本来食にこだわりがなく特別苦手なものがない限りなんでも飲んで食べます。
日本であれば鍋に入れる春菊、タイではクイッティアオに入れるマラ(苦瓜)、どちらも素材自体は嫌いなわけではないので食べるんですが、この2点は影響力が強すぎるんですよね。特に鍋に春菊入れて煮込むとみんな春菊の味がついてるような気がしてダメなのです。。
食品を買う時にも特に気にすることなく選り好みはしません。ただコーヒーのように種類、銘柄が豊富なものは色々な銘柄に手を出してしまいます。今までの経験から分かったのですが、結局色々なものに手を出したところで自分のバカ舌ではこだわりの味に気がつけないのです。
結果選んだり悩む時間が煩わしく、コーヒーはマンデリン!なければその店のブレンドを注文します。これは長年続けていることでそうなるとマンデリンが好みの味になってくるんですね。
このマンデリン! インドネシアはスマトラ島のマンデリン族によって栽培されたのが始まり。。ほろ苦く酸味は弱め、ブルマンやキリマンジャロのような酸味の強いコーヒーと比べる違いがよくわかります。
いつかスマトラ島へコーヒー飲みに行きたいですね。
タイのコーヒーは飲む人口もかなり多くコーヒー生産もなかなか盛んなんです。北部でも生産はされてますが、そのほとんどが南部での生産。
タイでコーヒー生産の始まり
知っている限りではタイ王室のプロジェクトでチェンライ北部の山岳民族に栽培を始めさせたことが有名。この山岳民族はもともと中国の支援などでケシ(アヘン)を栽培していたんですね。当時は世界最大の産地で " ゴールデントライアングル"と呼ばれています。
山岳民族はケシ栽培で生計を立てており自らもスパスパ吸っていたわけですが、ここでタイ王室としてはタイのイメージを払拭したくこのケシ栽培を止めたかったんですね。
しかし現地の方はあくまで生計を立てるために栽培していたのでただ辞めさせるわけにはいきません!そこで変わりにコーヒーや茶の栽培をさせて生計を立てさせます。これは30年以上前の出来事ですが、そんな昔のタイでよくこのような素晴らしい政策ができましたね!
やはりRama9世(プミポン前国王)は"Great King"(タイ王国の歴史でこの称号を持っているのは7名のみ)なんですね。
タイのロブスタ種
このタイ北部のコーヒーですが、恐らくすべてアラビカ種と思われ、南部で栽培されているコーヒーはほぼロブスタ種です。
ロブスタ種の生産量のほうが圧倒的に多いのですが、これはタイのコーヒー文化が大きく影響してます。
タイ人はブラックで飲むことは好まず練乳、スキンミルク、砂糖をコラボレーションして極甘アイスコーヒーを好みます。今では、エスプレッソマシーンやドリップで落としたコーヒーにコラボを施して甘々コーヒーを作りますが、以前は安価なコーヒーパウダーなどを使ってました。南部の市場などでは未だにコーヒーパウダーを使っているところがほとんど。
このコーヒーパウダーのような加工品は南部産のロブスタ種を使っているんですね。
その為、ブラックで美味しいコーヒーを飲むとなると必然的に北部のアラビカ種を選ぶことになります。
以前、7-11などで売っているインスタントコーヒーを買ってブラックで飲んでみましたが、不味くての飲めたものではありません!自分が飲めないくらいなので普通の人が飲んだらゲロ吐きます。
MOCCONA-classic blend
45gでTHB 20位ですから激安!
あまりの安さに今でも買ってますが、必ずミルクが入ります。
そこでレギュラーとして飲むコーヒーですが、長い事ランパーン産のコーヒーを使ってます。飲み続けている理由は初めて飲んだときに味わいが自分の好みに合っていたのとオーナー親父さんの人柄でしょうか。。
2年に1度位はJ.Jモールに行って他のコーヒー豆を買うこともありますが、このランパーン産のコーヒーだけは不変!
今まではこのコーヒー農園は定期的にバンコク近郊のイベントに出てきていたのでその時に買っていたのですが、このコロナ禍でここしばらくは出てこないので買いに行けません。
そこで今回、オンラインで注文して届けてもらうことにしました。
Pang-Ma-O Coffee
注文はこのHPから
種類はいくつか選べますが、いつものArabicaを注文!
注文ページ
豆の種類を選んだ後、
豆の状態を選択します、ชนิด(タイプ)をプルダウンし4種類の中から選びます。
上から
บดแบบกลาง(中細挽き)
บดแบบละเอียด(細挽き)
บดแบบหยาบ(粗挽き)
เมล็ด(ホール)
そして
Weight
250g / THB 125
500g / THB 230
とっても簡単!
後は送り方、送り先など必要事項を入れておしまい。
支払いは口座振り込みにしました。支払いができたら手続き完了の画像を撮ってメールで送れば発送してくれます。
そして注文終了後(支払いは未だ)5分位したところで電話が鳴ります。
『コーヒー注文した? 支払い終わった?』とPang Ma Oの親父から。。。
あまりにも暇なのか異常なレスポンスです。
口座に振り込むからもう少し待つように伝えると
『いいよ!いいよ!配達員が来た時に払えば!』
要は代引きでOKとの事。
こちらとしては手数料もかからず楽なので親父さんがいいならそれでいきます。
久しぶりなので少し現況を伺いました。
『コロナだってコーヒーは育つのでやることはあるよー! ただイベントとかでバンコクに行けなくなったのでちょっと退屈だよね!』だそうです。
田舎の親父ですからねー!いつ話しても全く変わらない!
『今度は農園においでよ!』
毎回言ってくれますが、未だに行けてない。。。
4年前ランパーンに行ったときに農園に行く予定でしたが、天候が悪く断念。。
プレーとの県境でなかなかキツイところにあるので簡単ではないのです。
次回は必ず。。。
このやりとりは土曜の昼頃だったのですが、翌日の午後もう届いちゃいました。
注文内容は
Arabica 500g / whole beans
THB 230+TAX+shipping
国内ですからTHB 300でおつりが来ます。
到着後1日寝かせて(意味はナシ)からいただきます。



う~んやはり香がイイ!
朝食のサンドイッチと一緒に。
500gありますので2か月くらいはいけますが、もう1件コーヒー豆の購入を考えてます。
ここはランパーン旅行に行ったときに立ち寄った店で見つけたコーヒー
【Go+ Cafe' Lampang】
料金はPANG MA Oより高く、店での売り方もタイの田舎でやっているにしてはなかなかのこだわりを持ってます。
ここのVienna Roastも好きなんですよね。
Medium darkで酸味が弱い。。。PANG MA Oもそうですが、結局はマンデリンと似た特徴のコーヒーを選んでるんですね。
コーヒーは毎日飲むのでやはりの見慣れたものを欲しているようです。
この2銘柄があればタイでのコーヒーは困りませんが、オンラインなどではなくできれば店や農園で購入したいですね。
今後はバンコク周辺で簡単に手に入るコーヒーを探したいところです。