女房が面白い日本の動画があるのいうので夕飯時に一緒に見てみた。。。
その動画は東京ガスのCM集で短い感動ストーリで構成されている。
この分野はタイも得意で何年か前には保険の感動CMが評判になりました。
元々弱い方ではありますが、東京ガスのストーリーのいくつかはウルウルさせるものであり、実際目頭が熱くなりました。それを見た女房に「ガスの宣伝がそんなに感動するのか?」と不思議がられましたが、『あなたは少し日本語の勉強をしなさい。。。泣けるから。。』
なんてことがあり女房から今まで見た映画やドラマで涙した作品はどれか?と聞かれたので遠い記憶を含めて思い起こしてみました。
- 泣かされた映画10作
- 火垂るの墓(1988 : Japan)
- Dasvidaniya(2008 : India)
- The Elephant Man(1980 : United Kingdom/United States)
- 愛と追憶の日々(1983 : United States) , 夕べの星(1996 : United States)
- 春にして君を想う(1991 :Iceland)
- ラスト・プレゼント(2001 :Korea)
- Ghajini(2008 : India)
- 芳香之旅(2006 :China)
- セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992 :United States)
- Kabhi Khushi Kabhie Gham...(2001 :India)
泣かされた映画10作
火垂るの墓(1988 : Japan)
野坂さんの原作は読んだことはなく見たのはジブリのアニメのみ。
おそらくTVの再放送か何かで見たはずですが、悲しさと怖さが合わさった涙腺崩壊でした。
そもそもこのアニメを見て泣かない人間がこの世にいるのか?と思わせますね。。
作品の良し悪しは人それぞれですが泣かす映画である事は間違いありません。
Dasvidaniya(2008 : India)
余命3か月の37歳独身会計士が人生の最後に10の願を自ら叶える映画。
似たようなテーマはハリウッドなどでもつくられてますが、こちらはひっそりと静かに人生の最後を迎えていきます。
名優Vinay Pathakがハマり役をおもしろおかしく切なく演じます。
一人でコルカタの小さな映画にて鑑賞しました。一般的に娯楽映画・ラブストーリーを好むインド人ですが、この少し変わった雰囲気の映画を観に来ようというインド人は流石に涙してました。
日本にに居て見られる作品ではありませんが、可能であれば是非見ていただきたい!涙腺崩壊ではなくホロリとさせてくれる素晴らしい作品。
The Elephant Man(1980 : United Kingdom/United States)
19世紀に実在したジョゼフ・メリックの物語。
田舎の小さな映画館で3本立ての1本として上映されたときに鑑賞。
小学生の時に友人と3人でいきましたが、そもそもこの映画はアクション・ホラーみたいなジャンルだと思ってたのです。Manがつくので多分ウルトラマンみたいな超人が主人公だと思ったんでしょう。
田舎で子供だったのでTVや本の情報は知らず、町に貼ってあるチラシで決めたんですね。
一応近所の兄さんには「なんでエレファントマンなの?」と聞いていたのですが、その答えは『お母さんのおなかの中に居る時に象さんにお腹を踏まれたため特殊能力がついてしまったのだ!』⇒全部ウソ!
ほとんどスーパーヒーローものと思って行った反動は大きく、映画終了時は3人とも席を立てず、、、。他のお客が退出した後に涙流しながら帰った覚えがあります。
愛と追憶の日々(1983 : United States) , 夕べの星(1996 : United States)
ほとんど見なくなったハリウッド映画ですが、これでも前はアホみたいに見ていたのです。いくつか泣かせてくれた映画あるのですがなかなか思い出せず。。パッと出てきたのがこの作品。続編の夕べの星もストーリーはつながっており合わせて一つの映画としてしまいます。
とにかくキャストが素晴らしい!
