第二弾の仕事が片付いたので秋田へ向かいます。
事前に予定がわからなかったので前日JRの『みどりの窓口』で新幹線の乗車券を申し込む。
その際窓口で『ご旅行ですか?』と聞かれたので「里帰り兼旅行です」と答えたらお得なパッケージがあるとおススメされ言われるがままにソレを購入(この件は別途紹介します)
東京駅発10:20 【こまち17号】
帰省先はさらに先ですが、田沢湖で降りて少し遊んでいきます。
小さいころ東京との往復と言いますと夜行列車か奥羽本線を走る特急で8-9時間位かけてました。今は新幹線で3時間だって。。。新幹線代は高いけど限られた日本滞在時間なのでお金で時間を買います。
やはり駅弁は必須でしょう!
決め手がない場合は迷わず『幕の内』
東京では各地の弁当が買えますが、東京発以外の弁当を買おうとは思わないんですよね。。。東京でダルマ弁当や牛タン弁当を購入は個人的にはNG。
筑波山
1,000mに満たないのにこの存在感が凄い!
13:11予定通り田沢湖駅到着!
明日の登山に供えて田沢湖高原温泉に前乗りしますが、宿が素泊まりの為駅周辺を散策しながら食料を調達します。
田沢湖駅ってほとんど来たことないんですよね。。
田沢湖は田舎から車で1時間くらいで来れるのでいつも車で直接田沢湖やスキー場に向かってました。
元々繁盛しているような駅前ではないのですが、個人営業らしき店舗は今でも頑張ってます。
スポーツ店に居酒屋
旅館に自転車屋と畳屋
そして見つけたのがコチラのスーパー
田舎からしたら何でもそろうといっていいでしょう。
こちらで今夜の食事と明日の行動食を購入しました。
これは町内会の集まるような場所だろうか?
バスの時間が近づいてきたので駅に戻ってきました。
田沢湖高原温泉へは乳頭温泉行か駒ケ岳八合目行のバスに乗り約30分
高原温泉の一つ手前の保養所団地前で下車。
こんなところで降りる人はおらず、バス停名だけ耳にして「こんなところに保養所があるのね~どこの人(会社)かしら?」なんてひそひそ声が聞こえてきます。
何も無さそうな怪しい感じの方向に案内が出てるので恐る恐る入って行きます。
この時間はまだ熊さんも出てこないよな?と思いながら進み、建物を見てホッとする。。
しかし既に廃業
次に見える建物、、、恐らく今宵の宿はここでしょう。
【宿 小町や】
こちらの宿、秋田市出身の書家さんがオーナー
宿泊業としてはなかなか厳しい立地ですが書を書くには実に適した環境だそうです。
この建物は元々学生寮だったそうです。
山百合
オーナーおひとりで営業をされているので全てセルフサービスですが、全体的に掃除が丁寧にされており凄く清潔感のある宿です。
部屋からの眺めが気持ちいい
荷物を置いたら早速明日のバス乗り場の確認も含めて散歩に出ます。
舗装はされているもこの野道みたいなところから出てきます。
オーナーさんの話ではこの通りに入るとゴミ捨て場に電球が一つあるだけで他に電灯はないそうです。
野道から開けたところに出るとそこは大駐車場。
田沢湖高原のバス停はここにあり駒ケ岳行きのバスもここに泊まります。
"テ"が欠けてますがSHOPパインテールが目印
田沢高原ホテル
なかなか古い建物ですが温泉がよさそう。
田沢湖高原温泉、唯一の夜(19:00まで)営業している食堂。
民宿みどり荘兼ジンギスカン食堂
気にはなりましたが食べられるか不安だったので買ってきちゃいました。
暗くなってからあの野道を歩く勇気はなく、食堂も『肉がない』のに営業しているときもあるのでジンギスカンが食べられないこともあるそうです。
この辺りから見る秋田駒ケ岳
この日はサイコーでしたね。。。明日は午後から崩れるような事言ってます。。。
アルプこまくさに上がってくると田沢湖も見えます。
丁度、駒ケ岳八合目から降りてきたバスが来てました。
登山バスはここが始発。
バスに合わせて乳頭温泉の送迎バスが来ていたので運転手さんと暫く話し込みます。
地元の方なのでなかなか方言が強い。
流石に自分はわかりますが、東京や西日本からきた方は半分も理解できんだろうな。。。などと話していたら地元の人以外の時はけっこう気を使って(標準語に近づけて)話しているそうです。
アルプこまくさから戻る際に10名くらいの団体さんが大きな声出しながら登ってくる。。
『お~この上に旅館があるの?温泉入れる?』なんて言いながら登ってきたので「上には日帰り温泉施設だけで宿はない、日帰り温泉もこの時間は終了してますよ!」
と伝えようと近寄ったところで巨大なTVカメラみたいなものとハンディカメラが目に入る。。どうもこれはTVの撮影っぽいので近寄ってはいけない!とさりげなくフェードアウトしたのですが確実にフレームに入ってしまいました。
皆さんと顔を会わせましたが、タレントらしき方の顔を見ても誰だかわからない。。。
流石に日本を出て20年近く経っており、日本滞在時もTVはBSスポーツくらいで普通の番組はほとんど見てない、なので有名な方でもわからない可能性は高いですね。
あとで宿のオーナーさんに聞いたところ2~3人のタレントさんが温泉に入って温泉タオルを集める番組だそうです。
さて暗くなる前に恐怖の野道を通過しちゃいましょう。
唯一の電球が既についてます。
宿に戻ったところでまずは温泉
この日は自分の他に外国のカップル1組だけだそうでほぼ貸切状態でした。
こじんまりとした湯舟(2名が限界)ですが適温でいい湯でした。
お風呂の後は食堂で買いだしてきたものをいただきます。
さすが書家の宿!
迫力ある書に食堂の雰囲気が増します!
キッチン
学生寮だったときの設備が一部残っているのでしょう。
食材さえ用意すれば何でもできます。
楽しみに買ったおいた
刺し盛り、秋田の地酒『秀よし』、キリンラガー
最後は、尾瀬で使い切らなかった食材をいただきます。
なんと人生初のIHコンロ使用
米だけは持参してきた道具で炊きます。
書家の書を眺めながらのカレー
悪くないですよね。
食後は再度風呂に入り、明日に備えてさっさと寝ました。。
部屋も快適で何から何まで満足の宿でした!
電気のないの道は暗くなると怖いですが、駒ケ岳の前泊宿としては最高の場所です。
これだけ調理設備が整って、オーナーさんも必要最低限の案内ですが、聞けばなんでも教えてくれ話も面白い。
希望者には書道体験コースもあるので連泊して楽しむこともできますね。
~明日は秋田駒ケ岳に登ります~