Gangotri(ガンゴートリ)巡礼からGomukh(ゴームク)
前回Badtinath編で紹介したChar Dam Yatra.
この4つの聖地の中で最も訪れる人が多く、外国人も多い。克、行き易いのがここ『ガンゴートリ寺院』
これは2009年頃?の記録になります。
ガンジス川源流とされていますが、正確にはGangotriで流れている川はBhagirathi川。
一般的にこの川がガンジス川の主流とされており、訪れる人も一番多い。
実際自分もこの巡礼ではいろんな国の方々を見かけ、アシュラムではロシア人、ドイツ人、日本人の旅人と同宿しました。
インドの方はこの巡礼では幾つか重要な聖地に立ち寄りますがそれは後術します。
アクセス
起点となるのはBadrinathと同じヨガの聖地Rishikesh。
もちろんバス停も同じ。
バスの最終目的地はGangotriですが、手前の街Uttarkashiに寄って行きましょう。
Rishikeshより7-8時間のバス旅、途中の街で休憩が入りますのでトイレ、食事はできます。休憩地はTehriによることが多いですね。
道はしばらく山岳地を抜けていきTehriダムからはBhagirathi川(ガンジス川主流)に沿って北上します。
Uttarkashiもインド人巡礼者にとって重要な聖地として位置づけされており、巡礼者はUttarkashiを終着とする方も多くいます。また、アシュラムも多くヨガを習得する方もいますが外国人はそう多くありませんね。
そしてGangotriからGomukhへ行く方には重要な場所でもあります。
ここの政府オフィスでGangotriから先のGomukhへ行くパーミットをとります。
このパーミットはGangotriでもとれますが1日あたりの国立公園への入場制限などもあるので巡礼シーズンは数日待たされることもあります。Uttarkashiでとっておけばその後の予定は立てやすいですね。
Uttarkashi
大きな街ではありますが標高は1,158mあるので夜は冷え込みます。
バススタンド
大きな町のバススタンドですので日中はごった返してます。
巡礼の方々
同じバスの乗ってきた新婚さん
このUttarkashi巡礼をとても重要視しており、日本的に言えば新婚旅行としてこの地を選んだそうです。
一生に一度の巡礼者の横で大根を洗うおじさん。。。
Uttarkashiは何度も通過はしたことはありますが、泊まったのは一度だけです。
普段はここから80km北に行ったPuraliにいましたのでここに泊まる用事はあまりなかったんですね。なのであまりUttarkashiの印象がありません。
Uttarkashiと言えば。。。。
Purali在住時、なんちゃって登山ガイドをしてる弟分とお母さんと住んでいたのですが、彼が一度まとまったガイド代が入ったので、当時出たばかりのケーブルTVであるTATA SKYの機材をUttarkashiに買いに行ったのです。
確か当時RS1,500だったと思うのでなかなかの高。1泊して戻ってきた彼は嬉しさでご機嫌!
早速セットアップしようとしますが、発電機(近所の)につないでも反応なし。。。
『ちょっと見せてみろ!』と機材を持ったところ、、、、なんか異常に軽い。。
いくらなんでも軽すぎないか?
嫌な予感が走り、Boxを開封!
なんとビックリ!
中身は空っぽ! 平べったい軽石みたいなものが2,3枚貼り付けてあるだけでなんもない!
流石にこのセンスに受けてしまい笑いそうになったが、横でスーッと涙を流す男をみて笑えなくなってしまった。。翌日Uttakashiにいる友人に買った店(屋台?)に行ってもらったら、すでにドロンしてたそうです。
漫画の中のようなことが身近で起きるのがインドなんですね。
とUttarkashiと言えばこの印象が一番強い。。
Uttarkashiで観光、パーミット取得ができたらバスでGangotriに向かいます。
ここからはBhagirathi川に沿って山道を100km走ります。
Gangotri
ここがYatraの目的地であるGangotri
流石にガンジス川源流、最大の聖地一つ、雰囲気があります。
ここからGomukh , Tapovanへ行く方は2,3日滞在して高度順応していた方がいいでしょう。標高が3,415mあり日本でいえば富士山に次ぐ高さになります。実際ここからGomukhまでの道中で高山病の症状になっている方を何度か見かけたことがあります。
ここGangotriでやる事、
まずはUttarkashiでパーミットを取っていない方はまず申請しましょう。
それ以外では各々目的によってヨガや周辺観光などやることがあると思いますが、酒と肉の入手は困難なのでお忘れなく。
Surya Kund
Gangotriの入口にあります。
バスを降りて寺院に歩いていくと右手に轟音をなりたてて登場!
この辺からでもすでに氷河をまとった山が見えます。
真っ白のピークが見える山は
Sudarshan Parbat(6,507m)
Gangotriでは彼の宿でお世話になります。
たしか1泊 Rs250くらい。頼めばバケツにお湯を用意してくれます。
いつも9月~10月の間に行くのでこのお湯がありがたい。
この少年たちの視線の先にはインド映画が流れてます。
Gangotriには何度かあがってますがGomukh , Tapovanには1度しか行ったことがありません。それ以外は日がな一日コーヒーとスナックを嗜みながらTVで流れるインド映画を観てるんですね。
GANGOTRI TEMPLE
Gangotri Yatraの目的地、この先にGomukhという究極の巡礼地がありますが一般の巡礼者はUttarkashiを経てGangotri寺院に来ることで巡礼が完結します。
基本的にはその年のDiwaliでクローズし翌年の5月頃にオープンします。その間は雪の中。。。
この時は9月の終わりでしたので巡礼のピークは終わってました。
Badrinathの時と比べるとややひっそりしてますね。
Gangotri寺院は他の巡礼地と違って何度も来ているので雰囲気慣れしてしまってたのだと思います。あまり【Hindu temple dedicated to Goddess Ganga/ガンガーにささげられた寺院】としての特別感が薄れてきてしまいました。
また、Gangotriは巡礼だけでなくインド人や外国人のトレッカーも比較的多いので参道には他の寺院とは感じがややソフトなんです。
このGangotriですが、インド人の巡礼地とともにGomukh , Tapovanへのトレッキングなどの起点にもなります。参道には多くのレストランと宿がありピーク時はごった返し全体的に物価も上がります。タイミングが許せばやや落ち着いたシーズン終盤の9月後半から10月初めがベストでしょう。かなり寒いですが余裕をもってのんびり過ごせます。
次回はGomukhへ上がります。
⇒すでに行程は紹介済でしたので興味のある方は下記へどうぞ!
Gomukh /ゴームク