前回はタイ隣国旅行マレーシア編でした。
今回はラオス編
仕事関連でビエンチャンのみの滞在は何度もありますが、時間をかけた旅行と言えば主に2回です。
ラオス
1回目(2008)
当時タイ北部チェンマイに住んでいたのですが、カンボジアの友人とPchum Benを過ごすためにラオスを横断してカンボジアに行きました。
※Pchum Ben---細かい事は自分もよくわかってませんが、カンボジアのお盆のようなものと思ってます。
ラオスまでのルート
チェンマイ⇒タートン⇒メ―サロン➡タチレク(ミャンマー)➡メ―サイ⇒チェンセーン⇒チェンコーン➡フエイサイ(ラオス)
ごちゃごちゃ寄ったのでラオスに入るまで2週間くらいかかってしまいました。
移動はバスとソンテオ
ラオス内のルート
フエイサイ⇒パークベン⇒ルアンパバーン⇒ビエンチャン⇒パクセー⇒チャムパサック⇒ノーンノックキヤン➡クラチェ(カンボジア)
当時日本のパスポートは15日間はビザなしで入国可。この行程で15日間は日数が足りなくパクセー以降はちょっと急ぎ足になりました。途中で一度タイに入国してラオスに入りなおすことも考えましたが、そもそもの目的は旅行ではないので予定通りカンボジアに入国。
フエイサイ
対岸の街チェンコーンから小舟で国境超え。タイ側で出国手続きをし船に乗り込みます。メコン川を横断したイミグレーションを通過すればラオスに上陸となります。
※現在はここに橋ができており船着き場のイミグレは無くなっているそうです。皆さん今はバスで国境超えのようですね。
チェンコーン川の船着き場
2013年には第4タイ・ラオス友好橋が完成し陸路での行き来が可能になったそうですが、当時は大型のトレーラーも船で国境超えてました。
この国境超えの船ですが小さなエンジンがついており川を渡るのは問題ないですが、渡っている最中にエンジンが停止!?船頭がいじってもかからず多分300mくらい下流に流されたところで他の船が救助に来てくれました。
まあこんなこともあるだろうね・・・・と思って特に気にもしませんでしたが、同船していたドイツ人親子のお父さんは「なんて!エキサイティングなんだ!助けに来るタイミングもしばらく流されてから、、、絶妙だよ!」と。。。
それを聞いていた息子さん(12,3歳くらい)は知らんぷり。
この二人とはメソートで一度顔を合わしており、声を掛け合う間柄ではありましたので旅行を親父さんの方がエンジョイしていることはすでにわかってました。。
下流に流され大型の船に激突!お助け船に乗り換える際は竹竿で方向を変えて乗り移りました。
『お父さん大喜びだね!?』にこの苦笑い
このフエイサイはほとんどの旅行者は1泊だけして翌朝のルアンパバーン行きのスローボートに乗っていきます。
この時点では先を急いでもいないし、この国境の小さな村も良さげだったので3日間滞在してのんびりしました。
歩いて行けるみどころは?と言われて唯一教えてもらったのがこのローカル市場
来てよかった!なかなか楽しいところです。
市場に行く前に通りかかった道で音楽ながして大騒ぎして宴会してるラオスマダム達。。。市場に行くから帰りによるね!(ウソ)とスルーして帰りにこっそり帰ろうとしたら、家からでて道で待ち伏せされました。
全員ベロンベロンによっておりそもそも言葉も通じないので少し付き合った方がいいと判断。
とにかく言葉がわからないので知らない食べ物沢山食べさせられました。
これは確かトウモロコシのお菓子みたいなもんだったと思います。
目立った観光施設はなさそうですが、2,3日滞在して散歩すると楽しめますよ。
小さい旅行代理店で、、、旅行業を勉強している女子学生さんには毎日遊んでもらいました。
フエイサイからルアンパバーン
タイからルアンパバーン旅行のハイライトの一つ。
木の直角椅子に長時間座るのはきついですが、メコン川をスノーボートでゆっくり下る1泊2日の船旅には浪漫があります。
ほぼ旅行者ですがツーリスト専用ボートではありません。
船内にはお菓子屋やビールの販売もあり!
