2018年に入ってからタイで伝統衣装を纏うイベントが頻繁に行われています。
最初に大きなイベントとしてสนามเสือป่า/Sanam Suepa(Dusit区)で2月から3月にかけてอุ่นไอรัก/Oun I Rukが行われました。毎年王室主催で催事をしていましたが、今回のコンセプトは参加者は伝統衣装を着用してくるようにといったテーマがあります。
自分も2回ほど行ってきましたが本当にみんな気合の入った着飾りをしてました。小さな子からご老人まで。。。知り合いが即席で衣装販売兼着付け(髪型のセットをしたい人はウチのおばのサロンを案内してお客を送ってくれたのでありがたいです。)をしていたのですがとんでもない売り上げを上げてました。
一着THB250-350なのですが週末だとTHB20,000/日くらい売り上げてました。
最終的にはイベントの期間も延長してタイ全土から人が集まってます。(因みにこのスペースは現在ソンクラン仕様としてイベントを始めてます)
姪っ子とサイアムコマーシャルバンクのスタッフ
この伝統衣装ブームと並行して一つのドラマも始まりました。
บุพเพสันนิวาส/Buppesannivas
現在タイでスーパーヒットしている連続ドラマ。
週2回の放送で2月終わりからスタート。
最初の2週くらいは普通だったのですが3週目くらいから徐々にあがっていき現在はタイのドラマ史上に残るスーパーヒットとなってます。
ストーリーがアユタヤ朝時代(ナラーイ王期)の歴史に基づいており、歴史上の人物も実名で登場するので放送翌日には若いタイ人が登場人物を勉強しSNSなどを使って紹介してくれます。
実はこの脚本を書いている方がウチの親父(義父)の生徒さんだった為、面白いドラマを作っているので見てね!くらいは聞いており初回から見てました。
正直最初の週はいつものタイドラマ臭がしてあまり集中して観ませんでしたが、今は完全に放映日は時間調整して待機するほどはまってます。
まだ終了していないのですが簡単なストーリー
主人公(Karakade/ガラケ)が前世に起こった出来事をきっかけにアユタヤ時代に魂がタイムスリップし、昔の自分の前世の人間に乗り移ってしまいます。しかしこのガラケは大学で勉強したアユタヤ史の記憶がある為、当時の重要な出来事にちょいちょい出くわし危うく口を出しそうになるのです。ガラケは政府の高官のそばで暮らしている為、アユタヤ朝の危機(欧米によるタイ進出、貿易の独占、国王のキリスト教への改宗など)を敏感に感じます。最近はアユタヤの高官たちもガラケに欧米の対処法などアドバイスを求めるようになっておりこんなことありえんよなあと感じながら見てますがこれはファンタジードラマなのです。
とにかくストーリーがよくできており国民の興味を引くような歴史も含まれているのがいいですね。古い言葉をもあり話している事が完全にわからなくても十分楽しめヒットの理由がわかりますね。
自分は本来タイのドラマはほぼ見ないのですがこれははまっちゃいました。。。
恐らくタイドラマをまともにみるのは👇以来。
คู่กรรม/Khu Kam -Sunset at Chaophraya- 2012
これも2012年のスーパーヒットドラマ。
コボリとヒデコの物語として何度もリメイクされています。
タイ人の奥さんがいる日本人の方は必ずコボリ扱い受けたことがあるはずです。
してこのบุพเพสันนิวาส/Buppesannivasの影響をガッツリもってきたイベントが昨晩、うちの近所のショボいビアガーデンで行われました。
いつものステージを使って
子供伝統衣装コンテストが行われました。
0℃の角度から観覧します。
みんな緊張してます。
自己紹介の後、一人ずつบุพเพสันนิวาสの挿入歌に合わせてウォーキング。
年齢は5-10歳。
付き添いの親も衣装を着てきており、とにかく親御さんは気合が入ってました。
本当に郊外のちょっとした小さなイベントですがみんな楽しんでましたね。
บุพเพสันนิวาส Ost.บุพเพสันนิวาส | ไอซ์ ศรัณยู วินัยพานิช | Official MV
因みに主題歌を歌っているไอซ์ ศรัณยู/Ice Saranyuは2006年に👇スーパーヒットソングを飛ばし日本にも来日しました。今回のヒットでタイ人の若い世代にも認知されましたね。。
ICE - Koi Nanja Nai(Kon Jai Ngai? JP Version)