Kantangには主に華僑系のタイ人が多くいるのですが、周辺の県やリボン島、スコーン島ほどではないですがムスリムの方も暮らしており当然モスクもあります。
よって、ここではタイ南料理、中国料理、タイ中華、イスラム料理が楽しめるのです。
普段あまり食事にはこだわりませんが、マレーシアのイポー(マレー、中華、インド料理)に行った時のような楽しみがあります。
今回は3日間のKantang滞在で食べた食事を紹介。
お店の何件かは、ホステルのマネージャー Tamが薦めてくれたところです。
- 【โกเกี้ย / Go Kia】
- 【กาแฟดำติ่มซำ กันตัง / 飲茶の店ガフェーダム】
- 【ข้าวแกง / 南タイカレーの店】
- 【ร้านก้าวทอง / Kawthong shop】
- 【อาบัง อาหารอิสลาม / アバンイスラム料理店 】
- さよならKantang
初日の夜。
【โกเกี้ย / Go Kia】
着いた日の夕食に行きました。
ホステルのTamに勧められたラートナー(あんかけソバ)の店。
本当はこのすぐ近くにあるもう1件がいいと言われていたのですが、自分は女房が女房は自分が店の名前と場所をきっちり聞いていると思いお互いよく聞いていませんでした。その為2番目におススメの方に来てしまった。
タイ中華の店ですが迷うことなく名物ラートナーを注文
ซุปเปอร์ราดหน้า / super rad-na(あんかけソバ スペシャル盛り)
いくらだったかな。。。 THB100をちょっと超えたぐらいだったと思います。
女房はミディアムサイズの普通トッピング。
麺はかたやきソバです。
ビールとツマミにหอยจ๊อ/ホイジョー (カニシューマイ?カニの身を湯葉で包んで揚げたもの)
全部旨い。。。。
当然ビールも旨い。。。
海老は大きくプリプリ、港町なのでうまくて当然でしょうが、何といってもあんかけが絶品です。胡椒が強めの濃い味ですがあんかけも全て完食。
ミディアムサイズもかなり大きいですが女房も完食。
これで2番目におススメの店?
1番目も行ってみたくはなりますが、ラートナーを2回食べるよりは別のものを食べたいですね。
Location
Matou hostel から徒歩3分。
-すぐそばの7-11の隣にล่อคุ้ง Lor Khungという店があり、こちらが第一シード!
Tamだけでなく地元ではこちらが1番の評価のようです。
※食後に7-11へ。。店内に8kgの巨体を誇るメンズ猫がお姉さんの買い物を店内で待ってました。買い物終了後は素晴らしいバランスで帰っていきます。
2日目の朝。
【กาแฟดำติ่มซำ กันตัง / 飲茶の店ガフェーダム】
ホステルと取り決めがあり頼めば割引クーポンを発行してくれます。
ホステルから少し距離があるのでTamが車で送ってくれ、去り際に「もし料金が高いとか合わなかったら無理していかなくてもクーポンは払戻すので大丈夫!周りにもう少し安いとこもあるからいろいろ探してみて!」と言ってくれます。
この店、ゲロ混み!
活気がありそれほど高いわけでもないのでここで食べてみたくなりますね。
店内はパンパン
自分達の席はロードサイドにTamがキープしてくれました。
Tamのサービスは本当にぬかりがない。。
積み上げられる飲茶の山!
何種類あるのか分かりませんが、ここから好きな品を取って左の紫エプロンおばちゃんの前に積んでいきます。そして蒸しあげて席に持ってきてくれるのですが、いつ客の席を確認しているのかわかりませんが、若いスタッフに蒸しあがった飲茶を的確に届けさせます。
ここは揚げ物コーナー
若い彼が一人で大勢の客をこなします。
揚げ餃子もあり、珍しいとこで左の饅頭も揚げます。
うちは飲茶を食べることはほとんどありません。
女房は本当に久しぶりで、自分も5年前にHat Yai/ハジャイで食べて以来。
女房お気に入りの肉団子入り卵麺揚げ!
