合計4泊5日でトラート/マーク島をエンジョイした我が家
その辺に住んでいるわけではないので、もちろん帰らなくてはなりません。
しかしマーク島から出るボートは11:30。
頭の中でスケジュール立てるも恐らく帰宅は21:00頃になりそう。。
そうなるとLEONAの向かえにも行けないし、移動でくたくた。。
休みはまだ数日残ってるのでここで1日くらい延長しても何の問題ありません。
そこでどこかでもう1泊してのんびり帰ることに。
女房と相談した結果トラートからさらに70kmバンコク寄りの『Chanthaburi / チャンタブリー』に寄る事にします。
Chanthaburi/จันทบุรี
約100年前の話ですが、この町はパークナム事件(フランスのインドシナ侵攻拡大)によって一時的にフランスの支配に置かれます。タイは当時軍隊を駐留させていたカンボジアからの撤退を条件にチャンタブリーを変換されます。
タイ東部に位置し宝石の街として有名
" GEM Fair "が行われるときは各国の宝石商が集まり盛り上がりますが、それ以外(売買は主に週末)はぼちぼちのイメージ。
自分も何度かアタッシュケースを抱えた外国の商人を見たことがあり、その姿を見ると宝石の街なんだな~と感じます。
ルビーがメインで他にサファイヤなどを扱うそうですが、現在周辺でルビーは産出されてません。ASEANではミャンマーがルビーや翡翠の大産地になってますが、チャンタブリーに出てくるルビーはほとんどカンボジアのPailin(パイリン)周辺で算出されていると聞いたことがあります。
このPailinですがタイのリゾートで働くカンボジア人は帰郷するときにチャンタブリーかPailinを経由してBattambangなどに帰っていきます。この国境は現地人のみ行き来しており一般的には外国人は通れません。
10年以上前にPailinには行った事がありますが自然が綺麗で素晴らしいところ。
もし国境が開放されることがあればもう一度行ってみたいですね。
フルーツ天国!
やっぱりチャンタブリーと言えばドリアンにマンゴーでしょう!
シーズンになれば道路脇やローカル市場などそこらじゅうでドリアン売りを目にし、市場では数種類のマンゴーが溢れます。
我が家の近隣にも年に一度チャンタブリーからドリアンを売りに来る方がいます👇
観光資源
幾つかの国立公園がありシーズンにはタイ人観光客でにぎわいますが、一番の目玉は
Khao Khitchakut(カオキッチャクート)
いわゆる聖地、ブッダのフットプリントと落ちない巨石が有名!
いまいち興味がわかず未だに行ってませんが、シーズン(2月、3月だったかな?)には礼拝で訪れるタイ人でごった返します。
因みに知り合いの日本在住タイ人はカオキッチャクートに行くために毎年同じ時期に帰国します。
また、水質は大したことないですがチャンタブリーには綺麗なビーチも幾つかあり。
コロナ前までは年に数回のんびりしに行ってましたが、今はなかなか。。。
それでもコロナ禍で一度だけ行くことができました。
もちろんチャンタブリー特有のグルメもありますのでそれは後程。
今回は1泊だけなのでビーチにはいかず(そもそも島帰り)オールドタウン周辺を散歩して過ごします。
マーク島からトラートのバスターミナルに着いたところですかさずチャンタブリー行きのVANに乗り換え。
約1時間の移動中に車内でチャンタブリーでの宿を探します。
一昔前なら中級クラス以下のホテル・ゲストハウスであれば飛込みでいきますが、今はそのような時代ではない。
チャンタブリーでは十数年前からチャンタブリーの定宿にしている『River Guest House』がありますが、電話はつながらない。最悪ここなら飛込みでOKです。
その他、できてすぐに一度だけ泊ったことのある『Tamajun Hotel』もありますがゲストハウスとしては高いのとあまりいい印象がないかったので却下。
その他オールドハウス周辺となると『Hotel Kasemsarn』か。。。。
普通の小綺麗なホテルなんで面白くないんですよね。
あと知っているホテル、、、、
!!『KP GRAND』!!
このKP GRAND、River Guest Houseに泊まっていたころから眺めていた市内随一の高層ホテル!エントランスでは以前はビアガーデンのようなものも開いており市内のシンボルホテル?として見てました。
ここ数年は近寄ることもなかったのですが営業してるのかな?
女房との宿泊はゲストハウス、ホームステイ、ビーチリゾートに泊まることが多く市内観光でホテルに泊まる事はありません。自分一人でもプライベートでこういったホテルにくることは無いのでちょっと面白いですよね?
なんといってもグランドホテルですから!
いい機会だから料金を聞いてみよう!となって電話してみます。
田舎グランドなのでTHB 1,000per roomくらいと思ったら、、、
THB 650 room onlyポッキリ!との事。
この日に泊まれるオールドシティ周辺の宿では最安なので『KP GRAND』に決めます。
予約は簡単!名前と電話番号でok!
乗っているVANはKP GRANDの前を通るのでドライバーさんにはホテルの前で降ろしてもらうようにお願いしました。
そして1時間。。。
K.P.GRAND HOTEL
部屋は18Fまで最上部の展望スペースは今はどうなっているのか。。。
以前は展望ブッフェなんてやってましたが。。。
まずはロビーでソンクランのお祈りをしてからチェックインに向かいます。
ロビー
う~ん予想通り! 廃墟に片足つっこんだ雰囲気が出てます。
電気も一部しかつけてません。
ソンクラン中ですがコロナのせいか団体客は見当たりませんでした。
部屋は7Fのツイン
ん?フロントスタッフはまるでやる気ナシ!素人丸出しでしたが、ルームメイクは抜かりがなく、THB 650の部屋としては素晴らしいです。
よほど真面目な業者に依頼しているのか?
このホテルはまだやる気があるのかもしれません。
部屋からの眺望、教会の角が少しだけ見えます。
それではシャワーを浴びて遅い昼飯食べに行きます。
ホテルをでて橋の先に見える建物は旧定宿River Guest House!
閉館してました。。。。
橋を渡りGEM MARKETを通ってオールドタウンに向かいます。
オールドタウン
宝石商はお休みで通りは閑散としてます。



