リボン島/Ko Libong/เกาะลิบง(Trang県)
2020年12月
今年の年末はタイ南部トラン県のリボン島に行ってきました。
リボン島
トラン沖最大の島、人口約3,500人でほとんどがムスリムの方々です。
本当よりロングテールボートで約30分、近隣にクラダン島、ムック島があるのでビーチ目当ての旅行者は少ない。
以前は燕の巣が大きな収入源でしたが、現在は周辺の島に移ってしまいリボン島にはないそうです。主な産業は漁業とゴム栽培。
島の東部には巨大なマングローブが拡がり野生動物保護区になってます。
この島の観光の目玉となるとやはりビーチより『ジュゴン』!
最近、環境改善?のおかげかジュゴンの群れが発見されたりしてます。
ジュゴン観光は主にテールボートでジュゴンの餌場(海草)へ向かいます。
なぜリボン島?
今回我が家は今年の年末は南部!と決めてました。
当初は女房の故郷であるナコンシータマラートへ行こうとも思いましたが、7月に女房が帰っているのでいかんでいいか!ということになりました。
行先は毎回自分がおおまかに決め手2~3案の中から相談して決めてます。
条件
①海
②汽車で行けるとこ
こんなもんです。
綺麗なビーチ、エメラルドグリーンの海、サンゴ。。。を求めるならわざわざ遠いところに行く気はないので(女房が泳げない、ライフジャケットをつけてても足の届かないところはNG) サメット島で十分!
そこで前から行きそびれているリボン島をターゲットに。
スコーン島に行くとき、このリボン島とどちらにするか悩んだのですがよりコンパクトな島ということでスコーン島にしました。
直ぐにリボン島には行くつもりでしたが10年近く経ってしまいましたね。
まずはリボン島でジュゴンと遊びたい!
当時はジュゴンと一緒に泳いで頭をなでなでできるもんだと思ってました。
スコーン島やパヤム島と同じように一般のタイ文化とは違う独自のものがある!
周辺のリゾート島とは違い、島にコミュニティと観光以上の産業がある!
これらをリボン島の魅力とし女房を納得させます。
女房はどこかにいければどこでもいい!と言ってくれましたが、明らかに顔は
「そこは海はきれいなのか?」「いい写真を撮れる場所はあるのか?」と言ってます。
因みにジュゴンには全く興味なし!
ここは無視して、行ってしまえば楽しくなるであろうと思いリボン島に決定!
直ぐに準備にかかりましたが、今年はコロナの影響で汽車の予約開始が出発の30日前(通常は90日ですが、コロナでいつ休止になるかわからないから)。
30日前・・・予約開始が平日だったため女房にチケットを買いに行ってもらいました。
何とか往復チケットが買えましたが、窓口はごった返しており(買いに行ったのはバンコクのような大きな駅ではなく窓口一つのショボい駅なので駅員もコンピューターの扱いが遅いのです)
コロナということで奮発して一等車両(二人用個室)をとりにいきましたが、帰りの分が取れず2等になりました。行ってからもう一度確認すればキャンセルなどが恐らくでてくるでしょう。


我が家は普段一等寝台などまず使うことはないですが、コロナで安全性をあげる為と、しばらく日本に行くこともないのでその分奮発しました。
一等車は3年前のランパーン旅行以来通算2度目の利用。
当時は2等が完売で仕方なく片道だけ1等で行きました。
アクセス
コロナ後、鉄道内のサービスが限られており朝のコーヒー類の提供ぐらいで食事は一切注文できません。
22時くらいまでに到着する駅であれば売り子さんが乗ってきて弁当販売してくれますがあてにならないので事前に用意していきます。
駅から徒歩1分の市場で食料を買い汽車を待ちます。
汽車が遅れているので買い忘れた酒類を駅前の商店で買いだし。
個室なので堂々と車内で飲みます!


バンコクを定刻通りにでたらしいですがなかなか来ない。。。


①Salaya ⇒ Trang 汽車(所要約15時間)
ここでようやくアナウンス、汽車の故障により50分遅れて到着です。もう汽車が見えているのにアナウンスと違うホームに汽車が入って来て駅員が「向かい側のホーム(画像左のホーム)に入ってくるので移動してください!」と・・・大荷物の乗客は間に合わず足を伸ばしてホーム下から乗ることに。。
汽車が入ってきました。
我々の1等車両は一番後ろ。。。。
なのですが駅がショボいためホームの長さが足りない。
とにかく乗車可能な一番後ろの車両から乗り中で移動します。
これが1等個室
ペットボトル、水道、コンセントが完備


乗車後は直ぐに飯にします。
ข้าวคลุกกะปิ/カオクルックガピ(えび味噌混ぜご飯)、เนื้อหมูหวาน/ムーワーン(豚の甘辛煮)
そしてチューハイの他ビールも1本用意してます。
食後は特にやることもないのでさっさと寝ます。
翌朝Trang着は08:50の予定ですが、10:00くらいになるでしょう。
翌朝。。。
06:30には目が覚めます。
ちょうどSurat Thaiに着いた辺りなので2時間半くらい遅れてますね。
持ち込んだパンと車内で頼んだコーヒーで朝食。
一番後ろの車両なのでこんな景色が見えます。


