P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

日本百名山の魅力?-後半 北アルプスと西日本-

前半では主に関東以北のリストを紹介してみましたが、後半ではアルプスと西日本。

西日本の山にはガイドで行ったことはなく、他の仕事で滞在していた時も山に登ることはありませんでした。

よって前半と比べるとかなり寂しい数字になるでしょう。

因みに前半は25/53となかなかいい数字。

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日本百名山-北アルプスと西日本

北アルプス (15山)

 
054 白馬岳 2932M
055 五竜岳 2814M
056 鹿島槍ヶ岳 2890M
057 剱岳 2999M
058 立山 3015M
059 薬師岳 2926M
060 黒部五郎岳 2840M
061 水晶岳 2978M
062 鷲羽岳 2924M
063 槍ヶ岳 3180M
064 穂高岳 3190M
065 常念岳 2857M
066 笠ヶ岳 2897M
067 焼岳 2444M
068 乗鞍岳 3026M

"聖地"北アルプスですがたいして登ってません。

国立公園で働いていた時もほとんど登りませんでしたね。

北アルプスデビューは白馬岳で2度目の北アルプスはその10年後くらいです。

あまり興味なかったんでしょうね。。

山=スキーといった考えがあり北アルプスは残雪スキーのイメージが強かったんです、

いつもパウダーを求めていたのでどうしても東北、会津、北信に集中してしていたんですね。

それでも白馬は登りやすく花もきれいなので何度もリピートしている山なんです。

仕事でもここに登ったことが一番多く、ある年配のお客さんが夏の花畑をみて涙流してたのが思い出深い。

最初の白馬は勝手がわからず人の進めるままに(勧めた人⇒団塊の世代の岳人)蓮華温泉~白馬~清水尾根~祖母谷温泉を歩きました。岳人曰く「劔が綺麗に見えて最高だぞー、最初の北アルプスにはいいんじゃない?楽しんでおいで~」と勧められ何も知らずに決行!

結果、、、白馬山頂までは調子よかったですが祖母谷への下りは常に『あの岳人野郎~だましやがったな!』と5分に1度口にし、涙流しながら下りました。

日本国内の山でそれなりに長い登りや一般登山道レベルではありますが難所を歩き、インドのガルワールヒマラヤも歩きましたが、いまだにあの【百貫ノ大下り】が一番きつかった!

五竜岳は栂池から白馬三山を超え五竜山荘にテント泊し山頂まで1時間もないところまで行ってます。シラタケ沢が滑れると聞いていたので冬の為の下見を兼ねてました。天気は最高でしたがその時はさして山頂への興味がなくそのまま遠見尾根を下山。

その時の五竜山荘付近で少し話をした山スキーヤーの方が翌年に亡くなったのを聞いてこの山スキーといった遊びは命がけなんだな~?と考えさせられたのを覚えてます。

このエリアは百名山以外で霞沢岳がお気に入り!何度も上ってます。

15山中5山登頂

焼岳(G.W 前)

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G.Wで観光客が入ってくる前に登頂。上高地からの上りは最後の急斜面の雪渓トラバースが少しドキドキしますが、下りは写真の通り楽ちん!!

 

乗鞍岳(晩秋)

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乗鞍岳登山よりも高原のトレッキングのほうが好きです。。春は休暇村スキー場で山菜取りしますので年間を通して遊ばせてもらいました。

 

白馬岳(夏)

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裏旭岳辺りから剱岳を望む。このあたりまでは最高の気分!まだ騙されていたことには気づいてない。。。

 

八ヶ岳周辺と中央アルプス (8山)

 
069 美ヶ原 2034M
070 霧ケ峰 1925M
071 蓼科山 2530M
072 八ヶ岳 2899M
073 御嶽山 3067M
074 木曽駒ケ岳 2956M
075 空木岳 2864M
076 恵那山 2191M

蓼科周辺に2度(1度目が2か月、2度目は1年)滞在してまるので周辺の山は四季を通じて何度も登ってますが、それ以外はまるでダメ。

最近では女房の百名山1座目の木曽駒ケ岳

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そして一人で本沢温泉に行ってます。

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今のところ最後の日本旅行である2018年に御嶽山を計画してましたが天候が悪く中止!

