P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

ヴァーラーナシー / वाराणसी 再訪(2008)

2008年 10月

12年ぶりにヴァーラーナシーに寄ったときの話。

hirobkk.hatenablog.com

この年はDelhiで知り合いの結婚式があったので、式の前に一か月くらいぶらつこうと思いやってきました。ヴァーラーナシーへはカルカッタから夜行列車で移動。

当時、インターネットの事も解らず、メールアドレスすら持っていなかったので汽車移動時には常に時刻表を携帯し、切符は毎回窓口で購入します。

 

Indian RailwayのTime Table

【Trains at a Glance】

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カルカッタからヴァーラーナシー までは【3005 Amritsar (Punjab) Mail】で移動。

いつもカルカッタからの移動は【3009 Doon Express】を使うのですが、今回はヴァーラーナシー立ち寄りの為、ヴァーラーナシーに停車すればなんでもOK。

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同席の方々。。。

予約席なので6シートしかないのですが、8名くらいかけてます。これも普通ですね。。。

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ムガールサライ到着。ヴァーラーナシー まではあと少し。。

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12年振りのガンジス川。。。

乾季とはいえ水が少ない?

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ヴァーラーナシー到着

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一応前に泊まった【オームなんちゃらゲストハウス】があるであろう辺りに向かいます。

この兄さんのリキシャで行きますが、宿名がはっきりわからないので「オーム」で始まるヴァーラーナシー 大学周辺にあるゲストハウスに適当に行って!とリクエスト。

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Durga Puja中でインド人観光客も多いです。

ヴァーラーナシーはカルカッタ同様Durga Pujaの賑やかさは有名なので夜から早朝にかけてごった返しそうですね。

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駅から15分くらい走ったところで最初の「オーム」がつく宿に到着。

いきなりビンゴです。リノベーションされてますが、立地は変わってないので間違いありません。レセプションで昔話をしたところ過去の宿帳を出してきてくれました、わざわざこんなことしませんのでよほど暇だったのかな?なんと1996年のページに自分のサインがありました!

「おー」

なぜか周りのスタッフも一緒に盛り上がります。

が!

「でも、今日は満室なのね、、ごめんよ」

なんじゃそりゃあ?

まあ祭りの最中なんでしかたない。。。

それでも宿のオーナーファミリーが家族経営でやっている直ぐ近くの宿を紹介してくれました。。。

多分200Rsくらいだったと思いますが、あまり料金は気にしませんでした。。

 

宿も決まったのでガンジス川を見に行きます。

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そして街を歩きます。。。

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なんだろう。。。

おなじみの路地、おなじみのガンジス川なんですが、12年前に感じたものと似たような感覚になりません。

この時すぐに思いました。。

2,3日でここは出ようと。。

 

12年も経てば当然街もアップグレードしたり、便利なものが増えたり、映画館がシネコンになったりします。。。恐らく自分がそういった『物』で良し悪しの判断をしてしまったんでしょう。。ただリラックスするだけならヴァーラーナシー である必要はないので、この時の自分ではそのまま滞在しても楽しめなかったでしょうね。。

 

もうこなったら仕方がない!と

 

映画を観に行きます。

すでにシネコンができてましたが、【Sajan Cinema】が未だ営業してました。。

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【Kidnap/2008】

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Diwaliを月末に控えてますので、弱めの映画でしたが、

Sanjay Duttの元気な姿が見れてよかったです。

 

そして夜はカルカッタで済ましてきたばかりのDurga Pujaを見物に行きます。

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結局、この年のヴァーラーナシー 滞在は3日間。

この時以来、ヴァーラーナシー には行っておらず、行こうという気になったこともありません。

この後もカルカッタ⇔デーラー・ドゥーン間は何度も行き来してますが、ヴァーラーナシーで下車はせず常に通過してました。

この土地は、日本人だけでなく欧米人にとっても人気の土地で長期滞在者やリピーター率が高いですが、自分にとってはどうも違ったようです。。。

現在は居住地もタイに変わりインドから足も遠のいてしまってますが、今後インドに来てもヴァーラーナシーに寄ることはないでしょうね。

 

最後にヴァーラーナシーですが、ここは世界中のツーリストが集まるだけあってとても魅力的な場所である事は間違いありません。

ガンジス川を中心としたガートの雰囲気、人々の生の生活が見られます。緩やかな川の流れをみながらルーフトップカフェなんかにいたら1か月くらい平気でいられちゃいます。

ただ自分にとっては、いまさら知人も居ないのに行くところではなく、ましてや観光するなら行きたいとこは他にありそうです。。。

 

~ヴァーラーナシー 再訪~

おしまい。

 

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ヴァーラーナシー / वाराणसी 回想(1996)

ヴァーラーナシー

インド北部ウッタル・プラデーシュ州/UP(州都はLucknow)

インドを観光する上でAgraのタージ・マハルと並んで最も重要な場所の一つ。

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先日【Bunty Aur Babli】を見ていたらVaranasiやRishikeshの古い写真を見返したくなりました。

初めてVaranasiに行ったのは1996年だったと思いますが、しょぼいバカチョンフィルムカメラ(渡印前のカオサンロードでSALOMONスキーのTシャツ+THB200だったかな?で手に入れたもの)で撮ったVaranasiがなかなか味があるのです。

 

当時、日本人貧乏旅行者の間ではベナレスと呼ばれてましたがこれは英領時代の表記(Benares)からきてたそうです。

 

1996年、パキスタンでの登山とシベリア鉄道に乗る事の2つをテーマに日本をでました。(最終的にどちらも到達せず)インドの事はほぼ知識がなく、知っていたのはガンジー、ガンガー、タージマハル、サタジット・レイなどごくわずか。。。パキスタンへの行程上、バンコクからカルカッタに飛ぼうとするもVISAが必要だということも知らず。。。当時カオサンロードで出会った日本人旅行者の方々に心配され、皆さんにいろいろ助けていただいた上でインド上陸。

カルカッタ~ガヤを経てヴァーラーナシーに着いたのも、ガヤで出会ったドイツ人に勧められた為でヴァーラーナシーについては何も知りませんでした。

 

そしてヴァーラーナシーには2週間ほど滞在、すでに外国人旅行者は数多くおり、話を聞いてみるとマリファナ、音楽、なんとなく居るなど様々な目的で来ているんですね。

自分の場合はなんとなく寄ってしまったの部類でしょうか・・・

 

日本人もよく見かけ、マリファナ等をやっている方が多く、町の事にも詳しい方が結構いたと記憶してます。

当時、インド人の売人は「ロシア、イスラエル、日本」が3大顧客であると言ってたのを思い出します。

 

流石に自分もガンジス川くらいは聞いたことがあったのでひとまず川に近いところに宿をとろうと思い、VARANASI駅からサイクルリキシャ―でガンガー方面へ向かってもらいます。そのままリキシャワーラーにゲストハウスまで連れていかれ流れのままに金払ってチェクインしてました。かなりケチった旅行をしていたので安かったとは思いますが。。。場所はゲストハウスが密集する場所からは少し離れた「Om なんちゃらGUEST HOUSE」周りはムスリムが多く宿のオーナーさんもムスリムでした。

 

宿の屋上からガンガーを望む。

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画像は残っていたネガを何年か前に写真屋でデジタル化してもらったのですが、悪くないですよね?

