今回はチェンマイのコムローイ祭りに行ってきたお話。。
ちなみに自分はタイの旅行業界にいたので当時各会場には何度か足は運んでます。
ただ、メインはお客さんなので参加したとはいいがたい。。。
正直、あの針金の輪っかをまき散らす外国人向けの大イベントに違和感すら持ってましたが、、、商売となれば金の成る木なので頑張って働いてました。
そして2023年!、我が社のオーナーの依頼によりコムローイ祭りを案内することになりました。
塔の上のラプンツェル(2010)という映画を観て以来、行きたくて仕方のないイベントだったそうで5年前くらいから頻繁にリクエストを受けてました。
ようやく自分が同行する気になった時にはコロナに突入。。。
ここで約3シーズン待ちます。
事前準備
チェンマイには3泊4日滞在しました。
2日目の夜にこのイベントに参加したわけですがここの手配は代理店に丸投げ。
旅行業時代、主にスコータイからチェンマイエリアのお客さんをお願いしていたチェンマイのローカル旅行代理店。
ここのタイ人社長とは数々の修羅場を一緒に潜り抜けてきた仲間です。
コロナの三年間を耐え抜きようやく仕事が増えてきました。
本職が忙しすぎるため信用できる方に丸投げしてお金で解決(自分は払いません)。
そもそも個人でチケットのみ手配して自力で会場に行くのはなかなか困難です。
参加するのはこちらのイベント👇
VIPチケットは驚愕の THB 5,999p.p(自分は払わないけど。。。)
手配内容は
ガイド+車+VIPチケット
自分は添乗員みたいな立場。
心配なのはイベント会場が今年からあたらしくなっており初めてやることか、、、イベントの主催は変わらないので大丈夫だとおもうけどね。。
スケジュール
15:30 メーリムの山岳リゾート出発(チェンマイ市内から北へ50分)
16:20 ロイヤルチェンマイ到着
16:30~19:00 ゆっくりブッフェの夕食とロイクラトン(灯篭流し)
19:00 イベント席に移動しランタンフェスティバルスタート
21:00 終了後ホテルへ
Chiang Mai Sky Lanterns Festival 2023 at Royal Chiang Mai
予定通り出発して会場へ到着!
ここは本来ゴルフ場なので明るい時間はあまり風情がありません。
まずはのんびり食事しながら暗くなるのを待ちます。
食事はブッフェ形式、バンコクでいえばRatchadaのナイトマーケットの食事が食べ放題みたいなイメージ、席は自由でテーブルと座席があります。
ブッフェメニューはかなり豊富!
タイ北部料理、イサーン料理、ケーキ、ドリンク、麺類などなど。。。
このイベントは仏教行事ではありませんがアルコールはNG!
薄暗くなるとタイ伝統舞踊、伝統音楽、ムエタイショーなどが始まります。。
我がグループはこのタイミングでクラトンを流しに行きます。
この儀式は正式には仏教儀式ではありません。
インドのディーワーリー(ヒンドゥー教)、日本の精霊流しとはちょっと意味合いが違いますね。
コムローイを用意してくれたのは今回のガイドさん Mr.Ton
最初は社長の娘をアサインしてくれてましたが、自分が一緒なので経験豊富なガイドさんは他のお客さんにアサインして、自分のガイドさんはこれから勉強をしていくガイドでいいと変えてもらいました。
しかしこのTonさんの人間性が素晴らしい!
経験が足りないため、すぐに答えられないことなどありますがすぐに調べるし、いつも程よい笑顔! 同行のタイ人オーナーが結構わがままでイラっとしてもおかしくない場面はあったんですがそんなそぶりは一切しませんでした。あたりまえといってはあたりまえなんですが、日本から参加したオーナーが彼の人間性に絶賛してました。
19:00近くなりましたのでイベント会場へ移動!
すでに椅子の側にはコムロイが2個/人セッティングしてあります。
席に案内されるとガイドは離れますので司会者の話をよく聞いてイベントに参加、言語はタイ語・英語・日本語です。
タイ伝統舞踊
ムエタイダンス
一通り終了したところでお坊さんがステージに座りお経を唱えます。
このお経が9分間続きます。
ここで残念なのが司会者の言葉はお経が9分間行われます(我慢してくださいみたいに聞こえたこと)
本来この行事はコムローイを飛ばす事だけが重要なのではない!
天界にいるとされるお釈迦様への感謝を表す。その一部がコムローイ飛ばしであってお坊さんも重要なのです。
コムローイを含むロイクラトン祭りは豊作・収穫への感謝が込められてます。
十数年前から日本人の旅行会社によってコムローイ飛ばしが大きくフォーカスされ、それまでに長い時間唱えられていたお経の時間がカットされていきました。
ビジネスと割り切ってそれはいいのですが、せめて司会者がこのイベントの意味を説明しなぜお坊さんが登場しているのかを手短に説明してもいいのではないか?と思います。
参加者はコムローイ飛ばしのアクティビティを楽しみに来ている方が大半ですが、その意味を伝えてあげるともっといんじゃないのかな。。。
ということでコムローイのお時間。。。
女房は昨年プレーのバン・ピンで買ったランナー模様の衣装を着用
一人2個、司会者のカウントダウンにより一斉にあげます。
写真や動画をとりたい方は交代で撮るしかないですね。。
今回は席数3,000+コネで入ったお客。単純に一斉に3,000+のコムローイが宙に舞うことになります。
初めての方は間違いなくアメージングな気分にさせてくれるでしょうね。
とにかく邪魔だったのが宙を照らすブルーのサーチライト、これがちらつくため見栄えを落とします。
一人2つしかないコムローイですから大事に飛ばしましょうね。。
毎年起こってしまうコムローイの外壁に引火させてしまう事件。。。
女房を一つを引火させてパニックになってました。
これらの景色だけ見ると素晴らしいイベントだと思います。
でもこの6,000+のコムローイの残骸(輪型をつくる針金)がどこかへ落ちるのです。
イベントに参加しておいてこんなこと言うのは野暮ですが、旅行屋時代から感じていた違和感です。
もちろん年々この件では主催側も対応策を講じてます。
主だったところで今年の場合、落ちたコムローイの残骸を持ち込むとTHB 5/ pcsが換金されます。
一生懸命空き缶やペットボトルを集めている方は多くいますし、THB5とそこそこ高額なのでかなりの人数が残骸集めをしてくれますね。
そう考えるとべらぼうに高い入場料も払うべきでしょう。
コムローイを飛ばし終わったところでこのイベントは終了。
帰りの車乗り場はごった返してますのでのんびりガイドと車を待ちましょうね。。
せっかくいい気分でイベント参加したのにピックアップが遅い、なぜあっちは来たのにこっちは遅い!
なんて文句を言ってる人がけっこういました。
これだけのイベントなのでそこは諦めて気持ちよく帰ってくださいね。
次回はチェンマイで別のお話。。