P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

日本百名山の魅力?-後半 北アルプスと西日本-

前半では主に関東以北のリストを紹介してみましたが、後半ではアルプスと西日本。

西日本の山にはガイドで行ったことはなく、他の仕事で滞在していた時も山に登ることはありませんでした。

よって前半と比べるとかなり寂しい数字になるでしょう。

因みに前半は25/53となかなかいい数字。

www.pssamphran.com

 

日本百名山-北アルプスと西日本

北アルプス (15山)

 
054 白馬岳 2932M
055 五竜岳 2814M
056 鹿島槍ヶ岳 2890M
057 剱岳 2999M
058 立山 3015M
059 薬師岳 2926M
060 黒部五郎岳 2840M
061 水晶岳 2978M
062 鷲羽岳 2924M
063 槍ヶ岳 3180M
064 穂高岳 3190M
065 常念岳 2857M
066 笠ヶ岳 2897M
067 焼岳 2444M
068 乗鞍岳 3026M

"聖地"北アルプスですがたいして登ってません。

国立公園で働いていた時もほとんど登りませんでしたね。

北アルプスデビューは白馬岳で2度目の北アルプスはその10年後くらいです。

あまり興味なかったんでしょうね。。

山=スキーといった考えがあり北アルプスは残雪スキーのイメージが強かったんです、

いつもパウダーを求めていたのでどうしても東北、会津、北信に集中してしていたんですね。

それでも白馬は登りやすく花もきれいなので何度もリピートしている山なんです。

仕事でもここに登ったことが一番多く、ある年配のお客さんが夏の花畑をみて涙流してたのが思い出深い。

最初の白馬は勝手がわからず人の進めるままに(勧めた人⇒団塊の世代の岳人)蓮華温泉~白馬~清水尾根~祖母谷温泉を歩きました。岳人曰く「劔が綺麗に見えて最高だぞー、最初の北アルプスにはいいんじゃない?楽しんでおいで~」と勧められ何も知らずに決行!

結果、、、白馬山頂までは調子よかったですが祖母谷への下りは常に『あの岳人野郎~だましやがったな!』と5分に1度口にし、涙流しながら下りました。

日本国内の山でそれなりに長い登りや一般登山道レベルではありますが難所を歩き、インドのガルワールヒマラヤも歩きましたが、いまだにあの【百貫ノ大下り】が一番きつかった!

五竜岳は栂池から白馬三山を超え五竜山荘にテント泊し山頂まで1時間もないところまで行ってます。シラタケ沢が滑れると聞いていたので冬の為の下見を兼ねてました。天気は最高でしたがその時はさして山頂への興味がなくそのまま遠見尾根を下山。

その時の五竜山荘付近で少し話をした山スキーヤーの方が翌年に亡くなったのを聞いてこの山スキーといった遊びは命がけなんだな~?と考えさせられたのを覚えてます。

このエリアは百名山以外で霞沢岳がお気に入り!何度も上ってます。

15山中5山登頂

焼岳(G.W 前)

f:id:hirobkk:20211202230836j:plain

G.Wで観光客が入ってくる前に登頂。上高地からの上りは最後の急斜面の雪渓トラバースが少しドキドキしますが、下りは写真の通り楽ちん!!

 

乗鞍岳(晩秋)

f:id:hirobkk:20211202230909j:plain

乗鞍岳登山よりも高原のトレッキングのほうが好きです。。春は休暇村スキー場で山菜取りしますので年間を通して遊ばせてもらいました。

 

白馬岳(夏)

f:id:hirobkk:20211202230903j:plain

裏旭岳辺りから剱岳を望む。このあたりまでは最高の気分!まだ騙されていたことには気づいてない。。。

 

八ヶ岳周辺と中央アルプス (8山)

 
069 美ヶ原 2034M
070 霧ケ峰 1925M
071 蓼科山 2530M
072 八ヶ岳 2899M
073 御嶽山 3067M
074 木曽駒ケ岳 2956M
075 空木岳 2864M
076 恵那山 2191M

蓼科周辺に2度(1度目が2か月、2度目は1年)滞在してまるので周辺の山は四季を通じて何度も登ってますが、それ以外はまるでダメ。

最近では女房の百名山1座目の木曽駒ケ岳

www.pssamphran.com

そして一人で本沢温泉に行ってます。

www.pssamphran.com

今のところ最後の日本旅行である2018年に御嶽山を計画してましたが天候が悪く中止!

硫黄岳であれば女房も行けるので次にこのエリアに行くときはオーレンにテント泊の硫黄岳ですかね~

8山中4山登頂

蓼科山(積雪期)

f:id:hirobkk:20211202230843j:plain

前夜にドカ雪が降ったので、もしかしたら滑れるんじゃないかと思いスキーを担いで登頂!

見ての通り上りも下りも自分のラッセル跡でスキーの跡をつけることはできず。。。

南アルプス (10山)

 
077 甲斐駒ヶ岳 2967M
078 仙丈ケ岳 3033M
079 鳳凰山 2840M
080 北岳 3192M
081 間ノ岳 3189M
082 塩見岳 3047M
083 悪沢岳 3141M
084 赤石岳 3120M
085 聖岳 3013M
086 光岳 2591M

だんだんと制覇率が下がり始めましたね。。。

アクセスが大変なエリアで比較的アクセスが楽な3山に登頂。

一人であれば北岳から塩見岳なんて行ってみたいですが、女房と一緒だとこのエリアはまだ難しそう。

まだ20代そこそこのとき、晩秋の鳳凰山。

初日に雨に打たれ2日目の途中で発熱、AM10時頃についた南御室小屋でテントを張り体調回復を目指したところ、うまい事汗がでてくれ夜にはかなり回復もまだ目まいが多少あり。テント場で会った少し年上の3人組が心配し声を掛けてくれ翌日の下山までさりげなくつかず離れずといった距離感で行動してくれました。

下山後も遅れた自分が降りてくるまで駐車場におり、恐らく自分の無事を確認してくれたのだろうと思います。

百名山とは関係ありませんが、こういった場所ではないとわからないような人の温かみを感じた山でした。

10山中3山登頂

鳳凰三山(秋)

f:id:hirobkk:20211202230857j:plain

観音岳で休憩中、、甲斐駒の上に虹がかかりラッキーな景色でした。カメラは友人にもらった古いミノルタのフィルムカメラ。写真の腕が悪いのが残念です。。。

 

北陸・中国・四国 (8山)

 
087 白山 2702M
088 荒島岳 1524M
089 伊吹山 1377M
090 大台ヶ原 1695M
091 大峰山 1915M
092 大山 1709M
093 剣山 1955M
094 石鎚山 1982M

全く話になりません、伊吹山のみ。

このエリアで暮らしたことがないので登るとすれば登山の為に遠征!になります。

基本的には地元周辺、遠征感がない場所に行きますので山の名前も知りませんでした。

ただ大台ヶ原なんかは凄く良さそうなのでいつか行ってみたいですね。

伊吹山はたまたま。。

近くに住んでいる友人が庭師として独立したので仕事の助手をするために滋賀県へ。

休みの日に伊吹山に行き、登りはゴンドラ利用。友人は庭師として長年勤めているので高いとこも平気なのかと思っていたら、ゴンドラが発車した瞬間『うわっ!怖い!』といきなり顔は真っ青!本当に怖がってます。窓際に全く寄れず、高いところが平気どころか標準以下でした。。。

今は連絡も滞ってしまいましたが、とても気持ちのいい男でまた会いたいなあ。。。

この記事を書いてて思い出しました。。

8山中1山登頂

 

九州 (6山)

 
095 九重山 1787M
096 祖母山 1756M
097 阿蘇山 1592M
098 霧島山 1700M
099 開聞岳 922M
100 宮之浦岳 1936M

祖母が鹿児島人だったので何度か九州旅行をしています。

鹿児島に家があり、大分に叔母もいたため九州は旅行しやすく無職時代に九州を3か月旅行したときに登った山ですね。

阿蘇は登っているようですが、小さいころでほとんど記憶がないので✖

霧島は韓国岳と新燃岳に登頂。山も良かったですが下山後に泊まった新湯温泉/新燃荘が最高です!

大分の叔母が元気なうちに女房と一度は九州に行きたいですね~

6山中2山登頂

開聞岳(夏かな?)

f:id:hirobkk:20211202230851j:plain

恐らく6合目付近からの長崎鼻、何度も蛇が出てきてビクビクしながら登頂。

結果発表

日本百名山
エリア 百名山数 登頂数
北海道 9 0
東北 14 8
北関東 9 6
上信越 12 6
秩父・南関東 9 5
北アルプス 15 5
八ヶ岳・中ア 8 4
南アルプス 10 3
北陸・中国・四国 8 1
九州 6 2
合計 100 40

40%の達成率!!!

なかなかいいんじゃないですか?

やはり山スキーの対象にならないので西日本が弱いですね。

 

日本百名山とは?

登山家兼小説家の深田久弥さんが選定した100の山。簡単に言えば一個人がお気に入りの100山を本にしたもの。

しかしその影響力はすさまじい、、。いつからブームが始まったのかわかりませんが自分が百名山専門の登山ツアーを担当していた90年代後半から2000年は既にかなりのブームでした。ツアーはパンパンで本来は山によりますが、添乗員+現地ガイドが基本なのですが、常に一人二役をやらされました。

その為下山中に宿に電話入れて夕食の時間伝えたり、山頂で下山後に食べる昼食のメニュー聞いたり最初はなかなかの激務でミスばかり。。。

今ではちょっと問題ありそうな仕事でしたが当時はなんでもありでしたね。

なのでガイドが車酔いしてる場合ではないのです。。。

お客さんを連れていて思ったのはこの百名山の選定は多くの人に山の魅力を伝えたものだと感じました。人によっては生きがいみたいなものになった人もいるでしょう。

ある年配のお客さんは山岳部出身。海外の山にも登りにいかれたそうです。そのお客さん65歳で定年後なのですが、定年後もアルプスやいろいろな山に登りたい、でも家族が心配するので安心させるためにガイドツアーに参加しているとの事。そんなことをしているうちに現役時代は全く興味を持っていなかった百名山を目標にすることにしたんだそうです。『達成するまで死ねないね~』なんて言ってたのも思い出します。

この手のお客さんは当然自分なんかよりも山のプロであり植物や山の景色にも詳しい。

自分は完全なエセガイドでプロ意識が欠落していた為、元登山家のお客さんに何度助けられたかわかりません。

この百名山は登山家の方にも生きがいを与えてしまうのです。大変魅力的な目標を残してくれましたね。

今も大変なブームになっているようですが、皆さんどんどん達成していってほしいですよね!

