P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

偶然?リシケーシュ、コ・パヤム and クルンテープ 

フランスから会いに来てくれた友人が泊っている宿に案内してもらいます。

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少し話をして帰るつもりでしたが、、、、。

ここで出会った人が今回のテーマ。

シンクロニシティという言葉が当てはまるかわかりません(別にこの人に会うことは望んでなかったので)。。それでも偶然を超える奇跡に近いような出来事でした。

 

宿に入ってすぐ紹介されたタイ人オーナー。。。。

「ん!?」

どっかで見たことある。。。(相手もそんな感じ)

どこだっけ。。。

「あっ!Tuさんじゃないの?

 

彼(Mr.Tu)と出会ったのはこれで三度目!

 

最初の出会い~16年前、インド(リシケシュ)

冬を前に当時居住していたHarsil(ウッタラカンド州)の山から下りてリシケシュの友人宅(隣は友人が関わってるゲストハウス)でのんびりしてました。

この街はいわゆるHolly Placeでなかなか変わった方が多いのです。ヨガの聖地として有名ですが、ドラッグでハイになっている方も非常に多くけっこう悶々としてるんですね。

ある日、ゲストハウスの客でポーランド人の女性が問題になりました(ドラッグ吸引等で精神の問題をかかえます)、かなりの大騒ぎになり最終的には日本人(自分)とだけ話したいのであなただけ部屋に入ってきてくださいと言われ彼女の部屋へ。(部屋の外には十数人たかってます)そんな時、当時シタールを習いながらヨガクラスに通っていたTuが何も知らずに帰宅。

トラブルの起きていることをすぐに感じ早歩き

自分が「お~いTuさん!お帰り~」と声を掛けると

面倒には関わりたくないとばかり、両手で耳をふさぎ

『あーーーー私は何も知らない知りたくないー』

と走って部屋に入り鍵をガチャ。。。そこにいる一同唖然!

彼は翌日朝のヨガクラスまで出てきませんでした。

この時の彼のイメージはこれ、当時タイ人の個人旅行者などほとんどいなく、彼の出で立ちはカウボーイハットにカウボーイパンツといったかなりイカスルックスなのでよく覚えてるんです。

それに同じアジア圏だったからなのか自分が一番彼と話をしていたと思います。

その時に確か手書きのバンコクの自宅地図と家の電話番号をもらったけどハガキ書いたりはしなかったんですね。

(まだインターネットもなく、携帯電話を持って旅行する時代じゃなかったのです)

 

二度目~パヤム島からラノーンへのボートにて

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パヤム島の滞在後、ラノーンへのスローボート。。

今は、スピードボートでの行き来ですが、当時パヤム島へはスローボートが最安。

滞在を終えラノーン行きのボートに乗船。3時間となかなかの時間なので基本的にはやる事ありません。

そんな船の中、少し離れたところからちょこちょこ視線を感じる。。。

視線の主を見ると怪しいタイ人。。タイ人の中に混ざってるタイ人なのに一人特別怪しい。。。

なんか見たことあるなあ。。。と女房には話してみるも思い出せない。。。

そんな感じで船着き場に到着、そこから市内までは乗合トラックに乗るんですがそのトラックに乗ったのは自分、女房にその怪しいタイ人のみ。

しかしその時の彼は荷物を持って服装もフル装備してます。

カウボーイハット、ひらひらの付いたカウボーイパンツ。。。

「あ!!!!」

すかさず「どっかであったことあるよね~」

Tu「Yes Yes Yes!!!」

彼もずっと引っかかってたのです。

なんとインドで会ってから8年!

その間一度も連絡は取っておらず、ましてや再開したのは彼の住むバンコクでもない!

流石に驚きました。

その時は次の予定(Tuはバンコク行きのバスに乗車)があるのであまり長く話はできなかったのですが、バンコクでホームステイやるとか言ってたような気がします。。。

 

そして今回、パヤム島の再会からさらに8年経ってまた会ってしまった。。

特別仲がいいわけでもないですが何たる偶然!

 

セザールたちが会いに来なかったら、、、。

以前泊まった宿が満室でなかったら、、、。

食後すぐに別れていたら、、、。

 

これらが満たされていなかったら起きていない再会でした。。。

なんか、自分の好きな作家ポール・オースターの世界と同様な出来事が起きた気がします。

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この時の別れもいつも通りあっさりしたもの、

「Tuさん、それじゃあまた8年後にね!」

『オーケー!オーケー!』

 

※Tuさんの宿

特別儲けたいわけではないのでWEBサイトなどオンライン予約など一切なし。

どこかで知り合った人からの口コミがつながってお客が来ます。

なので特殊な雰囲気の持ったゲストが多い、我々がいた時もイリアンジャヤ(パプアニューギニアの隣り)出身の旅行者が泊ってました。

部屋は扇風機のみでベッドに蚊帳あり。

部屋は特別綺麗にしておらず本当にタイの古民家にそのまま泊まってもらってます。エディスの話では流石にこの時期夜は寝苦しい、蚊帳はあるけど蚊が多い!との事ですがそもそもここに来る人は好んでこの手の宿に泊まってるので文句はないでしょう。

Tuさんは来週からインドのヴァーラーナシーへ。

今回はVeena(ビーナ)のレッスンだそうです。。

 

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