硫黄岳であれば女房も行けるので次にこのエリアに行くときはオーレンにテント泊の硫黄岳ですかね~

8山中4山登頂

蓼科山(積雪期)

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前夜にドカ雪が降ったので、もしかしたら滑れるんじゃないかと思いスキーを担いで登頂!

見ての通り上りも下りも自分のラッセル跡でスキーの跡をつけることはできず。。。

南アルプス (10山)

 
077 甲斐駒ヶ岳 2967M
078 仙丈ケ岳 3033M
079 鳳凰山 2840M
080 北岳 3192M
081 間ノ岳 3189M
082 塩見岳 3047M
083 悪沢岳 3141M
084 赤石岳 3120M
085 聖岳 3013M
086 光岳 2591M

だんだんと制覇率が下がり始めましたね。。。

アクセスが大変なエリアで比較的アクセスが楽な3山に登頂。

一人であれば北岳から塩見岳なんて行ってみたいですが、女房と一緒だとこのエリアはまだ難しそう。

まだ20代そこそこのとき、晩秋の鳳凰山。

初日に雨に打たれ2日目の途中で発熱、AM10時頃についた南御室小屋でテントを張り体調回復を目指したところ、うまい事汗がでてくれ夜にはかなり回復もまだ目まいが多少あり。テント場で会った少し年上の3人組が心配し声を掛けてくれ翌日の下山までさりげなくつかず離れずといった距離感で行動してくれました。

下山後も遅れた自分が降りてくるまで駐車場におり、恐らく自分の無事を確認してくれたのだろうと思います。

百名山とは関係ありませんが、こういった場所ではないとわからないような人の温かみを感じた山でした。

10山中3山登頂

鳳凰三山(秋)

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観音岳で休憩中、、甲斐駒の上に虹がかかりラッキーな景色でした。カメラは友人にもらった古いミノルタのフィルムカメラ。写真の腕が悪いのが残念です。。。

 

北陸・中国・四国 (8山)

 
087 白山 2702M
088 荒島岳 1524M
089 伊吹山 1377M
090 大台ヶ原 1695M
091 大峰山 1915M
092 大山 1709M
093 剣山 1955M
094 石鎚山 1982M

全く話になりません、伊吹山のみ。

このエリアで暮らしたことがないので登るとすれば登山の為に遠征!になります。

基本的には地元周辺、遠征感がない場所に行きますので山の名前も知りませんでした。

ただ大台ヶ原なんかは凄く良さそうなのでいつか行ってみたいですね。

伊吹山はたまたま。。

近くに住んでいる友人が庭師として独立したので仕事の助手をするために滋賀県へ。

休みの日に伊吹山に行き、登りはゴンドラ利用。友人は庭師として長年勤めているので高いとこも平気なのかと思っていたら、ゴンドラが発車した瞬間『うわっ!怖い!』といきなり顔は真っ青!本当に怖がってます。窓際に全く寄れず、高いところが平気どころか標準以下でした。。。

今は連絡も滞ってしまいましたが、とても気持ちのいい男でまた会いたいなあ。。。

この記事を書いてて思い出しました。。

8山中1山登頂

 

九州 (6山)

 
095 九重山 1787M
096 祖母山 1756M
097 阿蘇山 1592M
098 霧島山 1700M
099 開聞岳 922M
100 宮之浦岳 1936M

祖母が鹿児島人だったので何度か九州旅行をしています。

鹿児島に家があり、大分に叔母もいたため九州は旅行しやすく無職時代に九州を3か月旅行したときに登った山ですね。

阿蘇は登っているようですが、小さいころでほとんど記憶がないので✖

霧島は韓国岳と新燃岳に登頂。山も良かったですが下山後に泊まった新湯温泉/新燃荘が最高です!