この饅頭の中身は胡麻餡。
絶品です。
そして締めのパトンコー
店の若旦那自ら作ってくれます。
パンダンクリームがつきますが、当然ガフェーボランに"つけつけ"して食べました。
このกาแฟดำติ่มซำ、飲茶を食べ慣れていない我が家が味をどうこういえませんが、朝一から活気があり従業員のテンポもいい。この通りには飲茶の店が何件も並ぶ飲茶通り、Kantangに来たら1度は飲茶を体験してもいいと思います。
Location
ホステルからも歩いて行ける距離。朝の散歩がてら飲茶を食べに来てここから観光に行くのが無駄がなくベスト!
2日目昼
【ข้าวแกง / 南タイカレーの店】
朝、飲茶を食べその後あちこち観光して歩いた後ふらっと入って遅めの昼食を食べました。
やはりここにきたらローカルで南タイカレーを食べなくてはなりません。
全部種類いきたいところですが、ここはやはりゲーンでしょう。
以前はコーヒーショップだったそうです。
茶室の文字が見えますので何となくそんな気はしてましたが。。。
このおっちゃんはTrang行きタクシーの運転手!
タクシーそんなのあるの?
食後に見に行くことにします。
แกงหมูสัปปะรด / ポークパイナップルカレー
旨い、、、旨すぎる。。。
女房は魚のせ。
ナムプリックも旨い。
普段から週に3-4回はแกง ใต้/南タイカレーを食べている我が家ですが、ここでも食べてしまいます。やはり南で食べるのが旨いですね~
ポークパイナップルカレーしか食べてませんがたぶん全部旨いでしょう。
しかもこの店のシェフはタイ北部のプレー県から嫁いできたお姉さん。
旦那のお母さん(上の画像でTVのリモコンいじってるお母さん)にガッツリ仕込まれたそう。。。
LOCATION
ホステルからすぐ、ศาลเจ้าฮกเกี้ยนก๋งก้วน/福建公所天湄宮の隣り。
そしてTrang行きタクシーの乗り場は店の真ん前。
使うかわからないので軽く話だけ聞いておきます。
Trangまでの乗合は一人THB 40 , チャーターでTHB240だそうです。
2日目夜は大晦日となり、ホステルのオーナーグループ+地元に帰ってきているその友人たちと夜の飲茶を食べに行きました。あまり腹が減っていなかったのでちょこっと食べ車で連れていかれたのでどこで食べたのかもわからず。。。かなり安かった記憶はありますがたいした味ではなかったような。。。
3日目・朝
1月1日。
ホステルが年始の托鉢に参加するというのでTam一人ホステルに残しJackのご両親と一緒に参加。
30人位のお坊さんが来られ、托鉢に出た方は300人くらいになったそうです。
托鉢が終わり向かいの店でみんなで朝食を食べます。
【ร้านก้าวทอง / Kawthong shop】
黄金スープのヌードルと飲茶の店。
麺が無くなり次第店じまいですが、この積み上げられた麺がすごい!
それでも朝一で店を開けて昼には店じまいだそうです。
このお母さんの動きがいい!
日本語をしゃべりたいそうですが、「こんにちは!」「おいしい!」しかできません。
このスタイルは初めてみましたね~
一杯づつカップに分けて中の具も鳥と豚などで分けてます。
ピーク時の少し前の時間に行きました、そこそこ混んでましたが調理場はお母さん一人でやってましたね。このシステムだからなせる技。。
チキンヌードル(クリアースープ)
ここで食べるべきメニューはコチラだそうです。
なんなんででしょう?この町は?
ここも旨いじゃない!
3日目の朝ですが全部旨いんです。
ちょっと旨いじゃなく、凄く旨いんですよ!
女房とも話しましたが、食べるだけでも3日じゃ足りん!
