INDIAN Himalayan at Himachal Pradesh (Chamba)
前2回は最もゆかりの深い"Garhwal"で訪れた山でしたが、今回も隣の地域 "Himachal Pradesh"です。
このエリアも長く滞在をしておりいくつかの山に訪れました。
恐らく初めてこのエリアを訪れたのは1996年だったと思います。
Rajasthanの "Bikaner" から夜行列車で一気にKalka-Shimla Railwayの起点 "Kalka(ハリヤーナー州)"まで入りそこから登山列車で "Shimla" へ上がり、周辺をトレッキング(散歩?)しました。。
当時は写真を撮ることに全く興味がなく画像がほとんどありません。
Shimla (2,276m)
訪れたのは12月で街中では天然のスケートリンクが始まっていた。ホットシャワーのない宿に泊まってしまい(当時は若くケチだったため)、水をどうしても浴びれずタオルで体を拭いたのを思いだします。
正直、近場の森林を散歩程度しかしておらずあまり記憶もありません。
*撮影:タイのガラクタ屋のような店で買った(1995年頃)確かRicohのバッタもんで " Kicoh "ブランドでTHB150くらい。。。
昨年、当時のネガをタイの写真屋でデータ化してもらいました。写真に詳しい方にはどう見えるかわかりませんが、彩から何から気に入ってます。
Chamba (996m)
ここには数年かけて本当に長く滞在することになり、ヒジョーにお世話になった場所です。
山の話ではなくなりますが、Chambaに初めて来ることになったのはある映画のロケ地を見に来た時。その映画のクレジットには " Location at Chamba " とだけあったので当時最初に見つけた インドのChambaはもう一つのChamba(現在のウッタラカンド州)でした。当時は分裂前だったので同じHimachal Pradesh(ヒマーチャルプラデシュ州)にChambaが2か所あったのです。間違えますよねそりゃ。。。
で!別のChambaに行ってしまったのですが、片言英語で町の人に聞いても「お前何しに来たの?」「映画?しらねえよ!」と通じませんでした。何とか自分の英語のショーもない話を聞いてくれる方がおり、「別のChambaじゃないの?」ってことでもう一つのChambaを教えてもらいました。
そこで困ったのは泊まるとこでした。商業宿がなかったのです。。。(見つけられなかった?)
何も知らない場所でその辺に寝るのは不安(外人で目立ちますし)だったので、その彼に一晩泊めてくれんか?と頼みました。
彼は即答
「OK!」
おお!!それは助かる!!
その後にごちゃごちゃ言ってましたが聞き取れたのは「OK!」だけだったのでそのままついていきます。
ついていくのですが、なんかいろいろ人の家に寄ってくんですよね。。。
様子がおかしいと思い再度ゆっくり教えてもらうと、こーゆー事だったのです。
「OK!」
「家には泊められない!だが、泊めてくれるところを一緒に探してあげよう!」
ってことでした。
なるほど~ よ~くわかりました。
結果、彼の弟分みたいな家に無理やり泊めてもらえました。知らない外人を泊めるってのはやっぱり怖かったと思います。
しかし本当にありがたいですよね。。助けてくれた方には感謝でいっぱいでした。
(ここの方々とは今は付き合いが無くなってしまいましたが、翌年に再会をしに行きました)
そして辿り着いた本命のChambaですが宿あります。
拠点とした部屋はココ☟
屋上家屋、絶景です!!!
周辺の2,000級も山々が見渡せ、夜の星空も素晴らしいです。
ただし、トイレは外、シャワーも共同の水シャワー、夜はかなり着こまないと部屋の中でも寒いです。
数日は町をうろつき映画の話をしたり博物館を見て周りました。
BHURI SINGH MUSEUMの絵画
::WELCOME BHURI SINGH MUSEUM CHAMBA
独特な絵ですよね。。
このChanba Artをかなり気に入ってしまい、町中に刻まれている壁画など全てと言っていいほどみました。
数日滞在していると、映画の情報を教えてくれたチベット系インド人の方からそんなとこに泊まってないでうちのお姉さんの家に泊まりなさいと申し出をいただき、そのままお姉さんを紹介され転がり込みました。お姉さんと言ってもいい歳の方なので当時の自分からしたらママですね!
ママはモモ、チョーメン、トゥクパとチベット屋台を経営!
モモの下ごしらえは前の晩に女性陣がやりますが、何故か毎晩自分の部屋で作るので自然と自分も手伝うようになり、餃子を包むのだけはいまだにプロ並みの速度だと自負してます。(恐らく、下ごしらえに使っていた部屋に住まわしてくれているんでしょう。
ママの店 " Kunga Chow-mein Waller "
*左側の男の子(ジャドゥー:当時13歳)こやつはたまに売上をパクリます、そして必ずバレてAJAYにひっぱたかれます。これを定期的に繰り返します。
因みに自分の昼飯は毎日ここです。
自分はここの人たちは家族同然と考えていますが、実際兄弟の儀式をした人がいます。
妹(ラクシュミ) ママの家に奉公に来ているインドの子
AJAY(この顔で当時25歳)
この顔でママがRoyal Enfield(バイク)のThunderbirdを買ってくれない!と拗ねて平気で2日位店にきません!買ってくれるわけないでしょう、、そんな高い物。。
AJAYは家族ではなく下のChamba Valleyに住む従業員(ほぼマネージャー)です。
詳しいことはよくわかりません(聞いてない、調べてない)が、きちんとヒンドゥー寺院にいって「あなたたちはこれから兄弟です!」みたいな儀式はしたので宗教的にはきちんとした兄弟って事だと思います。
すっかり山の話でなくなってしまいましが、それだけ自分にとって大事な土地で家族なのです。。
次回は山に上がります、町で得た情報をもとにロケ地+トレッキング