ナコンシータマラート二日目
ホテルの朝食からスタート
1Fの緑に囲まれたレストランが会場
2Fに突き出しているこの木は元々ホテル増設時にあったもので木を切らずにそのまま残しています。
流石南タイのローカルホテル
カノムジンが朝食にでているだけでなくクオリティは高い!
無難なチャーハンやソムタムの他日替わりで南タイカレーが一品出ました。


念のため抑えのパンとジャムとコーヒー


スイーツも南タイの物
今日はレセプションとの相談から観光スタートです。
ワットマハタートで正月のお参りと影絵ミュージアムは必須なのでそれ以外をホテルスタッフに相談します。
ホテルでもらった地図を見ると自分たちの興味のある場所は全て市内を南北に通るRatchadamnoen Rdにあることがわかります。
この通りは前夜にきているので大丈夫!
後の動きはRatchadamnoen Rdを走る青いソンテオを繰り返し乗っていればすべてに行けます。
まずはソンテオでワットマハタートへ参拝に行きます!
いくらだったかな? THB 10 / 人だったような。。。
Wat Phra Mahathat / ワット・プラマハータート
詳しいことはよくわかりませんがナコンシータマラートだけでなくマレー半島を代表する仏教寺院。メインのストゥーパ(プラマハータート)は諸説ありますが13世紀頃に建てラたそうです。
南タイでは二つしかないタイ王室第一級寺院の一つです。
いいんだか?わるいのだか?新年のイベントが行われており、写真映えは悪い。。。
ストゥーパの周りは小さな仏塔に囲まれています。
ストゥーパの基部にある仏像はピカピカ
ストゥーパの中段に登るとその大きさがわかります。
そりゃあ猫ちゃんだって来ますよ。
流石第一級寺院!田舎にあるとはいえ豪華な寺院ですね。
基部・回廊は美術館のようになってます。
ガルーダがかっこいい!!
これはวาฬบรูด้า / ニタリクジラの骨、約100年前に海から上がった鯨が怖くて漁師がお寺に持ってきたそうです。鯨はすでに船などに巻き込まれて死んでいたそうですが、100年前のタイの田舎ではこんなのおっかなくてどうしたらいいのか?わからなかったんでしょう。。 昔は困ったときのお寺・教会ですね。


この大筒はオランダ東インド会社の物、 "VOC"のロゴがはっきり残ってます。
何故ここにあるのかは不明、、、やはり当時は危ないものなので寺院にもってこられたのかな?


お鉢に入れる方が風情は感じる。。数えてませんが108体あるはず。。
数百体の仏像が置いてありますがこれが一番チャーミング。
ココが寺院の終点。。観光のタイ人はほとんどここまできませんでした。
こちらのかたここで十数分おり言い方は悪いかもしれませんが実に絵になるお祈り姿を見せていただきました。
流石に昼前になると混雑してきました。
普段お寺でお参りにあまりいかない我々ですが、じっくり2時間滞在。
Ban Than Khun Ratthawut Wichan
ワット・プラマハータートの向かいにある築100年以上の素敵な屋敷
Khun Ratthawut Wichanとは国王から授かった位の名称。
1939-1986は学校として使われていたそうで。
現在は所有者によって無料で見学を許されてます。
学校というよりお屋敷や役場のようなつくり。


とても素敵なお屋敷、、南タイに住むならこんな家に住んでみたいです。。。
ランチ
青のソンテオで市内方面へ5分ほど戻ります。
Kopi
南タイを中心にいくつか店舗を出しているお店。
我が家も数年前にトラン駅前店には入ったことがあります。
滞在中に一度は食べておこうと思っていたバクテーを注文
自分は王道であるバクテームー(豚)、女房は試しにバクテーガイ(鳥)