 

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ゲストハウスはAssi Ghatの近く。

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日本人のクミコさんと旦那さんでやっている「クミコハウス」など外国人が多いゲストハウスはGodowliaのあるLUXMANPURAに集中してました。

自分が泊まった「Om なんちゃらGUEST HOUSE」はGodoaliaから歩いて30分ほどかかり比較的おとなしかったと記憶してます。

ドライバーなどに連れてこられる宿なんてこんなもんです。

しかしの宿で日本人の旅行者で雰囲気のいい女性ヒロコさんと出会います。

1週間くらい一緒に行動し、気も会ったのでロマンスもあるか?と一時思わせましたが何も起こりませんでした。。。ガンガーのパワーを取り込むことができなかったんですね。。。

 

そんなことより、ここはヴァーラーナシーやはりガンガーに行かねばなりません。

何かよけいなことをやっていたのか初日は川に出なかったのです。

 

朝のガンガー

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何でしょうね。。。

自分は宗教観もなく、スピチュアルみたいなものには一切無縁で興味も全くないのですが、初めてのガンガーには震えました。。。

涙を出すほどではなかったですが、こんなこのは人生で初めての経験でした。

ただの濁った川なのですが、本当に何なんでしょうね。。

 

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どこでしょう? 恐らくHarishchandra Ghatの辺りだと思います。

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早朝のKedar Ghat

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Dashashwamedh Ghat

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Dashashwamedh Ghat

夜になるとPoojaが行われるヴァーラーナシー観光のハイライトの一つ。。

訪れたタイミングがよくDiwaliと重なったため、とても神秘的なPoojaを見ることができました。

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Babua Pandey Ghat

これぞDhobi(洗濯夫) Ghat

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初めてのヴァーラーナシーは1週間+1週間の滞在

1週間でさっさと移動しようと思いましたが、Jansi(インド中部/アジャンタ遺跡の入口)汽車に乗り遅れ(移動に使ったサイクルリキシャのチェーンが外れ、一緒に修理をしていたため)てしまい、これもガンガーの導きと思いさらに1週間滞在。

 

滞在中、バナナラッシーと間違えBangラッシーを飲んでしまったり、ガンガー横断を試み、対岸に向けて泳いでいたところ流れてきた牛の死骸に衝突し溺れそうになるなどありました。*今はどうか知りませんが当時はこんなことをやってる旅行者は沢山いたのです。自分のミスはまだまだ序の口でしょう。

 

また、後の大女優"Rani Mukherjee"に会って少し会話ができたことは、今となっては貴重な体験でした。

ベンガル映画の監督であるお父さん(Ram Mukherjee)の作品に出演した後、1996年に

Raja Ki Aayegi Baraatでボリウッドデヴュー。

この映画をヴァーラーナシーのSajan Cinema(現在は閉館)で見たときに、なんとRaniも来館していたのです。その辺に居たインド人に聞くと彼女は新人であまりよく知らない!と出演女優でもあまり相手にされていませんでした。

自分にとっては誰でもいいのでとにかくショボい英語力で話しかけたところ丁寧に自己紹介をされ2,3分ではありましたが相手をしてくれたのを覚えてます。

Raja Ki Aayegi Baraat(1996)

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映画のサントラテープなども買ってしまい、あまりヒットしなかった映画のわりにこのサントラがなかなかいいんですね。ノリのいい曲も入っていたので、夕方になると宿のスタッフがどこからかラジカセを借りてきて屋上で一緒に踊ったもんです。

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テープに劣化があるのでデジタル保存してますが、25年経っても保存状態はいいです。

これ1本で30Rsなので当時としは安くはないですね。

コピーではなくオリジナル商品ですのでこんなもんなのかな?

 

 

最後に、旅行先でいろいろな国の人と話していると、10年以上前のインドは良かったな~以前のどこそこがよかった⇒今は面白くない!といった過去の方が現在より魅力的である!といった考えを持っている方がかなりいます。これについては半分同意してしまいます!

やはり自然のものに関しては、過去の方が豊かで開発も進んでないのでいいでしょう。

しかし町歩きや、人との会話などにはその時それぞれに魅力があるもんです。

なので前は良かった!もわかりますが、今もなかなかいいですよとも思えることはよくあります。

例外として個人的に以前の方がよかった!とはっきり言えるのはバンコクのカオサンロードとこのヴァーラーナシーですね。。。

カオサンロードはひとまずおいておいて、ヴァーラーナシーは2008年に再訪しており、どうしても1996年と比べてしまいました。ガートの雰囲気、町にいる若者のスタイル、Sajan Cinemaの雰囲気など。。。いろいろあるのですが、2008年のヴァーラーナシーに特別な物を感じられなかったんですね。

過去を美化しすぎているのか?

自分が変わったから?

なんでしょうか。。。

 

1996年のヴァーラーナシー回想でした。。。

 

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気になる映画 - 003 " The Extraordinary Journey of the Fakir(France'2018) "

The Extraordinary Journey of the Fakir(France'2018)

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9FEB'2019 ICON CINECONIC

以前から目を付けていたいた"The Extraordinary Journey of the Fakir"を見に行ってきました。

これはBollywood映画ではないのでいつもの場所に行かずに済みました。

昨年オープンしたショッピングモール"ICON SIAM"で公開されたので、見物を兼ねて初見参!

料金がオンライン料金でTHB120p.pといつもの半分以下なのはうれしい!

金曜日の夜にバンコクの叔母の家まで行き、翌朝チャオプラヤーエクスプレスでサートーン船着き場⇒シャトルボートでICON SIAMへ!

 

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少し早めに行き昼食後に鑑賞。

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土曜ですがガラガラです。

我々以外で2組だけでした。

 

映画は主人公のAja(Dhanush)が幼少期から今に至るまでの回想シーンから始まります。

母子家庭で育てられますが、母は父親がいない事、貧乏である事に負い目を感じさせないため、懸命に育てます。幼少期ではすでに母親との会話は英語で行われており、その後の人生に大いに役立つことに。子供の頃から好奇心が旺盛で偶然見かけたストリートマジシャンがお金を儲けているのをみて自らもストリートマジシャンになるのですが道具は全てストリートマジシャンから盗みます。

ストリートマジシャンとして青年期を迎える頃、母が亡くなり。。。そこからは母の残した手紙と新聞の切り抜きを手掛かりに父探しの為パリへ向かう事に。。。。

 

 

この映画はロードムービーのジャンルに入ると思われますが、そこにラブコメディとマサラテイストがミックスされています。

映画のテーマ等難しいことは考えず単純に見て楽しめる映画です。

ただし突出した部分がなかったので物足りなさは残りました。。。

ロードムービーではありますが主人公が訪れる土地に魅力を感じられない。

ラブストーリーの中に盛り上がりがない、終盤ムンバイにいるAjaの元にMarie(Erin Moriarty)がやって来ますが、プロセスが雑で唐突過ぎました。

コメディはそこそこ、、魅力的な脇役がちょいちょい活躍してくれてます。

マサラ。。。一応Dhanushが1本踊りますが個人的にはもっと別のところで入れてほしかった。

 