チャンタブリーの市内に来た時は必ず寄るこのお店で昼食
ก๋วยเตี๋ยว เจ๊อี๊ด(Eed姉さんのクイッティアオ)
もう今は有名店と言っていいでしょう!
週末は朝から客足が絶えません。
初めて来たときはお母さんの髪は黒くメガネもかけてませんでした。
しばらくするとメガネをかけ、またしばらくすると髪も白くなってきました。
そんな話をすると『あんた!20年も前からきてるの?』と言われますが、そこまで古くない。。。15年くらいです。。。
味は変わってないか?と聞かれるもこっちは数年に1度来るだけ、、、味を記憶できるほどの舌は持ってません。
でも以前と変わらず美味しい、「でも料金あがったね!?」と返すと
『死ぬまで店やりたいから上げないとね!』だそう。。。
以前は暇な平日に来て少し話をする程度でしたが、年をとった今の方がパワーアップしてる気がします、よくしゃべりよく笑う!
シーフードを惜しみなくふるまうので猫の出入りも激しい。
未だにスープと麵茹では人に任せない!
クイッティアオ・タレ―・トムヤム(クイッティアオ海鮮トムヤムスープ)
これが美味い!
初めて女房を連れてきた時にこれを食べさせたら女房もすぐにファンになりました。
見た目ほど辛くないのでよほどダメな人でない限りは心配ありません。
カラマンシー(มะปี๊ด)100%ジュース
さっぱりおいしい!
女房が沖縄料理屋でシークワーサージュースを飲んだ時、มะปี๊ดじゃないの?と勘違いするように似てます。
手の空いたお母さんと少し昔の話をしてオールドタウンを散歩します。
涼しくなり人が出てきましたね。
ก๋วยเตี๋ยว เจ๊อี๊ดから歩いてすぐ、川を渡るとタイ最大のカトリック教会があります。
Cathedral of Immaculate Conception Chanthaburi
何度も来ているので見るだけ。
Chanthaboon Riverside Communityと言われる集落、ここはベトナム系の方の集落と聞いたことがあります。
あまり知られてないようですがチャンタブリーは胡椒の産地!
これも来れば必ず買います。
ついでにガピも購入、女房は海に近いところに行くと必ずその土地のガピを買って帰るんですがこのサイズだとすぐになくなっちゃいますね。


