2022年の結婚記念日はアユタヤ―へVIP旅行に行ってきました!
アユタヤ―は12月に行ったばかりですが、このところコロナ増加中なのであまり派手な事はせず近場であるアユタヤ―で過ごすことにしたのです。。。
事前にホテル・汽車・ディナーレストランは予約して、女房にはどこに泊まって夕食をどうするかはナイショ、アユタヤ―へ行くことだけ伝えておきます。
結婚記念日というのはそもそも夫婦のイベントなのですが、なんとなく女性向けのイベントになっている気がするんですね。まあ日ごろの感謝も含めるとそれでいいのかな。。
因みにここ数年の結婚日は。。。
2018年 バンコクチャイナタウンで一泊
旅行業を離れてから初めて取引のあったホテルに普通のお客として泊まりました。(泊り: Shanghai Mansion)
ディナーは【Ba hao八號】でしたが思わぬ客が登場し。。。
※記事は結婚記念日のものではありません。
2019年 ローカル市場と田んぼの中のホームステイ
日帰りでしかいった事のなかったSam Chuk Marketで1泊
2020年 コロナで停滞。。自宅で普通に過ごす。。
2021年 ケーン・クラチャン国立公園でキャンプ
2018年のチャイナタウン以外はキャンプにホームステイと、ほとんどお金をかけていないのがわかります。ケチケチ記念日にしたわけではなくたまたまこうなっただけなのですが、今年は少しゴージャスに行こう!とそこそこいいホテルをとりました。
代金だけ比べると前回泊ったカンチャナブリーのホステルより15倍も高い部屋代になりました。前回が安すぎるのも有りますが。。。
アユタヤまでのプロセスは12月と全く同じ、乗った汽車も同じNo.111。
Bang Sue Junction Station
ホームに出る屋台の数も少しづつ増えてきましたね。
まだフアランポーン駅始発の汽車もありますが、我が家はバンスーのほうが便利なのでフアランポーンから汽車に乗ることはもうないかもしれません。
国鉄時代、東北の人間は東京に来るときは上野駅が起点となりますが、あの上野駅の雰囲気がよかったんですよね。フアランポーン駅にも同じ風情を感じていたのでさみしい気はします。
アユタヤには早い時間に着けるので、到着後朝食を食べて前回とは違う遺跡を2か所位周ろうと思いましたが、まさかのアユタヤの一つ前の駅で車両故障。。特に珍しい事でもないですが、結局アユタヤ着は1時間の遅れ。。。
今回は汽車を降りトゥクトゥクスタンドなどがあり駅舎側には向かわず反対側から出ます。
- Wihan Luang Pho Suriyamuni
- ก๋วยเตี๋ยวเรือ อยุธยา เจ๊ติ๋ม(クイッティアオルア アユタヤ Jetim)
- Wat Chakkrawat
- Wat Kudee Dao
- Wat Samana Kottharam
線路を渡って細い橋を抜けると。。
古いお堂があります。
Wihan Luang Pho Suriyamuni
チラ見で通り過ぎてしまいましたが、アユタヤ朝時代に建てられたという長い歴史のある建物だそう。
駅舎側とは違ってこちらはとってものんびり、ご老人の日向ぼっこと子供たちの遊び場となってます。
まずは朝飯!
と思うもこちら側にがモーターサイはなさそう。。。
地図を見ると2kmくらいのところにクイッティアオ屋がありますので歩けないことないですが。。。
こちらの商店の旦那に聞いたところ『この辺りはその辺の人に声を掛けてバイクを載せあったりしてるのでモーターサイタクシーはないよ! そんでどこまで行くの? 遠くなければ乗せてくよ!(暗黙の有料)』
地図に載っていたお店を伝えるも『その店は知らん!』と。。。
思いっきり地元民なのにちょっと先のクイッティアオ屋を知らないのはおかしいですね~
旦那がとにかく行ってみよう!と言うので送ってもらうことにします。なければ旦那がこの辺で有名なクイッティアオ屋に連れて行ってくれるそうです。
着きました、、、ありましたクイッティアオ屋さん。
が!店の名前が違う!地図には旧市街にある有名店と同じ名前がありましたが、ここの名前は、、、
ก๋วยเตี๋ยวเรือ อยุธยา เจ๊ติ๋ม(クイッティアオルア アユタヤ Jetim)
よく見ると店名のついた看板が3つぐらいあるので、恐らくオーナーが入れ替わり店の名前も変わっていくなか、古い看板をそのままにしているのでしょう。
そして店内は広々しているもののガラガラ。。
クイッティアオだけではなくナムプリックガピやご飯ものも有り。
値段は普通かな。。。
当然! クイッティアオを注文(トムヤム)
まずはムーデーン(チャーシュー)から、『おっ!美味い!』
豚が豊富に入っているので麺と同時にどんどんいただきます。
そしてどんぶりに豚がなくなるとスープをすするわけですが。。。。
味がしない。。。
タイの麺料理にはありえない味です!
ベースのスープはただのお湯ではないのか?ふつうは鶏ガラやら味の素なんか入れてるはずですが、ほとんどスープに味がしない。。
女房はナンプラーやら砂糖やらいろいろ放り込んでますが結局どうにもならなかったようでスープは残します。
いや~いい経験しました。こんなクイッティアオはタイで初めて!
