チャチュンサオからバンコクに来たのは昼前、これから予約しておいた宿に向かいますがその前に昼食にします。
せっかくフアランポーンまで来ているのでチャイナタウンで食べましょうか!
Lhong Men Cafe&Craft Bar
フアランポーン駅から徒歩10分、黄金仏で有名なワット・トライミットが近いので観光とセットできてもいいですね。
ワット・トライミット
当初はバミー(タイラーメン)を食べようって話してたんですが、歩いてる最中にふらっと見かけたエアコン付きの中華レストランに入ってしまいました。。。
店名もそうですが、メニューや店の雰囲気をみても夜のBar営業がメインみたい
多分昼間はいつもスカスカなんでしょう。。
普通のラガービールがChangしかなかったので、チェンマイのドラフトビールを頼んでみました。確か表の看板に プロモで"Beer Buy1 Get 1 Free"なんてあったので2本いっちゃいますか!
そして注文
朝のブッフェで結構腹が膨れてるので軽く飲茶にします。
小籠包
日本でも食べた記憶がありません、女房も初めて!
TVでは中に熱々のスープが入ってるのをよく見ましたが、ちょっと違うね。。。
スープはちょこっと染み出れるくらい。。。
ただのミニ蒸し餃子みたいですがこんなもんなのかな?
あんまん
ここで食べる必要はなかった、、、近所に美味い饅頭屋があるのでそこで食べるべきでした。。。
豆腐と大根を湯葉?に巻いて揚げたもの
あまり揚げ物食べないようにしているのでパス、女房はオレンジのソースが美味い!と。。。
さてそれでは宿に行きますか!会計を頼んだところ『プロモのビールはどうします? もってかえってもいいですよ!』との事、、。
何の事? もう2本飲んだから1本フリーだよね?
『いえもう1本ありますよ! 2+1です!』
「え!?」
表にでて確認
Buy2と確かに書いてる。。。
仕方ないのでもう1本こちらでいただいていきます。
これから移動なのにちょっと飲みすぎですね。。
慣れないタイプのビールを飲んだせいか甘いものが食べたくなった。。。
こういう時にチャイナタウンってのは便利!
少し歩けば必ず何かが見つかるのです。
ブアローイナームキン/胡麻団子入り生姜湯
たっぷり氷入れてもらってキンキンに冷やして食べました。
では今度こそ宿へ!
先ずはホテル対岸の船着き場Phra Arthitへ向かいます。
China Townからだと53番のバス1本!
船着き場についたらホテルに電話をして迎えに来てもらいましょう(英語・タイ語)
対岸からホテルの専用ボートが迎えにきてくれ5分ほどでホテルの船着き場に到着。
自家用車の方でも行けますが橋を渡って細い道を入っていくので車じゃない方が便利かも?
それじゃあホテルにチェックイン後はどこにも行けないじゃん!ホテル内を除くと近くにお店もないし。。。
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大丈夫です。。。
この渡し船はなんと24時間サービス!
しかもホテルの対岸はバックパッカーの聖地と言われていた " カオサンロード "
いまではすっかり綺麗になっており周辺には落ち着いたレストランもあります。バックパッカーや喧噪が苦手な方でも問題ありません。
Boutique Hotel Praya Palazzo
この洋風建築の素敵な建物
パラッツォ建築というルネサンス時代のイタリア建築だそうな。。。
1920年代、ラマ5世の時代に住んでいた貴族Praya Chollabhumipanishが最初のオーナー。
当時は水路が主な交通手段だったのですが、1940年代に入ると道路/車が交通手段となったため一家はスクンビットに移住していきました。
その後イスラムコミュニティ財団が持ち主となり学校にしますが、財政難から維持できませんでした。
次にタイの職業学校として使われますがこれが問題!