オールドタウンのいいところ!
古い建物と通りの微妙なカーブ


戸板窓


使い勝手がいいかは別として雰囲気いいですよね~
自然と一体化した建物
このオールドタウンSukhaphiban Rdという約800mの通り
女房と一緒だと2時間経っても通り抜けられません。
喉が渇いてきたので一軒よります。
Yindee Cafe
ここでビールを1本。
オールドタウンといってもタイ人がここ10年程で国内のあらゆるところを旅行するようになりました。特に若い世代はヴィンテージ、クラシックスタイル、オリジナルなどのフレーズに興味を持ちこの手の古い町並みがどんどん変化していってます。
自分が初めてチャンタブリーに来た時はこのYindee Cafeが一番洒落ていたように思います。それが今は10件近い今風のカフェができてるんですね、" オールドタウン " を名乗るのならその景観を維持してほしいと思いますが、やはりオシャレにすれば儲かるんでしょう。
これはタイ北部にあるチェンカーンでも同じように感じました。
ビールを飲み終えさらに歩くこと数分。。。。
いつも何故かここにも寄ってしまう
Rocket Ice Cream
ここも古いお店。
以前TAT(タイ観光庁)関係の仕事で来た時、オールドタウンにあるcommunity learning houseを管理している方に通りを案内してもらいました。
この周辺で重要な施設6だか7箇所説明受けましたがこのRocket Ice Creamもオールドタウンの伝統的な施設の一つとして仰ってました。
アイスキャンディの種類は多い! ミルク系は溶けるの早いので注意して食べましょう!
日も落ちてきたのでそろそろ夕食。
まだ6時前ですが、この行こうとしている店はソンクラン休みだとちょっと混むと予想してるので早めに入ります。
川の対岸から見るオールドストリートもいいんですが、ここは朝日が当たっている方が綺麗なので翌日にします。
それでは夕食へ!
ガビーン!
混むどころかこちらもソンクランでお休み、ドンピシャで我々の滞在日のみ。。


このお店『Chantorn Pochana』といいまして、チャンタブリーに来れば必ずここでチャンタブリー名物のある料理を食べます!
久しぶりに楽しみにしていたのですが。。。。これは残念。。。
休んでいるものは仕方ないので他をあたりますが、なかなか見つけられずK.P Grand方面へ歩きます。
来るときは気になりませんでしたが暗くなったせいか橋を渡ったところで今風の洒落た店が目に入る。
すでに腹はペコペコ、、、橋を渡り終えれば夜に空いている店がほとんどない事は知っています。。。普段行くような雰囲気の店ではなく高そうですが、、、、。
入るしかない。。
Koff House Bar & Eatery
カフェ、タイウェスタンのお店
敷地内には宝石採掘の最盛期に使われていた機材が飾ってあります。



喉が渇いたのですかさず注文
マーク島でのんだミルクセーキに味をしめたのか女房はイチゴミルクシェイク、自分はなんだか忘れちゃいました。パイナップルの入った酸っぱいお酒。甘くて二口くらいで飲み終えてしまいました。
豚喉肉のグリル(คอหมูย่าง)+バイマックルー
これが美味い!ただのから揚げですが揚げ加減がいいんです、たぶん肉を一夜干ししてます。
因みに部位は選べます。
カオパット
そしてこれが先ほど食いそびれたチャンタブリー名物
"Moo Chamuang"(หมูชะมวง)
おいしいんですが、残念ながら写真を美味しくとることができない。。。
タイ北部で食べられるミャンマーのカレー『ハンレー(ฮังเล)』にChamuangの葉を加えて煮込んだ料理。
ハンレーはランパーン旅行で食べ、タイ西部の友人宅に行けばモン族秘伝の本場ハンレーが食べられます。
Chamuangの葉が入ると独特な酸味が増してハンレーとはまたちょっと違う味わいになります。
好みによりますがChantorn Pochanaの方がショウガがバシバシ効いてて好きですね。
ふらっと入った店ですがなかなか美味しかったです。
料金は少し高いですがプロパティからしたらこんなもん。
チャンタブリー初日はマーク島からの移動がありバタバタしましたが満足の行く1日になりました。
明日は昼までブラブラしてから帰ります。