仕事の話なので大きく省きますが、日本サイドから「バングラデシュに行くから一緒に行こうよ!」
とあたかも旅行に行こう!みたいな誘いが来ました。
まあ、予定も空けられそうで「3日間くらい」との事だったので軽くOK。
いろいろあった後、最終的に届いたスケジュールは1週間のビジネストリップだって。。。
自分に声がかかった理由としては本社に語学ができて海外にでれる人はなし、
インドに住んでた、バングラデシュに行った事がある。
そもそもインドはバングラデシュではないのだが、同じようなもんだと思っているそう。
また、自分がバングラデシュに行ったのは1996年!27年前の事なのできれいさっぱり覚えてません!
まあとにかく行ってきたのです、、、久しぶりのバングラデシュ。。。
バンコクからTG(タイ航空)で2時間バングラデシュの首都ダッカに到着
事前に書類は用意しておりアライバルビザの取得とイミグレはとってもスムーズ
ここで今回の出張メンバーが揃います。
自分を含め日本人2名+インド人1名+バングラデシュ人1名、結果的にはかなりの珍道中でした。
空港を出るとダッカ在住の知人が迎えにきてくれてますが、ごった返していてなかなか見つからず。。こういった場合はじっとして相手に見つけてもらいましょう!
ここからは少し仕事の話とランチ。。。。
ダッカで用事が済んだら国内便で西へ250kmのRajshahiへ!
再び空港へ戻ります!
お~懐かしの Biman Bangladesh航空!
以前はよくお世話になりました、9月から今までなかった東京-ダッカの直行便を飛ばすそうです。
しかし我々が乗るのは別の航空会社
US-Bangla Airlines
はあ。。。プロペラ機ですか。。。
雨。。。。
飛行機が苦手な人間にはなかなかの条件ですね。。。風もあるし。。。
メンバーはみんな小型飛行機経験豊富で平気な顔してます。。
「ジェットよりプロペラの方が安全なんだよ!」
と気楽なもん。。
乗らなきゃいけないのでそりゃあ乗りますけどね。。。
では出発! 約50分のフライトではチキンバーガーとミネラルウォーターがでました。
パサパサのパンにスパイシーチキンフライ、そこにお好みでトマトケチャップなんですがこれが結構美味い!
欲を言えば水ではなくフルーツジュースかコーヒーが欲しかった。。。
雨風で結構揺れて怖かったですが予定通りShah Makhdum Airport/Rajshahiに到着!
下りた後、その辺に転がっているバッグは自分で拾っていくシステムです。
こちらが空港ターミナル
国内線なので規模はこんなもんですね。
流石に驚いたのが、我々が下りた飛行機にすぐ乗客乗せてました。
ダッカにトンボ返りする便ですが、点検しないのね。。
飛行機降りて1分で外に出れます。
ここで待っていたのはバングラデシュの取引先が手配してくれたドライバーさん
Mr. Masud
何故かモノクロ写真で一見バングラギャングに見えますが、素晴らしい人柄の腕のいいドライバーさんでした。
この日は彼の運転で南東へ約100kmのPabnaへ!
今回の目的地は25km手前のIshwardiですが、いいホテルがないのでここを紹介されました。
Ratnodweep Resort
レストラン
滞在中はほぼここで夕食。
ハラルを中心としたコンチネンタルフード。
お酒は提供してませんが、持ち込み可能。
プール/ジム
最終日は時間があったのでバングラデシュ人の同行者と1時間ほど泳ぎました。
朝食は毎朝ホテルで食べますが、とにかくフレッシュマンゴージュースがおいしい!
タイでしょっちゅう食べている自分でも特別に美味いと感じる味、Ishwardiの人に聞いてみるとRajshahi Districtはマンゴーの産地だそうな。
ある日の朝食、マンゴージュースの他 パラタやハラルのカレー料理
それと個人的にはまってしまったのが " SUJI "
最初Suji(ひきわり小麦をミルク・バター・砂糖と混ぜてつくったもの)単品で食べていたらホテルのスタッフから「パラタと一緒に食べるのも一般的だよ!」とアドバイスをもらい以降毎日食べてました。
お部屋の方、ほぼ問題ないですがシャワーの出が悪いなどの問題はありましたが、個人的には十分すぎるホテルでした。
唯一同行のインド人は二日目の朝に「トイレが流れない!ずっと臭いよ。。。」
話を聞くとどうも紙を流したようでそれが詰まったみたい、日本じゃないんだからそりゃあ詰まるでしょうよ!
『トイレが詰まってどうだった?眠れた?』と聞くと
「いえ、今日はあんまりいい日じゃないなと思いました。」と訳の分からんことを言ってました。
さて、このIshwardiとPabnaはほぼ仕事の毎日なので食事も含めて周囲のお任せになります。自分のようなタイプだとこのような旅行(ではない)けどなかなかつまらんもんなのです。。
見た目が奇麗なレストラン、ベンガル料理はNG、酒が飲めない店もNG。。。
団体行動は規制が厳しいですね。。。
そんななかでも一人の時間があるときはできる限りエンジョイしてきました。
滞在中、毎朝通ったティーストール
言葉はたいして通じませんが初日から優しくしてくれます。
何故かミルクがなく、ブラックティーに乾燥朝鮮人参を入れて提供してくれます。
インドでは食べなれていたDaily Milkのチョコレートを買おうとしたら、このTreatなるチョコの方が安くてうまい!と強制的に変更されます(Meijiチョコからは数段落ちます)
見ずはここから汲みます。
毎朝顔を合わす土地の方との会話が楽しいもんです。
最終日、翌日ダッカに行くことを伝えると最後のお茶(10タカ/¥13)をおごってくれました。
いつかまた来たいですね。
このティーストールの裏はローカル雰囲気満載!