 この映画はインド映画ではないので当然有名なインド人俳優はほぼ出演してません。

Dhanush

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 Tamil Nadu出身の35歳

既にキャリア17年を誇る南インド映画界のスーパースターです。

普段、南インド映画を全く観ない自分でもこの人の事は流石に知ってます。

といっても出演作は1本しか見てません。。。

Bollywood映画デヴュー作で共演はSonam Kapoor

Raanjhanaa(2013)

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その後2015年にShamitabh(2015)Amitabh Bachchanとも共演。

今作も含めて自分がみた2作品はどちらも気が弱そうな純粋な?(サギとか泥棒をやってますが)役柄を好演してました。

あまり知らない俳優さんなのでこれぐらいに。。。

 

その他の俳優さんもほとんど知りませんが、気になった方を。。。

 

 

Bérénice Bejo(ベレニス・ベジョ)

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今作で一番知名度があるのはこの人かも。

アルゼンチン出身ですが現在はパリで活躍してます。

雰囲気のある綺麗な女優さんです。

顔が似ているわけではないですが若き日のAnnie Lennoxを思わせます。

Annie Lennox

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Stefano Cassetti

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いや~この人は良かったですねー

イタリアの俳優さんで役者の前はインテリアデザイナーをしてたそうです。

 

約90分と短い映画でしたが、初めての映画館で楽しく見させてもらいました。

年に何度かはこいういった映画を気軽に観に来るのもいいですね。


EXTRAORDINARY JOURNEY OF THE FAKIR | Official Australian Trailer

2018年末の過ごし方。。。その2(映画を観る)

Image Mallの年末イベントは我が家の恒例行事ですが。 

hirobkk.hatenablog.com

クリスマス時期に公開されるボリウッド映画も必ず観に行ってます。

昨年は👇でした。

hirobkk.hatenablog.com

 

今年は

Shah Rukh Khan
Anushka Sharma
Katrina Kaif
Abhay Deol
R. Madhavan

共演のZEROが公開

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SRK,Anushka Sharma,Katrina KaifYash Chopraの遺作Jab Tak Hai Jaan(2012)で共演してます。この映画自分は3度映画館に足を運びました。

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この3人に恐らくSRKとは初共演と思われるAbhay Deolが居ます。

この人、もちろんDeolファミリーです。

hirobkk.hatenablog.com

Diwali映画のThugs of Hindostanをスキップしているので満を持してバンコクまで見に行きます。

が!その前にまさかタイに入ってくると思わなかった映画が一本あるのです。

その名は

Kedarnath

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自分が住んでいたウッタランチャルの巡礼地の名称であり同名の山(6,940M)もあります。巡礼地であるKedarnathChar Dam Yatra(4つの巡礼地を回る旅)の一つ。Badrinath,Gangotriに2か所には行くことができましたが、Kedarnathにはついぞ行くことが叶いませんでした。

当然素晴らしい景色を体験できる場所であり必ず行くべき場所と考えていたのですが、、、何故か行かなかったんですね。。。

数か月前からチェックはしておりましたが、まさかタイで公開されるとは。。。

来週あたり行っちゃおうかなぁ。。。

そうなると今月は2度もバンコクへ行かねばなりませんが、Diwaliは観にいきませんでしたからね。

週末は映画とImage Mallのライヴでいっぱいです。

やはり今年の12月も忙しい。。。

 

 

俺の山 - INDIAN Himalayan at  Himachal Pradesh (Chamba) - Last part

 Himachal Pradesh,Chamba districtの - Bharmour(バルモール) - です。

hirobkk.hatenablog.com
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自分が滞在していたChambaの中心地から約60km.

バスで約2時間半、2度行きましたが最初は一人でバスに乗って。

2回目は弟分のAjayとバイクでManimahesh Yatra(Manimahesh Lakeへの巡礼)の際立ち寄りました。

リンゴとアタ(チャパティの原料)の産地として有名。

 

最初は12月の初旬に行きましたが、夜の気温は0度以下と思われかなり冷え込みます。。。標高は約2,100mですので当然ですね。。。

その時は山中に入ってトレッキングというよりは周辺散策程度でした。

詳しくは知りませんが、ここに住んでいる人々はGaddiという部族になります。

Jhumarもそのようで言語もGaddiを話します。

友人曰く、現在Gaddiが住んでいる地域は Chamba / Bharmourエリアだけとの事。

 

Jhumarもそうでしたが、散策していて人々の生活に特徴を感じました。

特に女性との接触に対してです。

男性と二人で話せない、女性一人で外出できないなどインドに長くいればいろいろなところで見かけますが、この辺りは特に強いですね。

ただし以前と違って山の中にいてもいろいろなことを知ることができる時代です、外国人に興味がある子も多いのです。

中学生くらいの年齢になると家族の目が厳しくなりますので、自分と話すのに背後をかなり気にして、家の門から半身で話したりします。外で話していた時にすかさずお兄さんがとんできて会話にさりげなく加わってきたりすることもありました。

 

さてこの辺りですが、周りを完全に山に囲まれている山村。

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重要な建築物がありますが、あまり詳しくは知らないので一度ざっと見に行ったくらい。

最初のバルモールは3日間滞在し近辺をうろうろと歩き回りました。

 

こんな道路をかなりすっ飛ばして5,6時間かけて向います(途中休憩あり)

Chamba to Bharmour

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バルモール到着

雰囲気はチャンバ近辺の山村とあまり変わりませんが高山がより近いです。

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バルモールの重要な寺院

Chaurasi Temple

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Dhauladar山脈

これを超えていくとダラムサラにでます。

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拠点にしたのはこのホームステイ

気のいいおばあさんがいろいろ世話を焼いてくれました。

部屋は2畳くらいしかなくシャワーも水のみ。150ルピー(2006年当時)

本来巡礼の拠点になるのでホームステイやゲストハウスがまずまずあるのですが12月のローシーズンに行ったので宿泊施設は2件だけでした。もう一軒はやや高級のログハウスみたいなところ。

Sunrise Homestay

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初回は3泊のんびりして帰りました。

 

しかし帰り道に。。。。

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奥のバスは自分が乗ってきたバス

 

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ジープの前輪がすっ飛んで道をふさいでます。

野次馬がワイワイとあーしろ、こーしろと意見を出し合い何もしないこと2時間。。。

最終的な解決方法は荷台のセメントを降ろして男連中(自分含む)でジープを持ち上げ壁際に移しました。

 

2度目はマニマヘーシュ巡礼登山:Manimahesh yatra

Manimahesh Kailash (5,653m)

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シヴァ神の住処と捉えられている聖地。

登山史の中では未踏峰との事ですが1968年にインド-日本の合同隊が登頂を試みようと組織され中止になってます。

やはりこのような信仰の山をピークハント目的で登るのは問題が多いのでしょう。

以前、チベットカイラス山の登頂許可を中国政府が出し大変な問題になってましたね。。。

 