 

自分にとっての百名山

百名山ブームのおかげで仕事をもらえたこともありますが、自身でそれを目標にすることは今後もないでしょう。

もともといろんなところに行く!というよりは一つの場所で長居したいタイプなんです。

若い時に1年間海外旅行をしましたが、多くの旅行者が行った国の数やスタンプを見せ合い交流していました。

自分も当初は東南アジア~中東~東ヨーロッパと渡り最後はシベリア鉄道で帰ってくるつもりでしたが、1年間でインドまでしか行けず、、、結果的にマレーシアで3か月、インドで5か月ドボンしたのが理由ですね。

山も一緒、地元の山に何度も行くのはわかりますが八ヶ岳はもう何回いったかわかりませんし、上高地に居たときも霞沢岳にはよく登りましたがその他はさっぱり。霞沢に登るのなら未踏の常念岳にもいけたし、車で自由に国立公園内移動できましたので笠ヶ岳なんかも十分行けたんです。しかし行くことはありませんでした。。。

行きたい山はまだまだありますが、コロナによって後何回日本に行くことができるか?なんてことも考えるようになりました。

また、今の自分の山は女房と共にあるのであまり厳しい事もできません。

それでも皆さんが挑戦しているのをブログやYOU TUBEで見ているのは楽しいのでどんどんやってほしいですね。

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

日本百名山の魅力?-前半-

日本を離れて十数年、あまり日本の事を調べることはありません。

好きなスポーツの情報を見たりはしますが、スキーやアメリカンフットボールなので海外のスポーツサイトを見ることが多いです。子供の頃は阪神タイガースを贔屓にはしてましたが、掛布雅之とランディ・バースがいない今さして興味もありません。

ところが最近登山ブロガーさんの記事などを通じてYOU TUBEで登山の動画を見ることがありました。

そこでは多くの登山者が百名山を口にしているんですね、最近ブームになっているのかな?

子供の頃から山に登っていますが、小さい頃は百名山とは耳にしたこともなく知ってからもそれを目指したことはありません。その為、今まで勘定した事ないですがいったい自分はいくつ登っているのだろう?と思い数えてみました。

日本百名山

北海道 (9山)

 
001 利尻岳 1719M
002 羅臼岳 1661M
003 斜里岳 1547M
004 阿寒岳 1499M
005 大雪山 2290M
006 トムラウシ山 2141M
007 十勝岳 2077M
008 幌尻岳 2052M
009 後方羊蹄山 1898M

論外です、北海道には上陸さえしたことがありません。

スキーと業界での仕事、青森市で働いていたこともあり、そして故郷は秋田県、、、にも関わらずです。意外に思われますが経験なし。。。

『やはり北海道は最低一か月はかけてじっくり周らんと!』と言っているうちに日本を離れてしまいました。

よって0山

 

東北 (14山)

 
010 岩木山 1625M
011 八甲田山 1585M
012 八幡平 1613M
013 岩手山 2038M
014 早池峰山 1917M
015 鳥海山 2236M
016 月山 1980M
017 朝日連峰 1870M
018 蔵王山 1841M
019 飯豊連峰 2105M
020 吾妻山 2035M
021 安達太良山 1700M
022 磐梯山 1819M
023 会津駒ケ岳 2132M

流石にそこそこ登ってましたね。

青森時代、職場が八甲田山にかなり近かったのですが結局登ることはありませんでした。秋田県内はかなり登っていると思いますが、百名山とは別の山。

鳥海山の頂上は5回くらいしか踏んでませんがスキーや御浜までのガイドで数十回は登ってます。頂上からスキーはできませんからね!

吾妻山も四季全て合計10回位登ってます。磐梯山は小学校の林間学校が最初。

恐らく次にこのエリアで登山しても未踏の山ではなく飯豊か鳥海山に登ると思います。

登山の回数は東北の山に登ることが圧倒的に多いのでエリア別ではここが一番かな?

14山中8山登頂

 

吾妻山(7月中旬)

f:id:hirobkk:20211202000829j:plain

弥兵衛平から滑川温泉への下山途中

 

鳥海山(7月)

f:id:hirobkk:20211202001101j:plain

矢島ルート、御田付近?

 

北関東 (9山)

 

024 那須岳 1915M
025 筑波山 877M
026 燧ケ岳 2356M
027 至仏山 2228M
028 武尊山 2158M
029 赤城山 1828M
030 男体山 2486M
031 日光白根山 2578M
032 皇海山 2144M

最近では3年前に那須に行ってます。

www.pssamphran.com

それ以外の山は20年は登ってないでしょう。

秋田を離れてから初めての単独テント泊登山にいった日光白根山。地図は無く、道を外れて湯本スキー場上部から前白根の手前まで3時間オール藪漕ぎを経験しました。当時経験が浅く『登山とはこんなものか。。。なかなかキツイ遊びだなあ』と思ったものです。

9山中6山登頂

 

日光白根山(多分6月下旬頃)

f:id:hirobkk:20211202001349j:plain

山頂付近から、手前に弥陀ヶ池、写真左上の双耳峰が燧ケ岳とはこの時は知らず。。。

上信越 (12山)

 
033 越後駒ケ岳 2003M
034 平ヶ岳 2141M
035 巻機山 1967M
036 谷川岳 1963M
037 苗場山 2145M
038 雨飾山 1963M
039 妙高山 2454M
040 火打山 2462M
041 高妻山 2353M
042 草津白根山 2165M
043 四阿山 2354M
044 浅間山 2568M

このエリアだと5年前残雪期の谷川岳に登ったのが新しい。

巻機山は△つけました、たぶん頂上までいったんでしょうが、目印は目にしませんでした。雪の下だったのか?見落としたのかわかりませんが、、、山スキーをしに行った事しかなくほとんどが頂上手前の沢でドロップダウンしてるので登頂してません。苗場も同じような事してますがドロップダウンは頂上よりかなり下なので✖。

約3年半住んだ群馬県嬬恋村にある四阿山にも四季を通して10回は登ってるでしょう。

今後の登山は女房と一緒に登るので苗場山くらいならいけるかもしれませんね。

12山中6山登頂

 

火打山(8月初旬)

f:id:hirobkk:20211202001838j:plain

火打山から黒沢池を通って燕温泉へ下山、中央の池塘はこれから向かう長助池

 

巻機山(4月初旬)

f:id:hirobkk:20211202002120j:plain

ドロップポイントからこれから滑る沢を見下ろす

秩父・南関東 (9山)

 
045 両神山 1723M
046 甲武信岳 2475M
047 金峰山 2595M
048 瑞牆山 2230M
049 雲取山 2017M
050 大菩薩山 2057M
051 丹沢山 1567M
052 富士山 3776M
053 天城山 1406M

両神山はまだ清滝小屋が営業していたころにテント泊し 山頂~八丁峠~坂本に抜けました。登山口では土地所有者との間で問題が起きていた時代ですね。

雲取山と丹沢はほぼ冬専用です。

富士山は夏に9合5寸まで登りましたが同行者2名がギブアップしたため一緒に下山、そのうちの一人は元々あった高所恐怖症が突如発動し途中まで手を繋いで降りてました。

それ以外の富士山はせいぜい9合目程度まで登ってスキーして降りてますので未だ登頂せず、恐らく今後も登ることはないでしょう。。。

最近での登山はコチラ👇女房の百名山2山目です。

www.pssamphran.com

9山中5山登頂

 

雲取山(4月下旬)

f:id:hirobkk:20211202002241j:plain

頂上付近より早朝の富士山

 

両神山(5月かな?)

f:id:hirobkk:20211202002347j:plain

八丁尾根途中の東岳より

 

前半はここまで。

恥ずかしながら下手くそな写真も掲載。ほとんど写真も撮ることがないので山の写真はかなり少なく鳥海山・白根山・雲取山・両神山はフィルムカメラで撮影とかなり古い。。

 

53山中25山に登頂!北海道除けば半分以上登ってるのでなかなか優秀。

百名山にこだわっていない登山者がこれだけ登っているので深田久弥さんの選定も素晴らしいんでしょうね。選定されたことにより知名度は上がり登山者も集まりやすくなりましたね。

 

百名山を目指す方々との出会い

まだ20代の頃ある旅行会社の登山ツアーの添乗兼ガイドを依頼されました(当時はプラプラしておりよく言えばフリーランスをしてたんですね)。無職でしたが国内添乗員の資格は持っていたので話がきました。

このツアー会社で登山に特化したプログラムを行っており百名山を登るツアーを担当との事。打ち合わせに行ったときに「百名山ってなんですか?」と伺ったところ『あんた山登ってて百名山知らんの?』と。。。まあとりあえず100のうち50くらい覚えてからはじめてみました。

しかし実際登ったのは同じ山を何度も登ったりいろいろな山に行くことはありませんでした。(これは自分のリクエストでもあります。)

そうこう続けていくうちに子供の頃から得意としている車酔いが発症。。。

あるツアーで帰りの山道で酔ってしまい看護婦のお客さんに介抱されながら帰ったことがあります。その事件を機に会社には「大事なお客様にご迷惑がかかる!」を理由にその後の仕事は受けませんでした。本当の理由はもう二度と車酔いのような苦しい思いをしたくなかったからですが、、、。

このように自身が百名山を達成する機会は十分にあったのですが、やはり興味がなかったんですね。ただ百名山に挑戦するお客さんを見てその人にとっては十分価値のある目標であると若いながらも理解したのは覚えてます。

あるお客さんは『これで○○座目!』と言いあって喜び、またあるツアーでは『よいしょ!ハイ登頂!』と三角点にタッチして3秒後には『ハイッ!ガイドさん降りましょう!』と生粋のピークハンターに遭遇。

中には花の季節の山に感動し百名山はどうでもよくなってしまい『もう一度ここに来たい!』と方向転換される方もいます。

 

お客さん方を見て自分も同じ事をしたいと思うことはありませんでしたが、皆さんを応援したい気持ちが出てきたのを覚えてます。

 

次回は自分の百名山リスト後編と他

 

www.pssamphran.com

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

MSR WindBurner® Stock Pot(4.5ℓ)が役に立った日。

MSRウィンドバーナーシステムを手に入れてから早1年半が経ちました。

www.pssamphran.com

 

コロナがありなかなかアウトドアシーンでの出番はありませんが、コロナや洪水でガス屋が配達に来れないときや避難用にも対応できるものと思って購入。

最初は最低限の装備があればいいと思っていましたが、いろいろ見ていくうちに他のオプションが気になり最終的にはシリーズ最大容量のポットであるStock Pot(4.5ℓ)にも手を出してしまいました。

ほぼ女房と二人で行動をしている以上当然こんなもの全く必要ありませんが飾っておくだけでもいいかな?と考えるようにしてました。

 

何度かこの1年半で何度か使ってますが、特に必要ではないのに無理やり使ってました。

ビリヤニをやった時もガスがきれたわけではないのでわざわざ庭で作る為にウィンドバーナーを使用。ひとつの鍋で全てを調理する為Stock Potを使いました。

www.pssamphran.com

 

やはり緊急時・災害時等で燃料の調達不可や本当のアウトドアシーンで使わなくては使った事にはなりません。

 

そして昨日、、、ついにこの日が来ました!

女房がオンラインで授業をしていたので昼飯の用意をすることに。

あまり野菜や古いスパイスが残っていたので『全部まとめて放り込みカレー』を作ります。

食材を切り、油を引き、玉ねぎやスパイスを入れて炒めます。

各材料を入れて炒めたところに水を入れて煮込みます。

鍋の蓋を締めて15秒くらい経った頃でしょうか。。。

「プスッ、プスッ、プススス」

とガス終了の音が鳴り始めます。

ものの数秒でガスが切れ自動的に火は消えます。

鎮火。。。

f:id:hirobkk:20211121204635j:plain

なんと!これから煮込んでいき正午にちょうどできあがるタイミングで仕込んだのに。。。

取り合えずガス屋はおいておいて自宅にあるもので調理を進めなければなりません。

炭を起こす⇒在庫がない

アルコールストーブ⇒ストーブが小さいく火力も足りない

MSRウィスパーライト(ガソリンストーブ)⇒面倒くさい

何故かこの時点でウィンドバーナーがでてきません。このような時の為に持っていたのに。。。

仕方ないので鍋を小分けにしてアルコールストーブを使うことにします。ストーブが小さいので底面の小さな寸胴っぽいのにしたいのですが我が家にはありません。

仕事中の女房に聞いたらそんなものはないとの事。。

しかし女房が「あれはどうなの?あのキャンプで使う道具」

『ん?なんのことをいってるのだ!』

あれだよ!と言って女房がキッチンに持ってきたのがウィンドバーナー!!!

