スコーン島/Ko Sukon/เกาะสุกร(Trang県)
2012年1月
当時まだまだプライベートでは行っていない有名なビーチは沢山ありましたがなぜかスコーン島。。。
2012年の時点では旅行会社に勤めていた為、外国人ツアーが訪れるビーチや集客のほしいリゾートが営業に来るようなところは仕事で行く可能性があったのでプライベートで行くところはそういった事とは縁のない場所にしたかったのです。
また、海の透明度などはあまりこだわっておらずビーチ以外でも島のカルチャーなどなどを楽しめるところを選びました。
近隣にはKradan島やLao Liang島などかなり魅力的な島があります。
当時、Kradan島は高級リゾートであるSeven Seas Resortがほぼ独占的に集客をしており在タイ外国人には比較的人気のリゾートでした。その為リゾートにもレップがついておりいろいろと付き合いがあったので何度も一度視察に来るように誘われていたのです。やはり今後上陸する可能性があった為却下!
そしてLao Liang島。。。
正直かなり心を惹かれたのですが、無人島宿泊に近い環境でありここに泊まるには最低1週間は必要と。。。しかもこの島には垂直のごつごつとした壁がありクライミングのゲレンデとしてもなかなか有名な島なのです。流石に宿泊客はクライマーやダイバーだらけ、住民は基本的に従業員だけではちょっと面白みに欠ける為こちらも却下!
Ko Sukon / スコーン島
本土の港から約10km、アンダマン海に浮かぶ中では比較的大きな島です。
島の住民は約3,000人でほとんどの方はイスラム教徒・・・
島の名前であるSukon⇒豚を意味します。。名前の由来について詳しい事はわかりませんが豚の島にイスラム教徒の方々が居住してるんですね。。
バイクを借りてざっくり回るのに丁度いい大きさの島で畑やゴム林が美しい。。。
確認できたところでモスクは2か所にあったと思います。
年末をまたいでいたので島内にてちょっとした年越しイベントが開かれてました。宿のスタッフと一緒に行ったのですが、屋台がちょろっとでているカラオケ大会でしたね。それでもこういったイベントは楽しいもんです。
スイカの産地で島内(主に南部)でスイカ畑が数多く見られました。
アクセス
飛行機でTrangまで飛ぶ方法(当時はNok Airのみ飛ばしてました)もありますが、自分が行った方法でご紹介。
バンコク⇒トラン 汽車移動 1日2本
Train No.83
Bangkok 17:05 ⇒ Trang 07:55
Train No.167
Bangkok 18:20 ⇒ Trang 10:20 (to Kantang 11:05)
車番とクラスによって料金は違いますが、自分が使った2等寝台ファンは
上段:THB 521 / 下段:THB 571
エアコンだと
上段:THB 781 / 下段:THB 871
と跳ね上がります。
トラン⇒タセ船着き場
ソンテオで1時間 THB 50だったと思います。
現在はトラン市内からミニバンもあり。
タセ船着き場⇒スコーン島
船で約30分 料金は忘れました。。。
前方に見えるのがスコーン島
島内の移動
船着き場~リゾートまではサイドカーをチャーター
それ以外の移動はバイクを借りました。
泊
Sukorn Cabana Resort
年末年始ですが空いてました。
タイ人の旅行者2,3組以外はプーケットからアイランドホッピングをしてきたアイルランド人のご家族だけ。
宿泊はこのWooden Bungalow
ピーク料金でTHB1,500くらいだったと思います。
バンガローも広くてエアコン有、朝食有で素晴らしいリゾートなのです。
当時はかなり奮発してこんなに高い宿をとって大丈夫かな?と心配してました。
スタッフの多くは島の方でしたが、一人だけ本土のPalianから来ている女性がいてこの子は大学で英語を専攻しており滞在中いろいろと助けられました。
リゾートのレストラン
なにがいいかって。
夕方にレストランの前を通るとその日に採った魚介類を籠にあげており
「今日は何がいい?」
「BBQにしてソースはどうしようか?」
とシェフ?(ただの島の親父に見えます)がささやいてくるのです。
魚介類は数に限りがあるので早いもん勝ち!
これ当然オーダーしちゃいますよね?
料金なんてどうでもいいんです!
新鮮な魚!島の雰囲気!親父のささやき!
ここで料金にこだわるのは野暮でしょう。
***魚料理はTHB 400くらいだったと思います***
予約時にTHB 1,500の部屋代にビビっていた自分とは思えません。
イカも旨かったんですが、やっぱり魚がうまいんですよね~
ビーチ
大きなビーチではないですがプライベートビーチと言っていいでしょう。
近隣に他のリゾートはなくやってくるのは毎日『牛の群れ』だけでした。
周辺はMu Ko Phetra National Parkに指定されてます。
左はPhetra島、右の二つはLao Liang島
どちらもローカルツアー会社を通していくことができます。
Mu Ko Phetra National Parkは貴重な漁場であるとともにツバメの巣、サンゴ等も豊富なことから海洋公園のスタッフのよって厳重に?管理されてます。
各島には小さいビーチがあり、モンスーン期に天候不良りなった際、漁師の避難場所として使われてるそうです。
少し先のPhetra島周辺はサンゴが豊富ですが、Sukorn島でサンゴはほとんど見かけませんでした。そのせいか海の透明度もそこそこ。。
マリンスポーツやクライミングが好きな方はアイランドホッピングはすべきですが、当時シュノーケリングも未経験、海での遊びは素潜りをする程度。島内の散策が楽しくわざわざ行くこともなかったです。
ほんとうにこじんまりしたビーチで磯遊びもでき、アイルランド人の子供達は「ウゲ~気持ち悪い。。」とか言いながらも楽しんでました。
彼らは毎日やってくるんです。。
最初はまさか海水を飲んでいるのか?と思ったんですが、ちょこっと水浴びしてその辺にちょこっと生えてる草を食べてました。
やっぱり牛はいいですね~
幼少期は家に牛舎があり物心ついた時から牛舎に出入りし、小学生の時は排泄物の掃除や食事の世話、出産の立ち合いも何度もしました。動物は大概好きなんですがやはり牛だけは特別なのです。。
海からビーチ
遠浅で潮が引くときはあっという間!
ちょこっと岩がごつごつあり、海に入っているとつまづきますがたいして気になりません。
ピークシーズンも本当にガラガラ
タイの島はどこもそうですが、やはりサンセットタイムはアメージング!
島内散策
基本はバイク移動。
12/31の夜のみスタッフが年末パーティ(カラオケ大会)に連れてってくれました。
ムスリムの村なのであって当然。
メインロードはしっかり舗装してあるので走りやすい。
メインロードを外れるとすぐダートになります。
ゴムの森で放牧。
この小山も登れます、ヘビ(ニシキヘビ)がでるらしいですが会わずに済みました。
船着き場やモスク周辺以外にはなかなか見つけられなかったローカル食堂。
気のいい兄さんがやってますが、なぜか仕切りにチキンを勧めてくる、、せっかくなのでここでもシーフードをと思ってたのですが兄さんの押しに負けてチキンを食べてしまいました。
総評
今までに行ったことのある島でここより海の透明度の高いビーチはいくつもあります。
ただしSukorn島はリゾートでありながらリゾート臭さがなく長期滞在するにはココしかない!というほど自分にははまりました。訪Sukornしてから9年近くたっているので当時とは違うところもあると思いますが、島内ののんびりした雰囲気は健在かと思われます。
購入から10年以上経って未だに読み終えていない本『The Book of Illusions/Paul Auster』を読み終えるためにはもってこいの場所であり、いつか再訪したいと思います。