大分の叔母が元気なうちに女房と一度は九州に行きたいですね~

6山中2山登頂

開聞岳(夏かな?)

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恐らく6合目付近からの長崎鼻、何度も蛇が出てきてビクビクしながら登頂。

結果発表

日本百名山
エリア 百名山数 登頂数
北海道 9 0
東北 14 8
北関東 9 6
上信越 12 6
秩父・南関東 9 5
北アルプス 15 5
八ヶ岳・中ア 8 4
南アルプス 10 3
北陸・中国・四国 8 1
九州 6 2
合計 100 40

40%の達成率!!!

なかなかいいんじゃないですか?

やはり山スキーの対象にならないので西日本が弱いですね。

 

日本百名山とは?

登山家兼小説家の深田久弥さんが選定した100の山。簡単に言えば一個人がお気に入りの100山を本にしたもの。

しかしその影響力はすさまじい、、。いつからブームが始まったのかわかりませんが自分が百名山専門の登山ツアーを担当していた90年代後半から2000年は既にかなりのブームでした。ツアーはパンパンで本来は山によりますが、添乗員+現地ガイドが基本なのですが、常に一人二役をやらされました。

その為下山中に宿に電話入れて夕食の時間伝えたり、山頂で下山後に食べる昼食のメニュー聞いたり最初はなかなかの激務でミスばかり。。。

今ではちょっと問題ありそうな仕事でしたが当時はなんでもありでしたね。

なのでガイドが車酔いしてる場合ではないのです。。。

お客さんを連れていて思ったのはこの百名山の選定は多くの人に山の魅力を伝えたものだと感じました。人によっては生きがいみたいなものになった人もいるでしょう。

ある年配のお客さんは山岳部出身。海外の山にも登りにいかれたそうです。そのお客さん65歳で定年後なのですが、定年後もアルプスやいろいろな山に登りたい、でも家族が心配するので安心させるためにガイドツアーに参加しているとの事。そんなことをしているうちに現役時代は全く興味を持っていなかった百名山を目標にすることにしたんだそうです。『達成するまで死ねないね~』なんて言ってたのも思い出します。

この手のお客さんは当然自分なんかよりも山のプロであり植物や山の景色にも詳しい。

自分は完全なエセガイドでプロ意識が欠落していた為、元登山家のお客さんに何度助けられたかわかりません。

この百名山は登山家の方にも生きがいを与えてしまうのです。大変魅力的な目標を残してくれましたね。

今も大変なブームになっているようですが、皆さんどんどん達成していってほしいですよね!

 

自分にとっての百名山

百名山ブームのおかげで仕事をもらえたこともありますが、自身でそれを目標にすることは今後もないでしょう。

もともといろんなところに行く!というよりは一つの場所で長居したいタイプなんです。

若い時に1年間海外旅行をしましたが、多くの旅行者が行った国の数やスタンプを見せ合い交流していました。

自分も当初は東南アジア~中東~東ヨーロッパと渡り最後はシベリア鉄道で帰ってくるつもりでしたが、1年間でインドまでしか行けず、、、結果的にマレーシアで3か月、インドで5か月ドボンしたのが理由ですね。

山も一緒、地元の山に何度も行くのはわかりますが八ヶ岳はもう何回いったかわかりませんし、上高地に居たときも霞沢岳にはよく登りましたがその他はさっぱり。霞沢に登るのなら未踏の常念岳にもいけたし、車で自由に国立公園内移動できましたので笠ヶ岳なんかも十分行けたんです。しかし行くことはありませんでした。。。

行きたい山はまだまだありますが、コロナによって後何回日本に行くことができるか?なんてことも考えるようになりました。

また、今の自分の山は女房と共にあるのであまり厳しい事もできません。

それでも皆さんが挑戦しているのをブログやYOU TUBEで見ているのは楽しいのでどんどんやってほしいですね。

 

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