現在はクッションのきいたソフトシートになっているのでかなり楽になったそうです。
パークベン
中間点の村に船をつけ1泊。
宿は到着後自分で探しますが、船着き場に客引きが来ますので問題ありません。
食堂の客引きも来ます。
ただし電気は夜8時くらいで切れますのでそれまでにすべて終わらせておかなくてはならない。
ルアンパバーン
2日目夕方に到着。
宿の客引きは沢山来ますがまだ明るいので自力で探します。
以前はこういった宿探しなんかも楽しみの一つでしたが、簡単に世界中の宿が予約できる今ではほとんど飛び込みはないですよね。
ルアンパバーンではこの朝市が一番楽しい。
Wat Xieng Thong
この町で一番目玉となる寺院、雰囲気のいい素敵な寺院です。
托鉢
これを目的に来る方も多いですね。
Wat Chomphet
対岸のお寺、渡し船で対岸に渡り10分くらい上がると高台の眺めのいいところにあります。
プーシーの丘からの眺め
ルアンパバーンの目玉はナイトマーケット・プーシーの丘・托鉢・Wat Xieng Thong ともう一つクアンシーの滝がありますが、滝だけは行きませんでした。
みんな大好き!ルアンパバーンですが、どうも入り込めませんでした。5日間くらいはいたのですが、最後は退屈で出て行った感があります。
でも確かに景色は素晴らしい。。。
ルアンパバーンからはバスでヴィエンチャンに移動。
途中のバンビエンでほとんどの旅行者はおりましたが、当時はドラッグ・パーティで有名!滞在期間も限られていたし興味もないのでいい気にビエンチャンまで移動。
この道中、山道が厳しいですが景色は最高!
ビエンチャン
特にやる事もなかったのですが、とりあえず南部ラオスへ行く前の中継点として2日間だけ観光しました。
Pha That Luang
ラオスを象徴する仏塔でピカピカ。
16世紀にルアンパバーンからビエンチャンに都を移した際に建立されたとの事。。。
中国、ビルマ、タイの侵略により何度も修復を重ねてきており19世紀になって今の形に復元されてます。
仏塔の高さは45m
遠くから眺めて目立つほど高くはないですね。
Patuxay Monument
1962年にパテート・ラーオ(共産主義革命勢力)が内戦に勝利した記念として建立した凱旋門。始めたはいいが資金不足で未だに未完成だそうです。旅行者にとってはPha That Luangよりこちらの方がビエンチャンを印象付ける観光地かもしれません。
グランドフロアの天井にはインドラの神々が飾られてます。
他国の有名な凱旋門と同様、ゲートから所要道路がでてます。
メコン川の先にあるSi Chiang Mai(タイ)を眺める
当時は施工中でしたが、数年後にこの辺りは市民の集まる遊歩道やナイトマーケットができることになります。
ビエンチャンからはパクセーまで夜行バスで移動!
すでにラオス入国一週間を過ぎていたので一気に行きます。
調べればいろいろ寄りたい土地もあるのでしょうが、どうせいけないので調べない。。。
恐らくラオス最長の国道であろう国道13号線を南下!
主要都市の間に登場する平原が美しい、特に日の出のタイミングは格別!
バスの中からしか見れませんでしたが、今まで見てきた最高の日の出の一つです。
大都市パクセーではすぐにトラックに乗り換えチャムパサックへ!