一応腹も満たされたので観光に行きます。
目当ての遺跡はここから歩いてすぐですが、道中に小さな遺跡があるのでいくつか寄っていきます。
Wat Chakkrawat
残っているのは仏塔と恐らくUbosotなどの基部のみ。
当時はなかなか立派な寺院だったとことでしょう、仏塔はさほど大きくないですが見栄えはいいですね。
朝夕に地元の方が参拝にくるのでしょう。
ほとんど補修のされない遺跡は味があります。
遺跡保存ってのは大事な事なんでしょうけど、遺跡に寿命があってもいいと思うんですよね。。現在も使われている寺院などは別ですが。。。
Wat Chakkrawatからこの木橋を渡ったところに目当ての遺跡があります。
Wat Kudee Dao
なかなか立派な遺跡ですがここも入場料かかりません。
Tumnak Kummalean
1351-1491年頃に建てられたとの事なので、アユタヤ朝400年の歴史でほぼ最祖の寺院になります。
この建物は皇太子の住居として使われていたと言われてます。
立派な樹木が隣接しており、その根は遺跡の中まで入り込んでます。
外壁の階段を登れば2階に上がれますが、ステップは狭く手摺もないので気を付けて登りましょう。
窓が2段になってますがこの建物は元々2階建てだったため。
真ん中の土間はすっぽり抜けてます。
Chedi
メインの仏塔の他、Viharn、Ubosotがありますが実に見事!
この広大な敷地は全てレンガで埋め尽くされてます。通常の寺院はUbosotやVihanの内部だけレンガ床になってますが、ここは敷地内全体がレンガ床!
これは他で見たことはありません。
崩れ落ちた仏塔
仏塔の先は崩れ落ちそのまま遺跡となってます。
基部の大きさから元々の仏塔はかなり大きなものだったと思われますね。
Viharn
内部の石柱、仏像はほぼ砕け散ってます。
仏像跡
こういったあまり有名ではない遺跡に来ると思うのですが、入場料をとるような有名な遺跡(ワット・マハタート、ワット・ヤイチャイモンコンなど)と比べると仏像の残り方があまりに違いすぎます。もちろん首や胴から切り落とされた仏像は多くあるのですが、マイナー遺跡の仏像は原形がほとんど残っていない。
なんか過剰な修復(復元?)をした時期があったのかな~なんて勘ぐってしまいます。
また、入場料をとるような遺跡は外壁や仏塔を塗りなおしてますのでレンガがむき出しにはなっておらずしっかり塗られてます。
要はお金をとれる遺跡なのか?お金をかけられる遺跡なのか?の差があるんですね。
Viharn周辺もレンガがびっしり!
Ubosot
ここの仏像は形が残ってますが、有名遺跡とはやっぱり違いますね。
このUbosotを象徴する石柱、高さ12mくらいかな?
外壁の歪みもすごい!
Ubosotの外観
いや~けっこう立派な寺院ですよね~
作りもいいですが、遺跡としての残り方が見事でした。
Wat Kudee Daoから徒歩5分くらいの所にこのエリアで一番有名且つ入場有料の遺跡【Wat Mahaeyong】がありますが、遠目に見たら改修の真っ最中だったのでキャンセル。
いつでも来れるし入場料払って建築足場見るのもね~
それにココは朝一か夕暮れ時が綺麗なので次の機会にしましょう!
さて、昼近くなってきたのでそろそろホテル近くに移動したいと思います。
この通りですがアヨタヤ通り(ถนน เทศบาลเมืองอโยธยา)といいまして、ソンテオ(乗り合いトラック)がとても少ないのです。ソンテオの本数の増える通りまで2kmもないので歩きますが、この日は結構暑い! 途中のジューススタンド適度に水分補給をしながら向かいます。
Wat Samana Kottharam
道中に休憩がてら立ち寄った寺院
とにかく気になった緑色した異様な鳥
宗教のことはよくわかりませんが、仏陀の横にいる定番の鳥なんでしょうか?
あちこち寄り道していたらかなり時間がかかってしまいました。
ようやく大通りまできました。
通りの交差点にある大きなチェディはChedi Wat Sam Pluem
もともと寺院でしたが道路建設の為に仏塔以外の施設は破棄されてます。
右奥に見えるやたらと傾いた仏塔はWat Yai Chai Mongkhon。
アユタヤでは傾いた仏塔としてWat Phu Khao Thongと共に有名ですが、この角度からが一番傾いて見えますね。
大通りからは流しのトゥクトゥクをひろって川沿いのホテルへ!
料金は予想してた半分のTHB 50でした。うまく乗り合いのソンテオがくればTHB 10p.pで済みましたがそれでも安い。
所要15分くらいでしょうかホテル近くのアユタヤ病院で降ります。
途中、車が故障したので修理屋まで行きたいという欧米人とタイ人のカップルも拾っていきました。
12時を回ったばかりで少し早いですが、土曜なので恐らく今行ってもチェックインはできるでしょう。
どこに泊まるかは女房には内緒にしてますが、まだ何も聞いてこない。。。
ビックリするようなところに泊められませんが、ビーチに行くとき以外はいつもゲストハウスかホームステイなのでホテルと名がついていればそれでゴージャス!
女房が楽しみにしているこの日の宿泊は?
続く。。。