左の赤レンガがティーストール
南タイとたいして変わりませんが雰囲気はバングラデシュのものでした。
ここもリゾートのすぐ近く。
食堂とスイーツショップが並んでます。
自由が利かないのでここで食事を食べることは叶いませんでしたが、食後にバングラデシュのヨーグルト「ドイ」に挑戦。
美味いんですが、、、、強烈に甘い!
毎朝の楽しみはお茶を飲みながら通りを眺めること。。
一般車両はほとんど通らず、乗合のアートリクシャーや送迎バス、荷台付きチャリで家族の送迎などがほとんど。
バングラデシュではただ前の車の後を安全について行くだけのドライバーは評価されません。可能な限り安全に!適度にスリリングでスピーディなテクニック!が必要。
この2台オートリクシャーとサイクルリクシャーですが、驚くことにほぼ同じスピードで走ってます。いつから始まったのか知りませんが、最近のサイクルリクシャーはバッテリーがついており電動アシスト付きなのです。アシストというにはスピードが速すぎるのでなかなか立派なモーターか何かがついているんですかね?
仕事で行っているのでなかなか自由のきかないバングラデシュですが、時間の合間にドライバーMasudと共にバザールへ!
まずMasudとチャイをいただきに。。。
店の旦那、よけいなことは口にせずもくもくとチャイをつくる職人!
先客は外国人だとわかるといろいろと気を使ってベストポジションにスペースを作ってくれ皆さん優しい。
このての店には女性だけで入れるもんなのか聞いたところ、
ダッカならOK、ここは田舎だからバングラデシュ人の女性は入りません。
女性二人連れやお母さんと娘とかでも入らないそうです。
外国人なら女性だけでも大丈夫、皆親切にしてくれるそうです。
バザールの洋品店
周りにはここで買うことはない!といわれましたがどうしてもMade in Bangladeshでバングラ風のシャツが欲しかったので購入!
パンツ2枚+半袖のドレスシャツ1枚で 900タカ(¥1,200くらい)でした。
戻って地元の人に聞いたら「すごく高くないけど、少し高かったね!」
外国人で言葉も少ししかわからないのでしかたないですね。。
しかしこのパンツがクセモノ、、、表記はXLなんだけど実際はMサイズなんであんたにベストフィット!なんて言われて購入。着用してみるとXSくらい。。。
よくあることです。。。
頑張って何度か使用してウエストを伸ばしましょう。。。
こんな店でのんびり過ごしたよね。。。
そして行ってみたらビックリ!
このPadnaといった土地はかなりのド田舎。
お国柄どこにでも人はいますが農村風景が続き一定の間隔で適度なサイズの町が現れいくつかのバザールがあります。
近代的な風景は全くないのですがある箇所に突然巨大な近代的建造物が現れるのです!
その正体。。。
こちらなんとロシアの原発です。。。
少し英語のわかる土地の人に聞いたら
『あーあれはロシアのatomic bombです!』
原爆じゃないでしょうよ。。。しかし意味は解った!
どのくらい土地の方々が理解しているのか不明ですが、ある程度知識のある方はあんな危ない物バングラデシュ人には管理できない!とても危ない!といった声が上がってました。
現在は周辺にマンション群を建ててロシアタウンを形成してロシア人の技師たちが住んでいます。
学校もあるようで家族で移住してるんですね。
このタウンはロシア人7,000人居住可能との事。
周辺にはロシア料理屋が並びこの一帯だけ異様な雰囲気があります。
一度だけ連れて行ってもらいました。
バングラデシュの方は入店できません。
注文すればどこからか温いビールを持ってきてくれます。
酒はダメとか言いながら飲んだビールはバングラデシュブランド
店の雰囲気から何となくツイン・ピークス(1992)を思うのは自分だけか?
タイや日本でもなかなか食べないロシア料理をこんなところで食べるとは。。。
本場のロシア料理がわからないので感想も減ったくりもありません、ただ本当はもっとおいしいもんなんだろうな~
最終日、早めに仕事を終えみんなでこの辺の観光地であるというPadma川へ行ってみます。
Padma川
まあでかい!
後で知ったんですがこの川はガンジス川の本流なんだって!
ガンジス川の源流をであるGaumukhからウッタルカーシー、リシケシュ、ヴァラナシとみてきましたが、バングラデシュで再びガンジス川を見ることになるとは思いませんでした。
が、しかし、なぜここが有名な観光地?
確かにバングラデシュのカップル、夫婦、家族などがけっこうボートトリップに出かけてます。
ボートに乗ると何かあるのか?我々もボートトリップに出てみます。
とにかくでかい!がそれだけのような気がする。。。
護岸を見るとわかりますが、この川は護岸が年々深く削れています。浸食がすすみ土地面積を大きく減らしているんだそうです。
周りの景色は悪くない。。
こんなPadma滞在も終わりに近づいてきました。。。
この5年の間訪れた国はタイ・日本・マレーシアの三か国。
仕事とは言えいい刺激になりました。
最終日
朝5時半にPadmaを出発してRajshahiのShah Makhdum Airportへ
7時には到着して朝飯!を使用にも空港内は9時からしか開かないと。。。
空港を出た通りの向かいにティーストールがあったので覗いてみます。
まあ、、なんとかなるんじゃないかね。。
裏庭に椅子とテーブルをセットしてもらい、チャイとお菓子類で軽い朝食とします。
それではまた恐怖のプロペラ機に乗ってダッカへ戻ります。。。
次回はダッカを少しだけ歩きます。。。