そうだよね、そもそもアルコールバーナーでなくこれでいいじゃん。。

 

心を落ち着けすかさず準備。

f:id:hirobkk:20211121204639j:plain

カレーの量からこのStock Potじゃないと入りきりませんので、ついに必要とされて使う日が来ました。

 

カレーを移して

f:id:hirobkk:20211121204651j:plain

 

点火!

f:id:hirobkk:20211121204655j:plain

このウィンドバーナーのいいところは画像の通りバーナーからの熱がほとんど漏れることがありません。

 

うちのカレーのメインは野菜です。

f:id:hirobkk:20211121204647j:plain

 

とにかく湯が沸くのが早いんです!

蓋を落として使うとジャガイモやニンジンなんかも圧縮鍋並みのスピードで柔らかくなります。

f:id:hirobkk:20211121204704j:plain

しかも燃費が凄くいいのでロングトレイルなんかにはベストですね。

 

15分くらい中弱火で煮込み完成!

 

肉類も少しだけ入れてます。

f:id:hirobkk:20211121204708j:plain

 

カレーは蓋をして置いておき、次は卵焼きを作ります。

ここでSkillet 8inchの登場!

f:id:hirobkk:20211121204713j:plain

www.pssamphran.com

 

熱したスキレットにバターを入れます。

f:id:hirobkk:20211121204717j:plain
f:id:hirobkk:20211121204722j:plain

こちらは基部にスリットが入ってますね。

Stock Potと同じ構造にすると火が強すぎるのかな?

 

まあこんなもんです。醜い卵焼きでできました。

f:id:hirobkk:20211121204726j:plain
f:id:hirobkk:20211121204731j:plain

 

ここにカレーちゃんをぶっかけて出来上がり!

f:id:hirobkk:20211121204735j:plain

本日のカレーはシナモン/コリアンダー/ターメリック/レッドペッパーの『スパイスさらさら全部まとめて放り込みカレー』です。

 

今回の事でようやくStock Potを買った甲斐があった気持ちになれました。

次の出番いつになるのか。。。

  •  

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

雪山キャンプで使える道具 -SEA TO SUMMIT X-POT KETTLE 1.3ℓ-

ここ15年で1度しか冬の日本に帰っていないので雪山キャンプもなにもありませんが、このところ眠っている登山道具を引っ張りだして使用の可否を確認してます。

今回登場のSEA TO SUMMITのケトルはお湯を沸かす以外にもいろいろと使えるのでは?と思いシミュレーションしてみました。

このポット、火の当たる底だけアルミニウムでできておりサイドウォールはシリコン製でできてます。形は完全にヤカン。

 

これがなぜに雪山で使えるのか?

自分の雪山歴ですが、数年前に女房と雪山に行ったときは速攻で敗退してますので、もう20年近く雪山に登っていないことになります。

クライマーではなく山スキーヤ―なのでたいした山には登ってません(滑れない山には基本的にはいかない)。最後に行ったのは登山では冬の蝶ヶ岳で山スキーだと鍋倉山エリアの友人と二人でのスキーツアー。

当時はできる限り雪山に特化した道具は買わないようにしていましたが、この十数年の間、道具は進化しとっても魅力的になりました。使う機会もないくせに手を出したくなりますが流石にタイに住んでいて冬専用となるような道具は絶対に買えませんね。

 

雪山に泊りで入る時は単独の時でも必ずメインのクッカー+1を持っていきますが、この+1のクッカーにこのXポットが良さそうなんです。

雪山と言えば昔も恐らく今もまず" 鍋 "ですよね?

このXポットを使えば弱火でぐつぐつ火をかけながら一人か二人用の鍋を食べることができるのでは?

サイドウォールがシリコンなので蓄熱性に劣るわけですが、弱火にかけながら食事するには丁度良さそう。

 

まずはケトルとしての使い方。

基本的にはアルコールバーナーとセットにして、近所に朝食ハイキングやサイクリングに行くときによく使います。

二人分であればスタンレーのランチボックスに入っちゃいます。

www.pssamphran.com

f:id:hirobkk:20210929183513j:plain

 

カップ2杯分のお湯を沸かします。

f:id:hirobkk:20210929183556j:plain

 

自分はコーヒー、女房はOvaltine

f:id:hirobkk:20210929183602j:plain
f:id:hirobkk:20210929183607j:plain

サイズは1.3ℓですが安心して使うには1.0ℓくらいで使うのがいいかもしれません。

 

まだ火はついてる。

f:id:hirobkk:20210929183326j:plain

 

LEONAが『これはなんだ?』とばかりに近づく。。。

f:id:hirobkk:20210929183332j:plain

そして鼻先をあて。。。。。

 

 

あちぃ!!

f:id:hirobkk:20210929183336j:plain

基本的にかなりビビりいなので以後近寄らず。。。

 

水飲んで。。

f:id:hirobkk:20210929183523j:plain

 

バーナーから距離とって。。

f:id:hirobkk:20210929183537j:plain

 

昼までゴロついてました。。。

f:id:hirobkk:20210929183542j:plain

 

LEONAが落ち着いたところでハムなんかを焼いてサンドウィッチにします。

f:id:hirobkk:20210929183302j:plain
f:id:hirobkk:20210929183307j:plain

 

いいですね~このセンスのないサンドウィッチ。

まあ見てわかるように特別旨いもんではありません。。

f:id:hirobkk:20210929183317j:plain

自分が食べるものの見栄えはどうでもいいですが、意外とうちの女房も気にしないんですよね。料理人ではなく絵描きなので気にしなくてもいいんですが、料理の周りのデコレーションなんかは綺麗にしたがるくせに料理自体の見栄えはほとんど無頓着です。

 

なんとなくそのまま昼までこの中庭で過ごしてしまいました。

 

そしてお昼。。。

本日のメイン!

「雪山キャンプ用 鍋料理!」

アルコール注入!

f:id:hirobkk:20210929183345j:plain

 

ダシとります。(これは実際のキャンプには使わないでしょう。。)

f:id:hirobkk:20210929183341j:plain

魚の香りにLEONAが反応し起きてきますが、バーナーの暑さを覚えているのか躊躇してるので助かります。

 

ダシができたところで材料紹介!

f:id:hirobkk:20210929183404j:plain

雪山で食べるお鍋(二人前)

具材

  • 鶏肉(確かもも肉と言っていたと思います。)
  • 豚ロース
  • 白菜
  • 長ネギ(タイはこれが高い!)
  • 人参
  • 大根
  • しめじ

調味料

  • だし汁
  • 日本酒(実際に使う3倍くらいの量を持っていき残った酒は飲みます。)
  • 醤油
  • ゴマ油(これは雪山には持っていかないかなー)
  • 固形スープ(これがあればだし汁はとりません)

f:id:hirobkk:20210929183422j:plain

 

調理開始。

雪山ではさっさと料理して、さっさと食べてあたたまり、寝袋に入りたいのでとにかくシンプルに!

 

まずは白菜以外の具材を芸術的に盛り付け固形スープをのせます。

f:id:hirobkk:20210929183426j:plain

 

白菜は具材に蓋を被せるようにのせます。

f:id:hirobkk:20210929183432j:plain

 

全ての調味料とだし汁を適量入れ蓋をして具材に火が通るのを待ちます。

f:id:hirobkk:20210929183436j:plain

その間すべての用意はしておきましょう。

今回は自宅なので器を使いましたが、実際はシリコンカップやシェラカップで十分です。

調理中はバーナーの傍でウィスキー飲みながら温まりましょう。

f:id:hirobkk:20210929183412j:plain

 

15分くらいですかね~

火が通ったら完成!

f:id:hirobkk:20210929183441j:plain

 

普通の鍋なんですが、鍋というのは食材に火が通ってスープがしょっぱけりゃ大概旨いのです!

f:id:hirobkk:20210929183445j:plain


鍋の具材が半分位になったところでお約束のコイツを投入!

f:id:hirobkk:20210929183451j:plain
f:id:hirobkk:20210929183455j:plain

じゅん麺?という見慣れないうどんを見たので買ってみました。

 

このじゅん麺なんですが、タイで売ってるうどんにしてモチモチしてとっても美味しい!

f:id:hirobkk:20210929183500j:plain

 

結果的にやかんで作ったただの鍋の話なんですが、ここは雪山ではなく熱帯気候タイランド! 昼間っからこんなことをやってしまったので女房と二人汗をダラダラ流して食べました。

食後は身体を冷やすべくおよそ2年ぶりにまともな日本酒をいただいたんですが、これが実に旨い!(これは女房が誕生日にくれたものをとっておいたものです)

f:id:hirobkk:20210929183547j:plain

 

まとめ

今回、SEA TO SUMMIT X-POT KETTLE 1.3ℓで雪山鍋をしましたが、二人で使うにはちょっと小さい感じがしました。SEA TO SUMMITではこれより少し大きな1.4ℓや2.8ℓのPOTがあるのでそっちの方がいいですね。

 

それともう一つ問題。

いままで湯沸かしにしか使ったことなかったのですが、鍋を終えた後いくら洗っても煮干しの臭いがとれません。

これを解決するには水を入れてお湯を沸かしましょう!1度お湯を沸かすだけで臭いはとれます。

 

結果!一人で使うには問題なく使えます。

いつの事かわかりませんが、いつか一人で雪山に入ることが再びあったら持っていきたいと思います。

PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

 

Char Dam Yatra ガンゴートリ巡礼とガンジス川の源ゴームク

Gangotri(ガンゴートリ)巡礼からGomukh(ゴームク)

前回Badtinath編で紹介したChar Dam Yatra.

f:id:hirobkk:20210503150822j:plain

www.pssamphran.com

この4つの聖地の中で最も訪れる人が多く、外国人も多い。克、行き易いのがここ『ガンゴートリ寺院』

これは2009年頃?の記録になります。

ガンジス川源流とされていますが、正確にはGangotriで流れている川はBhagirathi川。

一般的にこの川がガンジス川の主流とされており、訪れる人も一番多い。

実際自分もこの巡礼ではいろんな国の方々を見かけ、アシュラムではロシア人、ドイツ人、日本人の旅人と同宿しました。

 

インドの方はこの巡礼では幾つか重要な聖地に立ち寄りますがそれは後術します。

アクセス

起点となるのはBadrinathと同じヨガの聖地Rishikesh

もちろんバス停も同じ。

f:id:hirobkk:20210726230532j:plain

 

バスの最終目的地はGangotriですが、手前の街Uttarkashiに寄って行きましょう。

Rishikeshより7-8時間のバス旅、途中の街で休憩が入りますのでトイレ、食事はできます。休憩地はTehriによることが多いですね。

道はしばらく山岳地を抜けていきTehriダムからはBhagirathi川(ガンジス川主流)に沿って北上します。

Uttarkashiもインド人巡礼者にとって重要な聖地として位置づけされており、巡礼者はUttarkashiを終着とする方も多くいます。また、アシュラムも多くヨガを習得する方もいますが外国人はそう多くありませんね。

そしてGangotriからGomukhへ行く方には重要な場所でもあります。

ここの政府オフィスでGangotriから先のGomukhへ行くパーミットをとります。

このパーミットはGangotriでもとれますが1日あたりの国立公園への入場制限などもあるので巡礼シーズンは数日待たされることもあります。Uttarkashiでとっておけばその後の予定は立てやすいですね。

 

Uttarkashi

f:id:hirobkk:20210726230540j:plain

大きな街ではありますが標高は1,158mあるので夜は冷え込みます。

f:id:hirobkk:20210726230546j:plain

 

バススタンド

f:id:hirobkk:20210726230551j:plain

大きな町のバススタンドですので日中はごった返してます。

 

巡礼の方々

f:id:hirobkk:20210726230556j:plain

f:id:hirobkk:20210726230601j:plain

f:id:hirobkk:20210726230611j:plain

 

同じバスの乗ってきた新婚さん

このUttarkashi巡礼をとても重要視しており、日本的に言えば新婚旅行としてこの地を選んだそうです。

f:id:hirobkk:20210726230606j:plain

一生に一度の巡礼者の横で大根を洗うおじさん。。。

 

Uttarkashiは何度も通過はしたことはありますが、泊まったのは一度だけです。

普段はここから80km北に行ったPuraliにいましたのでここに泊まる用事はあまりなかったんですね。なのであまりUttarkashiの印象がありません。

Uttarkashiと言えば。。。。

Purali在住時、なんちゃって登山ガイドをしてる弟分とお母さんと住んでいたのですが、彼が一度まとまったガイド代が入ったので、当時出たばかりのケーブルTVであるTATA SKYの機材をUttarkashiに買いに行ったのです。

確か当時RS1,500だったと思うのでなかなかの高。1泊して戻ってきた彼は嬉しさでご機嫌!

