この日は奈良井から木曽福島へ移動。
ノームと叔母は御嶽ロープウェイの山頂、
女房は自分と御嶽山頂(1泊)を往復する予定でしたが、 天気が悪く予定変更😢。
松本城などその辺ですましてもよかったのですが、叔母にとって最初で最後の日本になる可能性もあるので是非紅葉を見せてやりたいと。。。
元旅行業:ガイド、添乗員時代の血が騒ぎます。
行きやすい場所をざっと頭の中で巡らせ出てきたのが北八ヶ岳と霧ケ峰。ノームと叔母はあまり歩かせられないので北八ヶ岳/白駒池でザっと決めてしまいました。家族には「今日は山の中に泊まります。たぶん風呂はないが飯はある。朝晩は寒い。」このくらいの話だけして出発。うちの旅行は何がいいかっていうと、事前に説明なしなどなんでもOK、風呂無しでもOK、いきなりテント泊もOKなのであまり気を使う必要なし。
すかさず奈良井から塩尻までの電車内で一人プランを立てます。
結果
白駒池までは茅野からレンタカー(4人いるのでバスのメリットはなし)。
白駒池では青苔荘に宿泊。
翌日は佐久方面に下る。
ひとまずここまで決めて、レンタカー、山小屋の予約を入れます。
これが全て携帯電話でできるので本当に便利な時代ですな。。(青苔荘へは直電)
奈良井駅を9時半頃発の電車を乗り継いで茅野に行きます。
茅野では喫茶店でお茶を飲み(ノームはここでも「WIFI?」)
駅前でレンタカーを借り麦草峠を目指します。
途中、【飯屋こふく】で昼食
ノームは豚の生姜焼き
女房と叔母は煮魚(メバル)
自分はキスの天丼
もちろんノームは「WIFI?」なんですが、食後にでてきた自家製杏仁豆腐にはまり「レシピを教えてほしい!」などなど興味深々でした。
店に入るときに先に外国人3人が入って自分が少し遅れていったため店のお嬢さんをびっくりさせてしまいました。
今時、どんな田舎だって外国人は珍しくはないと思いますが、うちのグループはなんというか、、ちょっと図々しいんですよね、相手かまわずどんどんコミュニケーションとっちゃうので叔母とかノームなんて全然言葉通じてないのにちょっと電車にのるとすぐその辺の人と仲良くなってます。
相手かまわずガンガン行っちゃうのでその気がない人はびっくりしちゃうんですね。。
ちなみに【こふく】さんでは後から行った自分まで外国人だと思われ、「だれも日本語が話せないんですか?」と。。。
驚かせてすみませんでした。。。
食事はとてもおいしかったです。。ごはんとみそ汁のお替り自由だし。。。
昼食後、車で走ること30分、、、白駒池駐車場に到着。
日曜日とあってツアーの大型バスがバンバン出入りしてました。
駐車場のスタッフ曰く天気が悪いから通常の3分の1だねえなんて言ってました。
今日は30分程度のハイクで小屋につきますが、きっちり準備はさせます。
女房と叔母には自分がインド在住時に使っていたウール手袋(下の写真で女房がはめているのはヒマーチャルプラデーシュのベーシックデザイン)と帽子を貸し出し。10月初頭の昼間ですがタイ人には冬山装備が必要です。
ノームはアメリカ、ミネソタ、極寒の地出身なので問題なし
登山口の駐車場でスーツケースを広げて登山準備とは、、、。
自分もそこそこ登山キャリアは長いですが初めて見ました。しかも身内から。。。
山小屋泊で整備されたハイキングレベルのコースですが、防寒と靴だけはしっかり準備していきます。
ノームはローカットのトレッキングシューズ
叔母は数年前にAEONでお土産に買ってあげたASICSのジョギングシューズ
自分は25年ほど前に靴流センターにて500円で買ったOUTDOORのトレッキングシューズ(この靴で冬の北八ヶ岳でテント泊をした際に使用した思い出の一品。流石に冬山を歩けるはずがなく2泊3日ノーアイゼンで200回くらい転びました。)
女房一人だけ立派なモンベルの登山靴を履きます。
時間はたっぷりあるのでのんびりゆっくり。。
午後になっていたのでこれから白駒池へ向かう人はほとんどおらず皆さん降りていく方々ばかりでした。
約30分。。。
あっさり到着。
ノームは調子が悪いのか少し疲れてます。
とまりはココ👇
白駒池に来るのは10数年ぶり、、。
ここで泊まるのは、冬にテント泊したときだから20数年振りです。
小屋の親父さんも変わっておらずテント泊したときの話(真冬のテント泊装備がショボく寒い夜をテントで過ごした時、翌朝に熱いお湯を持ってきてもらった事)をしたら
「いい~時代だったよねえ~、今はそんなことしてあげないけどね~」と、このとぼけた感じがいい。
八ヶ岳は昨年の夏以来👇
部屋は基本個室。
しかもわれわれの部屋は【ちょこっとレイクビュー!!】
荷物を置いたら池へ!
