8月2日 AM5่時
ワンゲル部さんの用意で目が覚め外を見てみると「おっ!」晴れてます。
夜中に少し寒くて2,3回目が覚めましたが、ほぼ安眠できました。
晴れてはいるがどーもまだ動く気にならない。。昨日の肉体疲労も感じないが。。
とにかくトイレを済ましてまた寝ます。
AM6時
「おおっ」まだ晴れてる。。。さっと食事を済ましてパッキングします。
食事は重い物から消費したいのでレトルトを優先的に片付けます。
天気を諦めていた皆さんもテンション上がって出発していきました。
すでに山の出発としては遅い時間なので、登り組は自分のほかは一組くらいしかいないようです。。
それにしてもいい天気ですねえ
霞沢岳、乗鞍岳、焼岳、真ん中に上高地から大正池までよく見えます。
こちらは西穂高方面
AM7:00 出発
水を満タン(約3リットルにしたので今日も30kg近い荷物です)
前のテント、、、後でわかったのですが登り組のグループです。彼らもだいぶゆっくりですね。。。
テント場をでて草付きに入るとちょいちょい高山植物がみられます。
ザックをしょったまましゃがんで写真をとるので膝等に負荷がかかり疲れます。
しかしザックを降ろすのが面倒なのでそのまま行きます。
クルマユリ(車百合)
山ではよく見かける花ですね。彩も映えるので草付きでは目立ちます。
ここでもハクサンフウロ(白山風露)がきれいに咲いてます。
南陵方面がきれいです。
長梯子
ここらで今回初めて持参したヘルメットを着用します。
いつの間にか一般登山道でのヘルメット着用がスタンダードになっており、自分も今回タイで購入してきました。いままで使っていなかったのでストレス(暑い、視界が悪い等)にならないかとテストです。タイで登山ヘルメットはほぼ見かけないのですがたまたま行ったスーパーのスポーツコーナーで40%OFFでした。
"SIMOND - CALCIT LIGHT Ⅱ"
思ったより暑くなく快適でした。
やはり安全第一です!
2日後のことですが、この梯子から一人の登山者が落下し大怪我をしたそうです。装備、知識等あらゆる面で準備が必要だと感じます。
ここで休憩していると若い男子2名が上がってきました。雰囲気てきにあまり慣れていない感じです。
梯子手前にある岩の間を通る際ザックがつっかえイライラした様子でしたので「どうですか?」と声をかけたところ
「いあや、参りましたね~ ところであの山は何山ですか?」一通り知っている山の話をしました。
「そんな荷物できつくないですかあ?」なんて聞かれたのですが "キツイ、、、もう2度と来ないと思って登ることもありますよお、でもまた来てしまうのです。。。"
彼らも昨年初めて山登りにきてとんでもなく疲れたそうですが、やはり今年も来てしまったそうです。
とても気持ちのいい男子でした。こういったコミュニケーションは疲労回復になりますね。
ここからの登り、、、なかなかきついじゃないの。。。
AM:08:40
カモシカの立場
通常1時間くらいで着くそうですが、1時間40分かかりました。
休憩、おやつ、写真、登山者と立ち話、疲労を考えるとなかなかいいペースです。
時間は十分あるので自分のペースで登ります。しかしキツイね~
ここで今度は台湾から来たという8人組のグループに声を変えられました。
「あんたの靴かっこいいねえ?」
ホントに?デザインはあまり気に入ってないんだよねえ。。
" Dolomite Cougar Guide GTX "
www.dolomite.it
彼らは今日で8日目だそうで、燕岳から来てます。
大キレットなどを通ってきてはいますがちょっとゆっくりだと思ったら。
「いやあ、日本の山小屋サイコー、サービスから何から何までいいよ!」
要は、各山小屋でのんびりしている時間が長くゆっくりすすんでいるようです。
天気がずっと悪かったそうだけど大満足だと言ってました。
AM:10:00
岳沢パノラマ
ここの眺めもいいねえ!