早速セットアップしようとしますが、発電機(近所の)につないでも反応なし。。。

『ちょっと見せてみろ!』と機材を持ったところ、、、、なんか異常に軽い。。

いくらなんでも軽すぎないか?

嫌な予感が走り、Boxを開封!

なんとビックリ!

中身は空っぽ! 平べったい軽石みたいなものが2,3枚貼り付けてあるだけでなんもない!

流石にこのセンスに受けてしまい笑いそうになったが、横でスーッと涙を流す男をみて笑えなくなってしまった。。翌日Uttakashiにいる友人に買った店(屋台?)に行ってもらったら、すでにドロンしてたそうです。

漫画の中のようなことが身近で起きるのがインドなんですね。

とUttarkashiと言えばこの印象が一番強い。。

f:id:hirobkk:20210804163034j:plain

 

Uttarkashiで観光、パーミット取得ができたらバスでGangotriに向かいます。

ここからはBhagirathi川に沿って山道を100km走ります。

 

Gangotri

f:id:hirobkk:20210726231640j:plain

ここがYatraの目的地であるGangotri

流石にガンジス川源流、最大の聖地一つ、雰囲気があります。

ここからGomukh , Tapovanへ行く方は2,3日滞在して高度順応していた方がいいでしょう。標高が3,415mあり日本でいえば富士山に次ぐ高さになります。実際ここからGomukhまでの道中で高山病の症状になっている方を何度か見かけたことがあります。

 

ここGangotriでやる事、

まずはUttarkashiでパーミットを取っていない方はまず申請しましょう。

それ以外では各々目的によってヨガや周辺観光などやることがあると思いますが、酒と肉の入手は困難なのでお忘れなく。

 

Surya Kund

f:id:hirobkk:20210726232152j:plain

Gangotriの入口にあります。

バスを降りて寺院に歩いていくと右手に轟音をなりたてて登場!

 

この辺からでもすでに氷河をまとった山が見えます。

真っ白のピークが見える山は

Sudarshan Parbat(6,507m)

f:id:hirobkk:20210726232200j:plain


Gangotriでは彼の宿でお世話になります。

f:id:hirobkk:20210726232206j:plain

たしか1泊 Rs250くらい。頼めばバケツにお湯を用意してくれます。

いつも9月~10月の間に行くのでこのお湯がありがたい。

 

この少年たちの視線の先にはインド映画が流れてます。

f:id:hirobkk:20210726232212j:plain

Gangotriには何度かあがってますがGomukh , Tapovanには1度しか行ったことがありません。それ以外は日がな一日コーヒーとスナックを嗜みながらTVで流れるインド映画を観てるんですね。

 

GANGOTRI TEMPLE

f:id:hirobkk:20210726232224j:plain

Gangotri Yatraの目的地、この先にGomukhという究極の巡礼地がありますが一般の巡礼者はUttarkashiを経てGangotri寺院に来ることで巡礼が完結します。

基本的にはその年のDiwaliでクローズし翌年の5月頃にオープンします。その間は雪の中。。。

 

この時は9月の終わりでしたので巡礼のピークは終わってました。

Badrinathの時と比べるとややひっそりしてますね。

f:id:hirobkk:20210726232230j:plain

Gangotri寺院は他の巡礼地と違って何度も来ているので雰囲気慣れしてしまってたのだと思います。あまり【Hindu temple dedicated to Goddess Ganga/ガンガーにささげられた寺院】としての特別感が薄れてきてしまいました。

また、Gangotriは巡礼だけでなくインド人や外国人のトレッカーも比較的多いので参道には他の寺院とは感じがややソフトなんです。

 

このGangotriですが、インド人の巡礼地とともにGomukh , Tapovanへのトレッキングなどの起点にもなります。参道には多くのレストランと宿がありピーク時はごった返し全体的に物価も上がります。タイミングが許せばやや落ち着いたシーズン終盤の9月後半から10月初めがベストでしょう。かなり寒いですが余裕をもってのんびり過ごせます。

 

次回はGomukhへ上がります。

⇒すでに行程は紹介済でしたので興味のある方は下記へどうぞ!

Gomukh /ゴームク

www.pssamphran.com

 

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

山具~Naturehike エアーマット!

昨年から補修を続けてきたKaranaのスリーピングマットですが、この度これ以上の補修についてはギブアップします。

www.pssamphran.com

今思えば、最初の補修から丁寧に直していればこんなことにはならなかったと思います。補修が雑すぎました。。。

10年くらいは使えたので十分だと思いますが、まだ使えるといった気持ちがあり悔いが残ります。

5~6月はあまりの暑さにベッドで寝れず床の上にマットを敷いて寝てました。ついでにKaranaのマットの状態も確認してましたが、このところ朝になると少しエアーが抜けてるんですね。

セメダインや補修テープを使い何とか繋いでましたが、流石に今後はアウトドアで使うにはリスクが高くて持っていけません、元々収納サイズが大きいのでバックパッキングで使うのは難しくはありました。

この際、Karanaマットは自宅用にしてタイでアウトドア用のマットを新調します。

 

塩ビ管を繋ぐ時に使う接着剤、セメダインと自宅にあるもので補修をしてみた結果。。

f:id:hirobkk:20210718050702j:plain
f:id:hirobkk:20210718050729j:plain
f:id:hirobkk:20210718050723j:plain
f:id:hirobkk:20210718050652j:plain
f:id:hirobkk:20210718050642j:plain

止まらぬエアー漏れ

f:id:hirobkk:20210718050647j:plain

 

 

購入の条件

  1. バックパックに入るパッキングサイズ
  2. 安い!目安はTHB1,000以下
  3. 使用時のサイズは120cm-160cm

条件はこんなもんです、今までKaranaだったのでたいていのマットはKaranaより小さくて軽いです。この10年でタイでもいろいろな種類の山道具が増えました。

特に外国産が入ってきたのが大きいですね。

 

条件1

タイで使う場合、R値などの保温力を考える必要はほとんどありませんので単純に小さくなるものがいいです。選択肢はSelf InflatingマットかAirマットになります。

実際、タイの国立公園はほとんどのケースで銀マットのみで対応できそうな気もしますが。。。

 

条件2

タイで購入可能なもの(国外のオンラインショップは除く)

まともな店だとSea to SummitThermarestの2択

その他は国内のオンライン(Lazada、Shopee)を使った中国産ブランドか怪しいバッタ物

自分は基本的にSea to Summitユーザーですが今回は予算額から外れるのでターゲットは中国ブランドかバッタ物

 

条件3

いろいろ調べてみましたがタイにこのサイズは存在しませんでした。

唯一Thermaresutの女性用で170cm位のものがありましたが、その他では185cm-200cmのみ。

 

今までのマット歴

3シーズン用では小さい頃はずっと銀マットを使用

自分で道具を買うようになってからは最初お金がなかったのでロール式のウレタンマット(全身用)を購入(今でも使ってますが、ブランドはわかりません、確か¥2,000くらいで購入)

次に買ったのがARTIACKの120cm。このマットはあまりに気にいってしまい3度買いなおしました。

冬は上の2枚+銀マットで対応。

基本的にはパウダーを求めて冬山に入っていたので尾根や稜線でテントなど風の強いところでキャンプはしませんでした。静かな森の中でひっそりキャンプしてツアースキーをしてましたので、ガッツリ登山の方々と比べてそれほどキャンプ環境は厳しくないのです。なのでなんとか3点セットでやってました。

ARTIACKの3代目が数年前の日本での登山でサヨナラしてしまったのでその後のマットは未だ手に入れてません。(ARTIACKは現在手に入らず)

www.pssamphran.com

このように自分は今までAirマットを使った事がなく基本的にはARTIACKの120cmとKarana Adventure Matしか使ったことがない事になります。

 

当分山に行くことはないですが、今回Airマットを買ったからといって登山で使おうとはまだまだ思えません。

そうなると用途はユルい。。。

使用環境

  • 暑い時期の自宅用
  • タイ国立公園(バックパッキング)

この程度なのでいい物を買う必要ないですね。

 

とくに深く考える必要もないのでザックリとみてサクっと決めたのがコレ👇

NATUREHIKE エアーマット FC-10 

f:id:hirobkk:20210718050740j:plain

サイズ 195×59×6.5

重さ 470g(ポンプは除く)

価格THB 799 (約¥2,800)

f:id:hirobkk:20210718050750j:plain
f:id:hirobkk:20210718050745j:plain

KARANAのマットと比べるとこんな感じ。

大幅に容量ダウン、重さも半分。

 

全体的にグレードアップ!

道具の進化を感じます。

f:id:hirobkk:20210718050734j:plain

 

エアーマットは初めて使うのでマニュアルで使い方を勉強します。

 

マットのバルブはこのように変化します。

f:id:hirobkk:20210724130907j:plain
f:id:hirobkk:20210724130912j:plain
f:id:hirobkk:20210724130917j:plain

閉じている状態、一番上をオープンすると空気の注入専用、下の場バルブを開ける空気が全部抜けます。

 

ポンプは別に購入した防水バック兼エアーポンプ。

f:id:hirobkk:20210724130923j:plain
f:id:hirobkk:20210724130927j:plain
f:id:hirobkk:20210724130934j:plain

本体の注入専用バルブに接続し空気を入れていきます。

 

 

こんな感じでポンプバックに空気をいれバルブを通して本体に空気を移していきます。

f:id:hirobkk:20210724130944j:plain

だいたいこれを4~5回くらいやると手ごろなサイズに膨らみます。

 

マットのサイズは大きいですが、このように全体に空気を入れるわけではないので意外と楽。

f:id:hirobkk:20210724130955j:plain

 

このマット、一晩使ってみての問題点。

  • 音がうるさい。防水記事でツルツルしていないといけないのでしょうが、寝返りなど体を動かすたびにキュッキュッ音がでます。これは気になる人は寝れないでしょう。
  • 体を横にしているときはまだいいですが、座り心地はいまいち。表面がデコボコしているせいか座っているときは違和感あります。でも大した問題ではないですね。

それ以外は購入前に想定していた問題なので大丈夫。

 

エアーマットを使っている人は皆さん心配していますが、やっぱりエアー漏れですね。

いままでARTIACHのマットを使っててさほど不安はありませんでしたが、やはりエアーマットは慣れていないせいか不安があります。冬以外の登山であれば何とかカバーできるでしょうが、冬山ではちょっと怖いですね~

f:id:hirobkk:20210724131001j:plain

すでにLeonaは警戒してます。

マットの生地ではなく標的はバルブでしょうか?

