気になる映画 - 006
タイの伝統舞踊"โขน/Khon"を映画化。
コーンと3D映画の融合を試みたとってもビミョーな作品。
正直、鑑賞前から嫌な予感はしてましたが予感が当たってしまいました。
まあ、初の試みなのでテスト段階といったところでしょうか。。。
インドのラーマーヤナを元にして作り上げたラーマキエンはタイの民族叙事詩。コーンはこの物語を器楽の演奏、踊り、曲芸、声楽を伴って演じられます。
基本的なストーリーはラーマ王子と悪魔のトッサカンの戦い、題名であるハヌマーンはラーマ王子軍の将軍。
この映画はラーマキエンの中でラーマ王子がロンカー島でトッサカンを倒すところまで演じてます。
弱冠アクション、CGがあり子供向けか?とも思わせますが女房曰く今の子供はラーマキエンをあまり知らないのでは?との事、また当日劇場にいた子供は5-6歳程度とちょっと小さすぎで全く落ち着いて席に座っていられず、、、その裏でこのタイ舞踊の新しい試みを真剣に見に来ている層も一緒にいたので作品を見に来ている人はかなりのストレスを感じてましたし、娯楽全開の映画と思って子供を連れてきた親は子供が飽きてしまい大変でした。
個人的にこの映画を評価すると、、、映画として見る価値はないですね。。。
タイ舞踊を見るのならロイヤルシアターかナショナルシアターに行ってラーマキエンを見た方が絶対にいいです。
基本的にこの映画の演者はナショナルシアターで演じているレベルの方々。
恐らく、一般の方や子供にもっとラーマキエンを知ってもらうために作られたと思いますので今後のレベルアップに期待したいですね。
今回は残念でしたが、次回このような作品を作っても見に行きたいと思います。
ハヌマーン(左)と悪の王トッサカン
タイのロイヤルシアターはこちら👇
SALA-CHALERMKRUNG ROYAL TEHATRE
劇場も立派なので是非行ってみましょう!