この地の事はチャンバに来る前から知ってましたが、実際に行こうとは思っていませんでした。

Chambaで日中はゴロゴロ、夕方から店の手伝い(モモの下ごしらえ)をしていたころAjayから「何年も行ってないからManimaheshにYatra(巡礼)に行かないか?」

と声を掛けられました。店の連中に声をかけると最終的に自分が行けなくなるので(一応リーダーだから)二人で行こうとの事。。。

 

このバイクでいきます。

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行程

一日目

Chamba(自宅)⇒バイク(二人乗り)約80kmのHadsar⇒6kmのトレッキングでDhancho

Dhanchoにはティーストールと常設テントがあり食事も採れ泊まれます。

このDhanchoで1泊しますが、ここにあるDhancho Fall(ダンチョ滝)で聖地に入る前に身を清めます。てっきりこれはマストだと思ってたんですが結構素通りする方がいましたね。物凄い冷たい水を浴び芯から体が冷えますのでマストじゃないなら軽く済ましたかったですが、Ajayが浴びねばならない!みたいなこと言うので腰巻いて浴びました。

 

二日目

Dhancho⇒Manimahesh Lake(3,950m)⇒Hadsar⇒Chamba(トレッキングの距離は20kmと強行!)

早朝Dhanchoを出発

何度か沢を渡り谷に付けられたジグザグ道をひたすら登るとManimahesh Lakeに到着するわけですが道はすこぶるいいです。巡礼者がメインで歩くので難しいところは一切なく天気さえよければ景色もサイコーです。一応4,000m近いので問題は高度くらいかと思います。

当時カメラにほとんど興味がなく記録として残そうなんて思っていなかったので、持っていってませんでした。上の画像はAjayにもらった物(多分ショボいスマートフォンで撮ってます。)

 

すばらしい経験が出来ましたが本当に疲れました。

また行きたいと思いますがこの工程ではもう無理ですね。。。

 

最後に。。。。未達成のトレック

インドにダライ・ラマが居住しているのは有名で、大勢の日本人がダライ・ラマの住居があるDharamsala(ダラムサラ)に訪れてます。このチャンバとダラムサラDhauladar (ダウラダール)山脈にさえぎられており直線距離はたいしたことないのですが、車で移動すると7~9時間くらいかかります。ところがこの山脈はIndrahar Passを通ることによって3~4日のトレッキングで抜けられるのです。ダラムサラには外国人を含む観光客がとても多く、このコースは比較的ポピュラーなのですが、時間の限られている旅行者はダラムサラ側の最初の中継地Triund(2,994m)/トリウンドまでしか行けない方がほとんどです。(自分も含め)

いつかここを抜けたい考えていましたが、結局は未達成でインドを離れてしまいました。

今後インドに行くことがあってもIndrahar Passをチャレンジする事はない(そもそもダラムサラに行く気がありません)と思いますが、あの時行っておけば、、、と思う場所の一つです。

 

 

 

 

 

俺の山 - INDIAN Himalayan at  Himachal Pradesh (Chamba) - Middle part

INDIAN Himalayan at  Himachal Pradesh (Chamba)

 

前回は山に上がるまでのプロセスを長々としてしまいましたが、Chambaの町も高地(996m)にあり周りを山に囲まれてます。

hirobkk.hatenablog.com

 

Chambaからおんぼろバスで1時間ひたすら山を上がります。

インドの山岳地方をバスで移動した方は分かると思いますが、この登りもかなりスリルがあります。

何度も往復してますが、一度だけ対向車をすれ違う際に前輪が片方浮いた状況(で停車したことがあります。

毎日このバスを利用している人たちもこの時ばかりは本当に落ちると思ったんでしょう。。皆ダッシュでバスを降り、反応の悪い自分が一番最後でした。

上がった先はJhumarという標高2,000m程度の小さい村で、中学校くらいまでの学校はあり、それ以上になるとこのバスに乗りChambaまで通うようになります。

何故にこんなところへ来たのかと、、、いいますと。

この映画のロケ地を観るためでした。

Taal(1999) 

1999年の年間No.4 Hit


taal se taal

この時の訪問を機に長い友人関係を結ぶことになったJhumarのVickyは映画の撮影時、まだ子供だったそうで主演の Akshaye Khannaがバカスカ煙草を吸っていたのははっきり覚えているそうです。

この映画のダンスシーンで使ったアップルガーデン等々を観るのが当初の目的ですが、長くいると他にやりたいことがいろいろとでてきて周辺でのトレッキングにも手をだしました。

 

Bedi Jhumar(2,200mくらい?)

JhumarのVickyの家から往復6~7時間くらい

このJhumarにいるときはVickyの家でお世話になっており、朝6時にでれば十分昼過ぎには帰って来れるます。が!あちこち寄り道をしていたら帰りが遅くなりガッツリと心配をかけてしまいました。。。

 

朝、Vickyが見送ってくれる中出発します。彼は既に店を開けてます(なんでも屋、小麦や豆の量り売り、調味料、炭などいろいろ売ってます)

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こんな感じのところを抜けて。。。

*ここは村のメインロード。

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アップルガーデンを抜けて。。。

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山に登るのに水を汲んでいきます。

この水は山からの湧水で,水の引いていないお宅は生活水をここで組みます。

寄り道①

ここで顔見知りの夫婦に会い、30分くらいああだこうだしてしまいました。

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水を汲んでゆっくり登っていくとアタ畑で作業中のVickyの同級生に遭遇

寄り道②

前の月に結婚したばかりの新婚ほやほやの夫婦です。

チャイを飲んでけと誘われここでまた30分

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ここまで所要1時間半ですが、まだ村からでれてません。

歩いた時間は約15分。。。

 

村を出る前に村外れの寺院によってから行こうとしたところ、途中で村の学生で顔見知りのラメーシュに会います。寺院まで一緒に行くというので話をしながらだらだらと向かいます。(話といっても言語の問題ありですが、彼とも3年くらいの付き合いがありましたのでなんとかなるもんです!)

寄り道③

Mr.Ramesh(当時14歳)と寺院へ

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帰りにRameshの家に寄る約束をしてここで別れます。

彼は学校へ!

 

ここからはようやく村をでててくてく目的地へ向かいます。

30分歩くともう先ほどの寺院は遠くに見えます。

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放牧中の子羊

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2時間くらい行くと隣村のはずれにつきます。

ずいぶんしょぼい村に見えますが、中心地はここよりずっと下。。。

右上ピークの向こう側がBadi Jhumar

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尾根を登っていくと、羊と山羊の群れに遭遇。

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この羊飼い死んでんのかと思いましたが、イビキが聞こえてたので気にせずスルー。

 

木の間から出発点のJhumarが見渡せます。

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尾根を上り詰めるとこの景色!

石室は羊飼いの小屋。

強風に耐えられるよう石造りにしてあるそうです。

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目的地はもうすぐですが水が無くなってしまいました。

水を分けてもらおうと近くの小屋に声を掛けたところ、このオヤジさんの登場!

