今回お世話になったAndalaya Beach Resortですが、島の西海岸の南端にあります。
リゾートから南にしばらく歩いていくと海岸沿いには多くの漁船、そしてビーチ沿いには網やカゴが無造作に置かれた漁村があります。
当然ここに行けば水揚げされたばかりの魚がみれるであろうと3日目の朝食後に行ってみました。
朝9時半
あまり船がついていないのでまだ戻ってきてないようです。
この辺りはหมู่บ้านหลังเขา/Lang Khao Villageといい、見るからに住人は皆さんムスリムの漁師さん達。
" Home Halal " というホームステイ。
酒類の持ち込みは禁止!!!
当然ですが島内はリゾート以外で酒類の販売はほぼしていません。
ちょこっと見せてもらいましたが、なかなかよさげなホームステイです。
次回はこんなところでもいいですね~
ここが中心。
商店、クリニック、猫がいます。
当然モスクも有り!
船が出払っている為か閑散としてます。
外でダラダラしている女性がいたので声を掛けたら、
今の時期、船は朝の8時と昼の12時頃に戻ってくるとの事。
一度戻ってきて丁度出て行ってしまったとこだったんですね。
ではそれまで散歩しましょう。
村の入口にあるละมุด/ラムット
食べごろでぼこぼこ実がついてます。
Andalaya Beach Resortのスタッフのお姉さんの店
実に気のいい姉さんですぐに女房と仲良くなってました。
リボン島のあるKantang郡のお菓子
『ขนมดอกไม้』
特に旨いわけでもないくなんてことないお菓子です。
中身にクリーム等も入っていません、生地の上部と下部で粉の種類を変えているのが特徴。
店の看板ネコ
こちらは村の学校
女房は短パンなので自粛するとの事、一人で突入。
授業中でしょうが外国人がいきなり突入するのも勉強です!
先生は教室を出たり入ったりしており、なかなか話ができません。
しかし見たところ女性の教師しか見当たらない、、、ムスリムの女性に気軽に声を掛けるわけにもいかないので挨拶程度にしておきます。
ワイシャツにスラックスを着ている子たちは3年生と4年生でオレンジ軍団は1年生と2年生。流石に1,2年生を二人同時に担ぐくらいはできますので両腕を使って二人同時ブランコなどしてみました。
本当はたいして力はないのですが翌日から自分のあだ名は「スーパーマン」になってました。
授業中でもまったく関係なし、先生も笑ってみてるだけでこちらにおまかせ。
『島の宝』です。
そして学校のスタッフより勧められた博物館に行ってみます。
この博物館は昨年亡くなったジュゴンの子供『Mariam』の為のもの。
Mariamは親とはぐれていたところをリボン島で保護されましたが生後8か月で亡くなりました。Mariamの体内からプラスティックゴミが出てきており、これが原因だそうです。
これを機会にタイもすでに進んでいる『ノーレジ袋!』活動がタイ南部にも浸透していきました。
しかしこ博物館まだ完成してないそうで閉まってます。
学校の敷地内にあるのですが、学校スタッフが出来上がってないのを知らないのか?それともこの建物を見ろ!ということだったのか。。。
さてそろそろいい時間なのでビーチに戻ります。
おっ!船が戻ってます。
この釣り竿載せてる船が無線でごちゃごちゃ話してます。
女房でさえ50%くらいしかわからなかったと言ってますのでかなりの方言が入っているのでしょう。
すこしすると漁師が何人か出てきます!
明らかに荷下ろしの雰囲気。
お~はじまりました。
これはปลาอินทรีย์/プラ―インシー(鰆)ですね。
ガンガン上がってきます。
重さはだいたい2~4kgくらいのものが多いそうです。
このクーラーボックスに10本近く入っており合計で30本くらい釣ったそうです。
さすがに海の男!体は細いですがパワフル!
