今週のお題「冷たい食べ物」
日本は雨がなかなか降らず毎日30度越えと聞いてますが、タイは長い猛暑が終わりようやく少し過ごしやすくなってきました。とはいえ雨季にはいってますので集中的に降った際は毎回洪水に悩まされます。
日本で暑いときにはそうめん・冷やし中華なんかがレパートリーに加わってました。
日本蕎麦は基本的に年中食べていたので季節は関係なし。
幼少期では秋田の郷土食?、冷や飯に井戸水を掛けて食べる『水まんま』が二日に一度は登場してました。
要は前の晩のの残り飯に冷たい水をぶっかけて食べるだけなんですが、暑い日にはこれが意外と食べやすい。
流石に味がないので味噌をちょっとつけたり、漬物と一緒に食べたもんです。。
タイでもこれに似た宮廷料理がありその名も『ข้าวแช่(カオチェー)』!!
ご飯を浸すといった意味ですが、これもタイが最も暑い3~4月にはちょうどいいんです。
発祥はモン族かららしいですが、ラマ5世の時代に宮廷料理とされタイ国内で知られるようになったそうです。
一応、タイでの発祥はバンコクから車で南に約2時間半のペッチャブリー県。
最後にペッチャブリーで食べたのが10年前と少し古い情報ですがタイも冷たくておいしい食べ物をご紹介!
お勧めの店はペチャブリー市営市場向かい、Anamai通りとMatyawong通りの角にあります。
ร้านข้าวแช่ป้าเอื้อน/ウエアンおばさんのカオチェー
腰をおろしたおばちゃんの手の届くところに必要なものは全てあります。
水まんまに使う水はジャスミンの香りやロウの香りを移した水を使います。
ロウはどうやって香りを移すのか?
水の上にロウソクをたてて火をつけ蓋をかぶして約15分待つそうです。
この作業が面倒なのかわかりませんが、バイトゥーイの葉でこの香りをつける店もあるようです。
メインの米はこれでOK。
カオチェーに添えるトッピングは
ลูกกะปิ:ルークカピ
หอมแดงยัดไส้:ホム デーン ヤット サイ
พริกหยวกสอดไส้:プリック ユアク ソット サイ
หมูฝอย: ムーフォイ หรือ เนื้อฝอย: ヌアフォイ
などなど。。。。
ホテルや宮廷レストランなどではなく、ローカルで食べる場合は
野菜類の他、
ルークカピ、ムーフォイ、ヌアフォイなんかが多いですね。
低い木の椅子とテーブルでこんな風に食べます。
これがオリジナルのカオチェースタイル!
※女房が若い!
さっぱりしていくらでも食べれます、おかずの味も濃いめでとっても美味しい!
足りない場合はガンガン追加して食べましょう!
このカオチェー、ペチャブリーに行った際には必須です!
ร้านข้าวแช่ป้าเอื้อน
59, Soi Surin Ruechai, Tha Rap, Phetchaburi, 76000, Thailand
余談ですが、このカオチェーのオーナーであるウエアンおばさん。
偶然にも現在このおばさんの姪っ子さんの働く会社と取引がありたまに顔御合わしてます。
もともと電話やメールでは知っていた方なのですが、先日初めて顔を合わしていろいろ話しているうちに姪っ子さんだということが判明! 世の中狭いもんですね。。。
現在、ウエアンおばさんは足が悪く隠居、代わりに娘さんが店に出てるそうです。
おまけ。。。
ペチャブリー市営市場内にある、こちらも冷たい食べ物。
ロットチョンシンガポール
ロットチョンとはタピオカ粉を元にした冷たくてあま~いタイのデザート
ロットチョンシンガポールの発祥はヤワラート編で紹介してますので興味ある方はご覧ください。
ペチャブリーは古い宮殿、お寺など見所もありますので観光の合間に食べるのがいいですね。
今回はカオチェーの紹介でしたが、ここペチャブリーは他にも見所がありオールドタウンを散策するのも楽しいです。
バンコクから日帰り圏内ですが一泊した方がより楽しめます。