女房が一時バンコクの学校に通っていた時、この職業学校はいわゆる悪のたまり場だったそう、、職業学校なので適度な技術を身につけておりモデルガンを自作して発砲!死亡事件などにも頻繁に起こっていたそうです。
女房は対岸の学校に通っており、綺麗な宮殿が川向こうにあるなあ~とあこがれていたそうですが先生には「あそこに近づいてはいけない!」と注意を受けていたそうです。
そんな職業学校も1996年に閉鎖、その後約10年間は放置され廃墟となります。
この状態を見かねたプロフェッサーWichai Pitakvorraratは多くの費用と情熱を投げうってこの美しい建築物を再生します。
そして2009年にまずはレストランをオープン。
ここからは自分の記憶に入ってきます。
当時団体ツアーを取るようなレストランではありませんでしたが、個人旅行者用に使えないか?と連絡をもらったことを覚えてます。
見に行こうか?とも思いましたが、船を使うのが不便なのと当時同じような川向うのレストラン『Supatra River House』(現在はクローズ)を使っていたので必要ないか!と判断しました。
その後、2011年にホテルをオープンしましたが叔母の家からすぐそばなので泊まる選択肢には入りませんでしたね。。
そんなPraya Palazzo、幼少時女房の憧れの建物に自身の誕生日につれてきたのです。
料金は意外と安い、流石にバックパッカースタイルの旅行者は敬遠する料金ですが、一般のツアー客が泊まるホテルよりは安いです。
今回は中間カテゴリーのDeluxe Roomを取りました。
建物がいいのでボトムカテゴリーでもよかったのですが、Deluxeは2Fに位置しており一応リバービューなのです。
それではチェックイン!
正面から
Deluxe Roomは階段をあがって2Fへ
2Fにあがった右の川側コーナールームが今回アサインされた部屋
30SQMとそう広くはないですが、この建物全体が自分の物!といった気持ちで泊まってるので狭くない。
アメニティは全く問題ない!水しか使いませんでしたが。。。
しいて言えばウェルカムフルーツがしょぼい。。みかん4個。。。
さて、このバスルームがいい!
窓を全開にすれば湯舟につかりながらチャオプラヤー川を眺められます。*女性は気を付けてください、庭かわだと腰から上は見えます。
外の窓がステンドグラスになっており時間によっては部屋の中がこのように。。
三連休ですがホテルはガラガラ、丁度いいので普段使うことはないホテルのプールに行ってみましょう。
15Mくらいのシンプルなプール
これぐらいならまだ息継ぎしないでも往復できる肺活量がありました。
一番深いところでも120cmくらいなので泳げない人でも安心ですね。
Happy Hoursは15-18PM
カクテルTHB 300 , モクテルTHB 200
プールサイドにはカウンターもありリバービューです。
夕食
ホテルで食べるのは決めてましたが、セットメニューを頼んでおくかどうか?
チェックインを担当した日本のア〇〇トビデオが好きだというスタッフに聞いたところ、『かなりの量です!全部食べるならお得だけど絶対アラカルトの方がいい!』
彼は一応ホテルスタッフなんですが絶対!と言っちゃうんですね。。
アドバイスに従いアラカルトにします。
PRAYA DINING
ホテルよりはレストランが有名なので食事だけ食べに来る方が多くいました。
料理はタイの宮廷料理で料金はそこそこいい価格します。町のタイレストランの30%増しくらいでしょうか。
統一感があり雰囲気のいいレストラン。
我々はこの二人席で食べました。
こちらは小グループ用の半個室
メインダイニングには円卓もあります。
さて何を注文するか!
コチラの特徴は各王朝に応じたメニューを用意してます。
スコータイ王朝メニュー
スコータイ料理って?いまいちピンとこないのですが、メニューは少なくAppetizerだけでした。
アユタヤ王朝メニュー
宮廷料理と言えばアユタヤ時代の料理ですよね?
特にデザートの多くはいまでも各地で食べられてます。
ラタナコーシン王朝ラマ2世時代
全くイメージないんですがこの時代の料理が一番多かった。
ラタナコーシン王朝ラマ4世時代
トムヤムやトムカーガイなど見慣れた料理が並びます。
ラタナコーシン王朝ラマ5世時代
欧米の文化を多く取り入れた王様なので料理にも影響を与えてます。
そしてこれがセットメニュー
各王朝の料理をバランスよく入れて作られてますが確かに品数多いな。。。
まずはドリンクとオードブル(テンモープラーへーン)
アルコールはやめときます。。。オードブルはスイカの上に乾燥した小魚を細かくして砂糖と和えたもの。これは年に数回女房が作るので食べなれてます。
そして注文した料理は。。。
Lon Pla Kem---スコータイ
大量の生野菜をディップして食べる前菜
このディップソースが肝!