Leonaの爪攻撃をくらったら一たまりもないので気を付けて使っていかないといけませんね。

 

結局、このNaturehikeのエアーマットは用途が限られそうなので、日本に行ったときに使うマットは改めて考える必要がありそうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

登山装備で買い物に!

先日、食中毒になり体重が2kg落ちました。

日本、インドでは一度もこのようなことになったことはなかったですが、まさかタイでなるとは。。。

みなさんコロナで騒いでいるところ食中毒で病院とは間抜けな話です。

 

さて現在のタイランドはデイリーで5,000~6,000人のコロナ感染が出ています。

それでも7/1からワクチン接種済みの方に限り外国人が自粛期間なしでプーケットに入国可能になりました(国による)。

我が家周辺はコロナ発生後最大の危機的状況になってます。職場のスタッフはかなり恐怖を感じており元気がない。。。知り合いの会社はタイ人スタッフがコロナにビビッて通勤してこないとこも出ているそうです。

 

こんな状況の為、我が家は最後の県外外出からついに4か月も経ちました。

このケーン・クラチャントレッキング以降、ナコンパトムからでてません。

www.pssamphran.com

 

家の修繕などいろいろやることが多く全く退屈してませんが、日本には行きたいですね。実家の事もありますが日本にあるアウトドア道具やレコードなんかをまとめておきたい。

実質登山靴とテントは3年間使ってませんから。。

 

最後に登山装備を使った八ヶ岳

www.pssamphran.com

この時、テントのボトムに小さなが空いておりそれも気になります。。。

 

タイに置いてある装備も飾り物状態となっており出番がありませんので、この週末、登山装備で買い物に行ってきました。

買い物の目的はLEONAのキャットリッター(猫砂)、通常10ℓを使って量が減ってきたら5ℓを継ぎ足してますが、少し汚れてきたので今回は総入れ替えすべく10ℓ+5ℓを買いに行きます。

予想するに重量10kg超えになるので軽いテン泊と同じ重さですね。

 

今回の装備

f:id:hirobkk:20210705121439j:plain

ザック:Milo ridge35

遂に使用歴20年を超えました。ほぼ文句のない商品なのでいくら新しいものが出てこようが変える気はありません。

Miloはポーランドのクライミングブランドで一応しっかりとした商品を作っているようです。なじみのないブランドネームですがこのザックは田舎の登山用具店で特価商品として段ボールに放り込まれてあったもの。確か¥3,900だったと思います。

ザックの両サイドにスキーホルダーがついており、日本でのツアースキー、無雪期のシェルター泊登山、その辺の里山などなど、、多くの登山シーンを共にしました。

f:id:hirobkk:20210705231933j:plain
f:id:hirobkk:20210705231937j:plain
f:id:hirobkk:20210705231947j:plain

左:無雪期のテン泊 / 中:積雪期雪山ガイド中 / 右:スキーツアーのテン泊

35ℓで見た目も大きくないですが意外と荷物は入る。一時期テン泊からツアースキーまですべてこれを使ってました。

この上のザックはMammut Karakorum 60+20

下のザックはOSPREY SWITCH 14

しか持ってなかったので45-50ℓくらいのザックがあればよかったですね。


ridge35のスキーホルダー

f:id:hirobkk:20210705124728j:plain

古いタイプのザックなのでスノーシューなどをきれいに接続できず。。。

 

登山靴:FORCLAZ Trek500

f:id:hirobkk:20210705125405j:plain

フルグレインレザーを使った防水の3シーズン登山靴

FORCLAZはフランスの総合スポーツブランドであるDecathlonが出しているアウトドアブランドQUESHUAの上位ブランド

日本から持ってきたハイキングシューズが昨年のトレッキングでお亡くなりになった為タイで購入しました。 

www.pssamphran.com

日本の登山シーンでも3シーズンの一般登山道であれば問題なくいけるでしょう。

 

カメラ:PENTAX Q10 

f:id:hirobkk:20210705130107j:plain

とにかく軽いのでトレッキングではよく使います。ただし防滴防塵仕様ではないの万能ではありません。

このカメラも10年くらい使っておりボディとレンズの接続部がおかしく問題はいろいろとありますがまだまだ現役!

大事に使ってきたとはいえませんがこれもお気に入りのカメラです。

 

AM 10:30

以上3点を持って出発!

目的地は近所のペットショップ

バイクタクシーなら5分、自転車で15分くらいと近いですが、暑さがキツイ。。。

 

ここは毎年綺麗なラチャプルックの花を咲かせてましたが、とうとう切ってしまいましたね。。。日当たりなどの事情でしょうが残念。。。

f:id:hirobkk:20210705233254j:plain

 

ハーン ノック ユーン(鳳凰木)

f:id:hirobkk:20210705233305j:plain

プッタモントンに行けば巨大なハーン ノック ユーンの木があるので見に行きたいですねー

 

自宅から大通りにでるまでの小道はフラワーロード、1年中なにかしらの花が咲いており途切れることはありません。

f:id:hirobkk:20210705233316j:plain

f:id:hirobkk:20210705233423j:plain

 

Honda Cub

f:id:hirobkk:20210705233310j:plain

最近オートが増えてきましたが、一部のタイ人にはCubも人気のバイク

 

毎週日曜にに朝市がでる通り

f:id:hirobkk:20210705233328j:plain

出店がないと暑いだけの辛い道。。。

www.pssamphran.com

 

パクソイ(路地の入口)のモーターサイ

f:id:hirobkk:20210705233340j:plain

平日は毎日朝晩これを利用してます。

 

ここまで花見をしながらのんびりあるいて20分。

昼間っからこんなとこ歩くタイ人はいません!

車で追い越す顔見知りや全然知らない人から『乗ってかい?』と声を掛けられますが今回のテーマは登山装備で買い物です、登山装備で車に乗って買い物!では意味がない。。。

 

ここから大通りを渡って5分歩けば目的地!

 

道路脇の床屋

f:id:hirobkk:20210705233354j:plain

以前は近くの仮設市場でやってましたが市場が閉鎖してしまいここに移動。

腕ががいいのか?人気の店です。

 

なじみの店

f:id:hirobkk:20210705233400j:plain

ダック料理、バミー、焼き飯などが美味しい行きつけの店。

汁ものをテイクアウトすると縛りが悪く90%は汁が漏れます。

 

自宅出発から所要40分

『Pet MAll』に到着!

f:id:hirobkk:20210705233406j:plain

 

来るまでに時間はかかりましたがやる事はキャットリッターを買うだけなので2分で終了。

 

キャットリッター 10ℓ×1、5ℓ×1

自宅で計量したら2袋で12.8kgありました。

f:id:hirobkk:20210705233411j:plain

 

重さで荷物が下部に集中

しっかり腰で押さえないと肩が辛い。。。

f:id:hirobkk:20210706110544j:plain

 

ここまで来たついでに現在建設中のモールを視察

f:id:hirobkk:20210706110549j:plain

Tops marketは先行で近日オープンだそうな。。。

ここに大型スーパーができると近所の市場なんかは落ちますね。。。確かに便利ではあるのですが価格も上がります。うちは変わらずなじみの市場で買うので関係ありませんが多くのお客がコチラに流れるでしょう。

また、ついに我が地域にスターバックスコーヒーができます。

自分はドトール派なので日本でスターバックスに1度も行ったことはなく、タイでも3年に1度くらいしかいきませんがこんなもんができるようになったんですねー

 

さて流石に暑い。。。

 

ここで水分補給。

f:id:hirobkk:20210706110555j:plain

本当はビールかルートビアがいいんですが、まだ腹が回復しきってないのでここは搾りたてサトウキビジュース(น้ำอ้อย)で我慢

f:id:hirobkk:20210706110600j:plain

うまいです。。

 

水分補給完了したところで帰ります。

暑さと重さによる疲労で一瞬帰りはモータサイで、、、とよぎりましたが、そもそも何のためにこんなこと始めたのだ!と奮起して予定通り歩いて帰宅。

 

帰りは約30分、、。

自宅手前の森

f:id:hirobkk:20210705233429j:plain

ここは小枝の宝庫なので燃料用に拾っていく予定でしたが、この時にはもうザックを卸してまた背負うなどする気は無くなっておりスルーして自宅へ。。。

 

自宅到着時間は12:10分

買い物・休憩を含めて1時間40分で行ってきたことになります。

なかなかいい運動でしたが、終わってみると何か物足りない、、、来週はもう少し遠い距離の用事をつくってみよう。。。

 

そして本日のランチは登山装備復興記念として庭でバーベキュー

相変わらずカセットコンロを買っていないので今回もガソリンストーブを使用

f:id:hirobkk:20210706110605j:plain
f:id:hirobkk:20210706110611j:plain

サクっとプレヒートから点火!

 

BBQプレートに油は引かず豚バラを焼いて油を出します。

f:id:hirobkk:20210706110616j:plain
f:id:hirobkk:20210706110622j:plain

 

健康にいいかどうかは知りませんが、豚バラの油でかぼちゃを揚げます。うちのBBQはいつもかぼちゃが一番うまい!

f:id:hirobkk:20210706110652j:plain

 

MSRの燃料ボトルもかなり年期が入ってきました。

これは初代なので20年くらい使ってます。

f:id:hirobkk:20210706110629j:plain

 

本日使ったザックのチェック

f:id:hirobkk:20210706110657j:plain

いかん、、、、破損してる。。。

手持ちの部分は破損しても実質問題ないですが、左のショルダーストラップが半分切れてます。ここの破損は致命的です。

 

ここで20数年連れ添ったMiloともサヨナラか?と思いましたが、先日10年付き合った洗濯機とお別れしたばかりです。10年の洗濯機でさみしい思いをしましたので20年の登山ザックだと泣いちゃうかもしれません。。。

ここは冷静に、、、ひとまずよけいな事はしないでこのまま保管、日本に行けるようになったら持って行って専門店で修理してもらいましょう。ただショルダーストラップの強度が保てないようだと修理も意味まありませんね。。

このレベルのザックであれば安くて軽くて機能性のいいものはいくらでもありますが、このグリーンにこだわりたいところです。

 

ということで来週以降の代わりはコレ👇

【FJALL RAVEN】のCOOLAC

f:id:hirobkk:20210706110703j:plain

サイズはやや小さくなりジッパー口になりますがこのザックも20年超えと長い付き合いです。すっかり出番がありませんでしたので頑張ってもらいましょう。

 

おまけ。。

f:id:hirobkk:20210706110708j:plain

ネコの首ってのはこんなにも曲がるもんなんですねー

 

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

 

Badrinath(バドリナート)巡礼とマナ

Chota Char Dham

アルカナンダ川源流 バドリナートへ!