羊(山羊)14頭とくらしているそうで、中は動物臭のみ。。。

とても親切な方で半リットル位の貴重な水(茶色)を分けてもらいました。

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Bedi Jhumarに行くところ(ここから徒歩5分)だと話すと「じゃあ一緒に行こうか」となり親父さん先導で向かいます。のんびり話をしながら歩きます。。

言語がはっきりわからないので(ここの言語はガッディというガルワールの一部で使われている言葉)多くの事は分かりませんが、、

年齢「40、、う~ん40歳よりちょっと上かな?よくわからん!」☜うそでしょう。。

一年中(冬も)あの小屋で羊、山羊と過ごしている☜後で聞くとたまには降りてきてるそうです。。

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見えてきました。。

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ここが " Bedi Jhumar "

Lahaul(ラホール)方面の山がよく見えます。

向こうは5~6千メートル級の山なので山頂に白い部分がありますね。。。

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ここはトレッキングコースというよりは羊飼いの遊牧地。

なのでコースの整備などはしてませんが、人、動物が頻繁にあるいているので歩きやすくはなってます。ただ周辺の地理がわからんと迷いますかね。。。

後は明るいうちに歩くこと。

 

30分ほどのんびりして下山します。。。

Rameshの家にも寄らないといけないので。。。

 

牧草地帯を抜け谷間を下っていきます。

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帰りはさっさと歩いて1時間半くらいでRameshの家に着きました。

いつもの位置にRameshの叔母さんが座ってますが、、、すごい迫力があるんですよね。。。この人。。ガルワール美人できれいな方なんですが。。。

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せっかくきたので夕飯を食っていけ!と言われ、いまさら遠慮もしないのでいただいていきます。

日が落ちてきてきたのでRamesh母の指示でRameshが途中まで送ってくれました。

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*撮影:Ramesh /Nikon COOLPIX P6000

Nikon デジタルカメラ COOLPIX (クールピクス) P6000 COOLPIXP6000

Nikon デジタルカメラ COOLPIX (クールピクス) P6000 COOLPIXP6000

 

ここかさらに40分ほどくだります。

道中木の間からLahaulの山々が見えます。

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Rameshとは途中で別れ、さらに遠回りしてのんびり帰宅しました。

Vickyも店で忙しそうにしています。。。

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と!自分を発見するなりちょっと怒られてしまいました。。。

夕方になると山にはトラ(ヒョウ?)がでるので危ない!!!

帰って来ないので心配かけたようです。。

土地のことをよくわからない者が勝手に行動してはいけませんね。。。

反省です。。心配してくれる人がいるというのはどこでもありがたいですね。。

 

装備

靴:ローカット(オムニテック、MTB用:女性用)コロンビア

アンダーウェア:モンベル ジオライン L.W→購入から20年くらいたってますがまだ使ってます。伸びてます。でも使ってます。

webshop.montbell.jp

肩掛けカバン、Tシャツ:インドのその辺のマーケットで買ったもの

防寒着:モンベル化繊パーカー

ズボン:Gパン:なんとJohn PlayersのHrithik Roshan2008年限定モデル(本当に限定?定員が言ってました。バッタもんじゃありませんKolkataの正規店で購入)

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食料:水1リットル+途中で500mlくらい分けてもらいます。

    りんご1個、クッキー

*別の日ですが、Vickyの家の屋上から見えるLahaulの山

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----つづきます----

次回はBharmour(バルモール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の山 - INDIAN Himalayan at  Himachal Pradesh (Shimla / Chamba) - First part

  

 INDIAN Himalayan at  Himachal Pradesh (Chamba)

前2回は最もゆかりの深い"Garhwal"で訪れた山でしたが、今回も隣の地域 "Himachal Pradesh"です。

hirobkk.hatenablog.com

hirobkk.hatenablog.com

このエリアも長く滞在をしておりいくつかの山に訪れました。

恐らく初めてこのエリアを訪れたのは1996年だったと思います。

Rajasthanの "Bikaner" から夜行列車で一気にKalka-Shimla Railwayの起点 "Kalka(ハリヤーナー州)"まで入りそこから登山列車で "Shimla" へ上がり、周辺をトレッキング(散歩?)しました。。

当時は写真を撮ることに全く興味がなく画像がほとんどありません。

 

Shimla (2,276m)

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訪れたのは12月で街中では天然のスケートリンクが始まっていた。ホットシャワーのない宿に泊まってしまい(当時は若くケチだったため)、水をどうしても浴びれずタオルで体を拭いたのを思いだします。

正直、近場の森林を散歩程度しかしておらずあまり記憶もありません。

*撮影:タイのガラクタ屋のような店で買った(1995年頃)確かRicohのバッタもんで " Kicoh "ブランドでTHB150くらい。。。

昨年、当時のネガをタイの写真屋でデータ化してもらいました。写真に詳しい方にはどう見えるかわかりませんが、彩から何から気に入ってます。

 

Chamba (996m)

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ここには数年かけて本当に長く滞在することになり、ヒジョーにお世話になった場所です。

山の話ではなくなりますが、Chambaに初めて来ることになったのはある映画のロケ地を見に来た時。その映画のクレジットには " Location at Chamba " とだけあったので当時最初に見つけた インドのChambaはもう一つのChamba(現在のウッタラカンド州)でした。当時は分裂前だったので同じHimachal Pradesh(ヒマーチャルプラデシュ州)にChambaが2か所あったのです。間違えますよねそりゃ。。。

 

で!別のChambaに行ってしまったのですが、片言英語で町の人に聞いても「お前何しに来たの?」「映画?しらねえよ!」と通じませんでした。何とか自分の英語のショーもない話を聞いてくれる方がおり、「別のChambaじゃないの?」ってことでもう一つのChambaを教えてもらいました。

そこで困ったのは泊まるとこでした。商業宿がなかったのです。。。(見つけられなかった?)

何も知らない場所でその辺に寝るのは不安(外人で目立ちますし)だったので、その彼に一晩泊めてくれんか?と頼みました。

彼は即答

「OK!」

おお!!それは助かる!!

その後にごちゃごちゃ言ってましたが聞き取れたのは「OK!」だけだったのでそのままついていきます。

ついていくのですが、なんかいろいろ人の家に寄ってくんですよね。。。

様子がおかしいと思い再度ゆっくり教えてもらうと、こーゆー事だったのです。

「OK!」

「家には泊められない!だが、泊めてくれるところを一緒に探してあげよう!」

ってことでした。

なるほど~ よ~くわかりました。

結果、彼の弟分みたいな家に無理やり泊めてもらえました。知らない外人を泊めるってのはやっぱり怖かったと思います。

しかし本当にありがたいですよね。。助けてくれた方には感謝でいっぱいでした。

(ここの方々とは今は付き合いが無くなってしまいましたが、翌年に再会をしに行きました)

そして辿り着いた本命のChambaですが宿あります。

拠点とした部屋はココ☟

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屋上家屋、絶景です!!!