素手で2枚(約10kg)を揚げます。
小魚的なものもちょいちょいでてきましたがほとんどプラ―インシー。狙いもプラ―インシーなのでこの日は上々だそうです。
そして最後にでてきたのは。。。
でた!
なんとカジキ!
入らないので角と胴体の真ん中で切って3分割されてます。
流石にこれは珍しいそうで、他の魚と同じように釣り竿で揚げたそうです。
20kg以上あるそうです。漁師たちは毎日魚の目方を1本づつ計ってるのでちょっと見れば重さがわかるのです。
この方はあまり手を動かさずいろいろ説明してくれました。
『う~んこれは2kgチョイだねえ~』
やはり海の男は海ではピカ一!カッコいい!
後で陸の食堂で会いましたがただの親父でした。
この4本の竿で魚をあげました。
そのまま漁師と魚について行きます。
ビーチからあがる坂がガタガタで危ないです。
津波やなんだで傷んだそうで、役場が未だに直してくれないとのこと。
どこが直さなくてはいけないのかよくわかりませんが、危ないのではやく綺麗にしてほしいですね。
そして計量。
ん!?
この赤シャツの女の子!船の戻る時間を教えてくれ、フロアで今まで見たこともないようなほど派手にダラダラしてた子じゃないか?
なんとここはいわゆる漁協で彼女は漁協の娘なんだそうです。
先ほどとは違い、てきぱきとプロの仕事をしてます。
ガンガン魚が計量されクーラーボックスに仕分けされていきます。
この魚のほとんどは本土に送られていきますが、半分くらいは島で干してから送るんだそうです。
自分もプラ―インシーと言えば干物のイメージが強い
マハチャイ市場ではTHB1,500くらいで売られてました。
小さい魚は捌いて自分たちで食べるか食堂で出します。
こういったこともありますが、海の男達はそんなことは気にしない!
そのまま魚を捌いて誰かが食べます。
海に行けばどこの海でも必ず港へ出かけます。
大型の船でざばーっと揚げるとこもいいですがここの雰囲気も最高です。
最後に
漁師の女房がやっている食堂
滞在中ここでは2度食べました。
驚くような安さではないですが鮮度は抜群!
【ปูผัดผงกะหรี่ / プーパッポンカリー】
これは料理もそうですが、この器が人気!
『どこで手に入れたのか? ムスリムspecialなのか!?』と女房が食いつきますが、
普通にMakroで売ってるそうです。
【ต้มข่าปลา / トム・カー・プラ―】
魚はปลาเก๋า / プラ―ガーオ(多分ハタの仲間) を使ってます。
朝、漁協で見かけましたが、その時の魚かな?
2回目は出発当日の昼だったので簡単に
【ข้าวผัดปู / カニチャーハン】
【หมึกผัดผงกะหรี่ / イカのパッポンカリー】
どれも旨い!
新鮮だどうだのは我々の下でははっきりいってよくわかりませんが、漁師の店で食べてるということだけで新鮮に思えてしまいます。食事ってのは気持ちも大事なんですね。。
これでリボン島のお話はおしまい。。
サンゴが豊富でビーチの綺麗な島はタイには沢山ありますが、リボン島にはそこそこのビーチとタイのムスリム文化などなどビーチの美しさ以外にも楽しめるところが沢山あります。
10年前のスコーン島といいトラン沖の島文化は興味深く面白い!
また来ると思います、次は漁船に乗って漁に行きたいな、、、
ジュゴンをなでなでしたい気もありますが近寄りすぎずこれくらいの距離感がいいのでしょう。。今回島内の鳥類ポイントには行っていないのでここも行かなくてはいけません。
来年行くかもしれないな。。。
いろいろ周って綺麗なビーチは結局サメット島が一番!と思うようになったら次の楽しみを求めてリボン島へ行ってみましょう!
次回
~トラン旅行はまだまだ続く、、、日本軍ゆかりの街Kantang~