 

インドに4年近くもいながらインドの宗教や文化についてはあまり詳しくありませんで。それでも周りの人や知人を見てきて土地の人々の宗教観や風習は少なからず感じることができました。

特に北部に滞在していた為、『ガンガー』は最も重要なフレーズの一つ。

 

このガンジス川にはChota Char Dhamという巡礼サーキットが存在します。

Chotaとは小さいを意味するのですが、本来Char Dham(神の住む4つの住居)というBadrinath(Uttarakhand州)、Rameswaram(Tamil Nadu州)、Dwaraka(Gujarat州)、Puri(Odisha州)の4カ所を回る巡礼があります。

このChar Dhamを周る機会はありませんでしたが、Chotaの方はいくつか行くことができました。

Chota Char Dham YatraとはUttarakhand州のGarhwalにある4つの寺院を周るYatra(ヤトラ)の事を指す。

この4つの寺院は全てガンジス川の支流であるとっても重要な川の源流に位置しており寺院に巡礼に行った際は川で沐浴し川の水を持ち帰ります。

 

そんなCahr Dhamの一つBadrinathに行った時の話です。

f:id:hirobkk:20210503150822j:plain

このYatraですが、基本的には誰でも行けます。

数時間のトレッキングが必要な場合もありますが、サリー着た年配のインド人の家族なんかも行きますのでだれでも大丈夫。

しいて言えば高度が問題になる方はいるかもしれません。標高は全て3,000m超えますので。。。

後は時間ですね。。

山奥で道路が災害で閉鎖になったりしますので長期旅行者でないと4つ周るのは難しいです。

現地では何社もツアーを出していますのでツアーを使うのが効率的。

大体10日~2週間位

f:id:hirobkk:20210503150826j:plain

自分が行ったのは10年以上前ですが、なんと現在Char Dham Railwayプロジェクトがありこの4つの寺院まで汽車を引いてしまうそうです。どこまで進んでいるのか知りませんが、立地的(チベット国境付近)にも軍事的価値が高いので本当にやるでしょうね。

アクセス

現在の状況がわからないので情報はあくまで2007年以前のものです。

バドリ―ナートへ向かう人はまずリシケシュに入ります。言わずと知れたヨガの聖地でアシュラムの並ぶLakshman JhulaやRam Jhulaはシーズンになるとインド人より外国人の方が多いくらい。

リシケシュまではバスやら汽車で各々入って行きましょう。

ここからツアー会社を使わずに行く方は、まずバスでJoshimathを目指します。

バススタンドはリシケシュ中心から北に少し行ったChandrabhaga川沿い。

デリーからバスで来た方はバスターミナルの場所が違うので注意しましょう。

ウッタラカンド山間部へのバスは早朝に出ますので事前に時間を確認しておきましょう。

 

リシケシュ⇒Joshimath(ジョシマート)

昼間のバススタンド 

f:id:hirobkk:20210503221124j:plain

 

ウッタラカンド山間部へのバスはまだ薄暗い早朝に出ます。

f:id:hirobkk:20210503221129j:plain

 

ジョシマートまでは約250kmの山道で8~10時間かかります。

道はリシケシュをでると20分くらいで山道になります。

 

Devprayag

(リシケシュから75km付近)手前で軽食とトイレ休憩

f:id:hirobkk:20210503221135j:plain

ここDevprayagでバギラティ川(ガンジス川本流はこちら)とアラカナンダ川が合流、ここより下流がいわゆるガンジス川と名を変えます。

ジョシマートへはアラカナンダ川を上っていきます。

 

Srinagar

(リシケシュから110km)付近のシヴァ像

f:id:hirobkk:20210503221142j:plain

ここは大きなカーブにありますのでとにかく目立ちます。

Srinagarはこの近辺では一番大きな町でありKumaon方面からの道路との合流地点。

ここで自分の隣りに老紳士が一人乗ってきました。

後にBarinathで再会する方ですがKotdwarから一人でいらしてました。

 

Alakananda川の渓谷美

f:id:hirobkk:20210503221147j:plain

流石に川幅が狭くきました。

 

Rudraprayag

(リシケシュから145km)近郊のAlakananda川

f:id:hirobkk:20210503221152j:plain

このRudraprayagには親友の実家があり当時は何度も行き来してましたが、この先はこの時が初めて。

また、ここはAlakananda川とMandakini川の合流点、Mandakini川の上流にはChar Dam一つであるKedarnath寺院があります。

 

Karnaprayag

(リシケシュから180km)

Alakananda川とPindar川(ナンダデヴィが形成するPindar氷河から流れでる)の合流点。

f:id:hirobkk:20210503221158j:plain

ここで休憩、もう日が落ち始めてますね。。

先ほどからナンチャラPrayagとありますが川の合流点を指します。

全て街の名称ではありますが、その町は川の合流点を意味してます。

 

写真は微妙ですが川の合流点

f:id:hirobkk:20210503221204j:plain

また、このルートにはPanch Prayag(5つの合流点)と言われる5つの神聖な川の合流点を指す言葉があります。もちろん今まで通ってきたDevprayag、Rudraprayag、Karnaprayagはそのうちの3つにあたりこの先にさらに2か所Nandaprayag、Vishnuprayagが出てきます。

 

終盤はずっとこんな感じ、Rのキツイカーブにはガードレールがありますが、山側にRがついてるとこだけ。

ここをガンガン飛ばしてすれ違っていきます。

f:id:hirobkk:20210503221211j:plain

f:id:hirobkk:20210503221218j:plain

 

Joshimath到着!

f:id:hirobkk:20210503221225j:plain

遠い道のりです。。。

平気で数時間遅れるので途中による町では必ず腹を満たしておきましょう!

この荷下ろししてるお兄さん、Joshimathの人なんですがすさまじい体力です。運転以外の事はほぼ彼が仕切っており、自分の見ていた限り一度も座らなかったと思います。

こうやって客の荷下ろしを最後までやってくれます、当たり前かと思いますが場合によってはこれを自分でやらなくてはいけないこともあります。

 

Joshimathの標高は1,875m、周りの山は5,000m級、雪がついてる山は6,000m級の山です。

f:id:hirobkk:20210503221231j:plain

 

流石にこの日はJoshimathに泊まりBadrinathへは翌日以降へ

f:id:hirobkk:20210504184213j:plain

ここからBadrinathは約50kmありバスか乗合ジープで行けます。

11月初頭の雪の降る前にシーズンが終了となりバスもBadrinathまでは冬は行き来しません、ジープも通年ではないですがバスよりはシーズンが長いようです。

 

この時、Badrinathへは全く急いでおらず、ジープも有ったので(バスはJoshimath到着日にシーズン終了)3,4日はAuliや周辺をトレッキングしてました。

Badrinathが目的の方は翌日でましょう。

 

Auli

標高2,800mインド最大のスキーリゾート

Joshimathの街からガツンとロープウェイでスキー場の上部まで上がれます。

ここでは南アジアウィンター選手権なども行われますが、なかなか設備があぶなっかしい。特にこのロープウェイがやばい。

f:id:hirobkk:20210503221348j:plain

架け替え前の『谷川岳ロープウェイ』を思い出しました。

そもそも南アジア選手権なんですがアフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、インド、イラン、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカが対象国なんですよね。

モルディブやスリランカに選手なんぞいるのだろうか?

 

観光の方はここでのんびりした後ロープウェイで降ります、ここら先はトレッカーと羊飼いの世界になります。

Auliを起点とするトレッキングルートはいくつかありますが、どれも素晴らしい眺めがギャランティされてます。基本的にはガイド雇うべきだと思いますが日帰りで周辺を歩く程度なら大丈夫でしょう。

Auli起点だと1週間かけてKuari Passを超えるルートがもっともポピュラー。

トレッキングルートから見られる7,000m峰

この辺は以前の記事と被る部分があるのでざっくり
www.pssamphran.com

 

Nanda Devi <7,816m>

f:id:hirobkk:20210503221426j:plain

山頂のピラミッドが隠れて綺麗にとれてません。

国境にまたがらずインド純正の山で国内最高峰

---Gurso Bugyal<3,056m>からの眺め

 

Trisul<7,120m>

f:id:hirobkk:20210503221336j:plain

 

Dunagiri<7,066m>

f:id:hirobkk:20210503221407j:plain

ご存じの方もいるかと思いますがこの山塊の谷間が有名な " Valley of Flowers National Park/花の谷 "、そしてシク教の聖地Hem Kund Sahibがあり周りを囲んでいる山は6,000級の山々です。

f:id:hirobkk:20210503221401j:plain

この時はシーズンオフなのでここへは改めて登りに行きました。

因みに巡礼者やツアー客が行くところなのでルートはかなり歩きやすく、巡礼組はほとんどスニーカーで歩いてます。

特に問題はないですが外国人だけで行く場合はガイド同行がいいと思います。

ガイドはシーズンになればJoshimathに沢山いるので問題なし。

 

このようにJoshimath周辺にも魅力的な場所は多いので1週間位滞在するつもりで行くのがいいですね。

それではBadrinathへ向かいます。

 

Joshimath⇒Badrinath

Badrinathでアシュラムなどに泊まる方はゆっくりでいいですが、Joshimathからピストンする方は朝一で出発しましょう。

 

早朝のJoshimath

f:id:hirobkk:20210507225405j:plain

10月の終わりになるのでかなり寒いです。

 

なんとかバスで行くことができましたが、定期便のバスはこの日が最終、バスがおわってからは雪が降るまでの数日はジープで行くことができます。

 

Govind Ghat

f:id:hirobkk:20210507225411j:plain

Joshimathをでて30分もたってませんがここで停車。

シーズン中、この町は巡礼とトレッカーで賑わいます。

Govind Ghatを起点としGhangariaを経て花の谷とHem Kund Sahibへ行くことになります。一度に2か所を訪れる場合はGhangariaに2泊必要。

 

JoshimathからGovind Ghatへは一度標高を下げアルカナンダ川を渡りますが、Govind Ghatを過ぎるとどんどん標高を上げていき6,000峰が間近に見えてきました。

f:id:hirobkk:20210507225422j:plain

f:id:hirobkk:20210507225433j:plain

 

Joshimathから45km、約2時間

Badrinathに到着。

f:id:hirobkk:20210507225438j:plain

白くなっている山は6,000~7,000級の山で素晴らしい眺めです。

f:id:hirobkk:20210507225443j:plain

バスターミナルは巡礼の他、シーズンを終えて山を下りるBadrinathの人々で賑わいます。

 

バスターミナルから寺院に向かって歩いていくと左手に見える山がBadrinathのシンボル

Nilkantha<6,500m>

f:id:hirobkk:20210508195717j:plain

寺院に行くまで常に左手に見え続け圧倒的な存在感があります。周辺にはNilkanthaより高い山がいくつもありますが垂直にそびえたつ壁と山容が美しい。

別名:The Queen of Garhwal / ガルワールの女王

 

BadrinathからNilkantha方面へ30分ほどトレッキングするとCharan Padukaというヴィシュヌ神のfootprintが刻まれた岩がある。

 

余りの美しさにチャイハネで1時間休憩

f:id:hirobkk:20210507225509j:plain

まだ今宵の寝床も決めていないがNilkanthaの眺められる一等地にて休憩

一杯のチャイ+パイ+気のいい親父さんで十分1時間いられます。

 

一緒に来た方々からは完全に遅れを取りましたのでそろそろ寺院へ!

