10:30 白駒池を出発
これから佐久方面に下っていきます。
ノームが早速、郵便局の場所を検索。
山から下りて一番最初にやることが郵便局の検索とは、、なかなかやりますね。
郵便局に行くのは1晩我慢したんでプライオリティ1stで行ってあげましょう。
国道沿いにある八千穂の郵便局は知ってますが、そこより近い場所に一件あるみたいなので、まずは近いとこへ。。。
地図を頼りに着いたところが、【八郡簡易郵便局件中屋商店】
この日はいつも出しているはがきではなく封書をアメリカに出したかったようですが、、ちょっとここでは厳しいのでは。。。
まずはノーム一人で突撃します。
田舎のいい叔母さんが出てこられますが、デカい外人がグラサンかけていきなり現れたのでびっくり!
予想通りここではエアメールの料金確認はできず、、、。
そもそも村のお年寄りがわざわざ町の郵便局まで行かなくて済むように置かれたものなので当然。
本業は隣の中屋商店ですが、郵便局での稼ぎの方がいいそうな。。
店に置いてあるお菓子を叔母と女房が物色し始め、ノームは表の畑にはまります。
ご近所のお年寄りなども巻き込みなんと1時間ほど滞在してしまいました。
中屋商店の畑、なかなかナイスなロケーションなんです。
そして結局は【八千穂郵便局】へ。。。
ここで郵送料を確認後、目当ての切手👇を買おうとするも2枚しかない。。。
ここでノームは必殺のアメリカ式リアクション【オーマイゴッド】を出します。
別にクレームをつけてるわけではないのですが、こんなに切手に必死になる人もいないのでしょう。しまいには局長さんがでてきて近所の郵便局の局長にこの切手が残ってないかと電話を入れてくれます。
そしてここから数キロ先の【高野町郵便局】にあることが解り「これから外国人のグループがいくかもしれないのでよろしく!」と対応していただきました。
もの珍しいお客だったのもあると思いますが有り難いですね。。
お礼をいい高野町郵便局へ!
到着したらすでに局長さんが切手を用意して待ってくれていました。
ノームはここで気が済むまで切手を購入し満足!
自分はその間今宵の宿を決めます。
昨年お世話になった小諸の【民宿 懐古苑】さんに電話をしたところ部屋は空いてるので、今から来てもかまわないとの事。。。
日本に居た頃、山を越えた隣の嬬恋村に3年ほど住んでいたことが縁で、この小諸にもよく来てました。
最近は日本に来るたびに知り合いに会いに来るようになってしまいました。
今回は時間がないのと連れが多いので寄らない予定でしたが、御嶽登山キャンセルで時間ができたので1泊してしまいましょう。
【民宿 懐古苑】
元気のいいおかみさんが迎えてくれました。
昨年は一人で1泊しただけなのですが、よく覚えていてくれました。
ここはオンラインとかやってないのであまりお客さんが来ないんでしょうね。
1週間単位の出張者がメインらしい。。。
通された部屋は昨年と同じ【ききょう】
荷物だけ置いてまずは食事に。。
小諸に来れば当然ここで食べることになります。
【草笛】
相変わらず忙しそうにしてますが、良子さんが構わず挨拶に来てくれます。
いつも来ると最初に「よく来たね。」と、、この良子さんの一言がいいんですよえ~
齢80を過ぎてますが、現役バリバリ!自宅から店まではスクーターに乗って通ってます。
4人でかき揚げ2枚 / きのこ天1枚 / もりそば中盛り1枚 小盛り2枚
のちに追加で自分用 ざるそば 小盛り1枚
*その他、渋皮煮などいろいろもらっちゃいました。。。
良子さん、礼子さんいつもありがとう!
数年前に女房が書いた絵をお店に飾ってくれてました。
【三の門と草笛の女将と若女将】
腹いっぱいにしたところで懐古園に入場。
女房は前回の小諸ではそば食って周辺をちょっと散歩しただけなので懐古園は初めて。
自分も園内入場は20年振りくらいでしょうか。
チケットは懐古苑の女将さんに4人分もらっちゃいました。
入場口ではある人物を待ちます。
あえて事前に連絡はしませんでしたが、彼は必ずココにいるのです。
【喜楽屋笑太】登場!
相変わらずのテンション!
10分間体験コースをお願いします。
「出発前にノームは後で乗った方がいいですよ!」と言った理由がわかります。
この斜面が意外と長い。。
天守台まで来てノームが乗車。
笑太さんちょこちょこ英語を混ぜて案内してくれるので助かります。
小諸城の天守ですが、てっきり廃藩置県で取り壊しになったのかと思っていたら1626年の落雷で焼失したのだと笑太さんの案内で知りました。
そして草笛老師こと横山祖道さんの碑まで来るとさっそうと葉を1枚つまみます。
自分は一応懐古園には10数回来てるのでこれから何をするのかわかりますが、他3名はまだよくわかりません。
演奏スタート!
??鳴らん! 音が、、、。当然、今日が初めてではないはず。
まあすぐに調子が出てくるでしょう。
格好は良い。しかし鳴らない。
まだ鳴らない。
いや~だめだこりゃ! 諦めた。。。
今日は調子が悪いみたいですね。
この辺も笑太さんらしい。。
そして最後に上を向いて歩こう!を熱唱!
