part.6
THE BRIDGE<1986>
詳細
レーベル:Family Productions/Columbia
プロデューサー:Phil Ramone
1971年の1stアルバムからColumbia一筋!
70年代後半からの全盛期でコンビをくんでいたPhil Ramoneとは本作が最後になりました。
彼の全盛期の作品の中では比較的地味なロックアルバムで、シングルカットされた曲もおとなしい。。その辺がPhilと別れた理由なのか?後年Billy Joel本人は『このアルバムをあまり気に入っていない』と語ってます。
個人的にはこの後の作品であるStorm Front(1989)を最後にBilly Joelの新作を聞かなくなってしまったので、彼がその後ロックアルバムを1枚とクラシックアルバムを1枚だして引退宣言もしていたことは後になって知りました。
アルバム全米最高位7位!
オリコンの洋楽チャートでは最高2位になってるので当時の日本での人気が伺えますね。
ソングリスト
Side:A
- Running on Ice
- This Is the Time
- A Matter of Trust
- Modern Woman
- Baby Grand
Side:B
- Big Man on Mulberry Street
- Temptation
- Code of Silence
- Getting Closer
流石にBilly Joel全盛期のアルバム、参加ミュージシャンもBig Nameがそろってます。
A面
"A Matter of Trust "
このアルバムを象徴する曲?シングルカットされ全米最高10位を記録。
MTV全盛期の中、ユーモアのある豪華なミュージックビデオが印象的でした。
このアルバムでは一番気に入っておりエネルギッシュな曲。
基本的にはBilly Joel Bandの演奏でゲストミュージシャンの参加はありません。
" Modern Woman "
3曲目と並んでこのアルバムからシングルカットされた曲、この曲はたいして気に入ってないのですが、この曲にテナーサックスで参加しているMark Rivera!このパンチパーマのおっさん!お気に入りのサックスプレイヤーなんです!音やテクニックの事はよくわからないのですがこの人のステージパフォーマンスがとにかくイカスんです!
今、みれる動画ではフォリナーのステージに参加した時のソロパフォーマンスがとにかくサイコー!
これバンドメンバー全員カッコいんだけどとにかくMark Riveraです。
" Baby Grand "
気に入った曲ではないが、Ray Charlesがピアノとヴォーカルで参加。
B面
" Temptation "
イントロでMark Riveraのalto saxophoneが渋い!彼のサックスはほとんど激しいロック調の音しか聞いたことがなかったので渋い音を聞くとさらに彼の魅力が高まる気がします。
" Code of Silence "
Cyndi Lauperがコーラスで参加、彼女の曲ではないけどい??にも彼女らしい曲で参加。
いい曲なのになぜこれがシングルカットされなかったのか?
" Getting Closer "
ここではSteve Winwoodがハモンドオルガンで参加、前の曲と同じでいかにもSteve Winwoodっぽい曲。
最後に
幾つか持っているBilly Joelのアルバムですが、改めて聞いてみてもおとなしい。。。イノセントマン(1983)は派手な曲とバラードが上手く組み合わさった名盤でヒット曲も多い、ナイロン・カーテン(1982)は曲の内容・構成がドラマチックでいくつかの曲からは強いメッセージを感じられます。
Billy Joel本人はあまり気に入っていないようですが、自分では比較的回転回数の多いアルバムなのできっと聞き心地がいいのかな・・・
まだまだBilly Joelのアルバムありますので時間のある時に1枚のアルバムをじっくり聞き込んでレヴューしたいと思います。