遂に見えてきてしまいました。。

なんだかんだRishikeshをでてから一週間かかってしまった。

f:id:hirobkk:20210507225514j:plain

 

さあこの手前の川を渡れば。。。

f:id:hirobkk:20210507225520j:plain

 

【Shree Badrinath Temple / श्री बद्रीनाथ मंदिर】

f:id:hirobkk:20210507225537j:plain

シーズンが終わりかけてますがまだまだ人は多い、山を下りる前の土地の方々も沢山いるようです。

さて、自分も見よう見まねで参拝を!と思っていたら一人の老紳士に声を掛けられます。なんとその方はSrinagarからJoshimathでバスの隣に座っていた方でした。

これから参拝だというのでお邪魔でなければご教示願いたいと伝えると了解していただけました。

このような特別な場所なのであまりいい加減な参拝はできないと少しプレッシャーがありましたので助かりました。

40分くらいかけて参拝を終えると老紳士が涙を流します。

その時は声を掛けられませんでしたが、寺院から出たあとにインド人にとってChar Dam Yatraを回ることはどのような感情になるのか?と少し遠回しに聞いてみました。

というのも、ここで参拝することは大変意義のあることだとわかってはいますが、ほかの参拝者で涙するような方はいなかったのです。

彼曰く

「我々にとってBadrinathへ来ることは本当に夢を追いかけることと同じなんです。誰もが来れるわけではないのでChar Damを一つでも来ることができればほとんど夢を叶えたと言っていいでしょう。死ぬまでに来れてよかったよ、ありがとう。。」

本当は奥さんと来ると長い間夢見ていたそうですが、奥さんは歳をとり足腰が弱りここまでの移動に堪えられないのでKotdwarで待っているそうです。

「(奥さんを)連れてこれなかったのは、Badrinathへ来るまでにこれだけ年月をかけてしまった私の責任である!やっぱり一緒に来たかった。」

とまた、涙してました。

 

このようにただの観光で来た自分にでは想像もできない思いを持ってココに来る方がいるのだと、感動とともにうらやましさを感じました。

もちろん宗教や文化によるのですが、自分にとってこれほどの意味を持つ場所があるだろうか?いまだにそんなもんありません!恐らくこのまま人生を終えるでしょう。

ここでの出会いはこの後の人生にとても刺激になる出来事だとこの後思っていたのですが、今現在、頭の中身は学生の頃と大して変わっていません。

何も学習できなかったようです。。

 

老紳士はこの日の午前中のBadrinathを降りるのでこの後チャイを一緒に飲んでお別れ。

別れ際には時間があればKotdwarに来なさい!と連絡先を置いて行ってくれました。

まだこの時にはインターネットカフェが出始めたところで、スマートフォンなどは当然持ってません。自分に至ってはメールアドレスもありませんでしたので、手紙を書くしか方法はなく、その後何度か葉書は出してますので読んでいてくれるだろうと思います。

 

そしてまた一人。。

 

この時期Badrinathはシーズンを終え、宿坊などの宿泊施設のほとんどがクローズしていきます。それでもいくつか泊まるとこはあるので予算に応じて選びましょう。

スタンダードレベルの宿だと恐らくお湯はでないと思うので、もしどうしてもお湯につかりたければ寺院に前にヴァシシトがあるので入ることができます。

 

Tapt Kund

f:id:hirobkk:20210507225543j:plain

 

ここBadrinathですが、観光客にとって寺院だけではありません。

時間のある方は北に5kmのところにあるマナ村に寄ってみましょう。

ジープで行けば直ぐですが、すばらしい遊歩道があるのでのんびり1時間かけていくのがおすすめ。

 

マナへ

マナ方面への遊歩道

f:id:hirobkk:20210507225611j:plain

奥に見える雪を被った山は恐らくSaraswati Parbat<6,940>、この山の向こう側はチベットになります。

 

Badrinathを振り返ると尖った頂を持つNarayan Parvat<5,690m>が印象的。

f:id:hirobkk:20210507225548j:plain
f:id:hirobkk:20210507225555j:plain

f:id:hirobkk:20210507225605j:plain

 

Nilkanthaから流れ出る水

f:id:hirobkk:20210507225637j:plain

強烈に冷たいですが牛やロバは飲む!

f:id:hirobkk:20210507225649j:plain

 

そろそろマナに到着

f:id:hirobkk:20210507225713j:plain

 

この柵の中はインド軍の施設

f:id:hirobkk:20210507225719j:plain

ジープロードはチベット国境まで続いておりマナから先は一般車両は通行できません。

このあたりから国境警備地域になるのでしょう。

因みにこの柵の中その辺の子供と一緒に行ったら中に入れました。

 

どこでも子供は宝です。

f:id:hirobkk:20210507225731j:plain

 

マナでアルカナンダ川はサラスワティ川と合流

f:id:hirobkk:20210507225753j:plain

本流はここから西に折れてSatopanth Glacier

本流の先に見えるのは

Balakun<6,471m>

f:id:hirobkk:20210507225747j:plain

この本流沿いにはトレッキングルートがあり、シーズン中はガイドツアーのトレッカーで賑わいます。

トレッキングの目的地Satopanth Lakeまでは往復5日間

 

マナの入口、サラスワティ川沿いで修業をするサドゥー

f:id:hirobkk:20210507225811j:plain

彼はこの時5年間ここにとどまってました。

食事は1日1回で村の人が持ってきて普通に談笑して食べてましたね。

 

冬の準備でしょうか?

f:id:hirobkk:20210507225828j:plain

これから雪が降りますが、どういった準備なんでしょう?

聞きそびれてしまいました。

 

ここマナですが、本当に小さい村でいくつかの寺院、ティーストール、お土産屋があるだけです。たいていの人は1時間くらいで戻っていくようです。

実際、たいしてやることはありません、村も「Indian Last Village」を目玉にしてますね。

 

さて、マナ散策を終えたらBadrinathへ戻ります。

f:id:hirobkk:20210507225834j:plain

相変わらず素晴らしい眺めでこの道は往復する価値はありますよ。

 

夕方の寺院

f:id:hirobkk:20210507225845j:plain

この時期、Badrinathに泊まる人はほとんどいないので参拝客もかなり減ってきました。

 

数日Badrinathに滞在し満足したらJoshimathへ戻ります。

f:id:hirobkk:20210507225850j:plain

バスはないとわかっていてもダメ元でバススタンドへ。

一応バスが止まっていたのでJoshimathへ行くか?と聞いてみましたが団体用バスで降りるのは明日とのこと。。

もう1日泊まって翌日交渉して乗せてもらおうと思っていたところ、車のクラクションが聞こえます。

なんとJoshimathでよく顔を合わせていた男が登場。

f:id:hirobkk:20210507225856j:plain

自分は彼の名前は知らないのですがNeilと呼んでました。

本人は「俺そんなにかっこよくないよ。。」と照れてましたが、

初めて会った時から「お前はNeilだ!」と。。

Neil Nitin Mukesh

f:id:hirobkk:20210509004910j:plain

この年Johnny Gaddaar(2007)で映画デビューしたイケメン俳優。

 

Neilは状況をすぐに察したようで

「他のお客と乗り合いでよければ一緒に降りよう! バス代と同じでいいよ!」

お~なんとラッキーな!やはりBadrinath。。。神はいます。。

これで無事Joshimathに降り、数日過ごしたのち友人のいるRudraprayagに戻るのです。。。

 

これでBadrinath巡礼の旅は終わりますが最後に

おまけエピソード

Joshimathを朝一番のバスででて順調に下ってきましたが、突如山間のド田舎村で大渋滞に遭遇。一体こんなところでなんなのか?

ひたすらバスの中で待ちますが30分経っても動きません。

そのうち伝言ゲームのように前の車から伝わった話によると村の女性たちがストライキをして道路を封鎖しているとの事。

同じバスの客に聞いてみると

「こりゃあ4,5時間は終わらんよ、まだ昼だからねえ~」

そうなの!?

流石に4,5時間もバスにいても仕方ないので飯を食いに行きます。

一応車の流れがわかるとことにして尚且つストライキも見に行こうと・・

 

ここがストライキ現場、参加している女性の家族は強制参加させられてるので子供います。

f:id:hirobkk:20210503221512j:plain

 

現場のGauchar गौचर

のどかです。。

f:id:hirobkk:20210503221507j:plain

 

子供たちは参加させられてますが、友達と公園で遊ぶ感覚でしたね。

f:id:hirobkk:20210503221517j:plain

右横に並んでいるガスボンベがストの原因。

どうもガルワール地方の山間部には以前からガスの普及率がとても悪く問題になっていたのです。本当に山奥ならば薪を焚いて火をおこしますが、ここGauchar はそこそこ栄えてるんですね(それでもかなりの田舎です)。

家で家事をする女性としてはこのガスボンベがないことに対して堪忍袋の緒が切れてこのようなストを起こしていたのです。

急いではなかったですがいつ終わるかわからんストを待つのはきついです。

しかし周りのインド人は「しょーがねーよ。。」って感じで文句言って怒ってる人なんていないんですね。

土地の人がいいなら俺もいいかってなるわけですが、このようなことはインド在住時に何度か経験し非常にいい勉強をさせてもらったと思ってます。

まあ、ここはあきらめて飯をと思いましたが、クッキングガスがないんだから飯屋がやってないんです。

それでも商店はあるのでチョコレートやビスケットで飢えをしのぎます。

 

後はもうその辺のあんちゃん達とあらゆることを話して時間をつぶしました。

彼らにとってもこんなところで日本人とボリウッド映画の事やエッチな話ができるとは想像もしてなかったので楽しかったようです。

 

そして多分午後4時半くらいだと思いますが、なんか案山子みたいな藁人形に火をつけてみんなで「エイエイオー」みたいなことして終わってました。

「終わりなの?」ってきくと「そろそろ飯の支度をしなくちゃいけないから!」

ここで最初の4,5時間で終わるの意味が分かりました。。。飯の時間だからです。。

 

ここで時間つぶしに付き合ってくれた人たちとは名残惜しくなってしまい、彼らからも「せっかくだから今日は泊っていけ!」と声をかけてもらいました。(何がせっかくなんだかわかりませんが。。)

が!どうしてもその日中にRudraprayagまでいかねばならないので仕方なくバスに乗り込み出発しました。

f:id:hirobkk:20210503221523j:plain

もう何人の人と話したかわかりません!

最後はみんなに手を振ってお別れ!

因みにここの人たちSalman Khanのファン率が80%でした。

 

Badrinathではいろいろといい経験をしました、いつか再訪しなくてはいけない地です。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村 

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

20年前の八ヶ岳。

コロナで他県への外出を控えているので週末は時間がたっぷり。

それでもやることはいくらでもあり、数年手を付けていない自宅の小物の整理なんかをしてみました。

そうすると古い写真のネガなんぞがでてきたので、写真屋に相談しデジタル化してもらいました。

ほとんど写真を撮ることはなくバンコクで買った安いバカチョンバッタもんフィルムカメラを長く使っていたので、恐らくそのカメラで撮ったものと思われます。

半分くらいはいただいた写真ですが、今回の写真は自分で撮った八ヶ岳の写真。

八ヶ岳には何度も行っており、北側の蓼科にもしばらく住んでいたことがあります。

ほとんどの山行で写真を撮ることはなかったので、いつの写真かはっきり覚えてないのですが恐らくこんな感じ👇

  • 20数年前でまだ蓼科に住む前、多分1998年頃。
  • 季節がいまいちわからない、秋っぽいですが県界尾根が全く色づいてないので11月頃なのかな?
  • ルートは確か阿弥陀岳南陵から一度行者小屋に降り、翌日再度阿弥陀岳⇒赤岳⇒権現岳⇒編笠岳⇒小淵沢駅のはずで行者小屋と青年小屋でテント2泊

こんなだったと思います。

 

初日は天気があまりよくなかった記憶があるので画像はほとんどなし、またすべてのネガがデジタル化できたわけではなかったようです。

 

阿弥陀岳山頂直下

f:id:hirobkk:20210605193535j:plain

南陵から山頂を超えて中岳のコルあたりです。

まだ昼過ぎ頃だったと思うので入れ違いで上っていく方も多いですね。

山頂までは曇ってましたが降りてきたら晴れてくるといったよくあるパターン。

 

行者小屋からの赤岳

f:id:hirobkk:20210605194628j:plain

この日のうちに赤岳超えてキレット小屋まで行けましたが翌日の天気に期待して行者小屋で泊まりました。

 

翌日、赤岳に直接行ってもよかったのですがどうせ青年小屋で泊まることになるので阿弥陀岳にもう一度。

 

中岳のコル付近から

f:id:hirobkk:20210605223358j:plain

暗いうちにテントをたたんで出発!

