者扱いしてました。まあ仕方ないかな。。。
この宿、まだできあがってませんがこの宿のレストランはなかなかすばらしい!
広々としたデッキがあり
レストランからの眺めは最高!
レストラン前のビーチ
食
基本的に朝、晩はリゾートで、昼は山中で発見してしまった絶品イサーン料理屋(海だけどシーフードにこだわりません)
絶品イサーン料理屋
なぜか残っている写真はお客からのお裾分けを待つ犬の画像のみ
ビーチ
我々が泊ったCede Boutique Beach ResortがあるのはAow Yai Beach。
島最大のビーチ!で観光客が比較的多いビーチです。
もう一つパヤム島で大きなビーチがBuffalo Bay!
このビーチにはいくつかの奇岩があり、このトカゲ岩?みたいな岩にみなさんよじ登ってました。
透明度は他のビーチのさほど変わらずで、遠浅のビーチに結構大きめのカニがうようよいます。
そしてこのビーチの北端がなかなか美しい。
日本の湖の紅葉風景を思わせます。
この辺の犬は人懐っこく、海にもガンガン入って泳ぐのです。
Ao Mae Mai
船着き場周辺のビーチ
ここには島で一番有名なリゾートである『The Blue Sky Resort』があります。
確かによさげなリゾートなんですが、流石にここまで出せませんでした。
でもビーチで泳ぐなら島の反対側に泊まった方がいいでしょうね。
綺麗なビーチではありますが、漁船が多いのでこちらはまた別の楽しみ方になるでしょう。
ただし島への到着時はこの風景が飛び込んでくるので雰囲気は抜群ですね!
島のソンクラ―ン
วัดเกาะพยาม/Wat Ko Phayam
メインの儀式はコ・パヤム寺院で行われます。
タイのソンクラーンは土地によって受け継がれ方が異なり、メインが水の掛け合いになっていたりしますが地方や少数民族の住む土地でソンクラーンを迎えると伝統的な儀式やその地特有のソンクラーンが見られます。
今までのソンクラーンは
バンコクでの水の掛け合い
バンセーン:ピックアップトラックの荷台に巨大な水桶を乗せ国道を流しながらの水掛
サンクラブリー:モン族伝統の儀式、水の掛け合いもありますがこれはメインの儀式の後、ウッタマ寺院にて各自食事を持込み、お坊さん、家の高齢者を敬うもので。子供から老人まで民族衣装を来て参加するので見事な行事です。
バーンサパーン:特筆するもを見れず、どこかで何かやってたのでしょうがわかりませんでした。
サメット島:通常通りだったような。。
こんな履歴。。
バンセーンのソンクラーンも楽しかったですが、モン族のソンクラーンがやっぱり一番良かったですね。。
パヤム島ではこじんまりしてますが、この日を大事にしていることが感じられるいいソンクラーンでした。
コ・パヤム寺院上部からの眺め。海に浮かぶのは礼拝堂。
お坊さんに水掛をした後は皆さんここに立ち寄りお祈りをします。
午前中にこの辺の儀式を済ませると、子供を中心に始まります!
待つ!
掛ける!
そして待つ!
また掛ける!
また待つ!
また掛ける!
暑いので自分にも掛ける!
脱げる子は脱ぎます。
この子たちのアクションが楽しく水掛タイムはこの一か所で済ましました。
ランチとコーヒーも子供達のお母さんの店で食べます。
まとめ
こんな感じでパヤム島はなかなか魅力的な島なのです!
5日間くらい滞在したのですが、犬ってのは出発するタイミングがわかるのでしょうか?毎日バンガローからバイクで出かけてましたが、最後の日に出発するときだけVivieと長男が我々の走っているバイクを全力で追いかけてくるのです。
この行動に女房は感極まって号泣!
危ないので一度バイクを停め、Vivieファミリーに再度お別れをします。
毎日、顔を合わし食事もともにしましたので流石に愛着がついてしまいました。
リゾートオーナーからは厄介者扱いされてますが、今でも元気にいてくれるといいですね。
*次回はパヤム島番外編!『海のジプシー モーケン族の村』