10:30 Trang到着!
②Trang市内⇒Hat Yao船着き場 車(所要1時間)
駅に着くなりTukTukのおっちゃんが声かけてきますがひとまず拒否。
ここからリボン島へ渡るにはまずHat Yao船着き場に行かなくてはなりません。駅員に行き方を聞いたところよくわからないとの事。。。バスターミナルまで行けば恐らくロットゥーがでてるのでは?と。。
以前ここからスコーン島に行ったときはソンテオがでてたので駅周りからなんかあるだろうと思っていましたが、見つかりません(※後でわかりましたが少し離れたところからロットゥー/ソンテオがあり、ソンテオは異常に遠回りしていくので勧めません)。
冗談でTukTukのおっちゃんに「Hat Yaoまでいくら?」と聞いたら「そんな遠くに行ったことない! THB 800かな? いや、やっぱり行きたくない」
流石にこのTukTukで50km先まで行くのは大変ですね。
その間親切な駅員がいろいろ行き方を調べてくれどうも呼べば来るTAXIサービスがあるらしい、、、2シーズンくらい前からはじめたサービスらしいですがあまり浸透していないようです。
早速電話をしたら15分くらいで迎えに行ける!料金はメーターになり恐らくTHB400-500くらい。汽車が遅れたので時間を節約するためここはTAXIをお願いします。
TAXIが来るまで駅前を少し見物。
Trang駅前。
年末ですが、さすがに淋しい光景。。。
いつもならこの辺りはデカい荷物を持った西洋人が目立つのです。


10年前にお世話になった駅前のK.K Travel&Tourも休業となってました。
そしてTAXI到着!
ピカピカです!
道中運転手さんとずっと話をしてましたが、やはりビーチに行く西洋人客がいないと本当に大変だそうです。
この日は我々で2組目の客だったそうですが、ハイシーズンでこんなんだと首吊るしかない!なんて言ってました。
当初の話通り約50分、約THB400で到着!
③Hat Yao⇒Banpraw船着き場(Kohlibong)
ココでチケットを購入
船は13人乗りで一人THB40。(外国人はTHB100)
13人集まらないと出発できませんがチャーターする場合は1艘THB520(THB40@13人)
依頼があれば24時間サービスします。
島に渡らないでもここからジュゴンやボートツアーが出てます。
KrabiやTrangはこの海沿いの岩山のイメージありますね。
10分ほどで人数が揃ったので出発


30分の距離ですから、もう島は見えてます。
そしてリボン島到着!
ここからリゾートまではモーターサイで移動。
船着き場にレンタルバイクがあるので自力でも行けますが、今回我々は自分で運転する気は一切なく島のローカル交通機関にお金を落とそうと決めてますのでドライバーが声を掛けてくるのを待ちます。
他のお客は全てリゾートに予約済で提携しているモーターサイが迎えに来てさっさと去っていきました。
ウチはまず昼食を摂ってから移送手段を探そうとしていたところ女性のドライバーに声を掛けられました。食事を済ましてから動くことを伝えると「じゃあ近くの食堂に連れて行くのでそこでまってます!」との事。特に追加代金はとらないのでゆっくり食べてくださいと実に丁寧な女性。
リボン島船着き場付近の繁華街
ラートナータレ―(海鮮あんかけ麺)とルークチンプラ―(フィッシュボール)


卵麺があったので卵麺を使ってなにができるの?と聞いたところラートナーかパッドミー(焼きそば)との事だったので一呼吸入れてからラートナーを注文。
出てきたのはセンヤイ(米太麺)のラートナー・・・恐らく注文するときに一呼吸入れたのがまずかったのでしょう。そこは突っ込まずそのまま米麺をいただきます。
その間、モーターサイの女性は暑い中待っててくれました。
ドライバーのNaさん
女房はTrangの隣ナコンシータマラートなので南部の人と話すときは南部方言を使います(アクセントがかなり違います)がNaさんは反応が少し遅い。彼女はタイ南部ムスリムの言語『ヤーウィー語』を主言語としているので理解にワンテンポ遅れるようです。
ここから我々の泊まるBaan Lang Khaoエリアまで約15分。
料金は通常ローカルTHB40 , 外国人THB100なのですが、NaさんはTHB100となにか中途半端な料金提示。
その間運転中のNaさんといろいろと話をし彼女は2年前にHat Yai(タイ南部最大の都市)から結婚し移り住んだ事、現在4歳の娘がいることなどなど聞きました。
彼女は実にシャイ(男の自分にはともかく、女房にも)で真面目な女性だということがすぐわかり、自分の方から明日の予定は?と聞きます。娘を学校に送った後は何もないそう。ならば全て任せるんで半日の島内観光(ジュゴンスポットは必須)を依頼、観光客が少ないので助かると大変喜んでくれました。
Naさんには食事中待ってもらい明日もお願いするし最終日の送迎も頼むつもりなのでTHB140渡します。THB40を戻そうとしてきましたがそのまま受け取ってもらいました。
島での目的
proirity 1 / ジュゴン見る!可能ならばなでなでする。
priority 2 / フィッシャーマンビレッジで魚の水揚げを見る。
priority 3 / シーフードを食べる。
priority 4 / のんびり。
priority 5 / 海。
予定
初日 / 到着、散歩
2日目 / ジュゴン、島内観光
3日目 / 2日目にジュゴンが見られなかった場合、船をチャーターして船でジュゴンの餌場へ、フィッシャーマンビレッジ、ビーチ
4日目 / フィッシャーマンビレッジ、ビーチ、出発
こんな感じで過ごします。
~続く