今週がピークとの事で、まずまずですな。
ノームは故郷と大して変わらんようであまり反応はないですが、この湖面に浮かぶ水草をひどく気に入りあらゆる角度から写真を撮ってました。
女房と叔母はまあまあ騒いでましたね。
タイではこんな光景みることはないですから。。。
食事まで時間があるので白駒荘まで歩いてみます。
きっちり整備されているので足元さえしっかしていれば安心。
雨もすこ~し降ってきましたが、問題ない程度。
北八ヶ岳のいいところは天気が悪くても十分風景が綺麗なとこですね。
日本にいたときは梅雨時によくきました。
のんびりと40分位かけて青苔荘-白駒荘を往復。
戻ってからは親父さんに
「いま!風呂空いてるよ!」と声をかけられ。。。
「ん?」
風呂があんの?
これはラッキー!
先に女性陣二人に入ってもらいノームに声をかけると。。
ノーム「これはアウトドアなのだ!だから風呂に入る必要はない!普段キャンプして風呂なんて入らんだろう? お前はどう思うんだ?」とアウトドアで風呂に入るなど邪道である!と言わんばかり。
それでも自分は入ります。
「そりゃキャンプで風呂は入らん! アウトドア=風呂なし⇒この考えはわかる。しかしここには風呂があるのよ!俺はあれば入る!」
ノームはズッコケてましたが。。。
そして待望の夕食なのですが、ここでノームがひと悶着起こします。
山小屋のお嬢さんが天ぷらにする舞茸を手入れしているところに近寄り切れっぱしを勝手につまみ、挙句の果て調理場に入って行ってしまうのです。
この間、いろいろ質問をしていたようですが言葉が通じていないのでどんどん自分のやりたいことをします。自分が気が付いた時には厨房に居た若いお兄さんに「しっ しっ」と寄ってくる犬を追い払うような扱いを受けてました。。
勝手に調理場はいかんよなあ。。。
前述のようにノームはキノコをミネソタで栽培、自ら山で採ったりしてるので異常にキノコへの好奇心が強いのです。
お嬢さんはやさしく「この舞茸は夕食にだすんですよお~。 英語がわからなくてすみません。」と言ってくれます。言葉の事を気にする必要は一切ありません、強いて言えばノームが日本語にチャレンジするべきなんです!
なんにせよお詫びをし夕食をいただきます。
道路から近いからでしょうか、豪華な食事です。
山菜尽くし、焼き魚と完璧!
ご飯、みそ汁、お茶は食べ放題!
叔母はお浸しと漬物にどっぷりはまってしまい、一人で食い尽くします。
そして、食堂の冷蔵庫から奈良井の【笹屋酒店】で購入した【龍眼】を出してもらいます。
ノームは当然、みそ汁の具である数々のキノコを物色。
これについては親父さんと女将さんが詳しく教えてくれたのですが、驚いたことにノームの住むミネソタとほぼ同じ種類のキノコがこの森で採れている事がわかりました。下処理なども同じような事をしてますが、さすがに調理法は違いましたね。
この日は4組ほどの入りでしたので、周りのベテランさん達とワインをシェアし楽しく飲みました。
1時間半ほど賑やかに食事をし、我々はさっさと就寝(21:00)。。。
翌朝。。。
5時には目が覚め、少し散歩。
予報通り曇ってますが、昨日と比べ更に紅葉が進んでます。
ここより少しあがるとガスガス、高見石から降りてきた方は「朝から真っ白!」だったそうです。
30分ほどぶらついて朝食に。
十分過ぎます。
個人的にはコレ👇とみそ汁でOK👍
昨晩の山の先輩方(全員酔っ払い)と団らん後、ぞくぞくと出発します。
我々も青苔荘の皆さんに挨拶をし出かけます。
本日、我が家の予定は
白駒池一周⇒昼までに佐久方面へ下る
これだけ。
のんびり行きます。
テント場を抜けて池を一周します。
さすが北八ヶ岳の苔。
この時間に歩いてるのは周辺に泊まっている方がほとんどかと思いますが、韓国のハイカーを何組か見かけました。
聞いたところによると現在韓国で最もポピュラーな趣味は登山なんだそうです。
なんか上部が晴れてきましたね~
上に登っていきたい気もしますが、今回はこれでヨシとしましょう。
約1時間かけて1周してきました。
この白駒荘からは直接駐車場へ下ります。
無事に到着。
正式には【白駒の池】?
再度スーツケースを拡げ荷造りします。
次はどこへ?と、みんな気にしますが、、
「はっはっはっ」決めてません。
2日後に上田に行く予定は立ててるので今日はどこに宿をとろうか?
まだ昼前なのでひとまず佐久方面へ下りましょう。。
―次は【小諸】へ―