周辺の2,000級も山々が見渡せ、夜の星空も素晴らしいです。

ただし、トイレは外、シャワーも共同の水シャワー、夜はかなり着こまないと部屋の中でも寒いです。

 

数日は町をうろつき映画の話をしたり博物館を見て周りました。

 

BHURI SINGH MUSEUMの絵画

::WELCOME BHURI SINGH MUSEUM CHAMBA

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独特な絵ですよね。。

このChanba Artをかなり気に入ってしまい、町中に刻まれている壁画など全てと言っていいほどみました。

 

数日滞在していると、映画の情報を教えてくれたチベット系インド人の方からそんなとこに泊まってないでうちのお姉さんの家に泊まりなさいと申し出をいただき、そのままお姉さんを紹介され転がり込みました。お姉さんと言ってもいい歳の方なので当時の自分からしたらママですね!

ママはモモ、チョーメン、トゥクパとチベット屋台を経営!

モモの下ごしらえは前の晩に女性陣がやりますが、何故か毎晩自分の部屋で作るので自然と自分も手伝うようになり、餃子を包むのだけはいまだにプロ並みの速度だと自負してます。(恐らく、下ごしらえに使っていた部屋に住まわしてくれているんでしょう。

 

ママの店 " Kunga Chow-mein Waller "

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*左側の男の子(ジャドゥー:当時13歳)こやつはたまに売上をパクリます、そして必ずバレてAJAYにひっぱたかれます。これを定期的に繰り返します。

因みに自分の昼飯は毎日ここです。

 

自分はここの人たちは家族同然と考えていますが、実際兄弟の儀式をした人がいます。

妹(ラクシュミ) ママの家に奉公に来ているインドの子 

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AJAY(この顔で当時25歳) 

この顔でママがRoyal Enfield(バイク)のThunderbirdを買ってくれない!と拗ねて平気で2日位店にきません!買ってくれるわけないでしょう、、そんな高い物。。

AJAYは家族ではなく下のChamba Valleyに住む従業員(ほぼマネージャー)です。

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詳しいことはよくわかりません(聞いてない、調べてない)が、きちんとヒンドゥー寺院にいって「あなたたちはこれから兄弟です!」みたいな儀式はしたので宗教的にはきちんとした兄弟って事だと思います。

すっかり山の話でなくなってしまいましが、それだけ自分にとって大事な土地で家族なのです。。

 

次回は山に上がります、町で得た情報をもとにロケ地+トレッキング

 

 

- INDIA Garhwal Himalaya at Uttarakhand(Uttarkashi)

 INDIA Garhwal Himalaya at Uttarakhand(Uttarkashi)

前回のGarhwal Himalaya at Uttarakhand(Chamoli)に続き、

hirobkk.hatenablog.com

 今回はUttarakhandのUttarkashi区で訪れた山を紹介します。

このエリアは自分の弟分(ムンナー)の家があり、長く世話になったところでもあります。前回の記事でも書きましたが、家には電気が無かったので基本的にはカメラの充電ができず、あまり写真が残ってません。

ここはレジャー登山というよりはヒンドゥー教の巡礼地としてとても重要なエリアで、インド全土から一生に一度の聖地での祈りをささげに来ます。なかにはインドでも意外と人気なトレッキングをしにくるインド人も。。。

その他、リシケシュでヨガを体験している外国人。

 

このエリアには畑仕事で登った山や、ムンナーのガイド仕事の付き添いで登った山がいくつかあるが、データがあるのはGangotriガンゴートリ(3,415m)巡礼登山程度です。

 

ここはヒンドゥー教徒にはとても重要な土地であり、有名なガンジス河に起点でもあるので州内(ウッタラカンド州)の起点Rishikesh(リシケシュ)から紹介したいと思います。

Rishikesh(リシケシュ)

Swargashram(スワルグアシュラム)地区のGeeta Bhawan(ギータバワン)*アシュラム よりガンジス河にかかるラムジュラ橋

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基本的にはここから下流が平地になるので川幅も広く、流れも見た目は緩やか(簡単に対岸に渡れると思い、何度か泳いだことがあるが全く進まず流れの通り下流に流されてしまったので実際の流れは速い)

ここから上流になると渓谷の中を流れるようになる。

この地はインド最大のヨガの聖地だが、今回関係ないので触れません。

 

ここから

Devprayag(ガンジス河はここでChamoli編で紹介したAlakananda川とヴァギラティ川<こっちが本流>に分かれる)---Tehri と上流に行き,重要な聖地であり多くのアシュラム、寺院を要するUttarkashiに着く

 

Uttarkashi/ウッタルカーシー(1,158m)

橋の上からガンジス上流を眺める

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このあたりまでくると川幅もかなり狭くなってきているのがわかる。

ここから上に大きな町はなく完全に山間に入る。

*ガンゴートリから先のゴームクへいくには入域パーミットが必要、ウッタルカーシーでは国立公園のオフォスでとれます。できればここで取っておくのがベストです。

ガンゴートリでもとれますが入山制限(確か一日150人だったと思います)がありガンゴートリで何日も待つことになることもあります。

 

ここからさらに上流へ向かうと温泉で有名なGangnani/ガングナーニがある。ここも多くの旅行者が滞在する場所。

ここからさらに25㎞ほど上がったところが自分が暮らしていたPurali(プラリ)です。

 

Purali/プラリ(2,600mぐらい?)

正面やや左がPurali村、右に見下ろすのがガンジス(ヴァギラティ川)

オレンジのあんちゃんが弟分(ムンナー)

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ここには国道脇で車を降りそこから歩かなければなりません。(30分くらい)

毎朝畑に行く為左側の急登を1時間半、ムンナーのお母さんと登り降りしたのはいい思い出です。

 

マイルーム!

一人、時にはムンナーと一緒に寝泊まりした部屋です。

電気、水道、トイレはないですが、不自由はなかったですね。。。

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Puraliのすぐ上流には軍の基地があるHarsil/ハルシル)

山沿いを歩けば2時間くらいでいけましたが、たいてい国道にでてジープをひろってました。このHarsilから直線距離で北に25㎞ほど行くとチベットになります。

軍がいるおかげ?でHarsilでは肉と酒が手に入り、よく"チャン"を飲みにいきましたね。

 

それではガンジスと山の話に戻します。

 

Gangotriガンゴートリ(3,415m)

NH34(国道34号線)の終点、車でいけるのはここまで。

説明不要、" Char Dham Yatra " の一つガンゴートリ寺院があります。

有名なYoga Niketanのブランチもあります。

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たまにここにまであがってくることもありましたが、基本的にはレストランでチャイ飲みながらだらだらとテレビみてました。たまに会う日本人のヨガ生徒さんからあんたここでヨガもせんと、ゴームクにも行かんと何してんの?とよく言われました。

!テレビを見に来たんです!