天気は良し!わざわざ行者小屋まで下りて一泊した甲斐がありました。

 

阿弥陀岳頂上①

f:id:hirobkk:20210605223748j:plain

頂上で日の出を迎えられました。

真ん中近いところに権現岳、右奥に南アルプス

 

阿弥陀岳頂上②

f:id:hirobkk:20210605223806j:plain

真ん中奥は御岳

 

阿弥陀岳頂上③

f:id:hirobkk:20210605223815j:plain

蓼科方面。

どの写真もモヤっとしてますが、こんな天気だったのか?それともカメラのせいなのか?

 

阿弥陀岳頂上④

f:id:hirobkk:20210605223824j:plain

右から硫黄岳、天狗岳、蓼科山

 

阿弥陀岳頂上⑤

f:id:hirobkk:20210605223841j:plain

日の出のタイミングですかね?

 

阿弥陀岳頂上⑥

f:id:hirobkk:20210605223844j:plain

正面にこれから向かう権現岳、手前の尾根は前日上ってきた南陵

 

富士は日本一の山!

f:id:hirobkk:20210605223848j:plain

この写真みて気が付いたんですが、これは恐らくズームでとってますね。

引いた写真と比べて画像が粗いですし。。。

そうなるとこの時のカメラはタイで買ったRicohのバッタもんカメラ(ズームはない)ではなく、友人のお袋さんにもらったミノルタの一眼カメラだったみたいです。

f:id:hirobkk:20210605223900j:plain

写真の事はよくわからないのですが、これは写真としての品質を保ってないですね。

 

赤岳への上り

f:id:hirobkk:20210605223927j:plain

日の出の時に赤岳頂上をみると凄まじい人数がいましたので、少し阿弥陀岳の頂上でのんびりしてから赤岳に来ました。

 

赤岳から阿弥陀岳

f:id:hirobkk:20210605223935j:plain

阿弥陀岳からの下りはなかなか急なので急がず気を付けて。。。赤岳、阿弥陀岳は何度も上ってますが一般ルートなら阿弥陀岳のほうが気を使いますね。

 

赤岳頂上から

f:id:hirobkk:20210605223938j:plain

野辺山方面を見渡す、真ん中の尾根は県界尾根。

この尾根は下りでしか使ったことはありません、序盤は急なので気を使いますが途中からダラダラとひたすら下るだけ。。。

 

赤岳登頂後は権現岳を通過して青年小屋へ!

数年前に逆コースを歩きましたが明らかに上りのほうが楽です。

www.pssamphran.com赤岳からキレット小屋までのザレは疲れますし、権現岳手前の源氏梯子は下るほうが怖い。。。当時とは体力や意欲が全然違いますが。。。

 

3日目早朝の編笠山

f:id:hirobkk:20210605230010j:plain

青年小屋にテント泊して頂上はピストンせずそのまま観音平へ下ります。

前の日に青年小屋のスタッフ、常連客と飲みすぎてしまいフラフラで登頂!

 

頂上より車山方面

f:id:hirobkk:20210605230018j:plain

 

編笠山頂上より

f:id:hirobkk:20210605230022j:plain

正面に北アルプス。

穂高から槍ヶ岳までよく見えます。

真ん中やや左にモヤのかかったところは諏訪湖。

 

観音平から小淵沢へ

f:id:hirobkk:20210605230042j:plain

当時そんな名がついていたかわかりませんが、現在では『自然歩道ハイキングコース』と呼ばれてます。
観音平からほぼ一直線に下り、最初のうちは正面に見える甲斐駒ヶ岳がカッコよくて気分よく歩けますが、ずっとコレなんで途中から飽きてきて疲労感がまします。 

甲斐駒ヶ岳

f:id:hirobkk:20210605230033j:plain

最初はテンション上がるんですよね。

あまりここを下る人もいないので誰にも会いませんでしたが、8年くらい前の3月に歩いたときは地元の方で山菜とりの人と会いました。

できることならここは2度と歩きたくないのですが、タクシー呼ぶくらいなら2時間くらいで小淵沢に行けますし、途中でスパティオで温泉に入っていくのもいいでしょう。

 

20年以上前のネガがこのように復活するとは思っていませんでした。

カメラには全く興味なくしかも人からもらった一眼のマニュアルカメラ!ピントの合わせ方も分からず多分初めて使たのがこの時だと思います。

それでもデジタルカメラを手にした今の写真よりいい写真に見えてしまい、つくづく写真をとるセンスのかけらもないことを再確認させられました。

せっかく手にしたカメラなので少しいい写真を撮る努力をしてみようと思います。

 

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

山でも作れる簡単サイアム・トマトシチュー / สยามสตูมะเขือเทศ!

山でも作れるとは言ってますが、現在流行りのウルトラライトバックパッキングをされてる方には全く当てはまりません。

基本的には冬季のグループ登山でやっているようなことでしょう。

日本に居たときの山登りは最大2名でしたが、夏以外はこのような料理を作ってましたね。

あまり山飯にお金をかけたくなかったのでフリーズドライ等を使うことはほとんどなく、残り物の野菜を適当に持ち、肉ではなくソーセージでシチューや鍋にしてました。

この生野菜を持っていくという所はミニマリストには重くてNGですね?

 

しかし、タイでのトレッキングは山登りではなく国立公園内のハイキング的な要素が強い。食料を担いで2日も歩く必要はなく、ほとんどの方は車で来て公園内のキャンプ地にベースキャンプを張ります、そしてそこからトレッキングをはじめるのでわざわざ小さいテントを使う必要はなく大きいテント、椅子、テーブル、タープを駆使して快適なキャンプをしてるんですね。

皆さんBBQをしますが、なかにはトムヤムなんかを作ってるグループもあります。

 

今回のトマトシチューは日本の登山やタイのキャンプで何度となくやってきたものです。味は毎回変わってしまいますが。。。

最近のドライフードはクオリティーが高く美味しいと聞きますが、今後日本で登山に行っても野菜持っていくでしょうね。

一時期、35ℓのザックにシェルター入れてテント泊するなどコンパクト、軽量にこだわった時期もありましたが、今はそんなことできません。

限度はありますが、大きさや重さを気にせず気に入った(見た目が大事!)道具を山で使いたいですね。

 

サイアム・トマトシチュー

材料(二人分)

具材

  • 豚バラ 100g
  • 人参 1/2本
  • ジャガイモ 1個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • トマト 1個
  • ニンニク 4かけ

調味料

  • ニンニクみじん 3かけ
  • 月桂樹の葉 1枚
  • オリーブオイル
  • コショウ
  • 砂糖
  • パプリカ
  • トマトペースト 大さじ3
  • コンソメ 小さじ1

水 800cc

 

材料を用意

f:id:hirobkk:20210527124235j:plain

鍋のサイズや好みに合わせてサイズをカットしましょう。

うちの場合これをタッパ―やポリ袋に入れて持っていきますが2.5日くらいはいけると判断してます。流石に臭って来たら使いませんが。。。

 

先日復活させた【MSRウィスパーライト】

f:id:hirobkk:20210527124230j:plain

www.pssamphran.com

全く問題ないですね。

 

調理開始!

f:id:hirobkk:20210527124240j:plain

オリーブオイルを入れてすぐにニンニクみじんとベーリーフを投入!

f:id:hirobkk:20210527124245j:plain

続けざまに豚バラ!

f:id:hirobkk:20210527124250j:plain

豚バラから適度に油が出てきたら野菜を投入!

 

ここで何故風よけを立てているかと言いますと、右サイドから扇風機の風がガンガン出てくるからです。

f:id:hirobkk:20210527124256j:plain

 

ここで調味料を全部投入!

f:id:hirobkk:20210527124301j:plain

 

暑いのでMekhongで潤います。

f:id:hirobkk:20210527124306j:plain

 

鍋の中を引っ掻き回したところで・・・

f:id:hirobkk:20210527124311j:plain

 

コンソメ、トマトペーストを入れます。

f:id:hirobkk:20210527124321j:plain
f:id:hirobkk:20210527124326j:plain

 

水を入れるとこんな感じになります。

f:id:hirobkk:20210527124331j:plain

 

これでほぼ完了、あとは煮込むだけ!

f:id:hirobkk:20210527124336j:plain

お山の夕食は疲れて腹がぺこぺこ。

さっと作れて腹いっぱい食べられるのがいいですね!

ここまで5分かかってません。

料理人ではないので手順などどうでもよいのです!

最終的に美味しく食べられれば。。。

正直、肉を炒めた時点で残りの具材、調味料なんかを全部同時に放り込んで煮込んでもいいんじゃないかと思ってます。

f:id:hirobkk:20210527124342j:plain

 

ウィスキー飲みながらのんびり野菜が柔らかくなるのを待ちます。(火は中弱火)

だいたい10分位ですかね、ジャガイモが柔らくなったらOK!

f:id:hirobkk:20210527124354j:plain

各調味料を使って好みの味に調えましょう。

 

完成!

酸っぱめが好きなんでトマトペーストは多めに入れました。

f:id:hirobkk:20210527124411j:plain

 

米ではなくパンを焼いて食べましょう!

f:id:hirobkk:20210527124431j:plain

アルファ米などを使い方はいいですが、使わない方は鍋が一つで済むのでパンでいいでしょう。

 

チタンのクッカーと焼き網がウィスパーライトのサイズにピッタリなんです。

 

f:id:hirobkk:20210527124416j:plain
f:id:hirobkk:20210527154215j:plain

 

山で食べるトマトシチューはたいていおいしい!

そして自宅の庭でもおいしい!

f:id:hirobkk:20210527124442j:plain

あまり難しい事はできませんので、このような簡単な料理で満足できる舌でよかった!

 

気になるスタッキング

これを日本の山でやる場合、クッカーに具材(トマト以外はカットしていく)、調味料(スパイスケースに必要な分だけ)は入ります。

ガソリンストーブと燃料ボトル(山行日数によって小さいボトルに変更)は別。

やはりガソリンストーブの場合は燃料ボトルがネックですね。

パンを焼いた網は山では必要ないでしょう。

そのままでもシチューにつけつけして美味しく食べられます、どうしても焼きたい方は炙りましょう。

 

MSRウィンドマスターであればクッカーにストーブとガス缶が入るので具材が別になりますね。

 

しかし日本とは違い、インドやタイではガス缶(OD缶)を手に入れるのが難しい割にレギュラーガソリンはペットボトル持っていけば入れてくれるのでガソリンストーブが圧倒的に有利なんです。

短期のトレッキングであればガス缶を必要な分だけ準備していけばいいですが、長期になる場合はガソリンストーブがベストでしょう。

 

今回改めて感じましたが、やはりウィスパーライトはカッコいい!

道具はやっぱり見た目が大事!

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村 

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村