P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

紅葉にはちょっと早かった尾瀬ヶ原、テント場で飲んだくれる。

日本が三連休だなんてことに気づかず予定してしまった尾瀬行き。

いろいろ予定を埋めていくとここが空いてしまったのです、当初は春に行けなかった一の沢から常念岳をプランニングしてましたが、稜線は寒そう、登りが辛そうなどテンションが下がり尾瀬ヶ原と至仏山に変更。

 

10日には友人と約束があるので逆算して7日の夜発で尾瀬1泊、老神か水上あたりの安宿に1泊としました。

 

7日夜

初めて使う『まいたび登山バス』

ほぼ同時刻に各方面にバスが出るため竹橋・毎日新聞旅行前はザックを担いだ登山者でごった返してました。

自分も似たような恰好をしているくせになにか場違いではないか?と思ってしまう。。

というのもザックの中50%くらいは友人達へのタイ土産。

行程上デポするとこがないのでいっそのこと尾瀬にもっていくことにしたのです。

 

初めての事なので勝手がわからずひたすら周りの人に聞きまくりなんとか乗車、隣に座った方は使い慣れているとの事でいろいろと教えてもらい助かりました。

眠れるのか心配でしたが意外と足元が広くて快適でしたね!

 

途中の会津駒ケ岳登山口で8割方降りていき、終点の御池まで乗っていたのは一部でした。

05:30到着

出発準備をのんびりしていたら一緒に来た皆さんは誰もいない。

歩くの遅いくせにげっぱで出発。

しかしいいんです! 今日は裏燧林道⇒三条の滝⇒見晴らし⇒尾瀬ヶ原⇒山の鼻とのんびりな行程。

日帰りの方が多かったので皆さん急いでいきましたが、中には乗ってきたバスに

『帰りも乗るので大きな荷物置いていきますね!』

と言って出て行こうとする方がいました。

観光バスと勘違いしているようですね。。

 

御池駐車場周辺はなかなかいい感じ、期待してなかったけど期待できるかも。。。

 

多くの方が燧ケ岳を直登していったのでこちは実に静か。。。

登山口から御池田代にはいると防護柵があります。

 

後で聞いたら、前夜は今シーズン初の氷点下で山の上は雪でした。。

 

御池田代

 

姫田代

ここにくると燧ケ岳の頭が見え白くなっているのがわかります。

山頂は最大40cmの雪が積もったそうな。。。

 

いや~10月初めの連休だけど、人がほとんどいない。。

燧ケ岳に行った人は大丈夫なんだろうか?装備がなくても大丈夫だと思うけど日中の気温が上がらないとちょっと大変ですね。

 

この裏燧は何度も歩いてますが、ちょこちょこ現れる湿原に癒されます。

 

平ヶ岳は真っ白!

 

さて、のんびり木道歩き!とはいかず、、、問題はこの木道。。

前日の雨で濡れ、夜に氷点下となったのでツルツル。。。

傾斜湿原の木道では立っているだけで横にスライドしていきます。

慎重に進んだつもりですが、4度すっ転びました。。。

それでもすれ違う方の何人かはスムーズに歩いてるんですよね。。技術の差もありますが、多くの方が木道用の滑り止めを使っていたそうです。

 

木道が白く見えますが、これはうっすら雪っぽいものが張り付いてます。

 

久しぶりに登場させた【Mammut Karakorum 60+20】バックルが破損!!

雨蓋を留める箇所なので最悪引っかかりすれば今回はしのげます。

そろそろ使用30年近いので限界を感じますね。。。

 

三連休とは思えないほど空いていて気持ちいい!

 

湿原帯を抜けると裏燧橋に到着

ここからも平ヶ岳がよく見える。


ここから少し登りますが三条の滝まで40分はひたすら下ります。

難しいところはないですが木道のスリップに注意。

 

三条の滝

ここ数日の雨もあり水量豊富で迫力あります。


三条の滝の次は当然こちら
平滑ノ滝

 

平滑ノ滝から20分くらいゆるい登りを終えるとようやく落ち着きます。

 

尾瀬ヶ原温泉休憩所

 

協力金とありますが、『必ずチップ¥100入れて下さい!』

使用料と書いてしまった方が違和感ないですな。。

こんなところにトイレがあるだけでありがたい!