さあ、パーミットを取ってない方はここでパーミットを取ります。

 因みに自分が滞在しているときに(見てはいませんが)、Bachchan家の人々(Amitabh Bachchan/Jaya Bachan/Abhishek Bachchan/Aishwarya Rai)が巡礼に来てました。ヘリコプターで。。

途中のChirbasaで水や食料は手に入りますが、準備(食料、時期により衣類)を整えていきます。ここからは日本人にとっては立派な登山の領域になります。

インド人の場合、目的により巡礼であったりトレッキングになります。

 

ガンジス河沿いをひたすら歩きます。

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ルートは分かりやすいですが、雨の後など滑りやすかったり崩壊している所があるので足元は十分注意。

*以前9月頃に歩いているときインド人の若者が友人とふざけながら歩いていて崖から滑落して亡くなったところに出くわしたことがあります。

 

浸食した奇岩

右下に登山道が見えます。

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Bighorn(オオツノヒツジ)

基本的には群れており、ひたすら草食べてます。

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Bhagirathi/バギラティI (6,856M) II(6,512M)  III (6,454 m)

Chirbasaを過ぎてしばらく行くとこの光景に出くわします。

ガンジス河の川幅もかなり細いですね。

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Bhojwasa(3,775m)

Gangotriから14㎞です。ゆっくり標高をあげていくので体力的には楽です。日本で通常登山をされている方ははっきり言って楽勝です。

問題は標高と天候です。

ヨガの生徒さんがレッスンの休みでよく来られるのですが、何人か高山病の症状になっているのをみかけました。知っている事をアドバイスしますが(大したことは知らない。)なかなか通じません。頭が痛くて吐きまくってる友人がいて夜も眠れてなくても翌日先に行くことしか選択できません。

もともと登山の方々ではないので無理な話ではありますが、具合の悪い人毎回本当に辛そうなんで。。。

 

手前の建物が宿泊できるアシュラム、政府系のツーリストロッジ

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自分はたいていLalbaba's Asram/ラルババアシュラムに泊まります。

ここのラルババはムンナーの幼少期の先生!

2食ついてRs.500位だったと思います。

これでもかってくらい毛布を貸してくれます。

いろんな人が使いまわしてますので、あまり清潔ではない。。。

気になる方は自前で用意した方がいいですが、これが気になるようだと寝袋等を持参しても、そもそもここには泊まれないかもしれません。インドに長くいる人は気にならんと思いますけど。。

基本的にはここに一泊して翌日ゴームクに行くのがいいですかね。。

 

Bojibasa⇒Gomukh(ボジバサ~ゴームク)

約4㎞

ほぼ平坦な道です。正面に "Mt.Bhagirathi" を観ながら歩きます。

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Gomukh/ゴームク(4,023M)

ガンジス河の流れはこの氷河からはじまります。

この氷河の左側を巻いてあがるとTapovan/タポバンへの道になります。

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Shivling / シヴリンガ (6,543M)

 Bojibasa-Gomukh間からの眺め

この山も登山禁止です。

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このエリアではバドリナートのニルカンタと同レベルの存在感。

この先のタポバンまで行くと(さらにテント泊が一泊必要)、もうすぐそこにあります。

*タポバンへは一度しか行ったことがなく電池切れの為画像なし

 

参考画像・Tapovan/タポバン

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Gomukhでは沐浴、水汲みなど好きなように過ごしあとは一気におります。

高度の影響だと思いますが、ほとんどの方は帰りが元気ですね。

 

とても有名な場所ですが、登山道も問題なく人も多いのでインドで時間の取れる方にはお勧めの場所です。

 

因みにが最後にここにきてから約10年経っております。いろいろと情報が変わっているかもしれませんので、違う場合はご勘弁を!

また、インドには自分等足元にも及ばない外国人(日本人も)が沢山います。自分は宗教的な事はよくわかりませんが、いろいろなこと、物に意味がありますのでプロにあったら聞いてみるのもいいですね。

 

このコースの注意点

  1. 基本は日本の登山と一緒、季節によって衣類、装備の調節
  2. 高度....こればっかりは体験しないとわからないのではないかと思います。自分はそもそも3,000mを超えるところで暮らしておりましたので体感として影響は感じませんでした。
  3. 最低限のマナー...やはり聖地ですのでいくら知らないといってもやってはいけないことがあります。よく調べてからいきましょう。
  4. ガンゴートリでガイドまがい(家の弟分ムンナーみたいな)の人たちが声を掛けてきますが、基本的にゴームクまでは自力で行けます。できれば安全の為同行者がいた方がいいですが。。単独の場合最低限の英語が話せるといいですね。。タポバンまでですと山慣れして装備を用意できれば自力でOK。彼らのメインのお客はインド人ですのであまり外国人にはしつこくないと思います。(例外もいますが、、。)

 

その他このエリアで歩いたルート

 

Dodital(3,310m)

sangam chattiから入ります。途中のAgoda村にムンナーのおばさんがいるのでAgodaに一泊して行きました。

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綺麗なとこなんですが、わざわざ日本からこなくてもいいですかねえ。

 

Kedar Tal(4,912m)

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Gangotriからいっきに上がります、10年前の事ですがよく覚えてます。ものすごいキツイです。ガイドで上がるムンナーの付き添いでいきましたが(ポーターみたいな、、お金は取りませんのでボランティア)、何度も心が折れそうになりました。はじめてムンナーを「やはりこの男はガイドなんだなあ」と思いました。

もう、はっきり言ってただの旅行者が行く場所ではないです。

インドにトレッキング以上の事をしにきた方が行ってください。*ガイド同行がいいでしょう。

景色は本当に素晴らしい!! 

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最高の下山テクニック *要身体能力 クライミング by "AJAY DEVGAN"

自分でいうのも何だが、

登山をしてインド映画にそこそこ詳しい人はなかなかいないと思う。

インド人の登山家と登山をしたこともあるが、映画については自分の方が詳しかった。自分の弟分(インド人)のようなガイドまがいの連中であれば詳しい人もいるが。。。

このような中途半端な知識を生かしてインド最高のクライマーを紹介します。

 

名前は "AJAY DEVGAN" 

動画の中ではShivaayと言われています。

自分はこの映画のフルバージョンを見ていないので詳しいところはよくわかりませんが、どうも彼は登山ガイドもしており、麓で待っている軍の人(役人)の所へ行く際の下山シーンのようです。

 

まずは冒頭、、。

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いきなり雪山で素っ裸で寝てます。(吹雪はじめてるのに!!!)細かいですが左手でパイプ(たばこ)かなんか持ってるんですよね。下からの声が聞こえるわけないですが、何となく感が働いたんでしょう、麓で人が待ってるので下山します。

装備を見るとアイスアックス2本とロープ1本はあります。

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早速準備をして下山、天気も良くなりましたね。

イカすスタイルです。革ジャンにGパン。

以前外国人のハイキングをガイドした時、ウール(真っ黒)のロングコートを着てきたのがいましたが彼に匹敵しますね。

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まず見下ろす直壁を背にしていきなりの"バック降り"です。

ロープが1本しかないのでここでは使えないんでしょう。

プロの方はどう考えますかね?やはりロープ下降の一択ですかね。。

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バック降り後、スワンのダブル(後方伸身2回宙返り/ロスアンザルス五輪の鉄棒で森末選手が金メダルを決めた降り技)を決めながら壁に付きます。