主演のシャーリー・マクレーンは公開当時49歳、夕べの星では62歳。作中では強烈なキャラクターを好演。そしてジャック・ニコルソンの出番もカッコいい。
春にして君を想う(1991 :Iceland)
アイスランド大使館のこけら落としに招待状をいただいて鑑賞。
当時、長編作の制作は年間10本にも満たないアイスランド映画界、この作品がアカデミー賞にノミネートされたときは大統領だか王妃(王国じゃないから王妃なんていないかな?)からメッセージが送られてました。
老人ホームで再会した老カップルのロードムービー。
通して出演しているのは主演の二人のみ。特に老女を演じたSigríður Hagalín(シグリドゥル・ハーガリン)の演技は最高レベル(本作は彼女の遺作)。
そして最後の場面に突如現れる天使はブルーノ・ガンツ、ベルリン・天使の詩のダミエルそのもので登場し主人公を迎えに来ます。ブルーノ・ガンツの登場はココだけですが流石の存在感!
こちらもDasvidaniya同様ホロリ系ですね。。。
ラスト・プレゼント(2001 :Korea)
泣けるようにできているストーリーで特に突出した作品ではないのですが、オチどころでしっかり涙してしまいました。イ・ジョンジェはもともと韓国映画界の中ではかなり好きな俳優なので少し思いも入ってますかね。。。詐欺師だなんだのと登場しますが基本的には "悪役" が登場しない涙を誘う作品。。。
Ghajini(2008 : India)
今年1度見直してますが、やはりエンディングがやばい!
エンディングまでに泣けるシーンは一切ないですが最後でブワッときます。
映画館で見た後の数日はエンディングでShreya Ghoshalのコーラスを聴くだけで泣けてきました。
芳香之旅(2006 :China)
映画などの芸術作品で涙をするというのは人によってそれぞれ違うツボがあるかと思います。自分の場合この作品がそのツボに入りました。
本作で涙する人はほとんどいませんが何故か最後にホロリと。。。
雲南省の魅力的な風景、60年代の中国の雰囲気がなんともそそります。
主演のチャン・ジンチューは2005年にローカル映画祭で来日。その時に会場でお会いできましたが、『なんちゅう綺麗な女性なのか!』それまでに何人もプロスポーツ選手や芸能関係の方を目撃したりお会いしたことはありましたが、初めて写真撮影とサインをお願いしてしまいました。その後ラッシュアワー3やミッションインポッシブルなどハリウッド映画にも出演。もちろん共演のファン・ウェイの演技も素晴らしい!
セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992 :United States)
アル・パチーノ一人にしてやられました。
素晴らしい作品ですが泣くようなストーリーではありません、これもやはりツボを押さえられてしまったというか。。。他の作品と違い"感動"してどうこうなったのではなく"興奮"で泣けてしまった感じ。
アル・パチーノのタンゴと最後のスピーチだけでも見る価値あり!
アカデミー賞で主演男優賞をとった瞬間はライバルの俳優さん達も『ほっ』としてましたね。『いいかげんアルにあげてくれよ!』みたいな感じで。。。
本作で受賞するまで6度ノミネートで受賞は0でした。。。
Kabhi Khushi Kabhie Gham...(2001 :India)
家族モノ映画の中では最高レベルの作品。
天才Karan Joharの監督第2作目。
3年に1度くらいのペースで見れば必ず泣きます。
映画や山など娯楽やアートに順位はありません。
泣ける映画10作、楽しい映画10作、秋によかった10山などをあげることはできますが、それらに順番はつけられないのです。
このリストも半年後に作ったら半分位かわってるかもしれません。
ここ数年はあまり映画も見ていないしインド映画以外はこの20年でも本当に少ないです。その為リストではインド映画が4作品はいりました。日本映画や欧米の映画でもいろいろあったと思うのですが、記憶が曖昧でパッと出てこないんですよね。。
また、条件として映画館で見ている作品!としたかったのですが、火垂るの墓と芳香之旅は見れてません。
タイのコロナもそろそろ落ち着いてきたのでシアターに出向いて泣ける映画を観に行きたいですね。!
以上、泣かされた映画10作品でした。