個人的には国立公園・国定公園入園料を日本もとるべきだとかなり前から思ってます。。

 

一息入れた後は尾瀬ヶ原へ。

後ろに燧ケ岳、前方に至仏山を眺めながら木道を歩きます。

 

東電分岐

ここを過ぎると登山者がグッと増えてきます。

 

草紅葉はほぼ見頃で樹木とのコントラストが美しい。

 

さて、明日の至仏山は行けるかな?

上の方はなかなか白いね~

 

見晴

流石に人がいっぱい!

各山小屋が洒落たカフェなどを併設しており人気の休憩場所になってます。

ここでも10分ほど休憩したら山の鼻へ尾瀬ヶ原を縦断します。

 

あの山の麓まで行かねばなりません。。長いな~

 

龍宮小屋辺りで樹木が出てきますが、、、

 

そこを過ぎるとひたすら草紅葉

 

山の鼻に近づくにつれて木道渋滞なども起こり始めます。

海外の方ででかいぬいぐるみ担ぎながらあるいてる方も見ました。

旅行先にはどこでも連れて行くんでしょう。

 

左手に大きな池塘が出てきたら山の鼻はもうすぐ。

 

山の鼻

 

ようやく到着!

 

至仏山荘でテントの受付をしますが、その時至仏山の状況聞いてみました。
山頂は30cmくらいの積雪、今夜も氷点下になるとおもうので朝はツルツルになるのでは?アイゼン推奨との事。。。

となると今回はここまでですね。。そこまでの用意はしてきてません。

明日は天気次第ですが尾瀬ヶ原を少し歩いて帰ることにしましょう。

 

雨模様なので振る前にテントのセッティングを済まし、炊事場(このテン場にはこんな便利なものがあるのです)でのんびりコーヒーを飲んでいると。。。

テン泊のご夫婦と意気投合!

登山経験豊富なエキスパートですが、低山からなにからあらゆるお山を楽しく登られるご夫婦でした。ご夫婦も翌日の天気を考え明日の行動は帰るだけ!すでに持ってきたお酒を開け始めてます。

そのうち雨が降り始めたかと思うと気温が下がり雪(みぞれ)に変わります。。

夜には至仏休憩所という名のBarが20:00まで使えるので室内でに移動して快適に飲みます。

室内に入ると今度は午後に至仏山を登ってきたという男性二人とJoin。

日本酒と焼酎を一本入れてみんなで楽しく酒盛りを始めました。

自分とご夫婦はすでに明日はなにもする気なし。。鳩待峠まで登って帰るだけ。。

男性二人は車を御池においてあるのでまだまだ長い行程が待ち受けてます。

 

外はすでにザーザー降りですが室内は関係なし!

雨に打たれるテント内で一人さみしくコーヒーを飲む予定がこのような楽しい大宴会になってラッキーでした。

皆さんとても気持ちのいい方々でいつか再会したいと思います。

キッチリ閉店まで過ごし各々のテントへ戻ります。

 

翌日

なかなかの降りです。。。

それでも皆さん手慣れたメンバーなので要領よく撤収し、再会を約束してお別れ。

自分は鳩待峠までご夫婦に同行させていただきました。

雨の中、1時間チョイをのんびり登り鳩待峠到着は9時頃。。

 

その後、乗り合いバンで戸倉駐車場。ご夫婦のご厚意で車に同乗させていただき、

途中、老神温泉で日帰り入浴。


最後は沼田駅まで送っていただきました。

ダイスケさん、ノリコさん!本当にありがとうございました。
次は女房連れていきますね!

 

水上行の電車まで1時間以上あるので駅前で蕎麦を堪能!

いつもは日本入国時から蕎麦を食べまくるのですがバタバタしておりこれが最初の蕎麦でした。

 

水上行の電車はガラガラ、、、沼田から乗ったのは自分だけでした。

 

明日の昼くらいまでに五日町(新潟)の友人宅に着ければいいので今夜は温泉泊です。

当初は老神温泉に飛び込もうと思ってたんですが、さっきは行っちゃったんで水上温泉まで行くことにします。

電話で適当な宿に問い合わせたら夕食無しなら泊まれるとの事、寂れた温泉街ではありますけど夕食くらいは何とかなるでしょう。。

 

沼田から電車で15分の水上へ向かいます。

 

次回は水上温泉