前回の平標山-仙ノ倉山から一週間。。。
仕事等で忙しくなかなか遊びにいけません。
その代わりに飯だけはたらふく食べてしまい(特別いい物は食べてません)ついに体に重さを感じるようになってしまいました。それならと用事が一段落ついたところで山へ遊びに行きます。
世間は海の日連休という、お山も混雑すると思われ日程をずらしました。
連休終盤を出発日にして連休明けに現地滞在するプラン。
行先は
白馬岳-雪倉岳-朝日岳の縦走
白馬岳は何度か登っており、雪倉岳は冬のスキーで1度だけ登頂。
元々一番興味のあった朝日岳は未経験なので、一人で日本に来ているときにどうしても行っておきたい!
このルートはやっぱり夏ですよねー
行きのバス、テント場の予約などできるところの準備は万端!
そして前々日、何となく天気情報を見てみると。。。
ガーン!
予定している3日間が絶望的な天気。。。
雨でも楽しい!なんて言ってられない予報です。
白馬岳のテント場は風が吹くと強烈だし、朝日岳までの稜線歩きは風と雨との闘いとなりそう。
詳しく天気図を眺めるも、、、見方などわかりません。
分からん事はいくら考えてもわかりませんので早々に全てキャンセル
(後に同期間にこのルートを歩いた人に聞くと、全日雨でびしょびしょ、雪倉岳は暴風雨で立ってられないほどだったそうです、、、やめてよかった。。。)
せっかくとった空き時間、、、なんかしよう。。。
今年は日程の都合上無理と思っていた小諸にいきますか。
やっぱり顔を見ておきたい人がいるので小諸行きに変更!
それならば山越えして行っちゃおうか?
八ヶ岳の天候はどうかな?
・・・・・・茅野側は雨、佐久側は二日目の午前中まではなんとかもちそう。
そして決めたのがこちらのプラン
諏訪から中山峠越えの佐久ルート
1日目 :茅野→バス→渋の湯→黒百合平(テント泊)
2日目 :黒百合平→中山峠→稲子湯→バス→小海駅→JR→小諸
もう登山といったものではなくただのテント泊で峠越え!
時間はかなり余裕があるので黒百合平に着いた時の天候次第では天狗岳に登ってもいいかな。。。
それでは出発!
朝早くの「特急あずさ」で茅野に到着!
渋の湯行きのバス停
?何か貼ってある。。。
奥に見えるニッポンレンタカーは過去2回の日本旅行でお世話になりました。
張り紙の正体
なんじゃそりゃあ! アスファルトのバス道を1km歩くの!?
それで天候は?
すぐに降るような天候ではなさそう、南八ヶ岳方面もギリギリ頭を見せてます。
バスはここまで。。。強烈なバスがドアを開けた瞬間ブヨの大群が車内に入ってきました。運転手さんはさすがです!まったく気にせず「お疲れ様でした!終点です!」
連休最終日なのでかなりの登山者が下りてきますが、下山後のバス道歩きにウンザリしてました。
10分ほどで渋の湯到着!
渋の湯ホテル跡
いつの間にか閉館してたんですね、ここのお風呂はけっこう好きだったんで残念。
渋の湯ホテルの少し先から登山道に入ります。
ここから登るのは何年振りだろう?
冬山では下りに使うことが多かったですが、無雪期で登りとなるとかなり前ですね。
比較的なだらかな登りを約2時間
キノコ見たり
苔の森で癒され
沢水を味わい
黒百合ヒュッテ到着
現在、大改修工事中!
宿泊は受け付けているみたいで何人かお泊りの方がいましたが、多少の規制があったようです。
テント場
今回のテント場もパレットが利用できました。
しかし日本製のテントの標準サイズ(長面200cm未満)でジャストサイズ、自分のテントは210cmあるのでパレットから少しはみ出ましたが不便はなかったですね。
時間があるので雨が降る前にスリバチ池へ。
丁度、雲が流れ始めてきましたね~
あァ、、、ダメだこりゃ。
風が凄い!そして寒い。。。
天狗岳はナシ。
登ったことがなければこのくらいの風なら行っていたと思いますが、何年も登ってないとはいえ天狗岳の頂上には十数回登ってます。
帰ってコーヒーでも入れてのんびりするかな。。
広大な森の中に建つ黒百合ヒュッテ
ゴゼンタチバナは見頃
ハイマツの実も綺麗についてます。
小屋とテント場にある沢
以前はここに木桶がいてあり水が汲めましたが今は小屋から分けてもらいます。
綺麗な水場だったんですが残念ですね。
テントに戻り湯を沸かします。
今回の衣装はニッカポッカ、湿ったニッカホースを脱ぐのは気持ちい!