一番短い時間をお願いしたのですが、大幅に時間オーバーして付き合ってくれました。
この後は自力で散策も叔母とノームは寒さに耐えきれず宿へ帰宅。
女房と二人で歩きます。
【水の手展望台】からの眺め
いい感じの道です。
左手は馬場で春には桜が咲き乱れます。
天守台
と、ここら辺で女房も寒さが限界!我々も引き上げます。
入口では笑太さんがお土産を持って待っていてくれました。
これは昨年、女房が笑太さんに送った自作の絵葉書。額に入れて自宅に飾ってくださってます。
この日の晩は商店街にでて洒落た居酒屋で済まします。
地元の若い方でにぎわってましたが我々には料金が高く今一つでしたね(定員さんたちはとてもやさしくサイコーでしたが)
翌朝。
今日は上田までの移動なので少し散策してから出かけます。
荷物を車に押し込み市街へ。
まず最初にむかったところは郵便局。用事があるのはノームだけ。。。
散策がてら朝食を食べられそうな場所を探しますが、昨年に続き案の定みつからん!
この際朝食は駅前のカフェで採ることにして道中街並みを案内します。
まずは本町で古い町並みを歩きます。
【大和屋紙店】
http://members.ctknet.ne.jp/yamatoya/
安政5年に紙問屋として創業
ここでノームと女房がガッツリはまります。
和紙、建物、古い家具などについて店主に質問攻め!
現在6代目となってますが、先代のお父さんもまだまだ現役バリバリ。
紳士で人柄が体全体にでてます。
こちらは縦に伸びる明り取り
補修、増築などもしたそうですが、梁等建物の大部分は当時のものだそうです。
ちなみに我々が行ったのはまだ開店前。。
店の前に居た6代目に話しかけたら、「中にどうぞ!」と気持ちよく通してくれました。
一通り買い物(ノームは当然絵葉書と和紙の便せん / 女房は万年筆と和紙)、質疑応答を済ますと5代目のお父さんが「よかったら蔵をみていきませんか?」と、当然お願いします。
こちらはギャラリーですが、音楽のイベントなどでも使われるそうです。
5代目とノームはなんと同級生!
ちょこっと立ち寄るくらいで伺ったのですが、1時間以上滞在。
5代目と6代目の人柄もあり大和屋紙店にすっかり長居してしまいました。
そして次は
【大塚酒造】
昨年も来ましたが、荷物がパンパンで持ち帰りはできず、試飲と男性の蔵人さんと話をしただけでした。個人的には今回必須の地。
他3名ですが酒は飲みませんが、まず興味のある場所でしょう。
そもそも見学等が可能なのかわかりませんが、戸が開いているので勝手に入ります。
ウロウロしていると一人の女性がでてこられ「よかったら中にどうぞ!」と大和屋紙店の6代目と同じようにお声を掛けていただきます。
この方、江戸末期創業大塚酒造の6代目きよみさん!この酒造所の杜氏もされてます。
このような日本的な場所にノームが引っかからないはずはなく、蔵内のものを物色。
あなたはアメリカで酒づくりでもするのか?というくらい作り方等聞き入ってました。
蔵を片付けてないので汚いですがといいながらも、きよみさんは突然現れた外人部隊に対し丁寧に説明案内をしてくれ酒を飲んだことのない3名も満足。
現在大塚酒造で作られているお酒。
自分はこれから上田まで運転していかねばならないのでノームだけ酒の試飲をします。
酒を飲むのは初めてですが、それなりに感想を述べてました。
女性陣は甘酒をテスト。
自分は今晩、宿で飲む為の酒がほしくきよみさんに飲み方と好みをリクエスト。
よって我々が購入したのは👇
なんとあま酒2本、1本はわざわざ試飲用に開けてくれたもの。新しく出してくれようとしたのですが、そもそも我々のために開けていただいたのでいただいていきます。
そして【浅間嶽 弁天の泉 本醸造】1本と【浅間嶽 純米酒】を1本頂いていきます。
こういった職人さんの職場にずけずけと入ってしまったにも関わらず丁寧に対応いただき本当にありがたい。大和屋紙店さんに続きノームと女房は大満足です。
きよみさんと
1時間くらいで市内散歩を終えるつもりでしたが、思いのほかはまってしまい2時間以上要しました。とにかく皆さんに感謝!!
朝から何も食べていないので流石に何か口に入れたくなります。
【大手門】
大塚酒造から大手門を抜け
こちらで遅い朝食をとります。
【停車場ガーデン】
我々はお茶とパンで軽く済ませますが、ノームはランチメニューを見てこれはできないのか?と定員さんにカレーだのグリルチキンだのを要求。これはランチメニューなのでまだ(9時頃)できないと説明も朝は体の問題で小麦粉を使った食事がとれないので食べるものがないとのこと。お店の方もトライしてくれましたが、オーブンに火を入れたばかりなのでどうしても料理を出すのに1時間かかると。。。
結局ノームは我々の食事を見物だけしてました。
朝の散策ルートはこちら👇
各ショップの方々のおかげでとても内容の濃い散策になりました。
自分は日本に来れば小諸は必ず寄るので、次回は2泊くらいしてさらにのんびり過ごしたいですね。
もう何年も前から泊まろうと思っている下の宿にもまだ泊まってませんし。。
次回は女房と二人ですから必ず泊まってみせます!
食後は懐古苑で車をピックアップして上田へ、結局11時頃になってしまいました。
―次は【上田 別所温泉】へ―