まさに"パノラマ"
AM 11:30
紀美子平 上部
ほとんどの縦走者は通過済なんでしょう人がまばらです。
ハクサンイチゲ(白山一花)
白馬や千畳敷なんかは"ブワッ"っと群生してますが、ここはちょこちょこ咲いてます。
AM 11:50
前穂高岳(3,090M)
はっはっは
着きました。なんとテント場出発から約5時間!!
のんびり、ゆっくりです。
頂上で長居している男性の単独者と30分くらい話こんでしまいました。
彼はここでコーヒーを沸かして飲むために来たそうです。
何人かの登頂者を見ていたそうですが、人によっては紀美子平からとはいえ水も持たず全くの空身で登ってくる登山者に疑問を感じてました。
こういったことをよく山で尋ねられますが、みなそれぞれなんですよね。。
ひとにより登山で起こった経験が違うのでなんとも言えません。
例えば頂上で水に困った経験がある人は次から水を持って登頂をするようになるかもしれませんし。。。
基本的には自己責任と思ってます。
この男性が下って行く(岳沢往復)と今度は年配(60歳は過ぎてます)の男性が単独で来られましたがパッと見、体力使い果たして限界じゃないかと、、、。
しかし到着するなり「写真を撮らせてください!」と。。。
自分がニッカボッカスタイルなので日記にのせたいそうです。
ん?日記?
写ルンですでパシャッと2カットとってもらいました。
親父さん、これから奥穂まで行くそう、、、人の心配している場合でもないですが、時間的に大丈夫かと心配です。この後なんとなく親父さんを気にして歩きます。
紀美子平に降り、荷物をピックして吊り尾根に入ります。
細い登山道ですが通行はほぼ問題ありません。
淡々とトラバースをしていきます。
マークもはっきりしており、見た目より分り易く普通の登山道です。
とにかく足元をしっかり見て歩けば特別きつくもなく快適なルートですね!
分岐を過ぎるとちょいちょい涸沢が見えてきます。
明日はあそこを通過してから戻ります。
途中、雷鳥の親子にも遭遇。。カメラはザックにしまっているので携帯で撮影。
吊り尾根に入ってから初めて人に遭遇、この方達もゆっくり進んでます。
歩いてきた吊り尾根、やや遠くに親父さんが確認できます。
ゆっくりですけどしっかり進んでますね。
もうバテバテなはずなのにすごいなあ。。。
見えてるんですけど、、、遠いんです。。。
PM 15:40
ホッ。。 到着。
"奥穂高岳(3,190M)"
西穂高への稜線、、ジャンダルムがちらっと見えます。
さすがにこの時間の頂上はガラガラです。
30分後、親父さんも到着したのでコルに降りることしますが、親父さん翌日はジャンダルムを超えて西穂山荘まで行くと!?「大丈夫かなあ?行けますかねえ?」と聞かれても、、、。装備は最低限の小屋泊まりにヘルメット等も持ってません。
明日は午後から天気も悪いみたいなので、小屋の方に相談されてはと。。。でも行くなら気を付けて行ってくださいね!としか言えません。
PM 16:30
頂上から20分で"穂高岳山荘"に着きました。
平日とはいえ小屋はごった返してます。
韓国からの登山者がおおかったのですが、みんな気持ちよく降りてきますね~。
早速テントの受付(¥1,000/person)してテントを張ります。
準備が整ったら暗くなるまではこれです👇
18:00を過ぎると視界が聞いてきます。
小屋から続々と登山者が出てきました。
前穂北尾根がでてきましたね。。。
明日は北穂経由で涸沢に降りる予定ですが、どうしようかなあ。。。
起きた時の天気と気分で決めますか。。。
PM 19:00を過ぎました。。。
奥穂方面に月が見えます。
昨日より寒くなるのでしっかり着込んで寝ます。。。。