また動画の方をみればわかりますが、準備時はインナーに黒いシャツを着ていたのですが、バック降り時は胸がガラ開きです。いつの間にかインナーを脱いでます。

これから寒い中下山するのに寒さが心配です。

 

高速で下降している為、ダブルアイスアックスで速度を調整します。足元はティンバーランドっぽいトレッキングシューズにアイゼンはありません。物凄い筋力とバランスです。

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超高速落下時も冷静。このへんはさすがにAJAYです。

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何度か氷壁に跳ね飛ばされながらひとまず氷柱にアックスをひっかけて一息入れます。

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高度感がものすごく景色がすばらしい。

下で待つ人たちもこのパフォーマンスにテンションが上がります。

 

ここから先の下降技術も素晴らしい、まずはダブルアックスを振り子の支点にして飛び出します。

いきなり後方伸身宙返りを入れます。

そこから周りきらずに地面と水平に落下。

冷静に周りを確認しアイスアックスを1本腰に装着。

何かを見つけアイスアックスを腰のカラビナ(ロープに接続されてます)に引っ掛けます。

そこからローリングにつぐローリング、ローリング、ローリング。

いつの間にかアイスアックスをブン投げ岩にロックさせビレイをとります。

驚くことに水平落下以降はノールックで行ってます。

 

ロープが伸びきる直前にロープを肩から外し手に持ち替えます。

全ての衝撃が片手に奔りますが、余裕。

恐ろしい男です。

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そこから体を振って雪のテラスに降り立ちます。

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ここから先はテラスを走り抜け、クラックを飛び越え、最後はその辺の針葉樹を支点にして軍人さんの元に降り立ちます。

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所用時間約4分。とんでもない登山ガイドで、何人たりとも真似はできません。

しかし長年AJAY DEVGANをみてきた自分としては信じられなくもないですね。。

"Shivaay" 観なくてはいけないようです。。

 

今回このような超人のご紹介をさせて頂きましたが、決して暇でやっている訳ではなく好きでやってます。今後も紹介したい世界の超人がいたらアップさせていただきます。

 

P.S.

すいません。。なんか日本の映画祭で公開されたみたいですね。。。完全に出遅れてしまったようです。。。

Recipe.3 Dhal Curry (Mung Dhal) / ムング豆のカレー & Aloo Jeera(Potatoes with Cumin Seeds) / アルージーラを作る。

 先日、女房が冷凍PARATHA(パラータ)を買ってきた時に、カリーを作るとつい言ってしまったので作ることにします。

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マサラは常に置いてありますが、他の材料を用意していないので豆(ムング豆)を水に晒してから朝市に買い物に行きます。

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家から自転車で5分の所にある,毎週日曜の朝にやっている朝市で食材を買います。

ほぼ徒歩、自転車圏内の人しか来ません。。

日用品、食材しかないのでよそから客は来ませんね、、大きくないし。。。

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それでも米、肉、野菜、魚と一通りそろいます。

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材料がないので野菜類を買います。

トマト、じゃがいも、たまねぎ、ニンニクだけで十分!

 

戻ってから早速調理をはじめます。。

軽く料理すると言ってますが、自分はほぼ素人(以前日本のスキーリゾートのプチホテルで3年くらい一人シェフをやってましたが完全なインチキ料理人でした)で、食べても"バカ舌"なので食べられるものはたいてい旨い!ってなります。

家にいるときは、あまり外食しないでたまには作りますが、

女房はインドや日本の料理の事はほとんどわからないわからないので適当に作ってごまかしてます。

[材料:ダルカレー]

ムング豆 - 適量

にんにく - 適量

たまねぎ - 適量

トマト - 適量

しょうがチューブ - 少量

コリアンダー - 大さじ2

ターメリック - 大さじ1

レッドペッパー - 大さじ1

塩 - 大さじ1

ガラムマサラ - 適量

JKのPunch Foran(5種類のスパイス) - 適量

 

まずは野菜を小さく切り見栄えよく並べ、マサラはひとつに混ぜておきます。

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野菜を切っている間に水を切ったダルを火にかけやわらかくなるまで茹でます。

が!!なんと!!!野菜を切ってLeonaと遊んでいたらすっかり火のことを忘れており,気がついたときには肝心の汁がほぼ溢れてしまい豆も焦げついてました。

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Leonaよ.....どうしてくれる....

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済んだこと仕方ありません...食材がなくなったわけではないのでまだ一生懸命つくります。

それでは掃除をして調理再開!

ニンニク,たまねぎ,トマトの順に炒めます。全て荒みじん.

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トマトの水分がなくなってきたらマサラを一気に入れます.

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 こんな感じになったら本来あるはずの汁ありダルを入れますがやや焦げたダルを入れ、水と塩でテキトーに調整。。。

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 仕上げにはガラムマサラとこのPanch-Foran(よくmaggiを買うインド商店のおばちゃんがカレーにこれを入れると旨いわよ!とゆうので買いました)を入れます。仕上がりは後程。。

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次にサブジ(アルージーラ)を作ります。

 

[材料:アルージーラ]

ジャガイモ - 大2個

クミンシード - 適量

にんにく - 適量

たまねぎ - 適量

トマト - 適量

コリアンダー - 大さじ1

ターメリック - 大さじ1

塩 - 大さじ1

ガラムマサラ - 適量

水 - ジャガイモが浸る程度

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自分の場合クミンシードは一緒に煮込みません。

ニンニクと玉ねぎを炒めた後、トマトを少し多めに入れて一度水分を飛ばします。

水分がある程度なくなったらマサラを入れてよく混ぜます。

その後ジャガイモと水を入れ茹で煮込みます。

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この辺の作り方は環境などによって様々でしょう。。

ジャガイモは別に湯がいておいてから調理を始める方も多いようです。

自分の分量適当インドカレー(ガルワールカレー)はインドの母直伝です。

母は毎日炭をおこして、水を汲んで、一つの鍋で作ってました。

先に何かを準備などはしていなかったですねー

 

クミンシードは別にフライパンでバターでパチパチなるまで火にかけます。

パチパチいったら、ジャガイモが柔らかくなって塩等で味を調えた鍋に入れて混ぜます。

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こんな感じですかね。。

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パラータはすでにこねてあるものを買ってきてますので焼くだけ。

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ダルのミスもあり、全く味に自信がないので念のため粉ふきいもを作っておきました。

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盛り付けて完成です。

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作っている時からこれは旨い!といった雰囲気がなく、ダルも焦がしていましたので怪しかったですが、、、、

大丈夫です食べれます。

インド母のカレーとはかなり違いますが、、、以前はもっとうまく作れたんですけどね。。。感で作ってますのでしばらくやらないとダメですね。

 

因みに冷凍パラータと粉ふきいもは旨いです。

 

最後に

インドのカレーといっても色々な作り方があると思います。レシピにありますが好きなものを好きなだけ(適量)入れて作るのがいいのかな。。最終的に味も良ければ最高ですが。。たいてい食べれるものは出来上がるでしょう。