やっぱりバクテーは豚だよね。。。 女房も同意。。。
連帯責任として仲良くシェアして完食できました。
正直言って今回KOPIでの食事は間違っちゃいました。。
もっとローカルな店で食べられるとよかったですね。
Ban Nangthalung Suchart Subsin / スチャート サップシン博物館
南タイ伝統芸能 ナンタルン(影絵劇)の博物館
自分は今回が二度目の訪問。女房も以前来たことがあるはずだけどよく覚えてない。。
オーナーさん自ら館内を案内してくれます。
ここを建てたスチャート ・サップシン氏の息子さんで、この方もいくつかの文化賞を授与されているいわゆる人間国宝。
工房


現在では新規の制作よりは補修依頼を受けて修復する仕事の方が断然多いそうです。


こちらは現オーナーさんの息子さん。
オーナー氏は現在、地元の大学の教授として美術史などを教えているそうです、ナンタルンは?と聞くとこのナンタルンは多くの人枝分けして伝えていくものではないそうです。
分かり易く言えば一子相伝 北斗神拳みたいなもんですね。。
女房とオーナーさんは直接知り合いではないですが、叔父とオーナーさんがお知り合い。
女房は南タイ芸能一家で、義父と女房は画家・バティック、叔父(義父の弟)はかなりぶっ飛んだ方ですが、ナンタルンの演者・南タイ伝統舞踊の演者だったりします。
アーティストとしてよりちょっと頭がいっちゃってる人としての方が有名!
2階は各地・各年代別にナンタルンが飾られてます。


以前は観光客向けに頻繁に寸劇をしていたそうですが最近はめったにやらない。。
女房とオーナー氏
建物の裏で近所の人が集まって新年の宴会がありそこにも誘われましたが、この後行きたいとこがあり女房は酒を飲まないので遠慮しておきました。
オーナー氏の話では数年前に日本人女性が一人できて、見学後ここで一緒に酒を飲んだんだけどいい飲みっぷりだった!との事、。。
このナンタルン(影絵劇)
難度か見に行ったことはあるのですが、ナコンシータマラート出身で盲目の演者ノン・ディアウがマイクを持った劇がお気に入りです。
このディアウは前述の叔父がナンタルンを教えたと言われていますが多分自分で行ってるだけでかなり怪しい。。。
次に向かうは
Shiva Temple


なかなか見事なシヴァリンガが安置されてます。
リンガをここに持ってきたときの写真は圧巻です!
この後は城壁周辺を散歩して朝訪れたワットマハタートに戻ります。
朝来た時『きっと夕方にくると綺麗だろうね!』と女房と話しており予定通り戻ってきました。
いいね、、だけどまだちょっと早い。。
寺院の横にあるこの床屋の看板がなかなかイカス!
『散髪後、髪型がイカしてなかったら店に火つけちゃいましょう!』
どんなカットするのか興味ありますよね~
夕暮れ時。。。


通りや寺院がいい雰囲気になってきました。。
寺院の前には地元の伝統菓子屋も並びます。。
ขนมลา / カノム”ラ”
米粉を使ったナコンシータマラートの伝統菓子
元々は先祖に功徳を捧げるお祭り時に僧侶に捧げてました。
いまでも行事のときに一時的にみせを出すなどしてますが、自分はナコンシータマラート以外で見たことないですね、、。
職場のお土産に買っていきます。


さて、用事も済んだしそろそろホテルに戻ろうか?とソンテオを待っていると。。寺院内がイベントの用意してます。
アナウンスを聞いていると今夜はバンドが来てラムウォン(盆踊り)があるとの事。。まずい情報を聞いちゃったなと女房を見ると、、もう帰る気がない顔になってる。。
確かにここに残れば楽しい盆踊りもあり夕食場所を探す必要もありません。。。
頭の中でどれが一番いいのか?10秒で考えお祭り参加がリーズナブルであると決定!
唯一の問題は寺院からホテルに帰るための足だけ。。
それもお祭りの日だからなんとかなるだろう!と思い解決しました。。。
次回はワット・プラマハータートのお祭り!