LOCATION
ホステルから徒歩すぐですが、托鉢の道具など持ってJack,Pen達と車できたので30秒で到着。
【อาบัง อาหารอิสลาม / アバンイスラム料理店 】
Kantangでの最後の食事はココ
タイ南部イスラムカレーが数種類並べてあります。
ぱっと見どれも同じようにみえますが味、具が違います。
その中から選んだのはこのカレー
【แกงมะเขือ / ナスのカレー】
後ろでぼんやり見えるのはไข่พะโล้/卵の甘辛煮(カイパロ―ですが、豚肉は入ってません)。
実にシンプルなナスカレーですが、絶品です!
最後にこれが来たか!Kantangを〆るのにふさわしい味です。
料理の種類がそれぞれ違うので比べるのはおかしいですが、個人的にはこの店がKantangでのベスト!
文句なし!
御飯もカレーもお替りして腹いっぱいになるまで食べました。
辛い!すごく辛いんですがクリーミーで御飯が進みます。
隣りで店主がピシッとYシャツのボタンを上まで閉めて「満足いくまで食べてください。」と実に紳士的な接客をしてくれます。
そして〆はコレ👇
【มะตะบะ / ムルタバ】
アラブのお好み焼き。
デリー・スルターン朝時代に東南アジアに伝わった歴史ある料理。
タイでは南部のイスラム圏でよく見かけます。
生地の中には野菜、卵、肉類が入りますが地域によって違います。
添え付けのカレーソースにつけつけして食べるとってもおいしいミールです。
すでに腹いっぱいでしたが、ムルタバでさっぱりと締めました。
LOCATION
ホステルから徒歩2分。夕方前には店を閉めてしまいます。
さよならKantang
ここで時間切れ。。
ホステルに荷物をとり"例"のTrang行きTAXI乗り場に行ってみます。
数台待機してますが、ボディは全車「TOYOTAクラウン・ロイヤルサルーン2.8L」
車の事は全く詳しくないですが、このクラウン・ロイヤルサルーンのフレーズは耳にしたことがあります。
この角のあるボディが懐かしい。。
1980年代の型だと思いますが、ミラーはフェンダーではなくドアなんですね?付け替えたのかな?
自分で乗ろうとは思いませんが、流石に人気のある名車です。
後部座席は未だに高級感があり広々してます。
そして料金。
全日聞いていた通り
Trangまでの乗合は一人THB 40 , チャーターでTHB240。
荷物も多く待ち時間も長そうだったのでチャーターで向かうことにしますが、
好奇心から「一人THB40なのになんでチャーターでTHB240なの?」と聞いたところ、
『助手席に2名、後ろに4名乗るんで6×THB40でTHB240でしょ!』との事。
勝手に前に1名、後ろに3名と考えていた自分が恥ずかしい。。。
道中、今更特にKantangの話もないのでクラウンの話をいろいろと聞いてみました。
この車、廃棄同然で輸入されたボディにエンジンを載せ替えたそうです。
『なので2.8ℓじゃないよ!』
エンジンを載せ替えたとはいえ、ボディもきれいで内装もしっかりしてます。
実に乗り心地がよくTrang駅に到着させてもらいました。
到着後、持っている2等のチケットを1等に変えるべく駅で問い合わせますが、
予想通り1等に変更OK!
既に到着している汽車に乗り込み15時間かけて家路につきました。
これで今回のTrang旅行は終わりです。
リボン島、Kantangの2か所にいきましたが、まだまだ行き残したところ、もう一度食べに行きたいところなどあります。
また、次回Trangに来た時にはもう一か所行きたいところができました。
TrangからNakohon Si Tammaratへ行く途中にあるนาโยง/ナーヨン。
ここは伝統的な織物を織る村があり、その村の歴史も非常に興味深い。
こうなると次回は女房の実家に寄ってからナーヨン⇒Trangに入るのが良さそうです。
今年のソンクラン休みが普通に取れるようなら次もTrangに来てしまうかもしれません。