チャムパサック
ラオス出国日の2日前までここに滞在し、有名なシーパンドンに2日間滞在して出国の予定。
この村には数年後再訪するのですが、訪ねたラオスの土地では一番好きな場所です。
パクセーから乗合トラックでチャムパサックの対岸に到着、メコン川は渡し船で横断するのですが、当時この辺りも橋はなかったんでしょうね。ここでも車が船で渡るところが見れます。
乾季の為、川の水は少なめ。。
それではご覧ください。
2008年チャムパサックの素晴らしい景色
泊っていた安宿Vongpaseud Guesthouseのテラスから
Vongpaseud Guesthouse、周辺では激安の宿。しかし宿で食事もできこのとおりテラスからの眺め(特に夕日)は最高!最後に滞在してから10年くらいたっているので健在かわかりませんがご高齢のオーナー夫婦の人柄はすばらしい!特にご主人はいつも声がでかくいつも笑っているような方。建物も古く清潔とは言いませんが素敵な宿泊ができます。
パクセーで買い物をして自宅にもどるお母さん
メインの道路はまだ舗装されてません。
このへんは一般的な田舎風景であり自分が生まれ育った秋田の風景とたいして変わりありません。
こんなに離れていても手を振ってくれる子供
当然ラオスの子も宝です。
Wat Phu
とにかく眺めにいいユネスコ世界遺産
確か入場料はかかったと思います。
世界遺産とはいえガラガラです。
他に誰もいなかったと思います。
Wat Phuからの帰りで自転車のチェーンが壊れたのですが、その辺にいた村の人に直してもらいました。その方がこれからセパタクローのゲームがあるので来ないか?と声を掛けてくれたので行ってみました。
自分はスキー以外のスポーツは全くダメで玉を足で捌くようなことはできませんが、人が足りないとの事で参加することに。。初日は宿で会った日本人の大学生さんも巻き込んで参加しましたが学生さん達は結構上手なので基本的に標的は自分にされます。
学生さん達はラオス学生さんとの合同セミナーの為チャムパサックを発っていきましたが、二日目以降は自分一人で参加。
ラオス人のメンバーに先を急ぐと言っても「途中で抜けられると困る!」と確か6日間参加したと思います。
彼がこのチャムパサックリーグのエース!!
素人の自分が見ても彼は凄かった!
娘さんがおりしょっちゅう泣きながらパパを呼びに来るんですね。
その都度彼はプレーを中断し適当にごまかして泣き止んだところでプレーに戻る!を毎日繰り返してました。
近所の屋外カラオケ屋の美人姉妹とその子供達
毎日セパタクローを終えるとここで一杯飲み一曲歌って帰ります。
当然、ラオスの曲など知らないので、ここでは当時ヒットしていたタイの曲をお姉さんに教えてもらい毎日それだけ歌ってました。
ここで覚えたのはこの曲
รักคนมีแฟน : เอเซียร์ อาร์ สยาม
彼女がいる人を愛しちゃったのよ!
って曲ですが、当時は意味も解らずノリノリで歌ってました。
リーグ戦も終わり(最後まで上達せず。。。)ようやく出発。
すでに出国期限は過ぎているのでこれからシーパンドンなど寄れるはずもない。。
サパタクロー参加時に国境まで送ってくれるとの事だったので一気にカンボジアとの国境へ行きます。
国境の手前で送迎訳の若旦那が連れて行ってくれたのがここ👇
コーンパペンの滝
あまりきれいな写真ではないですが、これがメコン川最大の滝だそうです。
ここにはメコンナマズやイラワジイルカなど珍しい生き物が生息してますが、つい先日のニュースでラオスのイラワジイルカが絶滅といった悲しい情報が入りました。
自分はこの後行くカンボジアのKratieでこれでもか!というくらいイラワジイルカを見ることになります。
滝を適当に見学後、若旦那の運転でカンボジアとの国境Nong Nok Khieneへ
結局2日間のオーバーステイをしてしまったわけですが、1日あたり1$でカンベンしてもらい出国のスタンプをいただきました。
随分安くしてくれたな~と思いましたが、若旦那からイミグレ職員にセパタクローリーグがどうとかこうとか説明してくれたのが効いたのかもしれません。
2008年は長々と旅行しましたが、その後はビザランでビエンチャン日帰り、仕事でビエンチャン1泊2日が数回。旅行ではタイのウボンラチャタニー経由でパクセー・チャムパサック5日間だけ。これも10年くらい前なので正直ラオス再訪もそろそろいいタイミングなんですよね。
こうやって以前の旅行を見返しるとラオスもいいかな~なんて思っちゃいますね。
まだマレーシアが第一シードであることは間違いないですが、時間はあるのでじっくり決めたいと思います。