スパンブリー県、観光二日目。
今回の旅行先をスパンブリーにした最大の目的 『ターサデット鳥類保護区』、なかなかの野鳥が見れるとのことで十数年前に一人訪れましたが、シーズンを外したせいでその辺で見かけるような鳥しか見れませんでした。
今回はピークである10月にやってきてバッチリ数々の渡り鳥達と遊んできます!
このターサデット地区は市内から20km位の所にあるので自力では不可。往復の移動をトゥクトゥクに頼るためバスターミナルへ行きます。
幾つか客待ちをしているドライバーさん達。。
当然この中には言い値が怪しい方もいらっしゃるのです。
以前ほど価格交渉で面倒なことはなくなりましたが、まだまだすんなりとはいきません。
そんな中、、目をつけたのがグラサンにハンチングキャップを被るなかなかナイスなベテランドライバーさん。
自分のなかではいくらでもいいからもうこの人にしちゃおう!となってましたが、一応いろいろお話を聞いてみることに。。
まず、お伺いした情報。。。
最大の目的である『ターサデット鳥類保護区』について、
バスターミナルから約20kmくらいの距離、おじちゃんターサデット地区は知ってるけど保護区の事は知らない。。
「いいのいいの!場所は知ってるから案内するね!」
『じゃあ往復でTHB 300くらいかな。。。』
とこのやりとりを聞いていたハンチングおじちゃんよりやや若い(60代?)ドライバーさんが " ターサデット " はもう管理してないよ、適当に原っぱみて適当なとり見て喜ぶところね。。
そりゃあタイの田舎だから何かしら鳥はいるよね~
なんと!確かに電話をしてもつながらない、、、いつの間にかクローズしていたんですね。。いきなり今回の目的地を失いましたが、未知のスパンブリーを楽しむのもいいのです。
全く事前情報がないのでひとまず昨日タワーから見たドラゴンのハリボテで行先一か所。
あとはハンチングにお任せ。
「半日お任せでいくら?」
THB 600+チップ込 だそうな。。
ちょっと高い気がしたので
「THB 400+チップでどう? おじちゃんのサービスが良ければチップ込でTHB 600超えちゃうかもよ? よくなかったらTHB 400ポッキリ」
おじちゃんもこの条件でOK!
行先はドラゴン以外はお任せ!
ตลาดเก้าห้องร้อยปี / ガーウホーン百年市場
ガーウホーンとは9部屋という意味ですがなんなのかね?この市場名。。。
おじちゃんお任せツアーの一か所目なんですが、、、、
週末なんですけど、、、スカスカじゃない。。
確かに百年市場をうたうだけあって建物はクラシカルでいいんだけど。。市場なんですか?ここは?
市場だったんでしょう、、以前。。。
そんなことはどうでもいい女房は魅力的な建物に満足。。
最初に発見したこの万屋のようなお店、、マダムたちがわざわざ席を離れて座り井戸端会議してます。
ここのマダムたちによると、以前はそれなりに賑わっていた市場だったそうで、ここに住んでいるのはオババが多いんだって。。皆、御主人に先立たれ自分達だけ長生きしちゃってるのよ!って感じで教えてくれました。
で、あんたら何しに来たの?
そう、何しに来たんでしょう、、、マダムと話にきたんでしょう。。多分。。。
やる事と言えばかわいい猫ちゃん眺めたり、、。
川を眺めたりするくらい。。
こんな古い市場跡ですが、ひときわ目立つこの塔。。。
これは何十年も前、まだ市場がにぎわっていた時のもので、この見張り代から市場内の泥棒を取り締まっていたんだそうです。
当時は市場には屋根などはなく塔から全体を見張れたんでしょうね。
市場の対岸にある大きな古そうな建物
これがこの市場เก้าห้อง / ガーウホーンの由来になっている建物。
何に使われていたた忘れてしまいましたが、確かこのエリアの役場みたいなものだったと思います。
この建物は9部屋で構成されており、それがそのままガーウホーン(9部屋)になりました。
ここからは一度橋を渡って対岸へ
じつはこの対岸のお寺とその周辺がなかなかいい。。
Wat Lan Kha/วัดลานคา
お寺のゲートより貯水槽?の方が目立つ人気のない寺院。。
こじんまりとした仏殿
ローカル寺院にしては立派で規模の大きい礼拝場
補修によっていろいろ変わってきていますが、ほぼ木造です。
これは寺院併設の学校
この建物がクラシカルで凄く綺麗。
本当に質素な場所で人も少ないエリアなのですが、持っている物はすばらしいのです!
市場も終盤、、今のところ大したものは見かけてません。
ただところどころ魅力的な絵はあるんです。。
ただの家なのか?ここぞ!という時になにか売っているのかわかりませんが、とにかく生活感があっていい景色ですよね。
ついに買い物する場所を発見!
中国古来の作り方でつくった醤油を売ってます。
濃い口・薄口ありますが、自宅用に1本ずつ購入。
画像をみてわかると思いますが、右奥で座っているマダムはなかなか強烈なキャラクター、自分が外国人と解ると沢山遊んでくれました。
産まれたばかりの猫ちゃんもいるので充分楽しめました。
この怪しい隙間を抜けると。。。
市場のメイン通りにでます。
凄いいい感じ、、、百年市場をうたうだけあって確かにチャチュンサオのバーンマイ市場に似てます。
終わっているとはいえ流石に2,3店舗は開いてました。
喫茶店発見!
当然注文しちゃいます。
すばらしく雰囲気のある店内。
音楽が流れているので奥に入ると、、、
おー!これがまだ使えるのか?
と思ったら裏側にラジオが置いてありました。
タイの打弦楽器キム (ขิม) も置いてありましたが、音がうまくでませんでした。
喫茶店の向かいに悠々としている親父をみかけたのですが、奥の店ではなにかを売っていそう。。
カノムピヤ/ขนมเปี๊ยะ
これ一本で勝負しており、市内の市場などに卸してるそうです。
あまり好きじゃないんですが、お茶の共にするお菓子はこれ一択なのでいただきます。
さて、準備が整いました、、中国茶はサービス。
1時間くらいいましたが、地元のマダム数名が井戸端会議をしに来ただけで他のお客さんは全くありませんでしたね。
まあ、、ここに来てから地元と思われる人以外は見かけないので本当に外部からは我々だけなんでしょう。。
最後、、、市場の出口で見かけちゃいました。
なんと! 超ローカルのプリント工場
自分も女房も若干仕事に関係あるのでオーナーさんと1時間くらい話し混んじゃいました。
これでガーウホーン百年市場散策は終了。。
全く予想とは違う光景でしたが、終わってみれば我が家向きで興味深い市場でしたね~
ハンチング親父ナイスガイドです!
次回は別のお寺とドラゴン観光