コーヒーはやっぱりマンデリン
コーヒー飲んで本を読んでいたらウトウト。。。。
雨が降る前に夕食を済ましておきます。
レトルトカレーはボンでしょう! 因みにパスタをお湯を多く入れすぎれしまい味が薄々。
夕食が済んだところでタイミングよく暴風雨の始まり。
なかなかの風でしたがテントはきっちり張ったので大丈夫。
通常のドームテントやシェルターだと強風でボールがたわんでテントの天井が顔の近くに来ますが、このマウンテンショットは天井に補助ポールが1本入っているので圧迫感は無かったです。
前回の耐水テストといい今回は耐水+耐風テストができてよかった。
深夜に暴風の中トイレに行くのはきつかったですが、朝までぐっすり。
雨は上がってたので簡単な食事をとって雨が降る前にさっさと出発します。
ひとまず合羽はなしで出動!
中山峠から佐久方面。
予想通り佐久側の天気は良好!
中山峠からは急坂をガツンと40分くらいの下り
急坂を下り終えて気持ちのいい散歩道
このへんの植物に癒されつつ
中山峠から1時間ちょいで本沢温泉の分岐に到着
ここから稲子湯までは4年前の縦走で通った登山道をなぞります。
トロッコの廃線跡がでてくるとみどり池はすぐ。
おなじみみどり池からの稲子岳南壁
しらびそ小屋は本日休館日
平日に通ることが多いせいかこの小屋が営業しているところをほとんど見たことがありません。
以前は人気のあった小屋ですが最近はどうなんでしょう?
個人的には立地的に中途半端なのでここでテント泊すらした事がありません。
ここから先はこまどり沢の沢沿いを行く綺麗なルートでしたが。。。
途中から林道風の登山道にルートが変更されてました。
しゃくなげ尾根を見渡す。。そろそろ降りますな。。。
あァ。。登山道崩壊でしたか。。。
綺麗な道で好きなルートだったんで残念。。
ひたすら林道を歩きます。
沢沿いではないですが、綺麗な風景があり
花もちょこちょこ咲いており飽きさせません。
登山口に到着。
小海リエックスからのバスはここにも停まりますが、雨が降ると嫌なので稲子湯まで降ります。
黒百合平からみどり池での休憩もいれて約2時間半で到着!
水は飲み放題!
時間があれば稲子湯で温泉に入っても良かったですが、バスのタイミングも有り、今晩は小諸の温泉泊りなので我慢。
一週間前に平標山でテント泊をして体が慣れたのと、ルートが緩いのでかなり楽な山歩きでした。
今回の装備
ザック: Low Alpine / Alpine Ascent 40:50
登山靴 : Dolomite Cougar Guide GTX®
ザックはやはり自分にフィットしておりかなり好きです。
今風の背中のゴージャスなパッドは好みじゃないのでこのようなシンプルなパッドはいいですね。
登山靴は久しぶりだったのでソールの剥がれなどを事前にしっかりチェック。靴紐が少し怪しかったので予備を持っていきました。
当初はデザインがあまり好きではなかったのでけっこう早く履き替えるかな?と思ってましたが、履き心地やソールの硬さなど全ての部分で程良く気に入ってます。
こんなに長く履くと思いませんでした。
このブーツは4シーズン物なのでしいて言えば夏が暑い。
稲子湯で待っていると前日黒百合ヒュッテに泊まっていた単独のマダムが下りてきて合流、マダムは一足遅く出発だったので途中で雨にやられてました。
ここからはバスで小海駅、小海線に乗り換え小諸に向かいましたが、このマダムも同じ行程。移動時間は楽しい話をしていただき退屈しないで済みました。
またどこかのお山でお会いしましょう!
今回、登山中にいろいろな方と話しましたが、びっくりしたのはこの時期ほとんど毎週末登っている方がかなり多かった事です。
ほとんどの方は8月は北アルプスを予定しましたね。
さて日本での山登りはこれで終了。
結局平標山と中山峠のみ。。。どちらも日帰りで行けるところを1泊してるのでかなり緩い山登りでした。
流石に不完全燃焼ですが、今の自分の実力からすると丁度いいルートだったような気がします。
さて来年はどこにいこうか?
多分女房もいっしょだな。。。
一度は北アルプスを見せてあげたいな。。
行程
Day1
11 : 20 渋の湯1km手前
11 : 50 渋の湯出発
13 : 20 唐沢鉱泉分岐
14 : 40 黒百合平 (テント泊)
Day2
05 : 50 黒百合平出発
07 : 00 みどり池
08 : 40 稲子湯