魚の塩漬けをレモングラスなどと一緒にたたいてチリを加えたもの。
これが美味い!
女房はガッツリはまりました。
Mu Pad Som Siew---ラマ5世
豚肉とタイハーブ、野菜を黄色いチリペースと炒めたもの。
ラマ5世がナコンサワンに行った際 Wat Som Siew(Som Siew寺院)周辺に独特の香りをするハーブを見つけそのハーブがsom siewと名がついたそうでそのハーブを使って作った料理がコレ。
タイの宮廷料理はいろいろストーリーがあって面白い。
Ran Juan Curry---ラマ5世
本来はビーフですが、ポークに変えてもらいました。
当時の宮廷料理人Sabai Nilratが宮廷スタッフに出した食事の残り物から編み出した一品。戻ってきたビーフとナムプリックガピをバジルと合わせスプ仕立てにしたところ誰もが納得の一品に仕上がり料理人がRan Juan(憧れ)と名をつけたそうです。
やたらとチリが浮いてますが、ガピがほどほどに聞いており美味い!
チリをそのまま食べない限りはやや辛くらいなので苦手な人でも食べられる辛さだと思います。
ご飯
やはり宮廷料理の器と言えばラーイ・クラームですよね。
とどめはこれ
サラ・ローイゲーオ
タイに来てから一番食べてるデザートかもしれません。
甘さがちょうどよくおいしい。
やはりセットにしなくて正解でしたね。
3品+デザートで十分でした。
午後2時にチェックインしてプールに夕食と一度もホテルの敷地からでませんでした。
大きなホテルではありませんが充実したホテルライフ1日目でしたね。
朝食
こちらもホテル泊りでは楽しみなイベントです。
席についてスタッフからオーダーシートを渡されます。
卵料理のスタイル、サイドディッシュ、メインディッシュを好みで選びます。
これだけで十分な朝食なのですが、ブッフェラインもあります。
フルーツ、ヨーグルト、シリアルなど。。。
サラダブッフェ
ドリンクとパン
ボリューム満点の朝食!
レストランに力を入れているホテルなので当然朝食も美味しいのです。
これで一泊朝食付きでTHB 3,000/room を切るので安すぎないか?
早めにチェックアウトしたいので食後は気になっていたギャラリーの見学
レストランの真上がギャラりーになってます。
流石の雰囲気
もともと建てられた時代が凄く古いわけではないので状態もいいですね。
ここはギャラリーではありますが、予約をすればパーティースペースとしてレンタルもできます。
結婚式なんかもするみたい。。。
この窓際がいいよね~
ガーデンからのギャラリー
この後用事があるので少し早めの10時にチェックアウト(タイの宿はたいてい12時チェックアウト)
最後にちょこっと庭を見物
誕生日記念の写真
幼少期からあこがれていた建物をバックに。。。。
ワンピースは自作だそうです!
最近は工房がなくなったのでほとんどやりませんが自分でバティック染めをした生地に肩紐付けただけ。。。
我が家は二人とも衣類にお金がかからないので助かってます。。
それではボートに乗って帰りますか。。
今回は珍しくバンコクステイ、目と鼻の先にA級のツーリストプレイスがありながら静かにのんびり過ごせるホテルでした。
宿が不便でちょっと。。。という方はディナーだけ食べに来てもいいでしょう。
口に合うかどうかは別としてタイの宮廷料理を手軽に食べられるレストランです。
一部おかしな従業員もいますが、若い従業員たちはよくトレーニングされており親切丁寧でした。
場所が場所だけに(叔母の家から船を乗り継いで10分)今後泊りに来ることはなかなかないでしょうが、海外の客が来た時に夕食に使うのはいいかもしれません。。