プレーヤー故障により長らく回せなかったレコードですが、いきなりプレーヤーが現れたのでようやく古いレコードたちが聞けるようになりました。
Mark Knopflerがリードボーカルを率いるイギリスのロックバンドDire Straitsの3枚目のアルバムMaking Movie
自分がこのレコードを手に入れたのは5枚目もアルバムBrothers in Arms (1985)が大ヒットした後なので発売後10年近くたってから。。
これも多分渋谷の『CISCO』で手に入れたと思われます。
このアルバム発売時にはオリジナルメンバーであるDavid Knopfler(Markの弟でリズムギター担当)が脱退してます。バンドはもちろんレジェンド級のギタリストMark Knopflerがリーダーですが、お気に入りはベースのJohn Illsley。
John Illsley---いつもかどうかはわかりませんが、スラっとした立ち姿にステージではジャケット着用、膝を軽く曲げ軽いノリでベースを弾く。
一時期バンドメンバーがヘアバンド着用スタイルになっても彼だけは着用しなかった記憶があります。
とにかくこのバンドのライブ映像はノリノリというよりもいつも演奏者が楽しそうに演奏しているんですよね。
最終的にはいい気な舞台で演奏する事に違和感を感じ解散してしまいましたが。。。
Dire Straitsのオリジナルメンバー
Mark Knopfler /ボーカル・ギター
John Illsley/ベース・バックボーカル
David Knopfler/リズムギター、キーボード、バッキング・ボーカル
Pick Withers/ドラム
MarkとJohn以外は脱退し新メンバーの加入などもありましたが、個人的に印書の強かったメンバーはこの方
Jack Sonni/リズムギター
『Brothers In Arms/1985』のみの参加でしたが、ステージ上ではメンバーとの相性がよく見え、エンジョイしている感がハンパないギタリストでした。
ステージで左からJohn illsley - Mark Knopfler - Jack Sonniが並ぶ絵は最高にイカス!バンドでしたね。。Jack Sonniが居たのは3年ほどでしたがMoney for nothingのライブ映像には必ず彼が居ました。
Jack Sonni - 2023/8/30 つい先日68歳で亡くなりました。。。
Making Movies<1980>
シンプルなジャケットがいい!
バンドのアルバム第三作目
中の上くらいのヒットでしたがアメリカのビルボードでもTop100には入ったので成功といえるでしょう。
詳細
レーベル:Vertigo Records
プロデューサー:Jimmy Iovine/Mark Knopfler
Jimmy Lovineはジョン・レノンやブルース・スプリングスティーンなどと仕事をしていたプロデューサーでMarkからのアプローチでこのアルバムに関わりました。
レコーディング途中にギターのDavisが脱退するなどありましたが評価の高いアルバムを作り上げてます。
ソングリスト
ソングライティングは全曲Mark Knopfler*Tunnel of Loveのみ共作
Side A
1. "Tunnel of Love"
2. "Romeo and Juliet"
3. "Skateaway"
Side B
4. "Expresso Love"
5. "Hand in Hand"
6. "Solid Rock"
9. "Les Boys"
A面トラックが全て6分越えの為3曲のみ。
このころのLPは本当によくできていると思う、曲の並びが絶妙!
"Tunnel of Love"
でスタート、8分を超えるロングトラックでちょこちょこでてくるギターソロがイカス!
"Romeo and Juliet"
やはりこのアルバムではこの曲!
強面の顔にしゃがれ声で何がロミオとジュリエットだ!?
なんて最初は思いますが、バンドの誇る名曲!
人によってはこの曲をDire StraitsでのNo.1ソングとする人も多い、曲は素晴らしくMarkのギターもドラマティック感がでていて文句なしの名曲なんですが、歌詞の方は若干ドロっとしてます。
生涯の愛を誓い合った女性に裏切られた男の歌。
しかも未練たらたらみたいな。。。
B面に入り
"Expresso Love"
軽快なキーボードから入るラブソング。
サビの古くささがDire Straitsらしいですが、それに続くギターのイントロが最高にカッコいいい!
"Solid Rock"
ハイテンポなリズムギターとキーボードでスタートするも
Well, now take a look at that I made a castle in the sand
いきなりWell,nowで気の抜いた声をだす。しかしここからサビまで一気に歌い上げこのテンポに聞き手はテンションを上げるのです。
シングルカットされた曲でないのが不思議なくらい!ライブには欠かせない一曲!
個人的にはテンションの上がる最高のロックソングの一つ。
最後に
全7曲と少ない曲数ですが、何度聞いても飽きない!
長い時間何百回も回したせいか、1曲目は溝がすりへった?かなにかで曲が進まなくなりました。常時指で軽く押してあげる必要があります。
今回はJack Sonniの訃報を聞いてDire Straitsにフォーカスしましたが、彼はこのアルバムには参加してません。そのうち唯一彼が参加したアルバムも紹介したいと思います。